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2006/04/17

マダガスカルの旅(13) マダガスカル人

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今回、マダガスカルを旅していて、人から話しかけられたのは、ガイド、みやげ物売り、物乞い以外ほとんどありませんでした。こちらには話しかけませんが、かといって興味を持っていないわけでもなさそうです。話しかけると、ちゃんと話をしてくれます。ただ、ほとんどはフランス語しかわからないので、(フランス語もわからない人も多いので)、俺のフランス語の能力不足もあって、なかなか突っ込んだ話はできなかったのですが。

マダガスカルでの車の運転は意外と丁寧ですね。たとえば、前方に障害物があった場合、対向車を待ちますが、かなり手前からスピードを落として、対向車が通過するのを待っています。無理して突っ込んでくる対向車に対しては、注意をしていました。そして注意された方も、苦笑いして謝っていました。交通ルールはよく守られているようです。(信号は1基もないのではないでしょうか)

1度、追い抜かせてあげた後続車が、前方に走り去るときハザードランプを、2、3回点滅させたのはびっくり。てっきり、この「感謝」の挨拶は、日本だけだと思っていたのですが、マダガスカルでもそうなんですかね。前方が渋滞している合図としても、このハザードを点滅させるのは日本と共通。(あるいは、世界共通?)

本で読んでいたイメージとはちょっと違って、意外と時間には正確。たとえば、タクシーを「何時に」と約束したことがありました。でもその約束の時間になってもタクシーが来なくてイライラしていました。「やっぱり、マダガスカル時間だなぁ。遅れてもしかたないかぁ」と。ところが、部屋の外に出てみたら、そのタクシーが約束時間の前からちゃんと待っていたんです。来てるなら、声かけてくれてもよさそうなのですが。気を使ってくれているんですかねえ。そんなこともありました。

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マダガスカル人は、「俺、俺」と前に出てくるのではなくて、一歩引いた控えめな行動をする人たちのようです。この奥ゆかしさはアジア人的、いや、農耕民族的だなという印象を持ちました。「まるでアジアのようだ」と言ったら、マダガスカル人は喜ぶかもしれません。初めてこの島にマレー・ポリネシア系の人が移住してきたのが5世紀ごろと言われています。その後アフリカ系の人と混血し、今のマダガスカル人が作られました。だから風貌からしてアジア人です。そして意識としても、アフリカよりもアジアを向いているのがマダガスカル人です。


4週間弱の短い体験での話なので、ここで書いたマダガスカル人を一般論とするには無理があると思われるかもしれません。実際、アンタナナリヴからタクシーブルースに乗ったときはかなり飛ばしていたし、マダガスカルのドライバーのみんながみんな丁寧だともいえないでしょう。

でも、俺は第一印象は大切にしています。

たとえば、何度か旅先で出会った外国人から、日本に初めて来たときの印象として「日本人は時間に正確すぎる」ということを聞かされました。実際はいろんな人がいるし、そうとばかりも言えないですが(俺なんかそうです)、一方では、やっぱりそうだなとも思って、苦笑します。

その国をだんだん知ってくるにしたがって、一般論が言えなくなる、わからなくなるということはあるようです。第一印象というのは、ピントが合っていないカメラのファインダーを覗いているようなもので、輪郭と色しかわかりません。ただ、この輪郭と色は、ぼんやりはしていますが、間違ってはいません。だんだんピントが合ってくると、細部がはっきり見えてきますが、そのかわり、全体的な印象はむしろぼやけてきます。具体的な人間、光景を知るにしたがって、それを無視することができなくなるからです。無知なるがゆえに言えることって、あるんですよね。それがまた的を得たりするのが不思議なところです。(知識が増えればその物・事がよくわかるのかというと、俺は必ずしもそうではないと思っています)

俺は、マダガスカルに関しては、まさに「ピントが合ってない状態」で、今後また何度か行く機会があれば、印象からだけで一般論を語るということはしなくなる(語れなくなる)でしょう。

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