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2017/10/09

『Fに』 ― 追悼 藤田基夫 ― 10月16日よりgalerie OUで

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『Fに』 ― 追悼 藤田基夫 ―が開催されます。

藤田さんとは1986年ごろ香港で初めて出会ってから、頻繁に中国各地で会うことになり、日本に帰国した時も、写真展などで会う友人になりました。

その藤田さんとは、この8年くらいご無沙汰してしまって、2015年4月に病気で亡くなっていたことも、共通の友人から、去年聞いて、初めて知ったのでした。

今回、追悼展を開催するということで、追悼文を書かせていただきました。

なお、掲載の写真は、藤田さんと出会ったとき、1986~8年ころの香港の写真です。この写真を藤田さんに捧げたいと思います。
 
 
 
タイトル: 『Fに』 ― 追悼 藤田基夫 ―

会期: 2017年10月16日(月)~10月21日(土)
     12:00~18:00
     * 入場無料

場所: galerie OU (ぎゃるり うー)
     大阪市中央区谷町1-3-1  双馬ビル9F
     06-6941-5587

内容予定: 故藤田基夫氏の作品、遺品、および資料(著作、写真、図録など)の展示
        友人有志による追悼展(オマージュ作品、追悼文、メッセージなど)

主催: 『Fに』実行委員会

Fujitasan
 
 
 
以下、藤田さんへの追悼文です。

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旅人同士とは、不思議な関係だなぁと思うことがあります。旅先で偶然に出会って、名前も出身地も職業も、何も知らないのに、意気投合し、会話に花が咲くことがあるからです。藤田基夫さんも、そんな人でした。

藤田さんに初めて出会ったのは香港のラッキーゲストハウスという安宿だったと思いますが、その後も80年代後半から90年代初めにかけて、頻繁に中国や香港で出会っていました。

何度も会ううちに藤田さんが鎌倉に住んでいることや芸術家であることを徐々に知っていったのです。でも、私にとっての藤田さんは「共感できる旅人」でした。肩書や出身地や年齢にもこだわらず、現地の安い食堂でいっしょに食事をしたり、町から山道を何時間も歩いて少数民族の村を訪ねたり、旅の失敗話をしたり、ということが楽しかったのです。

「芸術がどうの」とか「写真がどうの」とかいう話をした記憶はありません。もちろん帰国した時には私の写真展にも足を運んでくれましたが、あくまでもお互い「旅人同士」という関係性だったのではないかと思うし、それが藤田さんの人間性でもあった気がします。でなかったら、長く付き合うことはできなかったのではないかなと。

藤田さんと共有できた中国での時間は、私にとって、今はたいせつな宝物となっています。
 
 
 
 
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