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2016/11/07

【愛犬物語 其の五十八~五十九】 岡山県岡山市 岡山駅前と吉備津彦神社の桃太郎像

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♪ももたろさん、ももたろさん、おこしにつけたきびだんご、ひとつわたしにくださいな~♪

桃太郎の話をまったく知らない人はいないと思いますが、桃太郎の像が、岡山県にあることはつい最近まで知りませんでした。

もちろん桃太郎の像を撮影するのは、桃太郎に従っているワンコがいるからです。

ただ、犬は、脇役なわけですね、桃太郎に関しては。

物語は、桃太郎が、お婆さんから黍団子をもらって、犬、猿、雉を従えて、鬼ヶ島の鬼を退治しに行くというもの。

なぜ、桃太郎像が岡山県にあるのでしょうか? 調べてみました。Wikiによると、

「岡山県は桃太郎作中の「黍団子」と同音の江戸時代の地元土産品「吉備団子」をつなげさせるなど、全県を挙げての宣伝活動からゆかりの地として全国的に有名になった」

とのことです。「黍団子」と「吉備団子」ですか。なるほどと思いますが、「「吉備団子」と「黍団子」との関係は証明されていない」ともあって、要するにわからないってことですね。

まぁ、おとぎ話なんだから、その程度でいいのではないかなと思います。大切なのは、物語の内容です。

おとぎ話や昔話には、何かきっかけになる史実があって、それが象徴的な話へと変わっていったということは多いのかなと思います。また心理学では、人間が共通に持っている普遍的無意識が元になっている話と解釈することもあります。

Wikiによれば、桃太郎の場合、

「古代の大和政権と吉備国の対立構図を、桃太郎と鬼の争いになぞらえた」

という説もあるようです。

「桃太郎の姿が、日の丸の鉢巻に陣羽織、幟を立てた姿になり、犬や鳥、猿が「家来」になったのも明治時代からである。それまでは戦装束などしておらず、動物達も道連れであって、上下関係などはない。明治の国家体制に伴い、周辺国を従えた勇ましい日本国の象徴にされたのである。」

これを読むと、昔は、犬たちは単なる道連れであって、家来ではなかったようです。明治期になって、犬(家畜)は人間が管理する存在として、人間の「下」に見る西洋的な思想の影響や、明治国家に忠誠を誓わせるような意図が感じられます。「犬」「猿」「雉」は日本の周辺国を表しているのでしょうか。

物語はいろんなパターンがあって、必ずしも犬が登場しないパターンもあります。また、「猿」は、インドの叙事詩「ラーマーヤナ」の中のハヌマーンがモデルとする説もあるそうです。

どうして犬猿の仲といわれる「犬」と「猿」がお供になったのでしょうか。なんでわざわざ「犬」と「猿」なのか。それについては、「鬼門」の鬼に対抗して、「裏鬼門」に位置する十二支の動物、申(サル)、酉(トリ=キジ)、戌(イヌ)を率いた、という解釈があるそうです。

また、心理学者の河合隼雄氏は、桃太郎に登場する「桃太郎」「犬」「猿」「キジ」を、人間の基本的な4つの機能、桃太郎=感覚機能、犬=感情機能、猿=思考機能、雉=直感機能とし、鬼で象徴される人間の否定的な面を抑制するプロセスの話と解釈しています。.

桃太郎については、他にも民俗学者の柳田國男氏を初めとして、文化人類学とか、神話学とか、さまざまた立場から解釈しています。

物語の中には、桃太郎は怠け者で寝てばかりいる「三年寝太郎」的なダメ人間として描かれているものもあります。それが鬼を退治して勇ましい人間になって帰ってくるというストーリーは、明らかに人間の自我の成長物語でもあるように思います。民俗学者の関敬吾氏のいう青年の通過儀礼を反映しているという説に、個人的には魅かれます。
 
 
さて前置きが長くなってしまいましたが、まずJR岡山駅の桃太郎像です。天気は雨になってしまいました。

駅の改札階に上がろうとしたとき、エレベーターでいっしょになった親子に、地元の方ですか?と聞いたら、そうですというので、

「駅に桃太郎の像があるそうですが、どこですか?」

と聞いたら、

「東口のロータリーになったところにあります」

と即答。当たり前といえば当たり前なんでしょうが、地元民ならだれでも知っている桃太郎像のようです。

傘をさしての撮影になってしまいましたが、駅ビルを背にして桃太郎と、犬と猿と雉の像は立っていました。

次に訪ねたのは、吉備津彦神社です。神社としてはかなり立派です。雨霧にけぶる拝殿や本殿が、杜を背景に幻想的な雰囲気を醸し出しています。

何か桃太郎の犬に関してのものはないだろうかと社務所を覗いてみました。犬関係はなかったのですが、「桃みくじ」とかはありました。

境内のはじっこに、桃太郎像がありました。ヴィーノも車から降ろし、記念撮影です。

像は、わざとなのかどうなのか、どことなくとぼけた桃太郎で、思わず笑ってしまいました。駅前のりりしい姿とは違っています。

でもよく見ると、味わい深いです。色も塗られているので、棚田の案山子コンテストで出品されたような親しみがわきますね。

ただ、犬の像はいただけません。狸か、アライグマのようにも見えますが、なんといっても顔が怖い。可愛くありませんでした。脇役だからしかたないですが。
 
 
 
 
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