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2006/04/07

マダガスカルの旅(7) 棚田の国

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マダガスカルに行こうと思い立ったのは、何度も書いているように、「棚田がある」と聞いたからでした。ここずっとアジアの棚田を撮影していて、「棚田病」とでも言えるほどこだわっています。

情報を発信すれば、情報が入ってくるのがネットの特徴。棚田のホームページや、雑誌、写真展で発表していると、ここにもある、あそこにもあると、棚田情報が入ってきます。それで俺の性格上、聞いてしまえば行ってみないと気がすまなくなってしまいます。

「マダガスカルにある」と初めて聞いたとき、アフリカ(マダガスカルをアフリカの国といっていいのか疑問ですが)に棚田?と半信半疑でした。棚田はアジアにしかないと思い込んでいたし、そもそもマダガスカルがどこにあるかも正確には知らなかったので。

でも、調べてみると、コメの生産量が世界第20番目で、一人当たりの年間のコメ消費量にいたっては、世界でもトップレベルであることがわかりました。それだけコメを食べる国に、猛烈に興味が出てきました。「棚田病」のウイルスがまた活発に活動を始めてしまいました。

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さて、棚田ですが、標高1500m前後の中央高地は、どこへいっても棚田だらけといっていい状態でした。イランのように、棚田を探す必要もありません。ある意味、世界でも有数の棚田地帯といってもいいでしょう。というのも、今回は車でアンタナナリヴから700km離れたイサル公園まで南下しましたが、アンバラヴァウまでずっと棚田地帯なのです。途中、町があったり、山林があったり、畑が多くなったりしますが、水田が主、しかも棚田が主であると言ってもいいでしょう。2日半、棚田地帯を走り続けるかっこうになりました。

「田んぼ」のことを、マダガスカル語で「タンニバーリ」といいます。本当は、「タニンバーリ(tanimbary)」らしいのですが、「タンニバーリ」と聞こえました。そして、これが早口で言われると「タンバ」「タンボ」と聞こえて、思わずびっくりしてしまいます。もちろん偶然ですが。ちなみに「コメ」は「ヴァーリ(vary)」といいます。

アンバラヴァウの手前に、ちょっとした峠がありますが、ここを越えたとたん、急に雰囲気が変わります。サバンナ気候の「アフリカ」的な風景に変わってきます。サボテンやヤシ、マンゴーの木も増えます。さらにイサル公園手前は見渡す限りの草原地帯で、基本的に水田は少なくなりますが、まったくなくなるわけではありません。草原の水田で、田植えをやっている集団にも会いました。

棚田地帯は、ちょうど稲刈りが始まる季節でした。「秋」と呼んでいいんでしょうか。稲刈りもそうですが、柿の木には柿の実がなって、沿道でも柿売りがたくさんいました。(ちなみに、現地でも柿のことは「カキ」と呼んでいます。1個100アリアリくらい。熟して甘い柿です) 畦道にはコスモスも咲いています。トンボも飛んでいます。まるで、アジアのどこかにいるようです。

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