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2018/03/22

【愛犬物語 其の二百三十六】 滋賀県多賀町 大瀧神社の犬上神社

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この1か月、南は九州、東は山形まで行って、走行距離は約5000kmになりました。

旅先では、犬像について、事実関係を調べたりする必要があって、ブログをアップするのは難しかったので、帰宅後アップしますと約束していたので、これから残りの犬像をアップします。

これがそのまま原稿になることはないと思いますが、その一部になるのは間違いありません。

 ☆

滋賀県多賀町の大瀧神社を参拝した。

ここの境内末社に犬上神社があり伝説が伝わる。駒敏郎・中川正文著『日本の伝説19 近江の伝説』から要約すると、

小白丸という名犬を持った猟師が、狩りで岩の陰で休んだとき、小白丸が狂ったように何度も吠えるので、猟師は癇癪を起して、山刀で小白丸の首を斬った。すると犬の首は頭上の木の大蛇の喉元に噛みついた。大蛇は淵へ落ちた。後悔の念に責められながら、猟師は小白丸の胴体を社のそばに葬って、一本の松を目印に植えた。

という伝説だ。ただ、神社に立つ解説看板には、微妙に違った伝説が書いてあり、犬の名前も「小石丸」とある。いずれにしても「小白丸型伝説」なのだが。

犬胴松は、今も道を挟んだ山側にあるが、枯れた根だけが屋根掛けされたお堂で大切に守られている。

2017年12月31日の京都新聞に、戌年の2018年正月に大瀧神社が犬を対象とした祈祷を復活させるというニュースを伝えている。

1921年の新聞記事には多くの参拝者が愛犬と参拝して一緒に祈祷を受ける様子が記されていて、神社は犬の力を借りて地域を活性化したいと祈祷を再び行うことを決めたそうだ。

大瀧神社はペットを受け入れ宣言をし、境内のチラシにも犬連れOKと書いてあった。それで、ヴィーノも境内に連れて行った。

本殿の右わきに、犬上神社が鎮座する。小さいが立派なお社だ。

狛犬が立っていたが、これは大瀧神社本殿のものだろう。それにしても口の周りには苔が密集していて、まるで髭を蓄えているように見える。

小白丸(小石丸)にちなんだ犬像はないが、大きな絵馬には犬の絵が描かれている。

境内の川岸に立つと、大蛇ヶ淵だ。対岸に見える祠は、小白丸(小石丸)の首を葬ったものと伝えられている。

渓谷は人を拒むようなごつごつした岩が並んで、ここに大蛇が棲んでいたというイメージが膨らむ。上流に犬上ダムができる前は、「大瀧」の名に恥じない堂々とした瀑布だったそうだ。

大蛇や龍はアジアではナーガと呼ばれる水を司る神様でもあり、瀑布を大蛇に見立てることに不自然さはないのではないだろうか。風景に伝説が重なるといっそう面白く見えてくる。
 
 
 
 
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