カテゴリー「犬にまつわる話 (愛犬物語百景)」の192件の記事

2017/04/22

『全国の犬像をめぐる : 忠犬物語45話』が書店に並び始める

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『全国の犬像をめぐる : 忠犬物語45話』が書店に並び始めているようです。

知り合いからは「棚田写真家」から「犬像写真家」に転身したのかと、ちょっと違和感を持たれているようにも感じています。

対象が「棚田」という風景から、「犬像」という物になったので、「ぜんぜん違う」と思う人の気持ちもわかります。

でも、俺にとって、このふたつは、それほどの違いがないのです。

こういう理由です。

ひとつは、被写体としての対象は違うのですが、「日本を知る」という意味では同じです。日本を知る「切り口」の違いでしかないんですね、自分としては。どちらも「日本を知る」ための被写体のひとつなのです。

もうひとつは、「巡礼」とか「旅行」という方法に着目すれば、このテーマが似ている、そのものだということはわかってもらえるかもしれません。

前も書きましたが、動物には「探求欲」というのがあって、「探すこと」それ自体に意味があるということなんです。犬も探求欲がありますが、探し出した途端、興味を失うこともあるそうです。「探すこと」そのこと自体に価値があるのですね。

たとえば、過去、俺が写真のテーマにしたものを上げると、

「中国雲南省の少数民族」
「メコン川の源流から河口まで」
「世界と日本の棚田」
「秩父の祭り」
「犬がいる日本の風景」
「東北被災地のお遍路」

そして今回は「全国の犬像」。

どれも、いろんなところに点在しているのを、1ヵ所、1ヵ所めぐり歩いて、探し出して、そして全体像を掴む、という方法はまったく同じです。これは俺にとってはすべて「巡礼」です。

こういう2つの理由から、犬像と棚田とは、自分のなかではそれほど大きな違いではなく、むしろ、同じようなもの、というふうに感じているのです。

それと、テーマを決めてから旅するわけではなく、旅していて、自然に生まれてきたテーマだということも関係しているのではないかなと思っています。自分では意識していませんが、その時、その時、心が欲しているものがテーマとなる、俺なりの心の必然があるのでしょう。


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2017/04/02

【愛犬物語百景 其の百二十二】 神奈川県横浜市 杉田八幡の不思議な和様狛犬

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横浜市地域有形文化財に指定されている杉田八幡神社の狛犬です。これは「犬像」といえるのかどうか、微妙ですが。

杉田神社は、京急本線 杉田駅から商店街を抜け、国道16号線を南に数分歩いたところにあります。

鳥居をくぐって階段を上ると、この狛犬が鎮座しています。

横浜市教育委員会の解説看板によると、

「『新編武蔵風土記稿』によれば、八幡社(八幡神社)のとなりに妙観寺があり、社の別当でした。明治初年、神仏分離によって寺は別当職を解かれました。
 神社拝殿前に左右一対に置かれている和様狛犬には、元禄五年の銘が背に刻まれています。この狛犬は、背に銘があること、獅子の形をとっていないことなどたいへん珍しいものです。」

と、あります。いわゆる一般的な狛犬の姿ではなく、かといって犬ともいいづらいような、不思議な姿をした狛犬です。阿形の顔が欠けているので、たらこ唇のように見えてしまいます。でも造形的にすばらしい。こういうのはちゃんと評価しないと。

これは「犬像」としては微妙なラインですが、面白い形なので、次の犬像の本(いつになるかな?)には掲載することになると思います。
 
 
 
 
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2017/03/31

『全国の犬像をめぐる : 忠犬物語45話』のカバーが決まりました

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カバーのデザインが決まりました。あとは第3校がでて、返せば終わり。そしたら印刷に入って出版を待つばかりです。


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2017/03/29

【愛犬物語百景 其の百二十一】 神奈川県逗子市 延命寺 弘法大師と犬像&動物愛護慰霊

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逗子駅から徒歩数分のところに延命寺があります。この寺は東京都の靖国神社と関係がありました。

本堂左側には、弘法大師を導いたという2匹の犬像があります。大師像の向かって右の犬が「四郎」、左の犬が「九郎」という名前です。「白」と「黒」ですね。

「お大師さまは真言密教を広める根本道場を開くために、適当な場所を求めて、各地を巡錫(じゅんしゃく)しておられました。ある日大和国(奈良県)宇智郡(五條付近)で、白黒二匹の犬をつれた狩人に出会い「どこに、行かれる」とたずねられました。そこでお大師さまは「伽 藍を建てるのにふさわしい場所を求めて歩いています」と答えられました。すると狩人は、「ここから少し南の紀州(和歌山県)の山中に、あなたの求めている よい場所があります。この犬に案内させましょう」といって、そのまま姿がみえなくなりました。この狩人が、今日高野山におまつりされている狩場明神(かりばみょうじん)であるといわれています。」(高野山真言宗総本山金剛峯寺の公式HP 高野山御開創①より引用)

この伝説は広く日本中にあって、千葉県久留里城址にある神社にも、伝説とともに、和犬型狛犬が1対鎮座していることは、以前の【愛犬物語】にも書いています。

また、正門近くに動物愛護慰霊もあります。これが靖国神社と関係しているものです。

昭和6年9月18日の満州事変勃発時、独立守備隊歩兵第2大隊の板倉至大尉の愛犬であった軍犬3頭の遺骨がここに眠っているそうです。

救助犬訓練士の山田道雄さんの「忠犬ここに眠る― 補 遺」には、この動物愛護慰霊碑のいきさつが書いてあります。(そこから要約すると)

3頭の軍犬は、金剛、那智、メリーといいますが、そのときの戦闘で行方不明になりました。4日目に、銃弾を受けた那智と金剛が発見されて、墓を建て手厚く葬られました。

メリーはその後大尉の自宅に戻って来ました。そして、メリーは戦死した大尉の遺骨と共に日本に送還されました。(那智、メリーが戦死、金剛が行方不明という話もあるようです)

大尉の家族が逗子に移り住んだ後、家族の愛犬ジュリー号が亡くなり、延命寺に犬の記念碑が建てられました。昭和8年7月7日、「忠犬之碑」の除幕式が行われました。その後、金剛、那智もここに合祀されました。

銅像はジュリー号をモデルにしたそうですが、金属供出で今はなく、そのレプリカ(模型)が延命寺から靖国神社に奉納されているそうです。

靖国神社の軍犬慰霊碑のジャーマンシェパード像は、そういういきさつがあったのですね。
 
 
 
 
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2017/03/23

【愛犬物語百景 其の百二十】2017年3月23日、横須賀市 衣笠山公園で「忠犬タマ公之像」除幕式

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今日の時点で、「忠犬タマ公像」は、全部で5体になりました。

横須賀市の衣笠山公園で、新潟県五泉市から横須賀市に寄贈された「忠犬タマ公像」の除幕式が行われました。

五泉市長と横須賀市長をはじめ、五泉市の小学生、地元衣笠の小学生も参加して、盛大な除幕式でした。

犬像写真家としても、犬像の除幕式に参列するなど、めったにできるものではないので、いい経験になりました。

ところで、どうして新潟の忠犬像が、ここ横須賀に寄贈されたのか、というと、もう何度も書いていますが、小泉純一郎元総理大臣、と、いうより、小泉家が関係しています。そのことについては、以前のブログを御覧ください。

衣笠山公園は、JR衣笠駅から徒歩30分ほどです。公園の入口から約50mほどのところにちょっとした広場があって、ここに小泉元総理のおじいさんが揮毫した「忠犬タマ公之碑」が建っていましたが、同じところに今回寄贈された像も設置されました。

今回「忠犬タマ公之像」と揮毫したのは小泉進次郎議員です。これで、3代にわたってタマ公碑・像に揮毫したということになります。

昨日は国会で代表質問があるということで進次郎議員は除幕式に来られませんでしたが、代理人の秘書が祝辞を代読しました。

除幕式では、タマ公の故郷、旧河内村出身者も大勢参列していて、その中のひとり、旧川内小学校に通っていた奥さんとたまたま知り合い、面白い話を聞きました。

奥さんによると、忠犬タマ公像のモデルになった犬が実在するというのです。それは、タマ公像を造った彫刻家の羽下修三氏の娘である内子さんが育てていた捨て犬だそうです。内子さんとこの奥さんは知り合いです。

奥さんは、「どうぞ」と言って、昭和13年に撮られた内子さんと愛犬のモノクロ写真を見せてくれました。立ち姿の内子さんの傍にちょこんと座っている細身の犬でした。たしかにタマ公像と似ているかもしれません。

除幕式のあとは、慰霊祭も行われました。坊さん2人の読経の中、タマ公の位牌を前に参列者が焼香しました。

なお、引き出物としてタオルをいただきましたが、衣笠小学校の生徒がデザインした「タマ公侍」で、そのうちこれは横須賀市のイメージ・キャラクターになるかもしれないとのことでした。
 
 
 
 
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2017/03/20

フランス映画 『ベル&セバスチャン』 を観て

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映画『ベル&セバスチャン』は、セシル・オーブリーの世界的ベストセラ―『アルプスの村の犬と少年』を、戦時中のアルプスを舞台に実写化したもの。日本では1981年に「名犬ジョリィ」というタイトルでアニメ放映されていたそうです。

公式HPはこちらです。

  第二次世界大戦中、ナチス占領下のフランス。
  ユダヤ人家族を救うため、冬の"アルプス越え"に挑む
  孤児セバスチャンと野犬ベルの絆に心洗われる感動物語。(公式HPより)

野犬役に選ばれた犬は、グレート・ピレニーズという犬種だそうです。大型犬なので、セバスチャンがベルの体にもたれて眠るシーンは、『フランダースの犬』や『アルプスの少女ハイジ』を思い起こさせたし、雪崩に巻き込まれた人間を掘り出すシーンは、新潟県の忠犬「タマ公」を思い起こさせました。いろんな犬物語のエッセンスが詰め込まれたような映画でした。

ただ、アルプスを越えて、隣国スイスに逃れるユダヤ人一家を助けるところなどは、この映画の特徴的なところでもあります。

雄大なアルプスの風景の中で、セバスチャンと野犬ベルがいっしょに遊ぶ様子は心洗われるようなシ-ンです。「純粋無垢」とは程遠くなってしまった俺は、やっぱりこういうものにあこがれというか、求めてしまうということなんでしょう。

映画なので、これはフィクションに違いないのですが、ただ犬にとっては、崖から吊るされるシーンなどは、現実そのものです。犬には「芝居」というものはありません。だからフィクションと言えども、犬の表情・行動は、すべて本物なのです。ベルを見ている限り、これはドキュメンタリーでもあるんですね。
 
 
 
 
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2017/03/19

五泉市から横須賀市へ忠犬タマ公の像が寄贈

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忠犬タマ公」は全国的にはそれほどメジャーじゃないかもしれないですが、主人を2回も雪崩から救った新潟県では有名な忠犬です。

3月23日に、日本さくら名所100選にも選ばれている横須賀市の衣笠山公園で、「衣笠さくら祭」が開催されます。それに合わせて、新潟県五泉市から横須賀市に寄贈される忠犬タマ公像の除幕式も行われる予定です。

像が建立されるのは、衣笠山公園。今は、ここに小泉純一郎元首相のおじいさんが揮毫した「忠犬タマ公の碑」が建っています。上の碑の写真がそうです。ここに置かれるらしいです。

横須賀市のHPによると、

<行事予定>
3月23日(木曜日)
10時:観音祭・忠犬タマ公像除幕式・忠犬タマ公慰霊祭(雨天の場合も衣笠山公園で実施)

3月24日(金曜日)以降も、4月3日(月曜日)の山終いまで、様々なイベントなどが行われます。
 
 
 
 
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2017/03/17

【愛犬物語百景 其の百十九】 東京都東村山市 大岱稲荷神社(稲荷公園)内のお犬さま像

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東村山市の大岱稲荷神社ですが、駅でいうと西武新宿線「久米川」から徒歩15分くらいのところです。

新青梅街道から、住宅街の方へ入ってしばらくいくと「稲荷公園」が見えてきます。公園内には大岱稲荷神社の社殿があります。その横に、三峯・御嶽神社の阿吽のお犬さまが1対鎮座しています。

お犬さま像は高さが40cmくらいで、奉納された正確な年はわかりませんでしたが、新しいもののようでした。(昭和くらいかな?)

春の例大祭は毎年4月10日前後の土曜、日曜日に行われます。今年は4月8日(土曜)、9日(日曜)です。午前中は居囃子の演奏、午後は恩多町内を太鼓・子どもみこし・山車がまわるそうです。
 
 
 
 
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2017/03/14

【愛犬物語百景 其の百十八】 東京都練馬区 豊玉氷川神社のお犬さま像

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豊玉氷川神社は西武線練馬駅の南約2kmで、環七に面しています。

拝殿前に梅の木が数本あって今、花が満開です。

境内には秩父の三峯神社から勧請された三峯神社が鎮座していて、1対のお犬さま像が置かれています。

像は高さが50cmほどですが、造形的にすばらしい。社の右側の「阿」の像は、歯が鋭く、まるでワニのようにも見えます。
 
 
 
 
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2017/03/12

【愛犬物語百景 其の百十七】 東京都中野区 沼袋氷川神社のお犬さま(オオカミ)石像

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西武新宿線の沼袋の駅からすぐのところにある沼袋氷川神社。

推定樹齢650年ほどの「三本願い松」の背後には境内社の御嶽神社が鎮座しています。武蔵御嶽神社を本山とするお犬さまの「御嶽講」の信者の人が、20cmほどのお犬さまの石像を奉納しています。

あばらの表現でしょうか、お腹には刻みが入っていました。じゃっかん顔がイノシシに似てなくもないなと。

また、境内には「中野七福神」があります。7体すべての七福神が祀られているのは珍しいそうです。
 
 
 
 
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