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2006/12/08

正しい日本食レストランの認証制度について

061208
(上の写真は、イランの首都テヘラン、日本食レストランSの「キャビア寿司」。ふたつの軍艦巻きの上に載っているのがカスピ海産キャビア。メニューには「みそしろ」もある)

昨日、正しい日本食レストランの認証制度のニュースについて書きましたが(「海外の日本食に農水省がお墨付き?」)、今日も一言。

やっぱり、なんとなく、しっくりこないなぁ。どうしてでしょうか。俺は外国で食べる「妙な日本食」が、嫌いではないからかもしれません。それと、文化は生き物で、固定されたものではないからです。

日本にある日本食レストランはどうなんでしょうか? それは自由でいいんでしょうか? 自由でいいんでしょうねぇ。老舗レストランの高級食材を使った何万円もする日本料理と、駅前の安食堂で食べる450円の奇妙な丼物と、どちらも「日本料理」、どちらも「日本文化」です。

まぁ、でも、こんなことに目くじら立てるのは、俺だけかもしれません。世の中、格付けが必要とされています。ありがたがられています。有名なところでは、フランスの「ミシュラン」。タイ料理にもあるそうですよ。格付けやお墨付きがあったら便利だしねぇ。冒険したくない人にとっては「良い」とされている店に行けば、とりあえず安心で、自分で考えなくてすみます。

レストランに限らず、ブランドを崇拝する人たちは、たくさんいます。(俺も、怪しいメーカーのフィルムより、有名なメーカーのフィルムを使いますが)

ところで、雲南省大理は、80年代からバックパッカーのたまり場として有名でしたが、日本人のために日本料理を出す食堂もたくさんできました。中には「カツ丼」や「トン汁」など、かなりレベルの高い日本料理を出すところもありました。

俺も10年ほど前、ある店で日本料理を教えたことがあります。その店の女の子は麗江出身のナシ族で、熱心にレシピをメモしていましたが、「日本料理、好き?」と聞いたとき、「甘いから嫌い。でも、商売になるから」と答えられたとき、なんとも言えない寂しさのようなものと、商魂のたくましさを感じたのでした。

形は似ていても、なんとなく違う味は、彼女が日本料理を舌(感覚)で作っているのではなくて、頭(知識)で作っていたからでしょう。ほんとに「妙な日本食」でした。そのあと、この店がどうなったかわかりませんが、たぶん、たくさんの日本人旅行者の舌に鍛えられて、味は洗練されていったと思います。


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