夢の覚え方にも「コツというか、ある種のレシピのようなものがあります」
夢日記をつけるようになって3か月ほどになります。
夢を見ていたことは覚えているものの、どういった内容か忘れてしまう日も多く、なかなか夢を覚えておくのも難しいなぁと思う今日このごろ。
覚えておくのに一番いいのは、枕元にノートを置いておいて、目覚めてすぐメモすること。でも、これをやり始めると、以前の失敗(熟睡できなくなる)と同じことを繰り返しそうなのでやりませんが。
それで夢の内容をいったん言葉にしてつぶやくことにしました。そうするとじゃっかん覚えやすくなるようです。たぶん無意識からのメッセージであるイメージそのままで覚えておくというのは難しく、言葉にすることで、意識の世界に取り込めるのだろうと、勝手に解釈しています。
ところで、夢の記録を使って、面白い論文を書いた人がいます。
まだはっきりとはわかりませんが、俺が夢の記録をしているのは、「原風景」、「棚田」、「田園風景」といったものがどうして人間を癒すのかを知りたいというのがあります(そればかりではありませんが)。この人の研究が参考になるのでは?と漠然と感じました。
自然と無意識の関係を研究した心理学論文なのですが、自然に触れ合うことで、自分の夢の内容がどういうふうに変化していったかというものです。
ここで意外というか、面白いなぁと思ったのは、自然に親しめば親しむほど、夢に自然に関するものが少なくなっていったことです。この結果はこの人も予想外だったようです。
どうして自然に親しむと、夢に自然が出てこなくなるのか、この人なりの考察も納得できるもので、つまり、自然に親しむことで、外の自然が自分の内側の自然になることで、ことさら外の自然に関心を寄せる必要がなくなったのではないか、というものでした。
なるほど、と思います。
足りないものは増やそうとするし、多いものは減らそうとするという、夢の補償作用を考えても理屈に合うし、たぶんそうなんだろうと思います。
と、いうことは、夢で自然のことばかり見ているうちは、まだ自然に親しんでいないということでもあります。
最近の俺の夢の傾向としては、「外国」「壁」「旅」「舞台」というキーワードが多いような気がします。「外国」「旅」は最近外国旅行をしてないからだろうと思います。
風景にはとうぜん田園風景も出てくるのですが、意外にも「棚田」は出てきません。この3か月皆無です。下に書いた今日の夢も「大平原」であり「畑」です。
と、いうことはもしかしたら、俺にとってはもうすでに俺内部に「棚田」を持っているからなのかもしれません。「棚田病」を自認しているくらいだから当然そういうこともあるでしょう。
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【夢日記 ロシアの国境を越える】
そこは国境だった。狭い未舗装道路を下り、トラック数台の脇を抜けてたどり着いたところは、うっすらと靄が漂う広大な畑だった。インドか南ネパールの大平原のようにも見える。少し寒そうに毛布を頭からかぶった人たちが、畑に点在して立っていた。俺は、ここはどこですか?と手前にいた女性に聞いた。女性は、ロシアですよ、と答えた。そうか国境はもう越えたのか。俺はヴィザが欲しいんだがどこへ行けばいいのか?と聞いたら、向こうの建物を指さした。俺は建物を目指したが、どの道を通ればいいのかわからない。建物はなかなか見つからなかった。スペイン人ツーリストのカップルと出会ったのでヴィザのことを聞いたら、すでにヴィザは取ったという。
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