「ゼロコロナ政策」
北朝鮮で初のコロナ患者が見つかったと思ったら、あっという間に蔓延したらしく、さすがのジョンウンも、マスク姿を見せなければならないほどの「建国以来の大動乱」のようです。
まるで、2年前のニュースを見ているようです。いまさら?という、既視感しかありません。
今まで「コロナ患者がゼロ」と主張してきたこと自体、本当かなぁ?と疑わしいのですが、さすがにここに至っては「ゼロ」と言い張ることもできず、暗に「ワクチン欲しい」アピールかなとも思います。
ところで、ジョンウンは、その防疫政策として「中国を見習え」と言っているらしい。中国といえば「ゼロコロナ政策」。中国のお友達、WHOのテドロス事務局長さえも、「ゼロコロナ政策は持続可能ではない」と指摘しているものです。
中国はドツボにはまってしまったようです。今さら中国も「ゼロコロナ政策」を変更することもできないのでしょう。さんざん国民を移動制限・外出制限で縛っておいて、「間違いでした」などとは言えない。下手したら一党独裁が崩れてしまうかもしれません。
新型コロナは、「新型」というくらいだから、誰にも正しい解決策などはわかりません。でも、状況を見て、政策を変えていくしかないというのが大方の国の方針です。間違ったと気がついたら、軌道修正するしかない。初期はそれで成功したのかもしれませんが、もはや、コロナは進化しているのです。
どうも、中国の「ゼロコロナ政策」には、コロナウイルスだけではなく、「異物は完全排除する」という一党独裁の中国の思想を感じないわけにはいきません。偶然なんでしょうが、この期に及んでも「ゼロコロナ政策」を続ける中国(それを真似しようとする北朝鮮も)は、中国(&北朝鮮)らしいな、と感じてしまいます。
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