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2018/11/08

【犬狼物語 其の三百一】 山梨県丹波山村 七ツ石神社のお犬さま

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昨日は七ツ石神社の公開日でした。

七ツ石神社は文化財として指定し、平将門伝承と狼信仰の民俗的財産を活かし、村おこしにつなげていこうという計画のひとつです。

もともと11月7日は神社の例大祭の日だったので、それに合わせたとのことです。

霧が出て、お犬さまを迎える最高の天候の中、関係者のみなさんの神社・お犬さまに対する思いを知りました。

新しいお宮は、多くの人たちの強い思いの結晶です。

お犬さまは、尾根の峰谷登山道上まではモノレールで運び、その後神社まで運び上げられました。

社殿のブルーシートが外され、お犬さまの梱包もとかれて、社殿の中に安置されました。

そのあと、村長はじめ関係者の方々のあいさつがあり、全員で拝礼し、お神酒で簡単な直会が行われました。

お犬さま像を修復した人は、文化財なので、なるべく元の形を残して修復したとのこと。ひび割れには接着剤を注入しました。

「あ行」の下顎は無くなっていたので再現されましたが、ここが難しいところでもあったようです。信仰の対象としてのお犬さまであれば、完品を目指せばいいのですが、文化財なので、どこまで再現するか、という問題があります。

例えば、スペインの小さな教会のマリア像がオリジナルとはまったく違う像になって批判されましたが、あれは「文化財」や「美術品」としての批判でした。

個人的には、小さな村の人たちが「信仰の対象」とした像を、よってたかって上から目線(「文化財」や「美術品」目線)で批判するのはおかしいとは思います。文化的暴力とも言えるかもしれません。とは言え、「文化財」と「信仰の対象」としてのバランスは大切なのでしょう。

そういう意味で、この七ツ石神社のお犬さま像は、ふたつのバランスがよくとられた修復であったのではと思います。

「うん行」のひび割れたところはそのままで、時間の経過を感じるし、人工物が自然に還っていくような、そこはかとない愛おしさを覚えます。

また「あ行」は、顔と胴体は分かれ、そもそも何の像かもわからなかった状態だったので、下顎などを再現し、お犬さま像らしくなったお姿は、信仰の対象にもなりうるのではと感心しました。

長く、愛される社殿とお犬さま像であってほしいと願っています。
 
 
 
 
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