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2007/02/26

「鈍感力」について

070226
(写真はミャンマー・パガン遺跡)

「鈍感力」ということばが話題になっています。元総理の小泉さんが言ったことで話題になりましたが、もともとは渡辺淳一氏の『鈍感力』というエッセイがあります。

渡辺淳一オフィシャルブログ
(http://watanabe-junichi.net/archives/2007/02/post_49.html 参照)

安部総理がまわりを気にしすぎているのを見かねて言ったという話もありますが、これが話題になること自体、今の日本人に欠けているから、「そうだよな」と思わせるところがあるのかもしれません。そして「鈍感」はどちらかというとマイナスイメージだったので、その意外性にも注目させられるのでしょう。

話題になったから言うわけではありませんが、俺も、似たようなことを考えていたので、「こんな言葉だと、しっくりくるなぁ」と、感心しました。(渡辺淳一氏の『鈍感力』も知らなかったし)

本の内容からすると、人間関係が主題のようです。細かいことを気にしないというか、もっと大きな包容力を持って人と接しましょうということでしょう。敏感なのだけが良いわけではない、行き過ぎるとよくないという意味でもあると解釈できます。

とくに最近の言葉狩りのような、言葉尻をとらえて、ああでもない、こうでもない、こんなことを言った、あんなことを言ったと、問題になることが多いように思います。その細かな(中には見過ごせないものもあるのは確かですが)ことにエネルギーを使ってしまい、本質的なことがおろそかになってしまっては、元も子もありません。そんなことも意識した小泉さんの発言だったかもしれません。

これは「鈍感力」と言えるかどうかわかりませんが、いつも思っていることがあります。「部分」を積み上げていっても、「全体」になるかどうか?と言えば、俺は疑問に思っています。「全体」は「全体」として、感じなければならないし、見なければならない。「部分」をひとつひとつ正確に理解しても、全体を理解したことにはならないということです。同じように、「部分」を正しいものにしたとしても、合わせたその「全体」が正しくなるとは限りません。

ぼんやりと見ることも大切なんですね。本質が逆に見えてくることがあるかもしれません。この「鈍感力」は、あまりにもギスギスし、細々したことに右往左往する今の日本人に、ちょっとしたショックを与える効果はあるのではないでしょうか。


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