2019/01/20

今日から、二十四節気「大寒」、七十二候「款冬華(ふきのはなさく)」

20190120


今日(新暦1月20日)は、旧暦十二月十五日です。

今日から二十四節気第24番目の「大寒」。寒さが一番厳しい時期です。

でもあまり暗さを感じないのは、(とくに関東地方)は、例年になく毎日晴れているからでしょうか。雨・雪が降りません。だから大地は乾燥して、霜柱も見ません。このモヤシのような霜柱の写真は、以前の写真です。

それと「大寒」という二十四節気の次に控えているのが「立春」だからでしょうか。

寒さも極まれば、あとはだんだん暖かくなるだけ。その春への期待も込められているからかもしれないですね。

次の「立春」が、ちょうど旧暦十二月三十日、大晦日の日と重なります。「年内立春」です。
 
 
 
 
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2019/01/17

「旧暦と棚田」の取材を受けました

Photo(「棚田」を意識することになった雲南省元江県の棚田)


「旧暦棚田ごよみ」について、ラジオ番組の取材を受けました。

「平成最後」というか「改元」というのがひとつのきっかけになっています。

「棚田」も「旧暦」も、効率の悪さで見捨てられようとしてきました。でも、無くなりそうになって、その価値に気が付くということはたくさんあって、「棚田」も「旧暦」も、それに含まれるかもしれません。

今まで、棚田を含んだ田園風景は、「タダ(無料)」だと思われていましたが、そうではないことが棚田を見るとよくわかります。農家の人たちの日頃の仕事があってこそ、「日本の風景」が存在しているということが。

金額には換算できない農家の人たちの労力を抜きに、田園風景はありえません。いまさら心理学的な研究に言及するまでもなく、我々は、その田園風景に癒されたり、リフレッシュしたりという精神的なメリットを受けています。

旧暦は、公式には使われなくなっていますが、天気の話題では、いまだに「二十四節気」や「七十二候」が話題になるし、「中秋の名月」は、旧暦でないと意味がありません。

どうして俺が、旧暦や棚田に興味を持ち始めたのか?という事情も、番組では放送されるようです。

1980年代の後半から中国に通うようになって、その大半は雲南省や貴州省にいましたが、少数民族の祭りは、ほとんど旧暦で行われていたので、旧暦を調べる癖がついていたこと。それと、風景写真では、月や太陽を画面に入れることも多く、月齢や昇る時間などを調べていたから旧暦は身近だったのです。

今はわかりませんが、雲南省の村に泊まっていると、毎朝、有線放送で「今日は@月@日、農歴@月@日です」と旧暦の日付も放送していたのです。「農歴」というのは「太陰太陽暦」、つまり日本で言う「旧暦」とほぼ同じです。

棚田は、雲南省や貴州省でずっと見てきましたが、雲南省元江県(世界遺産の「元陽県」とは違います)での光景は衝撃的なものでした。何千、何万の田んぼが広がり、雲海の先から朝日が昇ったのでした。奇跡的な一瞬です。

それがあまりにも衝撃的で「棚田」を意識し、その後、中国以外も、東南アジアや、イラン、マダガスカル、そして遅ればせながら、1999年以降は、日本の棚田も撮影することになったのです。だから、棚田がなかったら、俺は日本を撮影することはなかったかもしれません。日本再発見は、棚田のおかげなのです。
 
 
 
 
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2019/01/10

旧暦イベント「改元の年に考えたい 今なぜ棚田、旧暦なの?」 2月4日(旧暦の大晦日)

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平成最後の旧暦元日は、2019年2月5日です。

そこで、前日4日(旧暦大晦日)の夜に、旧暦イベントを行います。

青柳の、スライドショーもあります。

会場は、千代田線「代々木公園駅」の近くです。

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改元の年に考えたい
『今 なぜ棚田、旧暦なのか?』
ゲストスピーカー:青柳健二(写真家)

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【内容 】
◎トークセッション 青柳健二・旧暦チーム 司会:高桑智雄(NPO法人棚田ネットワーク事務局長)
◎スライドショー「棚田と旧暦(仮)」青柳健二
◎棚田米の試食 お米:石部、稲倉(予定)
◎棚田ネット活動報告

■日時:2019年2月4日(月)旧暦大晦日 18:30〜20:30
■参加費:500円
■定員:20名
■会場:Visionary Work Garage
渋谷区富ヶ谷1-6-10 代々木公園ビル3F

お問合せ・申し込みは、棚田ネットのHPからお願いいたします。会場までの地図も掲載されています。
 
 
 
 
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2019/01/05

インスタ映えと写真療法

Img_1019

1月3日は、妻の知り合いの香港人を案内して川越を歩きました。喜多院でだるま市が開かれていて賑やかでした。

いつもの正月3日は、妻の実家から自宅に戻る途中、川越を通過しているので、だるま市が開かれているのは知っていましたが、実際に行ったのは初めてです。

香港のナイトマーケットのような雰囲気もありました。香港人は気にいってくれたのかどうか。香港人のおみくじは「吉」、「待ち人来ず」でした。初詣やおみくじの体験は新鮮だったかもしれません。

インスタ映えするだるまを写真に収めました。

ますます写真は写真療法(アートセラピー)としての役割が大きくなっていくような気がします。

昔は、「フォトジニック」とか「絵になる」とか呼んでいたことは、最近「インスタ映え」という言葉で表されていますが、外食産業にまで影響を及ぼしていて、「味」よりも「形・色」なのかと、ちょっと違和感を覚えるところもあります。

写真は、スマホ、携帯電話で撮る人が多く、今までのようにわざわざカメラを出して撮るというわずらわしさがないぶん、手軽に表現できる手段になりました。写真は「特権階級」のものではなくなりました。

写真療法では、作品の上手、下手は関係ありません。アートはその行為自体に癒しや心の活性化をはかる効果があって、写真を評価することは、セラピーという点からはむしろ害があるようです。

ただ、いい評価は、嬉しいことでもあり、たとえば、写真をSNSにアップして、「いいね!」をもらうことなどは、写真を撮り続ける動機付けにはなるので、悪いことではないと思います。

表現には、絵やコラージュや粘土や詩やダンスやいろんな表現が含まれます。いや、表現できる手段なら、すべて使えるということでもあるようです。

大人が行うプレイセラピー(遊戯療法)とも呼べるもので、すべての表現は遊びに通じ、どんな手段を使うかは、その時々で変わってくるのも自然なことだといいます。

同感です。俺も、結果としてアートセラピーを自分で実践していたことが、今になってわかったのですが、やっていると、写真だけではなく、時には作曲もしたくなるし、文章で表現したくなる時もあるし、また、旅に出たくなることもあります。

それは子供の遊びを見ていてもわかります。手段はまったく気にせず、楽しいことをやろうとしているだけです。それが本来の「遊び」というものでしょう。

こういう表現を「職業」ととらえてしまうと、「どれかひとつに絞りなさい」ということなのでしょうが、「療法」と言う面から見たら、その制約は百害あって一利なし、ということなのでしょう。(ただ、俺の場合結果として、一部は「職業」にもなっているのですが)

それともっと大切なのは、こういう複数の表現を遊びながら楽しみながらやるということで、バラバラになってしまった自己を統合して「自分というもの」を実感するためには、必要なことだと思うし。

今年も実践あるのみ。
 
 
 
 
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2019/01/03

乃木坂46とユングの「シンクロニシティ」

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年明け早々、こんな話題ですみません。

これぞ「シンクロニシティ」かなと思う出来事がありました。しかも二重のシンクロニシティが。

ちょうど今、「ワンダーラストとセルフセラピー」という文章の中で、「シンクロニシティ」について書いているところでした。だからこの「シンクロニシティ」という言葉自体に、「シンクロニシティ」を感じるという、複雑な思いに捕らわれます。

年末、乃木坂46の、2018年レコード大賞受賞曲が「シンクロニシティ」と聞いたからです。

シンクロニシティとは、もともとはユングが提唱したもので、日本語では「共時性」、「同時発生」とも訳されます。

意味のある偶然の一致です。単なる偶然として見過ごしてしまうのか、それとも、この偶然の一致に意味を見出し、何かに気が付くきっかけにするかは、当事者本人の考え次第と言えるでしょうが。

だから、普段から乃木坂46を聴いている人にとっては、「シンクロニシティ」という言葉は日常的に耳にしているのかもしれないので、偶然の一致は感じないかもしれませんが、俺は違います。

そういうタイトルの曲があることは知っていましたが、受賞のニュースで、あらためて聞いたのです。だから、俺にはシンクロニシティなのです。

では、何を書いていたかというと、ヴィーノのことを原稿で書いていた時、スペインでボランティアしていた時の学生が、30年ぶりに俺を探し出してメールをくれたという話です。

ここで何がシンクロニシティかというと、ヴィーノという名前は、「VINO」というスペイン語で、「ワイン」という意味なのです。ボランティアで滞在中は、スペイン人学生たちとこのVINO(ワイン)を飲んでいたというもので、ヴィーノには地中海の明るいイメージがあって、それで犬にヴィーノという名前を付けたという文章を書いていたのでした。

そこに突然のスペインからのメール。しかも30年も経ってから。これをシンクロニシティと呼んでも罰は当たらないでしょう。

と、いう話。

そういうシンクロニシティの話を書いているとき、聞いたシンクロニシティという曲名。これは「シンクロニシティの入れ子状態」で、分かりにくく、複雑な思いがしますが、でも、この二重になった偶然の一致は、単なる偶然というよりは、「何かある」と考えた方が面白いのではないか、という気持ちもあります。

すべてを因果関係だけで理解することもないだろうと。世界はもっと俺たちが分かっている以上のもので動かされているのかもしれないのです。その可能性を認めること。その謙虚さはあってもいいのかなと思いますね。
 
 
 
 
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2019/01/01

2019年、平成最後の年、新暦が開けました

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2019年、平成最後の年、新暦は開けました。

「新暦は」とわざわざ書いたのは、まだ、旧暦の正月は2月なので、おめでとうは言わないでおきます。(あくまでも旧暦にこだわります。だから当然年賀状も出していません)

今年はどんな年になるのでしょうか。

ほぼ、今年もヴィーノが中心の年になるんでしょうね。それだけは確実です。

今書いている原稿「ワンダーラストとセルフセラピー(仮タイトル)」を仕上げて、去年提出している犬・狼関連とアジアのコメ食・棚田文化の企画がどこかで通ってくれることを願っています。

2月5日は春節(旧正月)の元日なので、この日前後に、旧暦のイベントを開催予定です。詳しい情報は、また後日お知らせします。

それでは今年、みなさんにとって良い年になりますように。
 
 
 
 
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2018/12/30

「戌・犬」から「亥・猪」へ

_mg_9918(東京国立博物館の手前から猪、犬形埴輪)

_mg_9894(東京国立博物館の猪形埴輪)

Mg_0075(高崎市の上毛野はにわの里公園の、手前から狩人、猪、犬形埴輪)

87a1008(昼神車塚古墳で出土した、左から犬、猪、犬形埴輪)


2018年は、正月から写真展や雑誌や新聞などで、犬三昧の日々を送りました。犬像の2冊目『犬像をたずね歩く』も出版することができました。

いよいよ戌年も終わりです。来年は亥年で、「平成最後」の年です。

『犬像をたずね歩く』に載せるために、犬形埴輪をいくつか撮影しましたが、そのとき、そばには必ず猪形埴輪が立っていました。

犬と猪の関係は深く、だから個人的には、干支がこの順番であることに不自然さは感じません。

上野の東京国立博物館の平成館考古展示室に展示されていた犬形埴輪は、古墳時代(6世紀)、群馬県伊勢崎市で出土したもので、首輪をして、目が小さく可愛らしく見えました。犬の前に立っていたのが猪です。犬と比べると、尻尾が短く、鼻が豚のように少し広がっています。

群馬県高崎市の上毛野はにわの里公園では、犬と狩人と猪とセットで展示されています。狩人は弓を引いている格好をし、猪の背中には矢じりが当たって血が出ているところ、猪に対峙するように向かい合って犬が立っているところです。

全国的に、犬は、たいてい猪とセットで出土することが多いそうで、猟犬であることを表していて、狩猟儀礼の場面を構成する定型だったとのこと。

大阪府高槻市には、淀川流域では最大級の前方後円墳・今城塚古墳があって、隣接する今城塚古代歴史館には犬形埴輪が展示されていました。

でも、今城塚古墳から犬形は見つかっておらず、展示されていたのは、市内にある別の昼神車塚古墳で出土した埴輪でした。

犬形の隣に猪形も展示されていて、やはりここでも、犬と猪はセットで発見されています。
 
 
 
 
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2018/12/29

2019年の干支 トンパ文字「亥・いのしし・猪」 Vo.4

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墨絵ふうのトンパ文字「亥・いのしし・猪」です。

トンパ文字の位置がわかるように、枠線で囲っていますが、プリントするときは、それをカットした方がいいかもしれません。
 
 
 
 
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2018/12/27

今日から二十四節気「冬至」、七十二候「麋角解(さわしかのつのおつる)」

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今日からは、二十四節気「冬至」、七十二候「麋角解」です。

「鹿の角が生え変わるために落ちる時期」という意味。

七十二候の「麋(さわしか)」とは「なれしか」とも読み、トナカイの和名だそうです。中国に生息していた「シフゾウ」との説もあるようです。

写真は、北海道知床五湖の鹿の写真です(しかも雌かな?)。
  
 
 
 
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2018/12/26

『ワンダーラストとセルフセラピー』(仮題)執筆中

Olrean(Orléans 1980 by Aoyagi Kenji)


『ワンダーラストとセルフセラピー』(仮題)を執筆中です。なぜ「執筆中」とわざわざ書いたのかというと、こうして公に宣言することで、途中で書くのを諦めたりしないようにするためです。

旅をしたくてたまらない病を「ワンダーラスト」といいますが、実は、旅は病であると同時に薬でもあって、自分自身のセラピーの役も果たしていたという内容です。

「ワンダーラスト」は、「DRD4-7R」という遺伝子に左右されるそうです。人類の20パーセントがこの遺伝子を持っているらしいのですが、ただ、この遺伝子を持っている人全員がワンダーラストになるのではないようです。

「ワンダーラスト」という言葉を知ったのは数年前、ネットのニュースでした。それまでは、棚田が好きでたまらない「棚田病」とか、雲南省が好きでたまらない「雲南病」とか、あとは、南極に足を踏み入れた人が陥る「白い病」とか、ゲゲゲの水木しげるさんの「南方病」とか、そういった病の名前で呼んできました。いずれも症状は似ています。

単なる「旅好き」でなないところが病=ワンダーラストなのですが、これが、病であると同時に、薬にもなっています。俺も、旅(と写真)がなければ、精神的にどうにかなっていたかもしれません。

でも、それを意識していたわけではなく、やらざるをえないからやっていただけです。それが結果的に自分自身のセラピーにもなっていたということが、今になって分かったということなのです。

だからこれを「セルフセラピー(自己心理療法)」と呼んでもいいのではないかなと思います。

俺にはもともとワンダーラストになる条件や素質はあったのでしょうか? それを探るべく、子どものころを思い出しました。あとは、旅人生の大きな転換点になった、大学4年の時に行ったヨーロッパの旅について。

ジェームズ・ペネベーカー著『オープニングアップ:秘密の告白と心身の健康』という本があります。個人的な情報を打ち明ける「自己開示」やもっと内面を語る「告白」というものが、心身の健康や社会適応にいい影響を及ぼすという研究を扱った本です。

だから、過去を思い出し、それを人に語ること自体、癒しになるということも心理学で学んだことです。これを書くこと自体が、俺のセルフセラピーになっています。
 
 
 
 
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