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2006/06/20

リチャードギアのコマーシャル

リチャードギアは、嫌いじゃない。でも、あのコマーシャルには違和感を持つなあ。

あるカード会社のコマーシャル。インド(バラナシのようなところ)が舞台。ひとりの少女が屋台で「Five birds」といって鳥を買おうとするのですが、お金が足りなかったんでしょうね、店主から「One bird」と言われて1羽しか買うことができませんでした。そこをたまたま通りかかったリチャードギアが、店主にカードを出すのです。

場面は変わって、少女がさっき買った1羽の鳥を、鳥かごから放そうとする瞬間、周りから何十羽もの鳥がいっせいに飛び立つ。リチャードギアがカードを使ってその鳥たちを買ったんですね。「親切心」から。

最近インドへ行っていないので屋台でカードが使えるようになったのか? いや、そんなことではないんです。気になるのは。

仏教徒はよく功徳を積むために「放鳥」します。タイヤカンボジアでは、その放すための鳥を実際売っています。インドでもそういう習慣があるのか知りませんが、意味はそんなところでしょう。つまり、少女には、たくさんの鳥を放す必要はないんです。貧しくても、なけなしのお金を出して買った鳥を放すから意味があるわけで、外から来た金持ちが、カードを使ってたくさんの鳥を買い占めて放したところで、少女のためにはならないんです。Five birds 5羽ならまだしも。よけいなお世話でしょ。リチャードギアは敬虔な仏教徒だけに、こういうコマーシャルをOKした理由がわかりません。

どうですか? そう思いませんか?

「親切心」というのは難しいこともあります。自分が余裕があるからといって与えても、与えられる側にも別な事情があるわけで、それを、理解はできなくても想像してあげないと。他人をダシに使ってする自己満足は、迷惑です。

ところで、この下の写真はインド・バラナシの朝の様子です。洗濯物を棒で叩く、ポンポンポンという音が響いていました。インド、久しく行ってないなあ。

060620

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コメント

コメント、ありがとうございました。

最近のインドの発展は目覚しいものがあります。ひさしくいってないので、だいぶ変わってしまったのでしょうか。あの独特の雰囲気。なくなってはいないと思いますが。

カルカッタにはまだ行ったことがないので、機会があれば行ってみたいですね。インドにも「棚田」があるようだし、機会はあると思っています。

投稿: あおやぎ | 2006/06/23 07:38

全くその通りだと思います。
はじめまして。
トンパ文字について調べていて、こちらにたどり着き、時々覗かせていただいておりました。
美しい写真・共感できる記事、お気に入りのサイトになりました。

数年前、カルカッタの雑踏を歩き廻り、ガンジスを眺めた旅を思い出しています。
「また、行きたいなあ」

投稿: acorn | 2006/06/22 21:19

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