2018/05/27

【愛犬物語 其の二百六十七】 岩手県大槌町&遠野市 オイノ祭りと三峯神社

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秋田県仙北市の上桧木内から盛岡市を経由して、岩手県大槌町と、遠野市へ。

大槌町の山間部金沢地区には、昔、「オイノ(狼)祭り」があったと聞いていました。もう何もないのかなと思ったら、オイノ祭りの「山の神」と「三嶺山」の碑、「三峯大権現」の碑が残っていました。

そして住民に聞いたところでは、昔のオイノ祭りは2月19日に行われて、各家が当番で料理を作り食事に招いていましたが、今は、19日前後の日曜に、祭りという形ではなく、寄り合いという形の集まりはやっているそうです。

まったく狼信仰(とは言っても、このあたりは祟り神としての狼であったようですが)がなくなってしまったわけではなく、形を変えても、続けていることに感動します。

大槌町の金沢地区から県道で山越えし、遠野市へ向かっている途中、道路脇で、ヴィーノのオシッコをさせていたら、なんとGoogle Earthの撮影自動車が通過していきました。

もしかしたら、そううち、俺とヴィーノのオシッコ姿が、ストリートビューに載るのかな。

遠野市では、三峯神社を訪ねました。管理している家では、毎年年末に掃除して、お神酒、餅、みかん、油揚げ、生卵をお供えするそうです。

林の中に屋根掛けされた社があり、その中に、1対の狼像がありました。歯の表現がリアルです。高さは20cmと小さいのですが、存在感のある狼像でした。
 
 
 
 
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2018/05/25

十和田湖・奥入瀬渓流から仙北市上桧木内

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北海道からフェリーで青森に渡り、秋田県仙北市の上桧木内を目指しました。途中、奥入瀬渓流と十和田湖で写真を撮りました。

上桧木内には「狼祠」があります。狼を両側に従えた女神像です。藪に覆われた祠でしたが、なんとか探すことができました。

また上桧木内は、紙風船上げの年中行事で有名なんですね。行ってみて初めて知りました。

武者絵や美人画が描かれた風船は熱気球の原理で真冬の夜空に舞いあがります。中国雲南省のタイ族のところで、同じような紙風船飛ばしの行事を見たことがあります。

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2018/05/24

連理の木 縁桂(えんかつら)と棚田

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乙部町を訪ねたのは、この連理の木「縁桂」を見るためでした。森林公園の中にあり、駐車場から歩いて30分ほど入った場所に立っています。

縁桂は、隣り合う2本の幹が結合してできたもので、古くから「縁結びの木」として大切にされてきました。

縁桂にはこんな伝説があります。

「明治の末期、荒川万太郎という豪傑な漁師がいました。あるとき親方の船を造ることになり、巨大なカツラの木を切り倒すことになったのですが、何度も斧に力を込めて切ろうとしても力が入らず、誰もその木を切ることが出来ません。そこで万太郎が呼び出されたのですが、万太郎までもがこのカツラの木の前では力が抜けてしまい、結局切り倒すことが出来なかったのです。このことから人々は、「万太郎さえ斧を入れられなかったのだから、神の宿る木に違いない。」と巨木を大切に奉ったといいます。」(乙部町HPより)

ところで、森林公園の手前に、「棚田」がありました。

北海道では、急斜面に水田を造らないので、「棚田」はおおくありません。(平場の水田はたくさんあります)

でも、山間部には、小規模な棚田がありました。ここも、おそらくは、1軒の家で作っている田んぼではないでしょうか。畦を切って水を流し、棚田独特の景観で、とてもすばらしい棚田でした。
 
 
 
 
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2018/05/22

【愛犬物語 其の二百六十六】 北海道乙部町 少女と犬の像

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乙部町まで来ました。

ここに乙部温泉光林荘がありますが、近くの公園に少女と犬の像が建っていました。[風のなかま」とタイトルがついていました。

これは民俗学的背景がある像ではなくて、町に点在するアート作品のひとつのようです。他にもオブジェがありました。

乙部町には、鮪の岬(しびのさき)というところがあります。魚の鱗にも見える岬の崖が、ちょっと目を引き、車を停めました。

これは北海道天然記念物に指定されていて、岩肌は「柱状節理」と呼ばれるものです。「ブラたもり」でよく出てくるタモリさんが好きな「節理」です。

この独特な地層は、中新世に海中から噴出したものだそうです。

道の駅に泊まりましたが、その日一日雨が降っていて、夕方も曇っていたのですが、ちょうど陽が沈むころ、雲間から見えた夕陽です。
 
 
 
 
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2018/05/21

【愛犬物語 其の二百六十五】 北海道新ひだか町 アイヌ民俗資料館のオオカミ頭蓋骨

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イヨマンテ儀式に使われたエゾオオカミ(ホロケウカムイ)の頭蓋骨は、イギリスの大英博物館など世界に3つしかない貴重な資料です。

両側にあるのがヒグマの頭蓋骨で、真ん中にあるのがエゾオオカミの頭蓋骨です。

北海道犬(アイヌ犬)の剥製も展示されていますが、北海道犬には、オオカミの血が混ざっているという話もあります。

近くには、1669年シャクシャインが最後の砦とした地で、記念館と像が建っています。
 
 
 
 
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2018/05/20

【愛犬物語 其の二百六十四】 北海道札幌市 北海道大学植物園内博物館

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北海道大学植物園は、札幌市の中心部にありますが、園内は静かで都会のオアシスです。

1989年に国の重要文化財に指定され博物館の建物も素敵です。

中には、明治時代に絶滅したエゾオオカミの貴重な剥製と、南極観測で活躍した樺太犬タロの剥製が展示されています。
 
 
 
 
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2018/05/19

【愛犬物語 其の二百六十三】 北海道古平町 セタカムイ(犬の神)岩

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続編の『犬像をめぐり歩く(仮タイトル)』でも、ぜひ使いたいと思っていたのが、「セタカムイ(犬の神)岩」。

古平町のセタカムイ岩の伝説は複数ありますが、その中に、千葉県銚子市犬吠埼の「犬岩」に伝わる伝説と似たものがあります。犬岩は義経から置き去りにされて鳴いた若丸という犬が岩に変わったもの。セタカムイ岩にも、アイヌの文化神であるオキクルミが、飼っていた犬を置いて、異国に去ったので、飼犬が主人をしたって、遠吠えしながら岩になったという伝説があります。

北海道には義経が平泉では死んでおらず、北海道に渡ったという義経北行伝説があり、この伝説もその影響かもしれません。

平取町には義経神社まで存在するというので、アイヌの伝統的な地域、二風谷といっしょに見てまわることにしました。

義経伝説は、和人のアイヌ対策で広められていったという説があります。アイヌに親近感を持たせるために、和人は義経を意図的に宣伝し、アイヌのオキクルミ伝説と結びつけたというのです。

どこまで史実なのかの判断は俺にはできませんが、伝説が存在するということ自体には理由があります。アイヌのオキクルミ、和人の義経。人々は英雄を求めます。伝説にはそうあってほしいという意識的・無意識的願望なども入り込む場合があります。

たとえば、こんな例もありました。

ミャンマーのシャン州にはクン族という、自分たちの祖先が日本人だという伝説を持つ民族がいます。この祖先というのが山田長政なのです(時代的に合わないのですが)。でも、これも日本軍が地元のクン族に親近感を抱かせるために持ち出した話らしいのです。ただクン族側にも、ビルマ族からの支配を脱したいという思惑があり、自分たちの祖先が日本人であることを、むしろ積極的に受け入れたという事情があるようです。

そしてもうひとつの伝説は、主人から魚を盗んだ猫を追いかけて岬まで行った犬が、崖を降りられなくなり、そこで死んでしまい、岩に化身したというもの。

猫を追って犬が岩になったというストーリーを聞くと、島根県の犬島・猫島の伝説を思い出します。どちらも犬が人のために猫を追っています。この伝説は犬の忠誠ぶりを強調しているのでしょうか。犬にそうあってほしいという人々の願望かもしれないし、犬とはそういうものだという思い込みかもしれません。

俺の実家では子供のころからずっと猫を飼っているので、猫も好きですが、「人を助ける」という観点から見ると、やっぱり犬に軍配が上がります。

ただ、この場合、崖で動けなくなって死んだ哀れな犬なのです。犬は人のためにと言って猫を追いましたが、主人や権力者に盲目的に従うおろかさやこっけいさが裏に隠されているのかもしれません。
 
 
 
 
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2018/05/18

アイヌ文化の中心地、二風谷

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二風谷は、アイヌの伝統が色濃く残る地として知られています。2007年には、「アイヌの伝統と近代開拓による沙流川流域の文化的景観」に認定されました。

二風谷アイヌ文化博物館と萱野茂二風谷アイヌ資料館を回りました。博物館の外に再現されたチセ(家)が数棟並んでいます。

アイヌは北方系民族との共通性があり、萱野氏の資料館には、中国黒竜江省のホージャ族の資料も集めてあります。魚の皮で作った衣類はみごとです。ホージャ族の村で川魚のたたき料理(生の魚とキャベツと和えたもの)を食べたことを懐かしく思い出します。アイヌにも川魚のたたき料理があると、前回訪ねた時は、そんな展示もあったと記憶していますが、今回、それは見当たりませんでした。

狼や犬について何か伝説や昔話がないか尋ねたところ、狼(エゾオオカミ)は、アイヌにとっては敵ではなかったという。というのも、エゾオオカミが駆逐されたのは、牧場で馬を飼うようになったからで、「馬」をアイヌ語で「ウンマ」と呼ぶように、和人が持ち込んだものだったとのこと。アイヌは定住の狩猟採取生活だったので、もともと馬は必要ありませんでした。だから、狼に食べられるという被害もありませんでした。

ところで、東京オリンピックを控えて、先住民族問題は世界的関心も高く、日本が、アイヌを正式に先住民族として認めるのかどうかが注目されているそうです。
 
 
 
 
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2018/05/16

札幌から小樽、古平、積丹岬、セタカムイ岩

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札幌では、校犬クロの話の発端になった、子犬を拾った本人に会うことができて、インタビューし、生前のクロの写真を撮影させてもらいました。

ここ2日間しか天気が良くなさそうな予報なので、風景写真は、この2日間で急いで撮影しました。

小樽市の消防犬ぶん公像に寄りました。『犬像』の本を作るきっかけになった犬像のひとつです。あのときは、犬像と言えば忠犬ハチ公くらいしか思い浮かばなかったのですが、こうして全国周ってみると、150体以上は見つかっていて、日々更新中です。

前回と同様、ヴィーノの記念写真を撮りました。ヴィーノもすでに10歳。ほぼ8,9年ぶりということになります。

小樽から積丹岬までは、奇岩が多く点在するところですが、中でも、今回のテーマ「犬」の岩があります。「セタカムイ」といいます。アイヌ語で、「犬の神」という意味です。伝説は複数ありますが、犬が遠吠えしているような姿から、犬にまつわるもので、詳しくはあとでアップします。

ヴィーノの右後ろに尖って見えるのがセタカムイ岩です。

そのまま積丹岬まで行ってみました。

海は青く(積丹ブルーというらしい)美しいところですが、観光客も多い。ここもほとんどが外国人。
 
 

 
 
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2018/05/15

豊浦から真狩、京極

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豊浦から真狩へむかう道沿いには数枚ですが、棚田がありました。まだ田植え前です。

真狩村では「郵便犬ポチ」の取材をしました。次回作に使う話です。郵便犬ポチについては、後日アップします。

最初曇っていたのですが、天気は回復し、羊蹄山が姿を現しました。すばらしい。

そのふもと、京極には羊蹄山の雪解け水が湧き出すところがあります。

豊富な水量と透明でおいしい水。俺もペットボトルに詰めました。ここは外国人観光客がたくさん。
 
 
 
 
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«まだ桜が残る北海道