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2006/12/13

「栄養と料理」で1年連載「文化的景観」

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2007年の1年間、雑誌「栄養と料理」で写真と文で連載します。タイトルは『土と水、人と暮らし 日本の文化的景観』というものです。1月号は俺の出身地、山形県を流れる「最上川」です。

「文化的景観」という言葉は、まだなじみがないかもしれません。文化庁の定義によると、「地域における人々の生活または生業および当該地域の風土により形成された景観」というものです。ちょっとかたい表現ですが、具体的にいうと、棚田、畑、水路、集落などの、人間が自然といっしょに作り上げてきた景観です。

いままでは、例えば歴史的な建造物とか、大自然とか、そういうものの価値は認めてきましたが、棚田とか畑とか用水路とか、そういうものは、人の生活とあまりにも近く、ありふれた(と思っていた)ものだったので、その価値が見落とされてきました。

俺が棚田を撮り始めた今から10年以上前は、「タナダって、何ですか?」と聞かれるくらいでした。最近は、だいぶ浸透してきたと思います。フィリピン、ルソン島のコルディリア山脈のバナウェには、世界遺産に登録された山岳民族イフガオ族の棚田があります。登録されたのは1995年で、正式な登録名は「Rice Terraces of the Philippines Cordilleras」ですが、これも「文化的景観」としての価値が認められて登録されたものです。

世界的な流れも、この文化的景観を見直そうという方に向いています。その流れに合わせて日本でも、文化財保護法の一部が改正されて、去年施行されました。


ところで、上に掲載の写真は、重要文化的景観の候補、愛媛県内子町にある屋根付き橋、昭和19年(1944)に作られたといわれる田丸橋です。

屋根付き橋で思い出すのは、映画『マディソン郡の橋』でしょうか? (俺はもうひとつ、中国貴州省のトン族の屋根つき橋を思い出しますが)

映画の中で、マディソン郡にある屋根つき橋を探しにいったのは、クリント・イーストウッド扮する中年バックパッカー、いや、中年写真家のロバートでした。映画は、そこで知り合った平凡な主婦、メリル・ストリープ扮するフランチェスカとの恋の物語です。似たようなことを期待して内子町までいったわけではありません。ロマンチックな話は柄に合いませんし。(他人から言われる前に、自分で言っておいたほうが・・・)


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