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2011/01/31

加藤被告に屈したのか? 秋葉原の歩行者天国の再開について

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秋葉原の歩行者天国が、先週から再開されました。

ただ、路上のパフォーマンス禁止、ビラ配り禁止、記念写真で立ち止まると注意されるなど、かなり規制されているようです。

なんだか、変です。腑に落ちません。

でも、「変だ」と感じている人はたくさんいるでしょう。どうしてこんな「変な歩行者天国」で再開したのでしょうか。

たぶん、妥協の産物なんでしょう。

また「第二の加藤被告」が現れて、無差別殺傷事件を起こされると警戒する人たち、そして、危険よりも「歩行者天国本来の楽しさ」を優先させたいと思う人たち。その両者のせめぎ合い、妥協、そんな形に見えます。だからチグハグな印象はまぬがれません。

でも、考えれてみれば、「第二の加藤被告」は秋葉原だけに現れるわけではありません。それこそ渋谷の交差点だって危ない。どこにもそのリスクはあります。いや、一度経験した秋葉原には、防犯カメラも増え、人々に警戒感があるので、むしろ、犯人側から言えば、他のところでやったほうが成功率は高い、ともいえます。

毅然として「楽しい歩行者天国」を続けてほしかった。

ただ、あの事件が起きる前から、路上の過激なパフォーマンスを煙たがっていた人たちはいただろうから、事件がいいきっかけで、そういう過激なパフォーマンスを排除するいい口実にはなったと思いますが。

そしてここが一番気になるのですが、加藤被告は、「してやったり」という達成感を味わっているのでは?という腹立ちさを感じます。もし歩行者天国が次の週も淡々と続いていたら「こんな事件を起こしても何にも変わらないんだ」という敗北感を与えられたのではないか。(実際問題として、中止はやむをえなかったとは思いますが)

でも、こんなおっかなびっくりの歩行者天国では、完全に加藤被告に、世間が屈したようにも見えてしまいます。「安全」だけ優先する今の風潮を強烈に馬鹿にして笑い、「俺の力はすごいんだ」と勘違いしているかもしれません。

自殺するために他人を巻き添えにして、あたかも、社会悪が動機みたいに偽装し、あわよくば世間の同情を買おうとする加藤被告のような人間に屈したら、また「第二の加藤被告」が現れてしまうのかもしれません。


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2011/01/30

今晩のNHKスペシャル 『ホットスポット 最後の楽園』は、マダガスカル

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今晩、午後9時からのNHKスペシャル 『ホットスポット 最後の楽園』 マダガスカルです。マダガスカルは、今まで行った中では、特に気に入った国なので、放送が楽しみです。

写真は、ムルンダヴァ郊外のバオバブの木。a-Galleryにも写真がありますので、もしよろしければどうぞ。

Ya_2a-Gallery バオバブの木 写真ギャラリー


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2011/01/28

NHKスペシャル『ホットスポット 最後の楽園』 マダガスカル ~太古の生命が宿る島~

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NHKスペシャル『ホットスポット 最後の楽園』

第1回は、「マダガスカル ~太古の生命が宿る島~」です。

総合1月30日(日) 午後9時

マダガスカル。よかったですね。マダガスカルに棚田を撮影に行く人間もそう多くはないと思いますが、せっかく行ったんだからと、人並みにバオバブの木や、珍しい動物も見学しました。

写真の猿は、キリンディ公園のシファカです。ジャングルを2時間ほど歩き、ようやくご対面。それと名前は忘れましたが、下のサルは、アイアイの仲間? 番組では、「ネズミキツネザル」と言っていたような。

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2011/01/23

中国映画 『鬼が来た (鬼子来了)』

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中国映画 『鬼が来た (原題:鬼子来了)』を観ました。(ネタバレ注意) 

監督: 姜文(ジャン・ウェン)
出演者: 姜文、香川照之 など

2000年のカンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞した中国映画。日本では2002年公開。

「第二次世界大戦下の1945年。中国華北地方の万里の長城にほど近い村に住む青年・馬大三の元に、突然一人の男が現れ、馬に銃を突きつけながら2つの麻袋を預かるようにと脅して去っていった。その麻袋には日本兵と中国人の通訳が入っていた。村から日本軍の野営地まで程近く、日本兵を捕らえていると知られると村人達の命が危ない。日本兵と中国人の、奇妙な友情と悲劇を描く。(Wikiより)」

モノクロ映画で迫力もあり、おもしろい映画です。(最後の1分間だけカラーになります)

ある謎の人間に捕まえられた日本兵(香川照之)と中国人通訳のふたりと、村人の奇妙な友情。コミカルなシーンも多い。それが前半。

そして後半は、一転して恐ろしい内容になっていきます。日本兵たちが、ちょっとしたきっかけから、村人の虐殺を始めてしまいます。あまりにもリアルです。いままで村人と仲良くしていた兵士まで、村人に手をかけてしまいます。

日本兵の姿は借りていますが、この狂気は、どんな人間にも共通する危うさだと思って観ないとダメなのかもしれません。だから「反日映画」などという単純な映画ではありません。

普通に考えれば、「鬼」というのは、「日本鬼子=日本人」のことなのでしょうが、でも、もしかしたら・・・

日本軍のあとには国民党軍がやってきて、主人公、馬大三(姜文)は結局、この国民党軍の命令によって処刑されてしまうわけです。

この映画は、中国国内の上映禁止と、DVDなどの映像出版物の販売禁止の処分を受けたとのこと。どうして、この一見「反日」に見える映画が共産党から上映禁止の処分を受けるのか、ということです。

それは、去年吹き荒れた「反日デモ」と似たところがあるのかもしれません。「反日」を叫ぶ限り、当局は、あまり厳しく取り締まりません。でも、彼らが訴えたいのは、「反日」以上に「民主化」や「格差是正」かもしれません。

そういう事情を考えると、このタイトルの「鬼」とは、何を指すのか、ということが気になります。たぶん深い意味があるのではないでしょうか。


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2011/01/21

間寛平アースマラソン地球一周40000キロ ゴール!!

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間寛平アースマラソン 地球一周が、ゴールをむかえました。

中国に入ってからはツイッターで時々様子をうかがっていましたが、途中病気と闘いながらの完走、ご苦労様でした。

もう走るのは嫌だといっていましたが、たぶん、また走ってしまうんでしょうね。

いつかはやってみたい「世界一周」。

さすがにマラソンではやれませんが、なんとか死ぬまでに地球を体で感じてみたい。


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2011/01/20

犬のような嗅覚を持つ女刑事 『デカワンコ』

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先週土曜日からコメディー・ドラマ『デカワンコ』が始まりました。「デカい犬」という意味ではありません。

犬並みの嗅覚を持った女刑事(デカ)一子(わんこ)、多部未華子が主演です。

人間が犬のような嗅覚を持つなんて、ばかばかしい、ありえない設定だなぁと思っていたら、オリヴァー・サックス著の『妻を帽子とまちがえた男』に、ある医学生が夜、犬になった夢を見て、目覚めたら、犬のような鋭い嗅覚になっていた、という話がありました。カフカの『変身』みたいなこともあるんだなぁとびっくりです。(もしかしたらカフカもそういう感覚の体験があったのかもしれませんが)

ただ医学生は麻薬を服用した、とあるので、嗅覚が鋭くなったと錯覚した可能性もあるんじゃないかとも思うんですが。

脳に障害が起こると、ある感覚を補うように別の感覚が鋭くなるという話は聞きますが、それとは違うようです。まず、脳にダメージを受けたわけではないこと。(麻薬の服用はダメージを与えるようにも思うのですが) そして「突然」であること。

もともと人間には、それだけの能力が潜在的に備わっているのですが、ふつうの人は、それを抑制しているのではないかということです。つまり「嗅覚が鋭くなった」のではなくて、「鋭い嗅覚を抑制するものが外れた」ということらしい。

たしかに、あまりにも鋭い感覚を持つと生きにくくなります。ほどほどの感覚が人間にはいいのかもしれません。

三週間後、感覚は元に戻ってしまいましたが、「芳香あふれる世界があまりにも生き生きとしていてリアルだったので、まるで別世界へ旅をしているようでした。もう一度犬になれたらなあ、と思います」といっています。

ちょっとうらやましい。世界を匂いで感じたら、どう見えるんだろう。

俺はまだ電柱のオシッコの匂いで、近くにかわいい雌犬がいることもわからないし、ヴィーノの肛門の匂いを嗅いでも、ウンチ臭いだけですが。

まだまだ修行が足りません。


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2011/01/17

原稿の中の登場人物からメールがきたような不思議な感覚

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先日はあらためてネットのすごさを感じました。

30年前にスペインで会った人から連絡があったのです。

スペインの小さな街で、10日間ほどローマ時代の遺跡発掘したときのボランティア仲間でした。当時は彼も学生でした。

住所もわからず、ずっと音信不通でしたが、「あなたは1978年ころ、スペインに来たことありませんか? そのときの日本人を探しています」と、メッセージが来たのでした。さっそく当時の記念写真を添付して「そうです」と返事しました。

名前だけで探し出してきたんでしょうね。ちょっと感動しました。

ただ、以前も、旅先で会った人からメールが届くことはありましたが、30年も前の人から突然来るというのは、なんだか不思議な感覚を呼び起こします。しかも驚いたのは、別の理由もあります。

と、いうのは、今、犬の原稿を書いていますが、名前(Vino ヴィーノ)の由来に、このスペインでの体験が関係していたのです。そういう原稿を書いているときに、突然、そのときいっしょだった人からメールが来ると、まるで、原稿の中の登場人物からメールが来たように錯覚します。

ボランティアの仕事は、遺跡の発掘でしたが、仕事をしながら、ひょうたんの様な皮袋から、まるでオシッコのように搾り出して、みんなで回し飲みしていたのが、Vino(ワイン)でした。だからVinoには、スペイン地中海の明るいイメージがあります。

ネットがなかったら、決して再会することはなかったでしょう。だから俺にとっては、彼はすでに堅く鍵をかけた「思い出」の引き出しに入った、俺の【世界】には存在しない人だったのです。

でも、こういうことがあると、【世界】の見方、【人とつながること】の見方が変わるのかもしれない、という予感がします。不思議な感覚です。


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2011/01/13

Kindle版 電子書籍写真集 『Asian Rice Terraces』を自主出版

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Amazonで、Kindle版 電子書籍写真集 第2弾 『Asian Rice Terraces』を出しました。

Ya_2アマゾン・アメリカ
Ya_2アマゾン・イギリス

日本、中国、フィリピン、ベトナム、インドネシア、イラン、マダガスカルの写真84点で構成しました。

ただ、今の時点でKindle版は文章中心なので、写真集には不向きなようです。はやく日本で写真集を自主出版できるシステムができることを期待するしかありません。

2.99$の最低の価格設定をしましたが、これはアメリカ在住者だけの価格らしく、国外の人(日本人も)は4.99$になってしまうようです。

なお、棚田博士、中島峰広先生の日本の棚田の概説が書かれた英文が手に入り、電子書籍にしていいと許可をもらったので、文章の本が作ることができると期待しています。これで"TANADA"を世界に広められるかもしれません。

"TANADA"の英語一般名詞化プロジェクトの第一歩です。

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2011/01/11

『神社に泊まる』 畑中章宏著 「神の庭で一夜を過ごすと、神様とより親密になれます」

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友人が本を出しました。

『神社に泊まる』 畑中章宏著
亜紀書房
1600円

熊野本宮大社、出羽三山神社、戸隠神社など、日本全国の癒しの宿坊16ヶ所を紹介しています。日本の神様に詳しい畑中章宏氏の第2冊目になります。

「宿坊案内」という体裁をとっていますが、神社の歴史も詳しく書いてあるので、神社そのもののガイドブックとして読むこともできます。畑中氏とはいっしょに棚田や廃校の取材をしたことがありますが、取材の緻密さは健在ですね。

ところで、後書きに、

「かつての参籠の旅と比べると、現代の旅ははるかに便利なものになりました。それでも、日本各地には、古の良さを残しながら、まだまだ知られていないことやまのが山ほどあります。」

とあります。俺もまったく同じように感じています。


畑中章宏著 『日本の神様』


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