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2007/10/10

2007秋、車中泊の撮影旅 (3) 由比漁港、宇津ノ谷隧道、牧の原大茶園

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10月10日、水曜日、曇り一時晴れ

昨日は、夕方まで待ったが、西の空は雲に覆われ、夕日は期待できなくなったので、先へ進むことにした。

狭い県道59号を通って湯ヶ島温泉まで上ったが、峠は霧に包まれた。前が見えず苦労する。ほとんどすれ違う車もなく、寂しい山道。国道414号線に出たときにはすっかり暗くなっていた。そこから北上し、途中、夕食を食べ、伊豆の国市にある「道の駅 伊豆のへそ」で泊まる。

夜10時ころ、おまわりさんが来た。免許証提示を求められる。「あおやなぎさんね」「いえ、あおやぎです」「あおやなぎさん・・・」「いえ、あお・・・、いいです」「今まで警察にやっかいになったことある?」ちょっとひっかかる聞き方だった。

「どういう意味ですか? スピード違反で捕まったことありますけど」「いや、いいです、いいです。旅行?」「ええ」「どこへ行くの?」「西へ向かって」「ところで、ここはバイクが多いの?」俺に聞くかなぁ。「どうして俺に聞くんですか? 初めてだからわかりません」

他にも、次々質問される。答えに窮したり、怪しい答だと、そこから嘘を見抜くのかもしれない。そのあたりに関してはプロだ。こういうおまわりさんたちのパトロールがあるから、日本の治安が守られているのはわかるが、ちょっと聞き方があるんではないの? わざとかな? これもテクニックなのかもしれない。まぁいいか。

ところで、他にも車が止まっていたが、窓を開けさせられたのは俺だけだった。そのわけは、皆さんのご想像通りだと思います。

今日は、6時半起床。7時出発。国道136号線を北へ走る。三島市で国道1号線にぶつかるので、それを左へ。ラッシュの時間と重なった。沼津市、富士市を通過。「道の駅 富士」で、遅い朝食と休憩。そのあと、由比漁港に寄る。

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ここはサクラエビが有名で、2年前のゴールデンウィークにも来た。ちょうど、「サクラエビ祭」の日だった。出店がたくさん出て、サクラエビのかき揚げを食べた記憶がある。今日は、ひっそりとしていたが、駐車場には直売所もあって、観光客が立ち寄るようだ。

静岡市に近づくと、国道1号線バイパスも渋滞でなかなか進まない。工事中なのだろうか。ようやく渋滞を抜けて走り出すと、山の中に「道の駅 宇津ノ谷」があったので休憩。

ここの観光案内の看板で、明治時代に造られたトンネルがあることを知った。

「トンネル?」

トンネルに敏感になった俺だ。トンネルマニアにでもなろうか。明治時代のトンネル、行かずばなるまい。意地でも。(何に対する意地?)

ところで、この峠には、明治のトンネルのほかに、大正、昭和、平成のトンネル4本が平行に通っていた。時代が変わるごとに新しいトンネルが増えてきた、ということだ。

昭和、平成のトンネルは現在の国道。大正時代のトンネルは現在の県道。明治時代のトンネル「宇津ノ谷隧道」は、今は車では通れないので歩くしかない。

入り口に車を停めて、写真を撮る。だれもいない。寂しい。もしかしたら、心霊スポットになっていたりして。でも、れっきとした、土木遺産だ。「登録有形文化財」になっている。心霊スポットだなんて、トンネルに失礼でした。

「このトンネルは、旧東海道を通行する人たちのために、明治9年総工費24,000円で築造された、日本最初の有料トンネルです。トンネルの構造は、静岡口の約20mは青石造りでしたが、大部分が角材の合掌造りであったため、明治32年に照明用カンテラ失火により、消失崩壊し、一時、廃道となりました。現在の赤煉瓦トンネルは静岡口を直線に手直ししたため、長さ203mとなり、明治37年に竣工しました。」

反対側まで歩いた。上からぽたりと、しずくが垂れた。さすがに今日は歌わなかったよ。

清水市からきたという散歩をしているおじさんがいた。旧東海道よりも古い峠道が、整備されて、散歩道になっているという。昔は難所で、物の怪や山賊におびえながら山越えした。道から見えた村に、旅人はみんなほっとしたらしい。わかる、わかる。今でさえ、ここで、このおじさんと会って、俺はホッとしたよ。

ところで、このトンネルが有料だったというのは面白い。説明の看板には、

歩行者(人)  6厘
荷馬      1銭2厘
かご      1銭5厘
一人乗り人力車 1銭5厘
大荷車     3銭2厘

と、ある。ここまで人力車で上ってきた人もいたんだね。今の物価に換算するとどれくらいになるんだろうか。このお金を払いたくない人は、山の峠道を通っていたのだろう。お金を払って「楽」と「安心」と「時間」を買うという発想は、昔も今と同じ。

おじさんは、これからどこへ?と聞くので、埼玉から来て紀伊半島一周しようと思ってますというと、「いいねぇ。優雅だねぇ」という。でも、それほどうらやましがっているふうにも見えなかった。

ところで、牧の原茶園に行くなら、国道1号のバイパス(今は無料)を行って、金谷で降りればいいと教えてくれた。

国道473号線を南に下ると、坂を上るようなかっこうで、ぐんぐん高度を増す。高台を走る。そして、だんだん周りが茶畑になっていく。大井川と金谷の町並みが一望に見渡せる、牧の原公園という小さな公園があった。

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ここのベンチに座って、さっきスーパーで買ったサンドイッチを食べる。野良猫がいて、消極的にエサをねだる。「いらないよ」という顔をしながら、寄ってくるのだ。一切れ投げると、最初は食べない。「こんなもん、食べられるかよ」とでも言いたそう。でも、もっと美味しいところをくれそうにないとわかると、しぶしぶ食べる。

猫とは、こんなやつ。でも、俺はこういう猫が好き。風が少し冷たく感じた、秋の昼食。

国道473号線をもっと南下して、県道79号線に入った。どこまでも茶畑。狭いところを適当に走ってみる。行き止まりもあった。扇風機がたくさん立っている光景は独特だ。写真を撮る。

金谷に戻り、スーパーの駐車場でこのブログをアップする。これからどうするか。まだ決めてない。その結果は、明日のブログで。


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