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2019/06/12

【犬狼物語 其の三百四十三~四十五】栃木県宇都宮市 市内の三峯神社

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宇都宮市内の三峯神社を周りました。市街地には4カ所ほどあります。

地元の資料はないか、市役所や図書館を探したら、作新学院高等学校の社会研究部の学生さんたちがまとめた『宇都宮の神社』(平成20年)という本がありました。これは優れモノです。よく調べたなぁと感心します。この本を頼りに神社巡りをしました。

まずは、大通り5丁目の三峯山神社。

社殿の中を覗くと2基の五輪塔が見えます。

『宇都宮の神社』によると「一部が欠損した五輪塔2基が納められている。これが宇都宮市史跡になっている樋爪氏の墓である。(略) 江戸時代の享保年間に描かれた『日光道中分間延絵図』に三峯山神社の社殿が見られないことからすれば、それ以降に創建されたものであろう。(略) 当地では、盗難・火防せの神としての信仰がある。埼玉県秩父の三峯神社から分霊勧請したといわれ、以前は年に一度、代表者が秩父三峯神社にお参りをしていたそうである。」

昔は代参講があったようです。宇都宮から秩父へはかなり遠い。歩いていっていた時期もあったのでしょうか。

次は、一番町1の三峯神社へ。

奥まったところにあって、ちょっと見つけにくい。狛犬が1対あります。お犬さまではなかったのが残念です。三峯神社でも、なかなかお犬さまの像はないですね。

「口碑によれば、江戸時代にまで遡り、埼玉県秩父にある三峯神社から分霊勧請したものという。以前は講を組んで年に一度、秩父三峯神社にお参りをしていたそうである。(略) 石町の鎮守として大切に管理されている。当地では、盗難・火防せの神としての信仰がある。(略) 現在の社殿は昭和二十(一九四五)年の宇都宮空襲後に再建されたものである。」

次は、三番町2にある三峯神社。

「埼玉県秩父にある三峯神社から分霊勧請したものという。旧押切町の守護神として祀られている。(略) 当地では、盗難・火防せの神としての信仰がある。」

大通りに面していて、いわゆる境内というものはありません。花が植えられていたり、今でも大切にされているのがわかります。社殿の中を覗いたら、1対のお犬さまが向かい合って座っている、見覚えのある三峯神社の掛軸が祀られていました。

 いずれの3社も、三峯信仰は、都市型の(江戸と同じ)盗難・火防せの神としての信仰でした。農村地帯にも三峯神社があったのか、今わかりませんが、そこならまた事情が違っていたのかもしれません。上尾市の三峯信仰も、農村部では、作神としての信仰で、町場は盗難・火防せの神としての信仰でした。

 

 

 

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