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2016/10/29

【愛犬物語 其の四十八】 東京都中野区の綱吉時代の犬屋敷跡と、渋谷区の忠犬ハチ公像

161029_1(中野区 「かこい」跡の犬像)

161029_2(中野区 「かこい」跡の犬像)

161029_3(渋谷区 忠犬ハチ公像)

161029_6(渋谷区 忠犬ハチ公像)

161029_4(渋谷区 忠犬ハチ公像)

161029_5(渋谷区 忠犬ハチ公像)


JR中央線の中野駅北口を出ると、ちょうど駅前では「東北復興祭」というイベントが行われていて、ステージでは歌が披露され、テント村は、東北各地の物産店や屋台になっていて、いい匂いが漂っていました。

中野に来たのは、区役所前に、徳川綱吉時代に作られた犬屋敷跡があったそうで、ここに犬像が置かれているからです。

解説文には「かこい」とありました。この「かこい」というのは、「お囲い御用屋敷」のことで、犬の住居(保護施設)だったところです。

ぐるっと中野によれば、

中野4丁目あたりの旧町名「囲町」はこれに由来するそうです。

綱吉の「生類憐みの令」は有名ですが、殺生を制限したこと、特に犬は厳重に保護されました。「犬公方」と呼ばれるほどの犬への偏愛は、綱吉が戌年生まれということがあったようです。

「かこい」は15年間存続し、最盛期には約29万余坪(東京ドーム約20個分)もあり、10万頭の犬が犬囲いで暮らしていました。

中野の犬囲いには「犬小屋」が290棟、「日除け場」が295棟、「子犬養育場」は459棟、他に「餌場」などの建物がありました。多数の役人や医者を置いて飼育にあたらせたそうです。

でも、「過保護」が幸せにするとは限らないということはこの場合も言えるようで、もともと残飯などを食べて気ままに暮らしていた犬は白米のご飯に魚のおかずという料理を食べるようになって、しかも囲われていて思いっきり走ることもできなくなった犬は「食っちゃ寝生活」がたたり、たちまち病気になって死んでしまうものが出たそうです。

その犬囲いがあった場所に、今、犬の像が置かれています。

道行く人を眺めているところは、色が「犬色」ならまるで生きているような躍動感のある像で、それがばらばらに配置されているところは、ますます臨場感があります。

ところで、「生類憐みの令」は「天下の悪法」と言われてきましたが、日本獣医史学会理事長の小佐々学氏の「日本愛犬史」には、「生類憐みの令」の再評価について触れられています。

「五代将軍綱吉の「生類憐みの令」は,戦国時代からの旧弊である武断政治から文治政治に変えるために,命の大切さを理解させる手段であったとも考えられている.大規模な野犬収容施設である犬小屋を維持するための経済的負担,厳しい罰則や運用面での行き過ぎにより不評を招いたが,人と動物の命を同等視して人も動物の一員であると考えていた可能性があるのは注目されてよかろう.人の立場だけを重視して一方的に評価した従来の歴史教育により,「犬公方」が制定した「天下の悪法」とされてきた「生類憐みの令」は,動物のみならず人の保護まで包含した世界最初の動物保護法として極めて重要であり,今後は動物愛護やヒューマン・アニマル・ボン
ド(HAB)の視点から,積極的な再評価がなされるべきであろう.」
 
 
 
まだ撮っていない犬像が都内には残っていたので、それを撮影すること。そして、何と前回撮影してアップした渋谷駅の忠犬ハチ公像と、上野公園の西郷さんと愛犬ツンの像の写真データを、こともあろうに、旅行前のばたばたで、どうやらバックアップも取らずに消してしまったようで、どこを探しても見つからないのです。

「いつでも撮れるから」などと、甘く見ていたからこんな事態になったんだろうと反省しきりですが、とくに、西郷さんとツンの像は、夕方の雲が独特で、あのような写真はもう撮れないことを考えると、なんて馬鹿なことをしてしまったんだろうと思います。

まぁ、無くなったものはしかたない。気を取り直して、また撮ろうと思ったわけです。

渋谷のハチ公は、ちょうどハロウィンなので、ハロウィン仕様になっているのでは、それか、仮装した人がいっぱい記念写真をハチ公と撮っているんじゃないかと期待して行ったのですが、そんなこともなく、少し期待外れなところがあります。

機動隊がいたりして、何だかものものしい雰囲気のハチ公は、普段と違った緊張感があって、それなりに面白いと言えるかもしれません。

まだ時間的に早かったかな。

(夜のニュースでは、渋谷は仮装した人でパニックになっているそうです)
 
 
 
 
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