« 尖閣諸島の中国船衝突「流出」ビデオ | トップページ | 『電線王国』 電線・電柱・鉄塔 (第2弾) »

2010/11/06

映画 『アイランド』と尖閣諸島の流出ビデオについて

101106
(常識を疑わないとわからない写真もある)

『アイランド  THE ISLAND 』という2005年の映画があります。

出演: ユアン・マクレガー, スカーレット・ヨハンソン
監督: マイケル・ベイ

「全てが管理された地下施設で暮らすリンカーンとジョーダン。彼らの夢は、地上最後の楽園 “アイランド” に行くこと。だが、自分たちが臓器提供のためだけに生かされている “クローン” であることを知った二人は、生き延びるため、そして自分自身を取り戻すための逃避行を開始する。。。」( Yahoo!テレビ.Gガイド参照〉

臓器提供のための“クローン” だとしても、それを知らずに、楽園 “アイランド”へ行けると信じて生きられれば、それはそれで幸せなのかもしれません。

これはSF映画ですが、でも実際の世界でも、これと似たような状況なのではないか?と思い、ちょっと怖くなります。

生まれたときからある環境(常識)で生きてきたら、それが当たり前だと思い、疑問をもたないということです。

その常識で生きるなら、外の世界(他の常識)を知らなくても、それはそれで幸せなのでしょう。たとえば、日本人が日本国内だけで生きていけるなら。

ただ、疑問を持ってしまった人間にとっては、外の世界が気になってどうしようもありません。いいとか悪いということではなくて、見ずにはおけない、知らずにいられなくなる、という感覚は俺にもわかります。気がついてしまったら、もうだめなのです。

外の世界を知ってどうだっていうんでしょうか。この常識内でおとなしく暮らしていれば、幸せなのに、不幸になるかもしれないリスクをおかしてまで外の世界を見たがるというのは・・・。

だから、内がいいか、外がいいかは、自分の目で見て、体験して、自分で決められればいいのです。『アイランド』の主人公の二人も、自分で選択して、クローンとしての生き方を受け入れるなら、それはそれで「いい」と思います。選択できるなら、どっちでもいいわけです。問題は選択の余地がない場合です。ようするに、内しか知らない場合です。

この映画を観て、俺たちは、どうなんだ?と疑問に感じます。ある常識に慣らされていると、その外側を知るのはとても大変です。

たとえば、昨日から話題になっている尖閣諸島の流出ビデオ。俺は日本人で、日本で生きてきたので、どうしても「日本人の目、日本の常識」で見てしまいます。

真実はどこにあるのか? それを知りたくても、もう裁判はないので、うやむやのまま。真実を見ようとすることよりも、「ほら、中国船の方からぶつかったんだから、あやまれ!」とつい叫びたくなります。もう俺たちには、中国船がわざとぶつかったようにしか見えなくなっているのです。

いや、もちろんそうなのかもしれません。俺もそうだと思っています。でも、中国人なら違うように見えているはず。

日本人、中国人、どちらも、自分の常識から逃れられません。そこが、まるで"アイランド"行きを夢見ているクローンたちとだぶってしまうのは、俺だけでしょうか。


にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

|

« 尖閣諸島の中国船衝突「流出」ビデオ | トップページ | 『電線王国』 電線・電柱・鉄塔 (第2弾) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 尖閣諸島の中国船衝突「流出」ビデオ | トップページ | 『電線王国』 電線・電柱・鉄塔 (第2弾) »