2019/11/12

令和二年(2020年)版 「旧暦棚田ごよみ」ネット販売中

Tanadagoyomi

 

NPO棚田ネットワークのHPで、令和二年(2020年)版 「旧暦棚田ごよみ」販売中です。

https://www.tanada.or.jp/tanada_goyomi/

平成25年版から発行している「旧暦棚田ごよみ」も、今回で8年目を迎えます。新天皇が昨年5月1日に即位して令和の時代がスタートしました。だからこれが「令和」と印刷された最初の「旧暦棚田ごよみ」になります。時代の変わり目に、使う暦も変えてみてはいかがでしょうか。

昔の人は、毎日変化する月の満ち欠けに規則性を見出しました。でも、月の満ち欠けだけでは、季節がずれていきます。それで太陽の動きも考慮したのが太陰太陽暦です。

中国の創世神話では、五代目皇帝・帝俊の義和夫人は太陽である息子を10人、嫦娥夫人は月である娘を12人産みました。ところが堯帝の時代に、10人の太陽がいっせいに輝き、大地は灼熱地獄になりました。堯帝は弓の名手・羿(げい)に、9個の太陽を射落とさせました。太陽は一つとなり、元の世界に戻りました。日本にもこれと似た射日神話が伝わっています。

中国古代の地理書である『山海経』にも、10個の太陽や12個の月が水浴するという話が出てきます。これは1年間が12か月からなる考えを反映したものだそうです。

太陽が多すぎる混沌とした世界を月の存在で秩序を保つと解釈できるかもしれません。また、10個の太陽や12個の月は、十干十二支や太陰太陽暦を連想させます。

日本では中国由来の太陰太陽暦を日本風に改良して使ってきましたが、明治5年に太陽暦(新暦)に変更され、それまで使っていた暦は「旧暦」と呼ばれることになりました。

人が生活していくうえで、季節や月日の区切りというのは、大切なものです。自分がどこにいるかわからないと不安を覚えるのと同じように、時間的にも自分の現在の位置が分からないと不安になるからです。だから暦の大切さを実感するし、どのような暦を使うかで、その人のライフスタイルが決まるといってもいいでしょう。

明治以降、近代文明は、夏は涼しく、冬は暖かく、という人間にとっては住みやすい環境を作ってきたわけで、それはそれで悪いことではありませんが、それに伴って、季節感を失っていきました。何かを得れば、何かを失うのは、仕方ありません。

「旧暦棚田ごよみ」は太陽暦(新暦)に慣れている人にとっては、正直使いづらいものです。でも、使いづらいことが、かえって日付や季節や月の満ち欠けを意識させてくれます。

旧暦をあえて令和の時代に使うことは、大げさにいうと、季節感を取り戻す意識革命なのです。

 

 来年は閏年なので、13カ月あるので、表紙と合わせて14カ所の棚田で構成されます。

京都府伊根町 新井の棚田

長野県長野市 大岡乙の棚田

熊本県上天草市 大作山の千枚田

新潟県十日町市 星峠の棚田

長野県千曲市 姨捨棚田

島根県益田市 中内垣の棚田

群馬県中之条町 上沢渡の棚田 

福岡県東峰村 竹の棚田

三重県熊野市 丸山千枚田

山形県大蔵村 南山の棚田

長崎県長崎市 大中尾の棚田

埼玉県横瀬町 寺坂の棚田

栃木県茂木町 石畑の棚田

山形県山辺町 大蕨の棚田

 

 

 

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2019/11/08

今日は、二十四節気の「立冬(りっとう)」、七十二候「山茶始開(つばきはじめてひらく)」

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「立冬」です。寒さが苦手な俺には、とうとう来たか、という感じです。

雨が多いなと思ったら、急に涼しく(寒く)なってしまって、今年は「秋」がなかったような気がします。

もう来年の立春が待ち遠しいくらいです。

 

 

 

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2019/11/06

赤城山

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赤城山へ車中泊の旅に行ってきました。もちろんヴィーノ連れです。

ふもとの道の駅で泊り、朝早く赤城山に上がったのでそれほど車も多くなく、すんなりと大沼湖畔までたどり着きました。途中の紅葉は見事でしたが、上まで行くともう紅葉は終わっていて、むしろ冬景色です。白樺が美しい。

そこから大沼を一周しました。最初は風が強く寒いのなんの。途中赤城神社に参拝です。そのうち晴れ間が出て温かくなり、最高のハイキング日和になりました。

大沼一周は約1時間半かかりましたが、湖畔にはキャンプ場もあり、多くの家族連れキャンパーが景色のいいところで朝食をとっているところでした。

その後、覚満淵 へ移動。県立赤城高原ビジターセンターも駐車場から覚満淵はすぐ近くです。

ここはさすがにヴィーノ連れはダメなので、ヴィーノは車に残し、俺たち夫婦だけで一周しました。

水が透明できれいです。大昔は大沼とひとつの湖だったそうです。「小尾瀬」とも呼ばれていますが、湿生植物と高山植物の宝庫で、快晴になったということもありますが、中間湿原/高層湿原の景観はすばらしいものでした。

 

 

 

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2019/11/02

【犬狼物語 其の四百三】 埼玉県川越市 砂久保三峯神社&三光三峯神社

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(砂久保稲荷神社=砂久保陣場跡)

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(砂久保三峯神社)

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(三光三峯神社)

 

 砂久保陣場跡の解説看板によると、現在砂久保稲荷神社が鎮座するここは、戦国時代に扇谷上杉氏、山内上杉氏、古河公方足利氏の連合軍と小田原北条氏が河越城をめぐり戦ったときに陣が張られた場所だそうです。稲荷神社の狛狐の奥に、三峯神社もあります。

また、三光三峯神社は、東武東上線/地下鉄有楽町線「川越市」駅から徒歩約6分のところの住宅外にあります。屋敷に鎮座するようにも見えます。

 両社とも祠だけで、詳しい事情は今のところわかりません。残念ながらお犬さま像もありませんでした。

 

 

 

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2019/10/26

NHK「ごごナマ」の「にっぽんコレに夢中」のコーナーにヴィーノといっしょに生出演

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2019年10月24日 NHK「ごごナマ」の「にっぽんコレに夢中」のコーナーにヴィーノといっしょに生出演し、全国の犬像を6体ほど紹介しました。

● 消防犬ぶん公

● おかげ犬・こんぴら狗

● めっけ犬伝説の大山犬祭り

● 羽犬の像各種

● 犬・猪・狸を同時に育てた母犬モスカ

 

ヴィーノといっしょに生出演するのは、排泄物、セットを壊す、吠えて騒ぐなどのリスクもありましたが、結果的には良かったと思います。打ち合わせでヴィーノ出演の話が出た時、少し考えました。一番怖かったのは、俳優・タレントさんを咬んでしまうことです。

今まで俺たち夫婦以外を咬んだことはないですが、環境が変わってどうなるかはわかりません。ヴィーノもテレビの生出演は初めてです。そこは犬に咬まれたことから犬を飼うようになった俺には特に気になるところです。

犬も自然物です。いつも人間の思う通りにはならないのが自然物。「想定外」が起こるのも自然物。ちょっとしたことで(人間がわからない変化で)ガブッといってしまいます。

結果、放送上という意味だけではなく、スタッフや俳優・タレントさんたちがみんなヴィーノを可愛がってくれたおかげで(このスタジオに犬が来たのは初めてだということです)、スタジオの雰囲気が和み、俺自身の緊張感がなくなったことです。リハーサルでは言葉が出なくなったりと緊張したところもありましたが、本番ではまったくありませんでした。あらためて、ヴィーノに限らず犬(動物)の力はすごいなぁと感心しました。それとスタッフさんたちの俺とヴィーノに対する気づかいにも感謝したいと思います。

俳優・タレントさんにはヴィーノに近づかないようにお願いしていましたが、みなさん動物好きで、平気でヴィーノを撫でていました。特に美保純さんは動物好きらしく、頬ずりまでしてくれたのでびっくりです。俺がしてほしかったくらいで、ヴィーノに嫉妬しました。

そして本番中おとなしかったのは、本番直前に40分ほど、代々木公園を散歩したことかもしれません。ここでオシッコとウンチを済ませ、歩いたので疲れてしまったということがあったようです。それが「おとなしい犬」のように見えました。上に掲載の写真は、散歩から帰り、本番前の控室でのヴィーノですが、すっかり寝ています。

 

 

 

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2019/10/22

【犬狼物語 其の四百二】 群馬県太田市 普門寺の「忠犬もん」の像

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群馬県太田市にある普門寺の山門をくぐるとすぐ左に「忠犬もん」の像があります。

像の台座の後ろには、「平成十六年六月一日未明 普門寺本堂庫裏出火ニ際シ殉死」とあります。

もんは、先代住職が飼っていた2歳になる柴犬でした。もともとは、先代住職が一人では寂しいだろうと、娘さんが普門寺に連れてきた犬だったそうです。

先代住職は、目が悪く、その晩はお腹も痛くて早く床についたらしいのですが、もんが鳴いたので起きました。そして火事に気が付いた先代住職は、何とか鐘楼にたどり着き、鐘をついてまわりに火事を知らせました。でも、この火事でもんは逃げ遅れて死んでしまいました。

それから1年経たないとき、出入りしていた石工がもんの供養のために像を建てました。

庫裏と本堂の再建には6年かかりました。それまではプレハブで過ごしたそうです。だから本堂ができてから、まだ10年くらいしか経っていない新しいものです。

もんは、火事を知らせて犠牲になった犬だったのです。

 

火事を知らせた犬というと、草津市の眞教寺には「忠犬妙雪の碑」があります。

明治32年11月23日の夜半、寺に拾われた犬の「白(しろ)」が、普段と違って吠えるので、何事かと思って本堂を開けてみると、煙が立ち込め燃えていたので、驚いて消し止めました。

この碑は昭和7年1月、「白」の三十三回忌に、寺の火事を知らせ大事に至らなかったことに感謝して、住職が「白」のために建てたものです。「妙雪」とは「白」の法名だったようです。

犬は鋭い感覚を研ぎ澄まし、危険を察知しいち速く人間に教えてくれます。

ついでに言えば、「お犬さま」も火災除け・盗難除けのご神徳があるとされていますが、この危険察知能力の高さが元になったのでしょうか。

 

 

 

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2019/10/20

NHK「ごごナマ」【にっぽんコレに夢中】は犬像

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(これは東大農学部 忠犬ハチ公と上野博士の像)

 

2019年10月24日(木)、NHKの番組「ごごナマ」に生出演します。

【にっぽんコレに夢中】ハチ公だけじゃない!全国各地・犬像の知られざる物語。

https://www4.nhk.or.jp/gogonama/x/2019-10-24/21/20284/2710474/

登場時間は、14:18ころから約12分間です。

今のところヴィーノといっしょに出るつもりですが、ヴィーノの当日の調子によっては俺だけになるかもしれません。ヴィーノを期待されている方、その時は申し訳ありません。

どうして犬像にはまったのかとか、犬像とヴィーノの関係などを話した後、全国の犬像を6体ほど紹介します。どの犬像になるかは、お楽しみに。

なお、上に掲載の写真はオープニングで使われるかもしれません。

 

 

 

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2019/10/12

イベント「オオカミは大神〜狼像をめぐる旅〜 by 青柳健二」のお知らせ

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イベント 「オオカミは大神〜狼像をめぐる旅〜 by 青柳健二」

2019年11月24日(日)
Chaabee
135-0032 江東区福住1-11-11
chaabee11111@gmai..com
080-5409-5099
facebookのイベントページ

open 12;30、start 13:00 (end 14:30 )
2,000円+1ドリンクオーダー(予約制)

ご予約: chaabee11111@gmai..comまで、お名前、人数を明記の上、お送りください。chaabee からの返信メールを持って、ご予約完了となります。
キャンセルポリシー:当日のキャンセルは参加費の100%を申し受けます。

2019年4月に出版された『オオカミは大神』の著者、青柳健二さんが、各地の狼像の魅力を語ります。青柳さんの話を聴いたら、関東にも数多くある狼像を探しに散策したくなりますね!

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11月21日~11月30日まで、江東区福住のChaabeeでは「野瀬昌樹個展~オオカミに導かれて~」が開かれています。

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・ギャラリーおよび会期中のイベント予定
11/21(木)ギャラリー:15:00~22:00
11/22(金)ギャラリー:13:00~22:00
11/23(土)ギャラリー:13:00~17:00
    (19:00~物語&ライブ『虹の戦士』
    by 坂口火菜子、じぶこん。詳細はイベントページにて)
11/24(日)ギャラリーはお休み
    (13:00~トークイベント『オオカミは大神』
     by 青柳健二。詳細はイベントページにて)
11/25(月) chaabee お休み
11/26(火) chaabee お休み
11/27(水)ギャラリーはお休み
    (19:30 音楽ライブ『オオカミに導かれて』
 by 蔡怜雄、山口亮志、太田恵資。詳細はイベントページにて)
11/28(木)ギャラリー:13:00~22:00
11/29(金)ギャラリー:13:00~22:00
11/30(土)ギャラリー:13:00~17:00
    (18:00~語り&ライブ『カムイユカラ の世界へ〜 
     オオカミのおはなしと音楽』〜 by 弓野恵子、居壁太, 
     詳細はイベントページにて)
12/01(日)ギャラリーはお休み
     (13:00~『オオカミ信仰と人々の暮らし〜武蔵御嶽
神社』by 下田利夫、天野宜子、
      詳細はイベントページにて)

 

野瀬さんの個展に合わせて、11月24日にはイベントをやります。タイトル通り、狼像や狼信仰のトークショーです。もちろん、トークショーではいつものことですが、写真もたくさん映写しながらの話です。まだ、具体的に決めてませんが、内容は、前半が全国の狼像について。そして、後半は「東京狼」についてになりそうです。「狼像を探す面白さ」について話すので、あまり民俗学的な話にはならないかもしれません。

「東京狼」というのは、東京で狼像を探すというテーマなんですが、ただ「東京」というのは、山形県人から見た場合の「東京」であって、広くは関東地方を含みます。

でも、東京でのイベントなので、近くで見られる狼像ということで、都内の狼像についての話が主になると思います。残念ながら、空襲や地震などで、三峯神社、御嶽神社の分社がなくなってしまったとのことで、江東区にはほとんどありません。やっぱり残っているのは、北の足立区や、西の板橋区や世田谷区などです。(もちろん、武蔵御嶽神社のある青梅市も) 講中も機能している神社もあります。

そんな「都会」と「狼」という意外性に面白さを感じてめぐり始めた「東京狼」の話をしようと思います。

興味がありましたら、どうぞ話を聞きに来てください。書籍も販売します。サインしますので。

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2019/10/10

【犬狼物語 其の四百~四百一】 千葉県千葉市 稲毛浅間神社の三峯神社&検見川三峯神社

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(稲毛浅間神社の三峯神社)

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(検見川・三峯神社)

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(検見川・三峯神社)

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(検見川・三峯神社)

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(検見川・三峯神社 灰色に塗られたお犬さま)

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(検見川・三峯神社 灰色に塗られたお犬さま)

 

千葉県千葉市稲毛区の、稲毛浅間神社を訪ねたら、境内に三峯神社がありました。

狛犬が護る一角に、3社ほど祀られていて、その中の1社が三峯神社です。狼像は見当たらなく、社だけでした。

稲毛浅間神社から千葉市花見川区の検見川三峯神社までは歩くことにしました。約45分くらいでした。

あいにく、季節外れの暑い日になってしまい、日差しを遮るものがない道の歩きは後悔しましたが。

検見川三峯神社には、狼像が2対あります。昭和12年9月奉納された1対は、鳥居の前の左右に控えています。口が赤く、目が黒く塗られています。

俺は裏から来たので、ここがこんなに高台になっていることに初めて気が付きましたが、狼像は、住宅街から高低差約30mほどもあるでしょうか、急な階段を登り切ったところにあったのです。

あとで調べたら、検見川が海に流れ出す河岸段丘崖の際に神社が位置しているのが地形図からわかりました。下に見える住宅街は検見川の氾濫原になるわけですね。

もう1対は、境内の社殿前で守っている狼像です。

以前のネットの写真では、青く塗られた狼像だったと記憶していますが、その上からさらに灰色のペンキか何かで塗られているようでした。元々は古いものなのでしょう。台座には「大正八年」とあります。

青色も毒々しかったのですが、この灰色もなんだかふざけた感じです。軽々しく見えてきます。でも、これはいたずらで塗られたのではないとしたら、それはそれで仕方ないことではあるでしょう。部外者がとやかく言うことではないかもしれないのです。講員が信仰としての青色(あるいは灰色)狼像を求めるなら。

そして俺がこの像に違和感を覚えるのは、そもそも、「色で塗られていないお犬さま・狼像」に目が慣れているにすぎません。過去には、全身ではなくても部分的に塗られた痕跡をとどめる像もあるので、色を塗って何が悪いんだという話にもなるでしょう。

「信仰の対象」と「文化財・美術品」という2つの面は、スペインで話題になったキリスト像やマリア像でも明らかになりました。批判は「文化財・美術品」としての立場からだったのですが、それが俺には一方的な批判に見えたので、多少違和感を覚えました。

これをどっちと捉えるのか、その見方で、変わってくる問題だろうと思います。(いたずらだったら、言語道断ですが)。実際、講員にお話を伺ってからでないと、このペンキは謎ですね。

 

 

 

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2019/10/09

【犬狼物語 其の三百九十九】千葉県船橋市 三峯神社

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船橋駅から、趣のある仲通り商店会を抜けると突き当りに見えてくるのが、道祖神社や三峯神社の一角です。境内には、他に地蔵さんや愛染明王や馬頭観音も祀られています。

三峯神社の中には2対の像が社殿を守っています。社殿に近い1対は、狐のようです。でも、これは三峯神社前に置かれているので今は「狼」になった「狐」かもしれません。

そしてもう1対の像ですが、台座には「明治35年」と読める文字が刻まれています。体つきは左右とも似ているのですが、顔つきがまったくテイストの違う狼像です。違う石工が造ったのではないか、あるいは時代が違うのではないかと思わせます。実際、左の像の首から上は、付け替えられたような跡も見えます。石材の劣化度も違います。

詳しいことを知っている人はいないだろうかと思い、近所で聞き込みをしたら、ある70代くらいの住民は、「昔は講中があって、お参りも行ったことがあったが、今は聞かないなぁ、講はなくなったのでは」という。お札も収められているかは知らないそうです。

昔は、通りの角に牛乳屋さんがあって、そこのご主人が講元を務めていたそうですが、亡くなってしまったので、詳しいことはもうわからないそうです。

ところで、これもネット情報ですが、社殿の木鼻が、狼像らしい。言われて見れば、木鼻の左右に上半身が飛び出した、牙が表現された狼像らしきものが。木鼻に狼像は珍しいようです。

 

 

 

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