2018/01/15

今日は、二十四節気「小寒」、七十二候「雉始雊(きじはじめてなく)」

180115


今日は、二十四節気「小寒」、七十二候「雉始雊」です。

「雄の雉が鳴き始める」などといった意味で、雉の求愛の季節だそうです。

写真は山梨県増富温泉で出会った雉です。だいたい7mくらいまで近づくことができました。

家畜の鶏は雉がルーツだそうです。

雉 → 鶏
狼 → 犬
猿 → 人

と書いてくると、「桃太郎」のお供ですね。

雉や犬や猿が「家来」になったのは明治時代からだそうで、それまでは、単なる道連れ(同列の仲間)だったようです。明治期になって、動物は人間が管理する存在として、人間の「下」に見る西洋的な思想の影響などあったのでしょうか。

心理学者の河合隼雄氏は、桃太郎に登場する「桃太郎」「犬」「猿」「雉」を、人間の基本的な4つの機能、桃太郎=感覚機能、犬=感情機能、猿=思考機能、雉=直感機能とし、鬼で象徴される人間の否定的な面を抑制するプロセスの話と解釈しています。.

では、次どうなるんでしょうか。

人 → ?
 
 
 
 
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2018/01/14

スライド&トークショー『全国の犬像をめぐったお話』

180113(義犬 華丸の像)


1月12日は写真展会場でスライド&トークショーだったので、俺は始まる3時間前に会場のギャラリー楽風に行きました。

予約していたプロジェクターを受け取り、パソコンとつないで、映像がちゃんと出るかどうか確かめていると、ひとりの男性が「青柳さんですか?」と声をかけました。

なんと、ある犬像の作者の彫刻家さんでした。新聞の記事を見ていらっしゃったそうです。

その作者の犬像は、このほか、全国に3カ所ほどにあることがわかりました。今後その像の写真も撮ろうと思います。

聞けば、ご自身も4匹の犬を飼っている愛犬家で、やっぱりなぁと思いました。犬像の姿は動きのある一瞬を捉えていて、日々犬と暮らしていないとつかめない形だろうと内心思っていたからです。だから納得できました。

そんな驚きの出会いがあったあと、午後7時から、写真展会場で、飲み食いしながらのトークショーが始まりました。スクリーンを囲んだところはキャンプファイヤーをやっているようでいい雰囲気。

長崎県大村市の「義犬華丸」を建立した小佐々氏子孫の会の小佐々先生もいらっしゃったので、所々でコメントを頂戴することができました。

小佐々先生は、獣医史学会理事長でもあります。犬像から日本人の動物観・自然観がわかるということで、『全国の犬像をめぐる』を作るにあたっては協力していただいたのでした。

義犬華丸は、写真展でも展示しているし、今回のスライドショーでも紹介しました。

小佐々さんのお話でへぇ〜と思ったのは、江戸時代、狆は犬ではなかったという話です。(華丸は狆でした)

どういうことかというと、当時は、ペットとしては「犬」と「狆」と「猫」がいたということです。つまり「狆」は犬の一種とは考えられておらず、別な独立した種だと考えられていたそうです。おもしろいですね。

狆という字は、ケモノ偏に「中」。これは日本で作られた漢字です。狆には下毛がなく、寒さに弱い犬です。だから家の中で飼うものでした。だから「中」の字。しかも暖かい家の中で飼う動物でした。なので結局裕福な人間しか飼うことができず、狆を飼うのはステイタスでもあった、ということです。

華丸の像は、大仏師・石彫家、長岡和慶氏の手によるものですが、とにかく丸い形です。突起がなるべくないように作られています。実はそこにも理由がありました。

犬像はだいたい多くの人に撫でられることになるのですが、それと長年の風雪で、耳が欠けたりするものです。なので突起物をなるべくなくしたとのこと。なるほどと思いました。

磨く作業は曲線だけなので、研磨機をつかうことができなく、たいへんだったようです。
 
 
 
 
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2018/01/11

ニッポン放送 上柳昌彦 あさぼらけ 『あけの語りびと』で紹介されました

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ニッポン放送 上柳昌彦 あさぼらけ 『あけの語りびと』で、「数奇な縁から犬と家族になり犬像の本を出版した写真家」として紹介されました。

HPはこちらです。(音声も聴くことができます)

http://www.1242.com/lf/articles/86262/?cat=entertainment,life&pg=asaborake&feat=akenokataribito

https://soundcloud.com/shovel_jolf/asw1pkzmqr8j


中国で犬に咬まれてから犬恐怖症になりましたが、妻の実家のビーグル犬で恐怖症をリハビリし、ヴィーノといっしょに暮らすようになり、そして日本一周の車中泊の旅に出たこと。

戌年生まれだったことを先日のインタビューまで忘れていましたが、俺は、意外と犬に縁のある人生を送っているんだなぁとあらためて思います。

犬恐怖症の人間が犬と日本一周し、犬の本まで作ってしまいました。「数奇な縁」と言われるのも、なんとなくわかる気がします。

ヴィーノが網走市 で行方不明になり、2時間後見つかった話。自分の話なのに感動してしまうのは、上柳昌彦 さんの語りのおかげですね。

この写真は、網走郊外の能取岬で撮ったもの。この夜、ヴィーノが行方不明になりました。本当にいまも、この時ヴィーノが見つからなかったらどうなっていたんだろうと思います。
 
 
 
 
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2018/01/10

今日は、二十四節気「小寒」、七十二候「水泉動(しみずあたたかさをふくむ)」

180110(愛媛県内子町 石畳の棚田)


今日は、二十四節気「小寒」、七十二候「水泉動(しみずあたたかさをふくむ)」です。

「水泉動」は、湧き出る泉が溶けて動き始める頃だそうです。

昨日は暖かい日になりましたが、今日は一転、「しみずあたたかさをふくむ」という感じはしません。これから寒波襲来でもっと寒くなるようです。


ところで、正月明けにはじまった写真展『全国の犬像をめぐる』関連で、あっという間に10日が過ぎてしまいました。

年末から新聞雑誌ラジオなどで書籍・写真展が次々紹介されましたが、今朝のニッポン放送「あけの語りびと」でも紹介されたと思いますが(確認していないので、放送が伸びたかもしれません)、これでひと段落着いた感じです。

というか、「戌年バブル」が通り過ぎた感じです。こんなことは続くはずがありません。

10日、11日はギャラリーも休日だし、俺も久しぶりでホッとしています。
  
 
 
 
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2018/01/06

ラジオ2局で写真展『全国の犬像をめぐる』を紹介

Dsc_0320(渋谷駅前 忠犬ハチ公像)

Dsc_0322(NHK入り口 「せごどん」のポスター)


昨日は、ラジオ2局で写真展『全国の犬像をめぐる』を紹介していただきました。

TOKYOFM/JFN「クロノス」は、8時から生電話出演でしたが、直前に家電が調子悪くて、2回切れてしまいました。そして予備のスマホがつながったのが本番10秒前でした。

あせりました。つながったとたんしゃべり始めたかっこうなので、声が上ずってしまいました。

そして、夕方5時20分からは、NHKラジオの夕方トピックで、こちらはスタジオから生出演でした。渋谷駅前では、忠犬ハチ公に新年のご挨拶を。

夕方トピックでは、消防犬ぶん公から始まって、高野山への案内犬ゴン、そしてユニークな姿の羽犬、こんぴら狗やおかげ犬の代参犬、最後は、西郷さんの愛犬ツンの話。

今年のNHK大河は『せごどん』なので、愛犬のシーンが出てくるのか注目です。


昨日のNHKラジオに出演したときの様子はしばらくこちらで聴くことができます。
夕方トピック 「全国忠犬物語」
放送2018年3月5日(月)

http://www4.nhk.or.jp/hitokoto/365/
 
 
 
 
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2018/01/03

1月4日からの写真展『全国の犬像をめぐる:』の飾りつけができました

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2018年1月4日から開催の写真展の飾り付けがこのようになりました。今回の写真は、犬像にまつわる物語がわからないと楽しめない写真だと思うので、物語のキャプションは読みやすいように工夫しました。

近くまでお越しの際は、お気軽にお立ち寄りください。写真展は入場無料です。


■ 青柳健二写真展「全国の犬像をめぐる」
  会期: 2018年1月4日(木)~30日(火) ※ 10日(水)、11日(木)、17日(水)、24日(水)休み
  午前10時~午後7時 ※ 最終日午後5時まで


■ スライド&トークショー「全国の犬像をめぐったお話」
  日時: 2018年1月12日(金) 午後7時開演 1500円(要予約)

企画・会場: ギャラリー楽風
    〒330-0064さいたま市浦和区岸町4-25-12
    048-825-3910
 
 
 
 
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2018年1月3日、日経新聞文化欄に「オンリーワン!犬像の旅」が載りました

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今日1月3日の日本経済新聞 文化欄に「オンリーワン!犬像の旅」が載りました。

こちらWEB版です。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25138130X21C17A2BC8000/

中国で何度か野犬に咬まれて、一時期犬恐怖症になっていた俺が、ヴィーノという犬のおかげでリハビリし、犬連れ日本一周をして、全国の犬像に出会ったこと。

その経緯や、各地の犬像の特徴などの話を記者さんがまとめてくれたものです。

犬像は、南富良野の忠犬ハチ公、消防犬ぶん公、こんぴら狗、須賀川市の代参犬シロ、高野山への案内犬ゴン、ガイド犬平治、羽犬、盲導犬サーブなどです。

そして明日から始まる、浦和のギャラリー楽風での写真展の情報も。
 
 
 
 
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2018/01/02

戌年の初詣として注目される青梅市の武蔵御嶽神社

170609_2(拝殿前の狛犬)

170609_90(お犬さまのお札とお守り)

170609_3(本殿登り口のブロンズのお犬さま像)

170609_7(大口真神社)

170609_6(大口真神社)

170609_8(大口真神社)

171210_5(古いお犬さま像)


東京都青梅市の武蔵御嶽神社は狼神社として有名ですが、最近は、犬連れ参詣客も多くなっています。

年末のニュースを見ていたら、神職の方たちも、ペットの犬を「お犬さま」と呼んでいたし、犬と狼の境は今でもあいまいなようです。

牧畜業が発達している西洋では、「狼は敵」、「犬は仲間」と、完全に分かれるのと違って、日本では、あいまいでした。

信仰としての「お犬さま」は、生物学的なオオカミとは別なようです。山には狼、狼犬、野犬などいろんな犬科動物がいて、それを区別するのは難しかったでしょう。あくまでも信仰の対象のイメージが「お犬さま」。だから武蔵御嶽神社や三峯神社でも「お犬さま」≒「犬」ということになるのでしょう。

ただ、昔は「お犬さま」を借りに行くということでしたが、今は、反対に信者が神社へ「お犬さま」を連れてお参りに行く、というふうに、形も意味も変わってはいますが。

文化や信仰は、時代とともに変わっていくのは当然のことだと思うので、これも悪いことではないでしょう。今、狼信仰に、「狐憑き祓い」や「コレラ除け」の御利益を期待する人はほとんどいなくなっていると思うので。「鹿猪除け」や「火災盗難除け」は少しあるかもしれませんが。

武蔵御嶽神社のHPを見ると、1月8日までは多くの参詣者がいるし、愛犬の祈祷は1月9日以降なので、犬といっしょの初詣は、1月9日からが勧められているようです。

http://musashimitakejinja.jp/news/hatsumode_osirase/


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2018/01/01

2018年戌年、今年もよろしくお願いいたします。

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2018年戌年の始まりです。今年もよろしくおねがいいたします。

戌年ということもあってか、年末、新聞・雑誌などで『全国の犬像をめぐる』を紹介してもらいましたが、年始も新聞・ラジオなどで写真展『全国の犬像をめぐる』情報といっしょに紹介される予定です。これほど盛り上がることは後にも先にも今だけでしょう。

殺伐としたニュースが多い中、戌年でもあるし、こういった話題は「箸休め」にはぴったりな話題ではないでしょうか。

全国にこんなにもたくさんの犬像があるんだとびっくりしたことが、犬像の本を作る動機でもあったので、犬像と同時に、それを撮り続ける写真家がいるという驚き、そこを面白がってもらえるのは、俺も嬉しいのです。 

これからの予定は、

 ● 1月3日 新聞の文化欄で紹介される予定です。 
 ● 1月4日 毎日小学生新聞で犬像の特集の予定です。  
 ● 1月5日 東京FMに電話で出演予定です。  
 ● 1月5日 NHKラジオに出演予定です。  
 ● 1月10日 ニッポン放送で紹介される予定です。


そしてこれは戌年だからというわけではなく、偶然なのでしょうが、雑誌comcomに「旅するヴィーノ」という見開きグラビアで今年1年間連載することになりました。まさか「ヴィーノ」が主役で、タイトルにまで使ってもらえるとは。飼い主にとっては嬉しくもありますが少し驚きです。

内容は日本一周犬ヴィーノが案内する日本の風景という感じですね。犬連れ旅行ならではの写真です。基本は日本一周したころの写真が多くなると思うので、ヴィーノはさすがに若いですね。

当時は、試行錯誤の最中でした。犬と日本の風景とのコラボとはいっても、あまりにもプライベート過ぎるのではないか、そして、「日本」と言えば柴犬など「日本犬」というイメージが強く、俺自身、ビーグル犬と日本の風景には無理があるんだろうかと、少し弱気になることもありました。

Kindleで、『写真絵本:日本一周犬ヴィーノが見た風景』を出したりもしました。

でも、こうして認めてもらえたことで、少しは新しい風景写真にチャレンジしたかいがあったかなと思います。


 ■ 1月号は、沖縄県那覇市、金城町石畳道で石垣の角から覗くヴィーノです。
 
 ■ 2月号は、雪が残る高野山、金剛峯寺の根本大塔の前のヴィーノです。

 ■ 3月号は、水と空気が温む棚田を眺めるヴィーノです。どこの? それは出てからのお楽しみです。

と、いうふうに続きますので、ご期待ください。
 
 
 
 
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2017/12/31

ビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』は神隠しの映画

171229(異界への入り口、水に映る満月)


ビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』は、昔2度ほど、映画館で観ました。

主人公アナが、フランケンシュタインと遭遇したときの表情には、ぞくぞくっとしますね。これ、芝居でしょうか。

見るのは20年ぶりですが、なぜもう一度観ようと思ったかというと、「物語」を調べている中で、赤坂憲雄編『物語という回路』の中の「龍潭譚考 神隠しをめぐる精神史的考察」に、こう書いてあったからでした。

「神隠しは天狗・鬼・山男など隠し神にバリエーションはあれ、ある超自然」的なモノによってどこか異世界へと子どもや女が連れ去られる、不思議な現象として体験されてきた。」「鏡花の「「龍潭譚」という短編小説は、神隠しを主題とした傑作として知られる。小さな、しかし、まさに傑作である。すくなくとも、これほどに生きられた神隠し体験をみごとに描き切った小説を、私は知らない。映像の世界における、ビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』に匹敵するとでもいえようか。ジャンルこそ異なれ、この『ミツバチのささやき』と「龍潭譚」は神隠しを描いた傑作として、双璧をなすはず」

そうか、『ミツバチのささやき』は、「神隠しの話」という観方もあったのかと。

映画では子どもたちの遊びの様子が描かれています。

焚火の火の上を飛び越したり、線路に耳を当てて列車が来るのを待ったり、危険なことをやるのが子供たち。

俺も小学生のころ、放課後、小川に笹舟を浮かべて流し、それを追って、遠くまで行ってしまい、気が付いたら真っ暗になって怖かったことを思い出します。

もちろん、この時、遅くなってから家に帰りついているのですが、こういう状態を「プチ神隠し」と言ってもいいかもしれません。子どもの頃こんな体験は、みんなあるのではないでしょうか。

同じような感覚はTVドラマ『北の国から』にもあります。覚えているのはこのシーンです。

夜の森で純、蛍、正吉の3人がUFOと遭遇し、分校の先生が「365歩のマーチ」を歌いながら現れ、先生は宇宙人かもと疑い、暗い森を逃げ帰るシーンがあります。子どもの目線で語られるそのエピソードが好きです。不思議な話のままで終わるのがまたいいですね。怖いけど魅かれる感じが良く出ているシーンだと思います。

「危険」と思うのは、やっぱり経験や知恵がついて大人になってしまったからで、子供にとって、危なさや、危なさに通じる向こう側の世界は、こっち側とはつながっている世界であるのでしょう。

大人になるとそのふたつの世界が断絶してしまうのかもしれません。

子どもはフランケンシュタインが現れても、それなりに受け入れてしまう。異界のものに無防備です。だから『ミツバチのささやき』でも、主人公アナは逃亡者に対しても、恐れることもなく近づき、親切にします。それはお母さんの教えでもありました。

精霊は、良い人には良いもので、悪い人には悪いものと、お母さんはアナに教えるのです。逃亡者はアナにとっては異界から訪れた精霊なのでしょう。そして精霊は、自分自身の心のありようでもあるのですね。「良いもの」であろうとするところに、子どもの純真さを感じます。
 
 
 
 
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