« 2016年6月 | トップページ | 2016年8月 »

2016/07/31

【愛犬物語百景 其の三十五】 東京都渋谷駅前 忠犬ハチ公像

160728(東京都知事候補?のハチ公の公約は「都内のドッグランを増やすこと」)


今日は東京都知事選投開票日です。

この人が当選したら、また、途中交替だろうなと思われるような候補者もいて、他人事ながら(都民ではないので)、「またか!?」と言って後悔するようなことにはならない人に投票してほしいと思います。
 
       ☆
 
今さら、という感じがしないでもないですが、【愛犬物語百景 其の三十五】は忠犬ハチ公像です。今、ハチ公は「東京都知事選挙」のタスキをかけています。外国人もさかんに記念写真を撮っていました。

忠犬ハチ公は、日本で一番有名な「忠犬」と言っていいでしょう。またハチ公はリチャードギア主演のハリウッド映画『HACHI』にもなったし、ハチ公像は待ち合わせの場所として外国人にも知られています。

ヴィーノを連れて日本一周した1年かけた旅の最終ゴールも、ここハチ公像にしました。一応、「忠犬」の聖地であると勝手に解釈したからです。

戦時中は金属供出で溶かされた忠犬ハチ公像ですが、終戦後の1948年(昭和23年)8月に再建されました。

この時、「忠犬」では軍国主義を思い起こさせるということで「愛犬ハチ公」にしようという意見もあったようですが、「忠犬ハチ公」になりました。どうして「愛犬」ではだめだったのかちょっと疑問です。

再建当時は駅前広場の中央にありましたが、1989年(平成元年)5月に駅前広場が拡張されたタイミングでハチ公像は今の場所に移されました。それまで北向きだったそうですが、渋谷駅ハチ公口の方向、東向きに修正されたそうです。

それでまたハチ公像の移転話が出てきています。

渋谷駅周辺の整備事業に伴っての話ですが、ハチ公像の一時移転先を巡ってはいろいろと候補が上がっているようです。秋田犬であるハチの生まれ故郷の秋田県大館市も名乗りをあげているらしい。

いずれ渋谷駅が新しくなったら、また帰ってくるとは思うのですが、移転時期は東京五輪のある2020年ごろらしく、ある期間、ここからいなくなってしまうようです。

とにかくも犬の像がこれほど話題になるって、日本だけのことなのか?と思って、日本滞在中のファミリー冒険家、チャールズさんに聞いたところ、アメリカにも犬の像はあることはあるそうで、有名なところではドラマの主人公ですが「ラッシー」の像があります。それと昔の何とかトレイルの将軍と犬の像とか。

それと調べてみたら、映画『HACHI』の撮影されたロードアイランド州ウーンソケット市の旧駅舎には、忠犬ハチ公像が建立されているそうです。

セントラルパークにも犬の像があります。アラスカでジフテリアが流行した時、犬ぞりを引き、血清を運んで多くの人命を救ったチャクチ犬の像だそうです。

チャールズさんも、日本全国の愛犬物語を探すことは、犬と人間との付き合い方がわかって面白いのではないかと言ってくれました。

ところで今でこそ、こんなに愛されているハチ公像ですが、ハチ公自身は、新聞に載るまでは、けっこう邪険に扱われていたらしい。駅員や焼き鳥屋にいじめられているのがかわいそうだと思った斎藤弘吉さんが新聞に投稿したことがきっかけとなってハチが有名になりました。

中には可愛がっていた人もいたでしょうが、ほとんどの人はハチを見ても通り過ぎていただろうし、関心がなかったのではないでしょうか。いったん有名になると手のひらを反すように、ハチ公が急にちやほやされたというわけですね。

ハチ公は生きているうちから像が建てられて、「神様」に昇格した稀有な犬でした。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/30

「東北お遍路写真コンテスト」 最優秀賞、優秀賞、佳作、入選作品の発表

Photocon01

「東北お遍路写真コンテスト」の最優秀賞1点、優秀賞3点、佳作10点、入選36点が決まりましたので発表します。(ただし1人1賞)

受賞したみなさん、おめでとうございます。

こちらにすべての受賞作品を掲載しています。

Ya_2「東北お遍路写真コンテスト受賞作品」

後日、東北お遍路プロジェクトの公式HP: http://cocomichi.jp/ の方でも発表します。また、何度か受賞作品を展示する写真展を開催する予定です。

8月6日(土)には、イオンタウン釜石にて「東北お遍路フォーラム特別企画 あんべ光俊トーク&ライブ」と同時に写真コンテストの入賞作品の展示も行います。お近くの方はお立ちよりください。

http://cocomichi.jp/topics/detail---id-5.html

(※受賞作品のキャプションは、左側から、作者氏名、『タイトル』、撮影場所となっています)


●最優秀賞

佐々木均 『みんなの願いを』 宮城・東松島「青い鯉のぼり」イベントで

016_2


●優秀賞
 
竹林篤 『 戻った海とがれき』 宮城・女川町で
山口恒弥 『雨ニモマケズ』 宮城・涌谷町
鹿糠清次 『ケルン鎮魂の鐘と光』 岩手・久慈市
 

●佳作
 
庄子源六 『鎮魂の祈り』 宮城・仙台市 荒浜海岸入口
大橋政博 『すずめ娘の舞い』 宮城・仙台市
阿部茂 『桜路』 福島・猪苗代
五十嵐順一 『十四番目の浜にボクはなりたい』 宮城・石巻市 北上町十三浜
内田早織 『おいしい笑顔』 福島・新地町
村上淳 『静穏』 宮城・気仙沼市 階上 お伊勢浜
田村淳二 『黎明の仙台荒浜』 宮城・仙台市
やまもとたく 『復興の狼煙』 岩手・盛岡市 赤武酒造 復活蔵
相沢開 『天高く』 宮城・気仙沼市 波路上岩井崎
八巻純子 『祝いのとき』 宮城・仙台市 八幡神社
 
 
●入選

佐藤広和 『縄文の集い』 宮城・仙台市 縄文の土器広場
鈴木佳史 『気仙沼 ― 曙 ―』 宮城・気仙沼 海の市
渡邊興次 『夫婦絆』 宮城・鬼首町
楊暁海 『止まった時空』 青森・奥入瀬
笠井忠 『いつもの静かな志津川の海』 宮城・南三陸 南三陸ホテル観洋
吉田宏 『海女さん本番』 岩手・久慈市 小袖海岸
守屋正安 『参拝』 宮城・仙台市 霊屋 瑞鳳殿
礒崎孝男 『ウニ漁』 岩手・洋野町 川尻浜
奥山広明 『虎が舞い笑顔よみがえる-気仙沼の初盆』 宮城・気仙沼
鈴木貞治 『久慈の闘牛 力漲る』 岩手・久慈市
福井昭夫 『 祭りの準備』 福島・昭和村
高橋廣 『リアス式復興美!?』 岩手・久慈市 横沼展望所付近
内田真由美 『跳ぶ』 岩手・宮古市 浄土ヶ浜
内田功太郎 『残す』 宮城・南三陸
高橋こうけん 『霊場恐山』 青森・恐山
カマタニヒサト 『野田の小正月』 岩手・野田村
武田渉 『幸せ色』 宮城・山元町
仲内大翼 『一同参陣』 福島・会津若松
金子奈奈 『「新たな荒浜」 A Renewed Arahama』 宮城・仙台市 荒浜小学校校庭
佐山勝信 『東日本大震災海上供養』 福島・いわき
小檜山裕行 『お田植え祭の行列』 宮城・岩沼市 竹駒神社
阿部豊 『慰霊の丘』 宮城・名取市 閖上
小林﨣悳 『塩釜桜満開』 宮城・塩釜市 塩釜神社
博山幸輔 『みんなで「わっしょい」!』 秋田・秋田市
佐藤昭夫 『ありがとう』 岩手
関口洋美 『風に吹かれて』 福島・三春町
末木一美 『乗馬と笑顔の女』 福島・浪江
佐藤賢 『5年目の夏』 宮城・加美郡
島貫純幸 『手から手へ』 宮城・名取市 熊野堂神社
川村裕信 『躍動』 宮城・仙台市 青葉区定禅寺通り
桑折孝雄 『祈り』 福島・相馬市 松川浦 灯台下トンネル
杉本田鶴子 『波にさらわれた獅子頭は戻った』 福島・相馬市 寄木神社
中嶋忠一 『鎮魂と復興の今』 宮城・南三陸
桑原秀美 『時代(とき)の群れ』 福島・会津若松
藤島純七 『3.11お遍路』 宮城・石巻市 大川小学校
飯島浩作 『 布引大根と風車発電』 福島・郡山市
菅原充三 『鎮守様「初夏の収穫」』 宮城・名取市


Ya_2「東北お遍路写真コンテスト受賞作品」
   
 
  
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/28

相模原障害者施設殺傷事件は優性思想の過激派テロ

160728


痛ましい事件が起こってしまいました。

ヨーロッパやアジアではイスラム過激思想に影響を受けてテロを実行してしまう若者が多いですが、今回の植松容疑者の事件は、日本的なテロの形なのかもしれません。

不特定多数を狙っているわけではありません。むしろ植松容疑者は意識して「重複障害者」を選別しているところが、先日のダッカのテロなど「外国人」を選別して殺しているISのテロリストと似ています。

そして初めから捕まってもいいと思っているところは自爆テロそのものです。

植松容疑者の場合は、優性思想の過激派テロリストなのでしょう。優性思想は、ナチスやISの思想です。ある意味、日本では、イスラム過激思想よりも危険性が高いのではないでしょうか。過去にはハンセン病患者に対する断種の実践などがありました。

ナチスによるホロコースト(大量虐殺)は、ユダヤ人、ロマ(ジプシー)、同性愛者、精神・身体障害者、重病者、反ナチス派など約500万人もの人間がターゲットになりました。(大山泰宏著『人格心理学』参照)

ナチズムはこのホロコーストで批判されますが、ナチズムは、ある意味人間の理想形を求める思想でもあったのです。

タバコやアルコールの害について啓蒙し、健康増進運動を展開、菜食主義や自然に親しむこと、子供を母乳で育てることの勧めなど、これだけ聞けば、なんて理想的な社会を目指しているんだろうと思ってしまいます。でも、それとセットになっているのが理想形から外れたものの排除です。

理想形を求めることが、最悪のことになってしまうという矛盾です。

「働きたくない」などと言っている俺なども、真っ先に排除される対象者でしょう。

でも、あえていいます。人間の価値を特定の人間が決めていいはずはありません。俺のような人間でも、何かの価値はあるはずです。どんな人間であろうときっと社会には必要なのです。いや、必要、不必要うんぬんではなくて、現に俺はここに生きているということで十分でしょう。

ところで数年前、鳩山由紀夫元総理はこう言ったことがありました。

地球から見れば、人間がいなくなるのが一番優しい自然に戻るんだという思いも分かる

これも優生思想と通じるところがあるのではないでしょうか。いや「宇宙人」と呼ばれる通り、鳩山さんは地球人を越えて、宇宙人としての優生思想ですが。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/27

今日は、二十四節気「大暑」、七十二候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」

160727(佐賀県玄海町 浜野浦棚田)


今日は、二十四節気「大暑」、七十二候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」です。「土が湿って蒸暑くなる」という時期です。

でも、今年の7月はなんか変。関東地方はここ1週間ほどあまり暑くないので助かっています。

まぁこれで夏が終わりってことはなく、これからが本番だとは覚悟していますが。

「土潤溽暑」は、明治時代に改訂された「略本暦」のものですが、これは中国の「宣明暦」でも同じです。二十四節気は観念的な言葉が多いのに対して、七十二候は具体的な事物の言葉多く、言ってみれば「季節あるある」ですね。

日本でも中国でも、この7月下旬は蒸し暑くてたまらにということです。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/25

お犬様は山への信仰

160716


『オオカミの護符』は、神奈川県川崎市の土橋出身の小倉美恵子さんが、自宅の古い土蔵に貼られた一枚の護符をきっかけにして、オオカミ信仰の世界を探っていくというノンフィクションです。

2008年には『オオカミの護符 里びとと山びとのあわいに』が、文化庁映画賞文化記録映画優秀賞を受賞、地球環境映画祭アースビジョン賞を受賞していますが、『オオカミの護符』はこの映画がきっかけとなって出版された本です。

「庶民がお山に参拝する行いの源には、遥かな古代から脈々と続いてきた「山への信仰」が息づいているように思われた。私たちの暮らし、いや命は、今も変わらず山から生まれ出る水が支えてくれている。」

とあります。

多摩川という1本の川に注目して俯瞰してみると、武蔵御嶽神社の御岳山は、奥多摩湖を経て笠取山に続いています。御岳山や笠取山は、多摩川の水源に当たり、小倉さんの土橋は下流域に当たります。水が流域の田畑を潤し、人々を生かしているということが手に取るようにわかります。

小倉さんの旅は、武蔵御嶽山から、荒川流域の宝登山神社、猪狩神社、源流域である三峯神社訪ね、オオカミ信仰の意味を探し求めています。

土蔵に貼られていたお札はいったい何なのか?を追っていくような構成になっているので、謎解きの面白さのようなものも感じるし、お犬様信仰=オオカミ信仰というのが、山への信仰とつながっていることがよくわかる内容になっています。

山への信仰とは、広く見れば、自然への信仰と言えるだろうし、お犬様=オオカミは、鹿や猪の害から守ってくれる存在であり、何度も書いていますが、『もののけ姫』の白く大きな三百歳の犬神、モロの君に代表される、自然を象徴する存在です。「大口真神」というカミ、あるいはカミそのものではなくても、カミの使い「眷属」なのです。

「オオカミ」を「お犬様」と親しみを込めて呼び替えるところは日本的かなぁと思います。「オオカミ」よりも「お犬様」の方が優しく感じるし、親しみがわきます。ただ、これは秩父にいたオオカミが、犬との雑種だったかもしれないということとも関係ありそうです。

直良信夫著『日本産狼の研究』によると、

「昔の人びとが、山犬もしくは山の犬と呼んでいたものは、真正の狼や野生犬を含めての呼び名であったことだろう。が、実際には見かけの上では、そのどちらともつかない雑犬が主体をなしていたのではなかったであろうか。…(略)…関東地方に遺存している二ホンオオカミの頭骨類を検してみると、狼本来の標徴を有しながらも、なおかついちじるしく家犬化した頭骨類がはなはだ多い。」

とあります。犬との雑種がいたようです。雑種でなくとも、山にはオオカミ、野犬がいて、なかなか区別はつけにくかったのではないでしょうか。

ところで、オオカミ信仰など、古臭いと思う人もいるかもしれないですが、自然信仰の象徴的なものなので、きわめて現代的なテーマでもあると思います。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/22

2016年7月23日(土)、山形県高畠町 犬の宮・猫の宮でペット供養祭

160722_0(犬の宮 二の鳥居)

160601_3(犬の宮 左側の犬の狛犬)

160601_4(犬の宮 右側の犬の狛犬)

160722_3(犬の宮 亡くなった愛犬の写真やリードが奉納されている)

160722_1(高安犬の碑)

160722_2(高安犬の碑文)

160601_6(猫の宮)


2016年7月23日(土)には、山形県高畠町 犬の宮・猫の宮でペット供養祭が行われます。全国のペットを供養するそうですが、供養の希望者は予約が必要なようです。

犬の宮・猫の宮についての由来については、

【犬の宮】
和銅年間(708~711)のころ、都の役人になりすまして村人から年貢を取り立てていた古狸がいた。二匹の犬によって倒されるが、犬も死んでしまう。「村の大難を救ったこの犬を村の鎮守とせよ」という座頭のお告げにより、崇め祀ったものが犬の宮の由来とされている。

【猫の宮】
延暦年間(782~806)のころ、犬に退治された古狸の怨念が大蛇になってあらわれた。観音様の化身である猫はその大蛇を倒したが、自身も死んでしまう。猫を飼っていた夫婦は猫をねんごろに葬り、観音堂を建て供養を行った。

階段を上りきると、左右に犬の狛犬が鎮座しています。これが伝説で村の大難を救った、甲斐の国から借りてきた二匹の犬、三毛犬と四毛犬だそうです。

社には、亡くなった犬の写真や、使っていたリード、おもちゃなどが奉納されています。飼い主にみんな愛された犬だったんだなぁとわかります。

ここは直木賞受賞作の戸川幸夫著『高安犬物語』の舞台になったところでもあり、犬の宮に上る手前に高安犬の碑があります。

この地に生息した高安犬(こうやすいぬ)というのは、強い耐久力と激しい闘魂を持つ優秀な狩猟犬(またぎいぬ)として有名だそうです。

猫の宮は、犬の宮から70mほど離れた杜にありました。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

今日は、二十四節気「大暑」、七十二候「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」

150722_2

160722


今日は、二十四節気「大暑」、七十二候「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」です。

「桐の実が生り始める」などといった意味です。

季節的には、そろそろ梅雨が明けるころかなと思いますが、今年ははっきりしませんね。関東の水がめが例年よりも貯水率が低いことでもわかるように、雨が少なく、かと言って、梅雨明けが早いわけでもなさそうです。

ところで、桐と聞くと、桐箪笥など高級家具をすぐ想像してしまいますが、実際桐は湿気を通さない、割れや狂いも少ないなど、優れた性質を持つ高級材だそうです。

日本では、箪笥、箏、神楽面、下駄の材料にになっています。

他に、500円硬貨の裏や、パスポートにも桐のデザインが使われています。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/20

「東北お遍路写真コンテスト」 仙台で応募作品の審査会

160720_0

160720_1

160720_2

160720_3


昨日は仙台で「東北お遍路写真コンテスト」の審査会がありました。

審査会場は市街地を一望に見渡せる、仙台駅から徒歩10分くらいにあるSS30ビルの26Fの会議室で行われました。

審査委員は、募集要項でもお知らせしていた通り、東北お遍路プロジェクト理事長の新妻香織さん、東北お遍路創生委員の結城登美雄さん、写真家の齋藤康一さん、そして俺の4人と、プロジェクトのスタッフもオブザーバーとして参加していただきました。

●最優秀賞1点 ●優秀賞3点 ●佳作10点 ●入選36点

を選びましたが、近日中に受賞された皆さんには結果をお知らせし、お遍路プロジェクトのHPや、当ブログでも発表します。しばらくお待ちください。

応募いただいた方々にはお礼申し上げます。

正式な発表では、審査員の講評も掲載しますが、とりあえず今回の応募作品全体を見ての感想です。

風景写真は少なく、人間が入った写真、特にお祭りの写真が多かったのですが、復興というものを考えた場合、コミュニティの大切さがもっともよく現れる祭りというイベントが多くなるのも当然ではないか。審査委員の間でそういう話にもなりました。

そうかもしれないですね。まぁ被写体のバランスはいいと思います。

趣旨から外れた場合は、上手な写真であっても選ばれませんでした。それとなるべく被写体がかぶらないようにして選びました。

受賞作品を展示する写真展は、1カ所は岩手県野田村が決まっています。他は検討中です。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/18

「ル・コルビュジエの建築作品」の世界文化遺産登録決定のニュース

160520_1(本館前の、オーギュスト・ロダンの『カレーの市民』)

160718(本館2Fにあるピエール=オーギュスト・ルノワールの『アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)』)


トルコのクーデーター騒ぎで、イスタンブールで開催されていたユネスコ世界遺産委員会の審議がストップしたらしいのですが、会議は再開し、予想通り、国立西洋美術館本館を含む7カ国17資産で構成される「ル・コルビュジエの建築作品」の世界文化遺産登録が決まりました。

日本の世界文化遺産はこれで16件目、自然遺産も含めた世界遺産は20件目となりました。東京都としては、小笠原諸島に次いで2件目です。

西洋美術館本館はフランス人建築家、ル・コルビュジエの日本国内唯一の作品です。美術館の中身(内容)に気を取られて、建物そのものは良く見てなくて、正直、あまり印象に残っていません。写真もロダンの彫刻作品の後ろに見えるだけです。

今度行ったら、建築作品としてよく見ることにします。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/17

今日は、二十四節気「小暑」、七十二候「鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)」

160717(伊豆シャボテン公園の鷹のショー)


今日は、二十四節気「小暑」、七十二候「鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)」です。

「鷹乃学習」は、鷹の幼鳥が飛ぶことを覚えるころという意味です。ワシ・タカ・トビは「鷹目」だそうですが、正直区別がつきません。

どうして七十二候に「鷹」が登場するのか、ちょっと調べてみたら、日本文化に深く関係していたようです。

「古代、鷹狩りは「君主の猟」といわれ、誰もができたわけではありませんでした。皇族や貴族高官の特権であり、また神事・儀式であったのです。武士の時代になると武芸のひとつともされ、徳川時代は幕府のイベントで鶴を捕ったりもしました。明治時代になると、「古技保存」として宮内庁の所属となりました。」(tenki.jp参照)

鷹匠は、戦後まで宮内庁に所属していたそうです。鷹は、大切な神事・儀式に関わっていたということですね。

ところで、最近は、カラス被害、ムクドリ被害の対策として、天敵である鷹を放って、カラスやムクドリを追い払っているところもあると知りました。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/16

フランス・ニースで起きたトラック突入テロとトルコのクーデター

130612(イスタンブールのスレイマニエ・モスク )


大きなニュースです。

ひとつは、フランス南部ニースで起きたトラック突入事件です。

「テロ」と発表していますが、今のところ犯行声明もないし、フランス・チュニジア二重国籍保持者の犯人について、近所の住民の話として、宗教に大きな関心を寄せているようには見えなかったとの報道もあって、これは「テロ」なんだろうか?と疑問も残ります。

妻と3人の子供がいて、離婚手続き中だったとの情報もあります。「精神的に不安定で、攻撃的になることもあった」という住民の証言を伝えています。政治的背景はあったのでしょうか。

無差別殺傷事件であることには変わりはなく、「トラックで」という手段が、けっこうショッキングでもあります。銃や爆弾さえ要らなくて、トラックでテロが起こせてしまうんだという恐ろしさです。

たとえば、東京五輪で、マラソンコースに全速力で大型トラックが突っ込んで来たらどうなるんでしょうか。防ぎようがありません。車止めを各道路に置くなどということは現実には不可能だろうし。

今月開催される隅田川花火大会に警視庁はテロの初動対応にあたるERT(緊急時対応部隊)の配備をするようです。
 
 
それともうひとつは、トルコでクーデターというニュースが飛び込んできました。

「軍が欧州とアジアを結ぶボスポラス海峡を結ぶ2本のつり橋を封鎖した。トルコ軍参謀本部はホームページで「行政を制圧した」と発表した。」(日本経済新聞参照)

先日はイスタンブールでテロが起きたばかりです。「イスラムへの回帰」を目指しているエルドアン大統領は政府の中から世俗派を一掃してきたそうです。だから世俗派の人たちからのクーデター待望論が出ていたらしい。
 
トルコのクーデーターは、これで3回目だそうです。

夜のニュースで、クーデターが鎮圧されたことを知りました。
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/14

夢を活用した明恵とユングに倣う

160707


夢日記をつけ始めて2年近く経ったでしょうか。

生涯夢日記をつけていたという明恵のことは、河合隼雄著(河合俊雄訳) 『日本人の心を解く 夢・神話・物語の深層へ』でも触れられています。

明恵は1173年生まれの華厳宗に属する僧侶でした。16歳で僧侶になり、世俗化した仏教を避けて、山に引きこもりひとりで暮らしていました。のちに34歳の時、後鳥羽上皇から高山寺を賜ることになりました。

19歳から、亡くなる前年、58歳まで夢日記をつけていたそうです。すごいですね。昔から夢に魅かれた人がいたことに心強さを感じます。

最近は、起きた瞬間に忘れてしまい、なかなか記録するまで覚えていられないという状況になってきました。年齢かなぁ。

それでもあるパターンの夢はけっこう見ています。国が違いますが、日本に帰国する日の夢です。そして決まって出発便には間に合わない時間になっているというものです。そのあせりみたいな感情だけは、起きてからもしばらく続きます。

ただ、夢日記が何か役に立ったか?と聞かれると、どうでしょうか。そう短期間には何かが変わるというものでもないかもしれません。それと、俺も「現代人」なので、夢の威力が弱まっていることとも関係あるでしょう。

昔、夢は「神様のお告げ」だと思われていました。『日本書紀』にも、天皇が後継者を決めるために、息子である兄弟の見た夢によって判断したことが記されています。

超越的なものを信じていた昔の人は、病気が治る「治癒夢」もたくさん見ていたようです。現代では、「私」というものがはっきりして、超越的なものが決めるのではなく、自分で決めるしかなくなり、「治癒夢」もなくなってきたようなのです。夢の威力は弱くなってしまったのですね。

ユングも同じだったようです。30代のころ、フロイトと決別してから方向喪失の時期を迎えて、精神的に不安定になりますが、そのとき夢でそれを解決しようとしましたが、結果はあまり芳しくありませんでした。

そんな時、ユングの従妹の霊媒師を見て、霊媒師がしゃべる言葉は、「霊の言葉」などではなく、「霊媒師本人の無意識の言葉」であることに気が付きます。

そこから「アクティヴ・イマジネーション」という方法を考えました。「アクティヴ・イマジネーション」については、後日また書きます。

さて、ようやく心理学科目の修得票とか成績証明書など、必要書類が整ったので、「認定心理士」の審査を受けるために書類を送りました。審査が通るまであと何か月かかかるようですが。

写真家、カメラマンというのは自己申告なので、「資格」というものは必要ないし(「資質」というものはあるかもしれない)、運転免許を除けば生まれて初めての「資格」なので、けっこう楽しみです。

しかも「フリーランス」というのは自由でいいなと思われているかもしれませんが、かえって何かに根拠を持ちたいのです。船の錨のようなものですね。

ある程度の「縛り」があった方が自由を感じられるということもあるし。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/12

今日は、二十四節気「小暑」、七十二候「蓮始開(はすはじめてひらく)」

160712_2


今日は、二十四節気「小暑」、七十二候「蓮始開(はすはじめてひらく)」です。

文字通り、蓮の花が咲くころです。

仏教では神聖な花とされている蓮ですが、花言葉に「清らかな心」とか「神聖」とかありますが、他には「休養」とか「救ってください」という言葉もあります。

迷いの無い悟りの境地を求める気持ちが表れている花言葉であるようです。

この蓮は、山形県高畠町の歴史公園の池で撮影したもの。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

日本の未来予想図

160712


選挙結果は、自民党を中心とする「改憲勢力」が改憲発議に必要な参院議席の3分の2を獲得したわけですね。

「3分の2」について、選挙後に急にクローズアップされた感があって、イギリスのEU離脱派が国民投票で勝利したにもかかわらず、あらためて「離脱」の意味を悟って後悔するという姿を目の当たりにした俺たちでしたが、まるで今回の選挙もそんな雰囲気を感じなくもないなぁと。

「アベノミクス/経済政策」で投票したつもりが、蓋をあけてみたら、いつの間にか「改憲議論」が目の前に立ちはだかったような。「そんなはずではなかった」と言っても後の祭り。

まぁそれでも、改憲にしろ加憲にしろ、すんなりは行かないでしょうね。議論すること自体は、悪いことではないとは思いますが。

この「3分の2」にはむしろ、アメリカや中国や韓国が敏感に反応していて、当の日本人はのほほ~んとしている感じがします。

でも、鳥越俊太郎さんが都知事に立候補する決心をしたのは、今回の「3分の2」の結果に危機感を覚えたのも、理由のひとつのようです。日本の首都東京のトップが、「護憲派」というのはインパクト大きいでしょうし。都政にはあまり関係はないのかもしれないですが、すんなり改憲はさせないぞという意思は示せるのではないでしょうか。

日本はどんな未来予想図を描けるのでしょうか。

とにかく安倍さんは任期期間中にやりたいと言っている以上、すぐに改憲の問題は表に出てくることは間違いないと思いますが、中国の問題、北朝鮮の問題とからんだところは、百歩譲ってわからないでもないですが、そこに目を奪われると、思わぬ落とし穴に落ちる可能性もあります。

俺はISの問題がもっと心配です。「いつテロが起こるかも」という日々のストレスは、戦争のストレスと同じくらい耐えられないと感じるからです。(テロが新しい戦争の形とも言えますが)

イラク戦争のとき、日本はアメリカの要請で支援せざるをえなくなり、結果、イスラム過激派から見れば、日本も敵になってしまいました。

当時、小泉さんはアメリカにべったりでしたが、それでも少し抵抗はして、戦闘地域への派遣だけはしませんでした。そこは評価しないといけないかもしれません。

当時よりも現在、これからの方が状況は厳しくなっています。今度は安保法制があり、アメリカが要請したら、確実に戦闘地域に自衛隊を派遣しなければならない状況に陥ります。

そのためなのか、日米豪合同訓練の公開場面を見ると、市街戦の訓練をしていました。これは明らかに尖閣諸島を想定したものではなく、ISとの戦闘を念頭においた訓練のように見えます。

「尖閣諸島有事のため」と言われれば、国民も納得しやすいでしょうが、この目的はカモフラージュかもしれないですね。

はっきり言って、アメリカは、中国が尖閣諸島に来た時に、はたして100パーセント日本側に付くのかどうかはわからないそうです。それは議会で決められる問題で、その時のアメリカの国益を考えて判断されるでしょう。だからアメリカにとって、尖閣諸島は、しょせん外国の問題なのです。少なくとも中国は「国」なので、まだ交渉の余地があります。

でも、ISの問題は違います。これはアメリカにとっても優先順位は高いと思われます。テロ被害を食い止めなければなりません。どうするか?

今までのアメリカの行動から考えれば、ISを徹底的に根絶するという方向へ行くでしょう。そのためには同盟国の協力が必須なのです。いい具合に、日本もこれからは参加してくれそうです。もう日本はアメリカの要請を断れません。

こうして日本は国際化するテロ戦争の最前線に立たされることになるのでしょう。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/09

映画 『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 を観て

160709


映画 『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 を観ました。

2014年のコメディ映画でジョン・ファヴローが監督・脚本・製作・主演を務めました。原題は『Chef』。

公式HPはこちら

一言。楽しくて幸せになる映画ですね。そして「キューバサンドイッチ(クーバノ)」のおいしそうなこと。

主人公カールはあるレストランの総料理長を務めていましたが、大物料理評論家から料理を酷評され、怒りを爆発させたところをSNSで拡散されてしまい、料理人としての仕事を失ってしまいました。

失意のカールは故郷のマイアミを訪れたとき、キューバサンドイッチの美味しさに目覚めます。旧友のマーティン、前妻との息子のパーシーの3人でフードトラックでキューバサンドイッチの移動販売を始めることにしました。息子のSNSへの拡散などの効果もあり、カールの作るキューバサンドイッチはたちまち評判になりました。
Wiki参照)

美味しいものを作る・食べるフードムービーでもあり、息子と父親の関係修復のホームドラマでもあり、車で旅するロードムービー的な要素もあります。

とくに、ロードムービー的なところが楽しくて、車中泊の旅を思い出しました。

ところで、運転中3人の男が股間にコーンスターチを振りかけるのはなぜだろう?と思いました。汗疹予防のために使うベビーパウダー代わりに、料理人だからコーンスターチを使ったとわかれば、可笑しさもわかるのですが(ここ、アメリカでは大爆笑シーンなのかも)。

アメリカには「車中泊」という旅のカテゴリーはない(やっている人はいるでしょうが)とアメリカ人が言っていましたが、キャンピングカーやトレーラーハウスで旅をするのが一般的だそうで、車自体が大きいので、「車中泊」というイメージではないんですね。この映画を観て納得しました。

とにかく、おいしいサンドイッチを作って販売しながら各地を旅するなんて最高です。

映画にずっと流れているモダンなラテン・ミュージックや、ニューオリーンズのブラスが利いたジャズなどもいいですね。旅先で出会う土地と食べ物とマッチしています。

ファヴロー監督は、こう言っています。

「映画は「味わう」ことができないので、映像と音楽で「味」を表現した」

なお、公式HPにキューバサンドイッチのレシピがあります。そのうち作ってみよう。

コウケンテツ監修 キューバサンドイッチ レシピ
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/08

そのへんのことを考えて投票したい

160708


イギリスの独立調査委員会が、イラク戦争に参戦した当時のブレア政権の判断を批判しています。

けっきょく大量破壊兵器も見つからず、いってみればアメリカに踊らされて参戦したことは間違っていたと率直に反省するあたり、EU離脱問題でごたごたしていても、さすが先進国だなと思います。

ひるがえって、日本はどうでしょうか? たしか小泉総理は当初、国連の決議に従うと言っていたはずなのに、アメリカと行動を共にしてしまいました。アメリカ好きな小泉さんでしたから。

その反省もなく、バカのひとつ覚えのように「テロと闘う」と言うだけで、アメリカ盲従政策はますます進み、ついに「日本人」をターゲットにしたテロを招いてしまいました。

ISが台頭したのはイラク戦争が発端と言われています。もちろん、周辺国との諸事情があり、アメリカとの同盟関係を重視せざるをえなかった日本の立場もわかるし、俺たち国民もそれを認めてきたので、政治家だけに責任があるとも思いません。

日本人がテロのターゲットになったのは、アメリカ盲従政策だけが原因ではないとは思います。そのことについては前も書きました

最近は、自衛隊が米豪合同で軍事訓練するなど、ますます同盟は強化されているようです。ただ、アメリカも、たとえばトランプが大統領になったら、対日政策の大転換が起こるかもしれず、アメリカ一辺倒の政策には不安を覚えます。アメリカは「日本のために」日本を守っているわけではなく、「アメリカのために」日本を守っているにすぎません。(「守る」と同時に「監視」でもあるでしょうが)

沖縄県人を犠牲にしてまで日米同盟を維持することが、これからの日本に良いことなのかどうなのか、最近ではわからなくなってきました。

今度の選挙では、憲法改正がまったく争点になっていません。安倍さんはひたすら争点にならないように演説では一言も触れていません。(原発の話もどこかへ行ってしまいました) 都知事選の話題の方が盛り上がり、みんなそっちに気を取られているので、安倍さんも「やり過ごせる」と内心喜んでいるのだろうと思います。

こんな重要なことを言わないということは、何か後ろめたいことがあるからこそ言わないのだろうと想像できるし、それはきっと自公が選挙に勝ったあと、とつぜん憲法改正の話を出してくるんだろうなと想像します。

だからそのへんのことを考えて投票をしたいと思います。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/07

日本人がテロのターゲットになってしまうこと

160707


報道ステーションで、チュニジアでのテロに巻き込まれた日本人女性の旦那さんがインタビューに答えていました。

旦那さんも現場にいましたが助かったようで、奥さんの亡骸を3時間も抱きかかえていたそうです。

そして気になることを言っていました。テロ実行犯は、「Are You Japanese?」と聞いていたそうです。日本人であるのを確かめていたのでしょうか。旦那さんに直接聞いたのかどうか、インタビューからはわかりませんでしたが、旦那さんは「日本人をターゲットにしているのがその時わかった」と証言しています。

そして日本人をターゲットにしたテロが起こるようになったのは、カイロで安倍首相が有志連合に追加援助をすると演説したことと関係があると思っているようでした。

帰国してから外務省に、もっといろんな外国が危険であることを強調すべきだと提案したそうですが、無視されました。そして今回のバングラディッシュのテロは起こるべくして起こったと言っています。

たぶん安倍政権は、なるべくテロの脅威を少なく見積もりたいのでしょう。有志連合に協力したから、日本人がターゲットになったという関係性を否定したいのだと思います。でないと、今の外交政策が批判されるからです。

でも、日本人がターゲットになるのは、これだけではないように感じます。

ダッカで犠牲になったJICA関連の犠牲者を悪く言うつもりはないのですが、彼らの死を今後の教訓にしなければ、彼らも浮かばれないと思うので、あえて言います。

報道では、「バングラディッシュのために働いていて、なんの落ち度もない人たちが狙われた」と言っていますが、なんの落ち度もなかったのでしょうか?

危ないことはさんざん言われていたはずなのに、しかもみんな海外滞在のプロなのに、どうして一番危ない日に外国人が行く高級店で食事をしていたのでしょうか。そこが俺にはわかりません。すでに「日本人」を狙った事件も去年起きていたのに。

少なくとも俺ならラマダン明け近くの金曜日に、ああいった現地では高級店で食事はしないでしょうね。酒はどうだったのでしょうか。飲んでいたのかもしれません。

犯行グループは、外国人を探し回っていたようです。ほかの店にも行ったらしく、そこに外国人がいなかったので、ホーリー・アルティザン・ベーカリーに来たようです。

そこに7人の日本人がいた。7人の集団は目立ちます。「日本人」とすぐにばれます。しかもほかにイタリア人もいたわけで、ここでやるぞとすぐに決まったのでしょう。

「私は日本人です。撃たないで」と言ったそうですが、ここから想像できるのは「日本人なら安全だ」という考えがあった証拠でしょう。「日本人がターゲットになるはずがない」という過信でした。この過信は、テロリスト側の立場から見る目を持たなければわかりません。

この7人の日本人がバングラディッシュのために働いているかどうかなんて、見た目ではわからないし、興味もないでしょう。彼らに見えているのは、外国人(異教徒)かどうかだけです。しかも個人個人に恨みがあるわけではありません。「異教徒」というカテゴリーに含まれてしまうと、個人の顔は見えなくなります。(だから殺せるんでしょうが)

日本の報道では、「これだけバングラディッシュのためにやっているのに、なぜ?」というコメントが多いことからも、日本人がバングラディッシュに「いいことをしている」と日本人はみんな信じているようです。もちろん一面ではそうでも、一面ではそうではないかもしれないことは想像しなければならないと思います。

一部の人間には、もしかしたら、むしろ「おせっかい」と映っているのかも、「経済成長」=「幸福」という欧米式方程式は通じないのかも、たとえ「国に良いこと」であっても「上から目線」に感じて癪に障るのかも、その援助によって庶民ではなく、権力者や富裕層の私腹を肥やす温床になっていると思っているのかも、と。わかりませんよ、どう感じているのか俺も。

ただ、価値観の違いを想像しないと、援助も、単なる「親切の押し売り」になってしまう危険性はあるのでは、と思っているだけです。

それと、今回のテロリストの中に、去年の日本人殺害にも関与していた犯人カイルル・イスラム容疑者がいたらしい。日本人をターゲットにしているグループがいるということがこれで確実になりました。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/06

「第22回全国棚田(千枚田)サミット棚田サミット」は新潟県佐渡で開催

160703


今年の全国棚田連絡協議会主催の「第22回全国棚田(千枚田)サミット棚田サミット」は、7月14日(木)から16日(土)まで、新潟県の佐渡で開催されます。

第22回サミットのテーマは、「棚田には夢がある!~棚田の価値を知り・活かし・継承するために~」です。

【詳細・お申込みはこちらへ】

http://sadotanada.com/summit/

第22回 全国棚田(千枚田)サミット佐渡市実行委員会事務局 佐渡棚田協議会(佐渡市農林水産課内)

〒952-1292 新潟県佐渡市千種232番地
電話: 0259-63-5117
e-mail: info@sadotanada.com

ところで、サミットの前にと、来年(2017年)用の「旧暦棚田ごよみ」の注文チラシを作りました。サミット会場で予約を受けるためです。

今回5年目に入り、いよいよこれは本気で作り続けていることもわかってもらえてきたのではないでしょうか。

今年のこよみは、大手書店でも置いてもらえたし、毎日新聞のコラムでも紹介してもらいました。

5年続けてきて、「棚田(あるいは農業)」と、「旧暦」の親和性というのが確かに感じます。先日神社関係者の方々から旧暦の祭りごとの話を聞いて、ますます旧暦と稲作の結びつきの強さを感じたのでした。

意識しないと見えてこないものがあります。グレゴリオ暦(西暦・新暦)を否定するものではありませんが、今まで新暦をなんの疑いもなく(疑う必要もないのですが)、普通に使っていて、やり過ごしていたことも、「使いづらい旧暦」を意識しだすと、見えてくる景色が微妙に変わってきます。

それこそ世界にはイスラム暦も、タイ暦もあるし、グレゴリオ暦だけが世界ではないことに気づかされます。

イランに行ったとき、「今日何日でしたっけ?」と聞いたとき、イラン暦で答えられ、「西暦では?」と聞いても、相手は「さぁ?」というだけで、まったくわからなかったことに衝撃を受けました。

こよみが俺たちの日常生活を決めている(縛っている)ことに普段は気が付きません。あらためて「使いづらい旧暦」でそのことを感じてみてはどうでしょうか。

旧いこよみが、逆に新しい世界を見せてくれるというのも、愉快な話ですね。
 
 
 

東北お遍路写真コンテスト

なお、「東北お遍路写真コンテスト」作品募集の締め切りは2016年7月11日です。まだ間に合います。

福島、宮城、岩手、青森県の写真をぜひご応募ください。お待ちしています。
 
  
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/04

映画 『アメリカン・スナイパー』とバングラディッシュのテロリスト

160704


たまたま数日前に、映画 『アメリカン・スナイパー』を観ていました。今回のバングラディッシュの事件の前です。

どんなふうに「兵士」が作られていくかというところは、テロリストとも関係がある話ではないかと思います。

この映画は、イラク戦争に従軍したクリス・カイルが著した自伝『ネイビー・シールズ最強の狙撃手(英語版)』を基にしています。

監督のイーストウッドは、戦争経験で壊れていく人間の姿を描こうとしたそうです。

この主人公クリスが任務を終えて、アメリカの家族のところに帰ってきても、奥さんからは「あなたの心はここにない」と言われるシーンがあります。

ここで、以前観た映画『ハート・ロッカー』を思い出しました。この映画でも、主人公は帰国しても居場所がなく、結局は戦場に戻ることでしか生きていることを実感できなくなってしまった男でした。

心理学の授業で、米軍兵士の発砲率の話題がありました。

第2次世界大戦では、銃の引き金を引いた兵士はわずか15~20パーセントでした。それが朝鮮戦争では、55パーセントになり、ベトナム戦争では90パーセントに上がっています。

これは人を殺すことに抵抗をなくす心理学的知見を用いて訓練した結果でした。「敵」というのが「人間」ではないということを教えこませるのが基本だそうです。

 ● 相手の顔を見ないこと。
 ● 敵の非人間性や戦争の大義名分を教え込むこと。
 ● 物陰から出てきたものは何でも反射的に発砲することを繰り返し訓練させる。その的は「人型」を使う。

60年代のベトナム戦争時、新兵の訓練では目隠しして殴り合いをさせました。当時の訓練教官はこう言っています。

「敵を殺させるには、相手が人間だということを徹底的に奪っておくことが重要。なぜなら、敵も同じ人間だと感じたとたん殺せなくなるからです」

『アメリカン・スナイパー』 のクリスも、「祖国のため」という「大義名分」があります。だから戦場では子供であっても、「敵」=「非人間」であり、殺すことに罪悪感を感じなくて済むのです。

今回のバングラディッシュでの人質事件でも、テロリストは、人質にコーランの一節を暗唱させたという。これでイスラム教徒かどうかを選別したのでしょう。彼らの理屈はこうです。

「イスラム教徒=人間」対「非イスラム教徒=非人間」。非人間であり、かつ、「聖戦」という大義名分を与えられるので殺しても平気なのです。彼らは「イスラム教」という一点(しかもかなり狭い範囲で)だけで人間を判断しています。もっとたくさんの共通項があるはずなのに、そこは無視しています。いろんな共通項を見てしまうと、同じ人間だと思って殺せなくなってしまうでしょう。ナイフで殺害するところなどを見ると、かなり訓練を受けていたように感じます。

映画の話に戻りますが、でも、これは「意識」の範囲です。「無意識」では、やっぱり罪悪感を感じているはずです。まぁ普通の人間ならそうなんじゃないですか。

その無意識を無理やり押し込めておくことでしか正気を保てない。戦場とはそういうところらしい。だから帰還兵に、精神を病んでしまう人が多いのもうなづけます。

イーストウッドが描こうとした、環境がいかに普通の人間を変えていくかという意味でも、戦場の怖さはあるのですが、変わった自分、今度はそれが「普通」になってしまうという、2重の怖さを感じました。

そしてラストでは、あれだけ危険の多い戦争で生き残ったのに、自国で簡単に殺されてしまうところが、皮肉な結果といえます。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/03

バングラデシュの首都ダッカのレストランで起きた人質事件のニュース

080512(写真はバングラディッシュではありません)
 
 
バングラデシュの首都ダッカのグルシャン地区にあるレストランで起きた人質事件で、死亡した人質20人全員が外国人で、その中に7人の日本人も含まれていました。

グルシャン地区は、外資系企業や大使館が多い地域だそうです。

レストランは地元の人にも観光客に人気があったようですが、外国人が多い店だったらしく、最初から外国人を狙ったテロだったのでしょう。

いや、もしかしたら「日本人」をターゲットにしたのかもしれません。

店は、「ホーリー・アルティザン・ベーカリー Holey Artisan Bakery」で、日本大使館の北西、直線距離でわずか600mしか離れていません。犠牲者の7人は日本人、9人はイタリア人、あとはインド人、アメリカ人です。

しかも、バングラディシュでは、去年、日本人が射殺されるという事件もあって、このときの犯行声明は「有志連合に参加している日本人を狙った」と言っていたように記憶しています。

「日本人」と名指ししたテロは初めてではなかったでしょうか。バングラディッシュのIS関係テロ組織は、「日本人」をターゲットにしているんだなと思ったことを覚えています。

今回犠牲になったJICA関連企業の社員たちは、バングラディシュのインフラ整備のために働いていた人たちで、言ってみれば味方のはずなのに、ターゲットにされるというのはやりきれないです。まぁそんな理屈はISには通じないでしょうが。

ISバングラデシュの犯行声明が出ましたが、襲撃が「正確な監視と追跡」に基づいて行われたと訴えたという。と、いうことは、日本人が常連で、現場にいたのは知っていたということになるでしょう。

ただ「5人の殉教者が、イタリア人7人を含む十字軍の22人と、バングラデシュ人警官2人を殺害した」と言っていますが、日本に関する言及がないのは、かえって不気味さを感じさせます。

そもそも「安全な国」というイメージはありませんでしたが、ターゲットが「外国人」ではなくて「日本人」というレベルにまで来てしまったということを覚悟しなければならないでしょう。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/02

【愛犬物語百景 其の三十四】 埼玉県秩父市 三峯神社の「パワースポット」という「営業努力」

160701_1(三峯神社の「三ツ鳥居」とオオカミ像の狛犬)

160701_2

160701_3(文化7年(1810年))のお犬様(オオカミ)像とご神木)

160701_4(文化7年(1810年))のお犬様(オオカミ)像)

160701_5

160701_6

160701_7(平成24年、辰年に現れた龍)

160701_8


埼玉県秩父市の三峯神社です。

駐車場から階段を上り、坂道を50mほど進むと一の鳥居が現れ、筋肉質のオオカミ像の狛犬に出迎えられます。この3連の「三ツ鳥居」は全国的にも珍しいそうで独特の雰囲気があります。

三峯神社は、秩父神社・宝登山神社とともに秩父三社の一社で、狛犬の代わりにオオカミの像が複数鎮座していますが、この中に、秩父で年代が分かっている最も古い、文化7年(1810年))の像があります。拝殿に上る階段の左右に鎮座しています。

細身の体形で、一見すると、キツネのようにも見えます。

秩父で「お犬様信仰」が始まったのは三峯神社で、山犬(ニホンオオカミ)の神札を信者に授けたことに始まるといいます。「お犬様信仰」の仕組みは神社経営の方策でもあったそうで、ここにも「営業努力」があったわけですね。

そしてその「営業努力」は、現代では「パワースポット」という意味付けも付け加えられているようです。

「パワースポット」というのは現代版の自然崇拝とも言えるようで、その中のお犬様(オオカミ)は、自然を象徴とする存在ではないでしょうか。

宮崎駿監督の『もののけ姫』にもオオカミが登場します。白く大きな三百歳の犬神、モロの君です。もののけ姫のサンがモロの君に育てられたという設定でした。

日本ではオオカミは絶滅してしまいました。森のカミが消える(カミを殺す)ということの意味は、文字通りオオカミを殺すこと以上に、自然との繋がりを断つものなのだなぁと思います。都会化した人たちの自然回帰で「パワースポット」が人気になっているのは、自然の成り行きではないかと思います。

境内のうっそうとした森の中を歩き、ひんやりとした空気に緊張感を覚えます。こころが引き締まるようです。

秩父一古い狛犬のそばには、推定樹齢800年の杉の巨木、ご神木がそびえたっていますが、参拝客は、ご神木に体を預け、自然からの氣を受けています。

なお、拝殿前、お賽銭箱の手前の床には龍の模様が。これは平成24年現れた模様だそうです。その年、干支は辰年でした。
 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2016/07/01

今日は、七十二候「半夏生(はんげしょうず)」。富士山の山梨県側、山開きのニュース

140716_3(山梨県南アルプス市 中野の棚田 7月中旬撮影)

140716_1(山梨県南アルプス市 中野の棚田 7月中旬撮影)

140716_2(山梨県南アルプス市 中野の棚田 7月中旬撮影)

16(山梨県南アルプス市 中野の棚田 5月上旬撮影)

160701_0(山梨県忍野村 富士山と水田 5月撮影)

140701(ドクダミ科の「半夏生(カタシログサ)」)


今日は、二十四節気「夏至」の七十二候「半夏生(はんげしょうず)」。「サトイモ科である半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃」です。

棚田の稲が夏に向かって元気に育つ季節を迎えています。風に揺れる青々とした稲やカエルやトンボやクモなどの小動物が動き回り、棚田は命に満ち溢れています。

富士山は7月1日、山梨県側の吉田口登山道が山開きを迎えました。今年は雪がなく除雪作業をしなかったそうです。静岡県側の3登山道は10日に開山になる予定です。

「富士山‐信仰の対象と芸術の源泉」という名称で世界文化遺産に登録されて4年目になります。

富士山は聖なる信仰の山であると同時に、ふもとの人にとっては日常的に見ている身近な山でもあります。

とくに農民は春に現れる富士山の残雪の形「雪形」を見て農作業を行っていました。有名なところでは富士北麓から見える「農鳥」があります。富士山は「自然暦」の役目も持っていました。

最近の雪の少なさで、この「雪形」も現れなくなっているかもしれません。

世界の「文化遺産」である富士山、そして先祖代々、自然とともに作り上げてきた農民の「文化遺産」である棚田。ふたつの「文化遺産」の競演、棚田ごしに見る富士山は、瑞穂の国、日本らしい風景といえるのではないでしょうか。
 
 

 
 
 
 
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

« 2016年6月 | トップページ | 2016年8月 »