« 2007秋、車中泊の撮影旅 (5) 浜名湖、舞阪、渥美半島、伊良湖 | トップページ | 2007秋、車中泊の撮影旅 (7) 伊勢志摩、海苔ひび »

2007/10/13

2007秋、車中泊の撮影旅 (6) 伊勢神宮、赤福

071013_1
10月13日、土曜日、晴れ

昨日、「道の駅 伊良湖クリスタルポルト」で、ブログをアップしたあと、食堂で、「焼大あさり」400円と、「海草塩ラーメン」650円を食べた。

この「焼大あさり」はここの名物らしい。大きな肉厚のあさりがふたつ。なかなかうまい。ビールが欲しくなるところだが、車なのでしかたない。店員に聞いたら、ここ伊良湖で採れたあさりだという。

伊良湖から国道259号線で東へ。暑い。日陰がない。田原町の道の駅で休憩し、近くの蔵王山展望台へ上った。豊橋市街地や三河湾がよく見える。

展望台に、地上望遠鏡を構えている青年がいた。双眼鏡も持っている。「鳥ですか?」と声をかけた。タカの一種、「サシバ」という渡り鳥を待っているという。俺は、鳥については、まったくわからないので、かなり幼稚な質問をしたかもしれない。でも、この大阪から来たバードウォッチャーの青年は、嫌な顔もせず、親切に説明してくれた。

サシバは、この季節、南に飛んでいくらしい。冬は、フィリピンやインドネシアで過ごし、夏は、日本、韓国、中国東部までやってくるようだ。彼は、3日間ここにいるらしいが、今朝も何羽か見たという。ほんとうは、鳥を見るなら伊良湖のほうが有名で、南へ下る鳥が、伊良湖に集まるようだ。

蝶が飛んでいったが、「あれも、南へ渡っていくんです」と教えてくれた。名前を聞いたが忘れた。上昇気流を利用するらしいが、すごい旅をするものだ。俺も気流に乗っかって飛ばされたい。どんな気流かは、この際、上昇でも下降でもかまわない。

豊橋市から国道23号線で、名古屋方面に向かう。安城市にある「道の駅 デンパーク安城」に泊まる。近くのスーパーで弁当を買って食べた。

今朝、6時半起床。7時半出発。

国道23号線に出た。この国道で伊勢湾を半周する。名古屋市の南、四日市市、津市、松阪市を経由した。土曜だからだろうか、道は渋滞がなく、スムーズに走ることができた。

伊勢市に着いたのは、11時ころ。ものの本によると、「お伊勢まいりは外宮から」というので、まず、外宮の「豊受大神宮」へいった。参拝客用の広い駐車場も完備して、気持ちよくお参りができるのはいい。

豊受大神(とようけのおおかみ)は、コメをはじめとする衣食住の恵みを与えてくれる、産業の守護神だそうだ。今月15、16日は、神甞祭がある。神様に新穀をささげ、豊穣に感謝する祭で、日本の稲作の象徴的な祭とも言われている。

うっそうとした杜の中に点在する、御正殿、土宮、多賀宮、風宮などを回る。この舞台装置が効いているのだろう、普段はまったくといっていいほど信仰心のない俺でさえ、心に緊張感を覚え、日々の悪行(?)の反省をする。もちろん、それ以上にご利益に期待して手を合わすんだけどね。

内宮は、外宮から4kmほど離れている。駐車場はいっぱいで、五十鈴川の河川敷の臨時駐車場に車を停めて、約2kmを歩いた。

旧参宮街道の、「おはらい町通り」を歩く。木造の建物がたくさん残っていて、なかなか風情がある。干物屋の前に人だかり。焼いた沖キスの試食をさせていた。俺も、小学生の男の子と張り合って、沖キスをゲット。旨いなぁ。只だと、特に。

071013_2
それにしても、ここは、あまりにもタイムリーな場所なのだ。この通りに290年の伝統のある(あった)老舗「赤福」の本店がある。(写真)

製造年月日を改ざんしていたのが発覚し、一昨日あたりから、しょっちゅうニュースでやってるね。ここまで「宣伝」されると、ミーハーな俺としては、この「赤福」の餅をぜひ食べたくなってしまった。ちょうど伊勢神宮に来るつもりだったし。

当たり前の話だが、店は閉まっていた。赤福の餅を食べれると思って来た俺はどうかしている。こんな問題起こしておいて、平気で営業しているはずがないのだ。本店だけではない。どの店からも赤福の餅は姿を消していた。

店の戸には、「お詫び」の張り紙。観光客は、みんな、その張り紙を読んだり、店の前で写真を撮るものだから、大混雑して、警備員が、どかせていた。

お伊勢まいりを終えたら、「土産に赤福の餅」、というのが定番だったらしい。290年の信頼も、これでどうなるのか。何だか似たような問題が次から次へと出てきて、それほど衝撃を受けなくなってきた、俺たちの麻痺には要注意だろう。中国のダンボール肉まんを笑ってはいられない。

これはきっと、赤福の問題だけじゃない。きっと、俺たち日本人全員の思想(と言ったら大げさなら、考え方)が反映しているのだ。たとえば、「経済至上主義」なども、その一部だろう。赤福だけをせめても、日本人に巣食った精神の病の解決にはならないように思う。

だったら、どうすればいいのか? 俺に聞かれてもなぁ・・・。

内宮(皇大神宮)は、皇室の祖神、天照大神を祀る。木製の宇治橋を渡り、玉砂利の参道を歩いていくと、4重の垣根に囲まれている御正宮がある。ドイツ語で話す20人ほどの外人グループが、めずらしそうに写真やビデオを撮っていた。玉砂利が歩きにくそうだったが。

大木の間からさしこむ日の光が美しい。五十鈴川の水音が心地よい。木にも、川にも、カミが宿るという思想で、赤福を再生させることはできないだろうか、なんてね・・・。
071013_3

帰り、「おはらい町通り」の中ほどにある、「おかげ横丁」の「ふくすけ」という店で、「伊勢うどん」(450円)を注文。見た目、汁が黒くて、濃い味付けかな?と思ったら、まったくそうではなくて、薄味だった。

もちもちしたうどんは旨かった。昔、お伊勢まいりした旅人たちも、このうどんを食べていたんだろうなぁ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ランキング参加中。クリックして1票お願いします。
Banner_01にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ

|

« 2007秋、車中泊の撮影旅 (5) 浜名湖、舞阪、渥美半島、伊良湖 | トップページ | 2007秋、車中泊の撮影旅 (7) 伊勢志摩、海苔ひび »

コメント

あもんさん

今日は、三重県伊勢志摩です。一日雨だったので、ゆっくりできました。
晴れると写真を撮って忙しいもので。
明日、伊勢神宮で、神嘗祭があるので待ってます。あさってもあるので、どうしようか迷ってます。

投稿: あおやぎ | 2007/10/14 17:01

青柳さん。おはようございます
また、始まったのですね車中泊
前回同様面白いです

僕も人の行列の後ろには並ばないタイプ
ちょっと路地裏にある素朴で
頑固に味を守っているようなお店が好きです
そんな店を見つけたとき
優越感を感じるのは僕だけでしょうか?

投稿: あもん | 2007/10/14 07:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/78642/16656409

この記事へのトラックバック一覧です: 2007秋、車中泊の撮影旅 (6) 伊勢神宮、赤福:

« 2007秋、車中泊の撮影旅 (5) 浜名湖、舞阪、渥美半島、伊良湖 | トップページ | 2007秋、車中泊の撮影旅 (7) 伊勢志摩、海苔ひび »