カテゴリー「【犬狼物語】犬像と狼像(狼信仰)」の696件の記事

2021/07/31

【犬狼物語 其の五百六十二】 千葉県柏市 大洞院の犬猫地蔵

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千葉県柏市の大洞院を訪ねました。

六地蔵塔を右に見て、山門をくぐると正面に本堂です。その左手に「いぬねこぢぞう(犬猫地蔵)」がありました。看板にはこのようにあります。

 

いぬねこぢぞう

版画家 大野隆司 原作

石像仏師 濱松勇 彫刻

2003年9月15日完成

 

「いぬねこぢぞう
平成15年(2003)に版画家の大野隆司氏がデザインして、石像仏師の濱松勇氏が真鶴産本小松石に彫刻した石像です。あえて磨きはかけず、年月を重ねると本小松石の趣が引き出される仕上がりになっています。台座は長野の鉄平石を使用しています。光背には「いっしょにくらしていっしょに笑ったネ」「ずっとずっとわすれないよ」と彫られています。」 (http://www.daitoin.net/keidaiannai/keidaiannai.htmlより)

書道や絵画の教室や、境内にはギャラリーが併設されるなど、ちょっと変わった寺だと感じました。そしたら次のようなHPがあって、なるほどなぁと納得したのでした。

「前のご住職の『21世紀のお寺とは、地域に開かれているお寺、気楽に入って来れるお寺であるべき』という考えを継いで、大洞院にはギャラリーも併設されています。」(https://mrs.living.jp/kashiwa/event_leisure/reporter/1324745より)

 

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2021/07/27

金メダルの水谷・伊藤選手を磐田市のしっぺいも応援

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卓球男女混合ダブルスで、金メダルを獲得した水谷隼選手と伊藤美誠選手は、磐田市にある同じクラブ出身です。だから、昨日、磐田市の試合のパブリックビューの会場のニュースでは、「しっぺい」も応援していました。

 

「しっぺい」は、静岡県磐田市のイメージキャラクター。彼(?)は犬(もしかしたら狼犬)で、もともとの名前は怪物退治の伝説で有名な「悉平太郎(しっぺいたろう)」といいます。

 

しっぺい太郎は、信州赤穂村(今の駒ケ根市)光前寺に飼われていた名犬で、若い娘を人身御供に要求する怪物(一説にはヒヒ・大猿)を退治したと伝えられています。

 

しっぺいは、市のいたるところで目にすることができます。駅前には大きな像が立っているし、商店街の旗や、市のバスの車体にも描かれています。駅前の観光案内所や、ららぽーとでもいろんなグッズが販売されています。

 

 

 

 

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2021/07/14

青柳健二写真展「オオカミは大神」

 

写真展「オオカミは大神」の告知PVをアップしました。

 

 

 

 

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2021/07/12

『オオカミは大神』重版決定

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『オオカミは大神』の重版が決まりました。

もちろん「弐」じゃなくて、最初に出た本の方「壱」です(「弐」ができるとは思ってなかったので、「壱」とは表記していませんが、実質「壱」になりました)。カバー写真が、埼玉県皆野町蓑山神社のお犬さまのやつです。

このようなテーマでは「発売、即重版」などはありえない話だし(夢でもありますが)、2年かけて重版になったのは、少しづつでも確実に売れ続けている証拠でもあるので、良かったと思います。これも皆さんのおかげです。

今は、写真展の準備と、次回作に向けて構想を練っている最中ですが、「参」はやっぱり「東北の狼像・狼信仰」か「西日本の狼像・狼信仰」になるんだろうなぁという気がしています。

本当は、狼のイメージを使ってもっと心理学的な方向へ行きたい気もしますが、たぶん、そんな方向では興味を持たれなくなってしまうのではと思っています。

結局、俺の役目というか、立ち位置は、それを知らなかった人に興味を持ってもらう媒介者(メディア)なのです。入り口を作る役目ですね。「メコン」や「棚田」もそうでした。

それもこれも、まずはコロナ禍が少し収まってくれて、後ろめたさなく旅行ができる状態にならないと、インタビューを依頼するにも気が引けます。狼信仰関連の祭りものきなみ中止になっているし。

 

 

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2021/06/26

青柳健二写真展「オオカミは大神」2021年7月15日~

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写真展「オオカミは大神」の告知です。

昨年同様、コロナが収束しない中での写真展になりそうなので、無理のないようにご来場ください。

マスク着用、ソーシャルディスタンスを保ってご鑑賞ください。また、人数制限を行う場合があります。

通常であれば、会期中にスライドショーなどのイベントを行うところですが、残念ながら感染拡大予防のために、今のところ予定にありません。それと青柳が在廊するかどうかも当日の状況を見て判断いたします。

会期:2021/7/15~8/10(21、28、4休み)※会期は追加されました。お盆休みの後は8/19~24日
   10:00~19:00(最終日15:00)
会場:ギャラリー楽風(さいたま市浦和区岸町4-25-12)
   1Fは日本茶喫茶・楽風で、ギャラリーは2Fになります。

   http://rafu-urawa.com

主催企画:ギャラリー楽風
作品数:約45点
※ギャラリーは無料
※『オオカミは大神』など書籍購入のお客様には、青柳作成の、お犬さまのお札風作品をプレゼントいたします。

 

【青柳健二写真展『オオカミは大神』について】

 ニホンオオカミは、明治38年(1905年)、奈良県東吉野村の鷲家口で、東亜動物学探検隊員の米人マルコム・アンダーソンに売られた雄の標本を最後に絶滅したといわれています。現在、東吉野村小川(旧鷲家口)に、最後の狼を記念してニホンオオカミの等身大ブロンズ像が建てられています。
 オオカミは絶滅しましたが、オオカミは大神になって生き続けています。今でも全国に狼信仰の神社は多いのです。皆さんが登山の時、何気なく見ている山中の神社や祠に鎮座する石像が、実はいわゆる狛犬ではなくて、狼像だったりするかもしれません。狼信仰の神社の多くにはこのように狼像が鎮座し、狼の姿が入ったお札を頒布しているところもあります。
 西洋では、家畜を食べられるなどの被害が深刻で、狼は人間の敵でした。しかし日本の場合、ニホンオオカミはそれほど大型ではなかったこともあるし、また牧畜が発達しなかったので、狼は人間にとって、田畑を荒らす猪や鹿などを追い払ってくれる益獣でした(東北の馬産地は除く)。狼信仰はこの農事の神としての信仰から生まれました。もちろん山に棲む狼が恐ろしい動物であったのも事実だったようで、狼被害に遭った記録も残っています。狼の、益獣として人を助けてくれる面と神秘性や畏れ、この両面性を持っていた動物は、まさに人々の信仰の対象としてふさわしいものだったのでしょう。
 また今回の写真展は、コロナ収束祈願を兼ねています。
 埼玉県秩父市に鎮座する三峯神社は狼信仰の神社で、狛犬の代わりに狼(お犬さま/御眷属様)像が守っています。江戸時代、疫病(コレラ)が流行ったときも狼(お犬さま)が疫病除けとして用いられました。コレラは「狐狼狸(コロリ)」などと呼ばれ、この世のものではない異界の魔物の仕業だと思われました。日本を侵そうとする異国が「アメリカ狐」などを操ってコレラを蔓延させているという妄想を生んだのです。
 そこで、異国の狐の魔物を退治してくれるのは、日本で最強の狼しかいない、狼なら三峯神社だ、ということで人々が殺到しました。三峯神社の狼のお札を村で祀り、コレラ除けを祈願したのです。もともと狐憑きという精神病にも、昔から狼(頭骨)が効果があるという信仰もベースとしてあったので、なおさら狼に頼ることになったようです。
 また、岡山県の高梁市の木野山神社も狼信仰の神社で、古くから流行病、精神病に対する霊験あらたかで、コレラや腸チフスなどの疫病が流行した時に、病気を退治するものとして狼様が祀られました。木野山神社への参拝者が増えたので、県は、今で言うところの「密を避けるために」多人数で同社を参拝することを禁じる布達まで出しています。
 今回の写真展では、疫病除けに御利益があるといわれた全国(北は岩手県から南は岡山県まで)の狼像を紹介します。早くこのコロナ禍が収まってくれることを願うばかりです。
 なお、ギャラリー内の写真撮影、SNSへのアップはご自由にどうぞ。
                               

 

 

 

 

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2021/06/23

お犬さま(狼)のお札風作品をプレゼント

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浦和の日本茶喫茶&ギャラリー楽風では、『オオカミは大神』『オオカミは大神 弐』をお買い上げの皆様には、この2種類のお札風作品をプレゼントしています。

 

http://rafu-urawa.com

 

なお、来月中旬にはギャラリー楽風で、写真展「オオカミは大神」が始まります。写真展情報は少しお待ちください。

 

 

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2021/06/19

【犬狼物語 其の五百六十一】 東牟礼御嶽神社のお犬さま像の居場所

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『オオカミは大神 (弐)』の「壊された神社」で紹介している東牟礼御嶽神社のお犬さま。

3年前、東牟礼神社が壊された際に、かろうじてお犬さまだけ引き取った氏子のおじいさんがいたのは幸いでした。どうして引き取ったかという詳しい理由については、本を読んでください(本の宣伝です)。

かつての東牟礼神社があった場所は、現在も空き地のままです。

本の中では、おじいさんが、稲荷=狐、御嶽=狼なんだけど、そのうちこのお犬さま像を稲荷神社の祠の前に祀ろうと思っていると話していたので、どうなっただろう?と思って電話してみました。もし再お披露目されているなら、お参りに行こうと思ったからです。

ところが・・・まだお犬さまを祀っていないとのこと。プライベートな事情なので、詳しいことは伏せますが、なるほど、お犬さまの居場所も、現代という時代から無縁ではないということを知りました。

お犬さまの落ち着く場所が決まるまで、今しばらく時間がかかりそうです。

でも、まぁそれでもいいです。何も急いでやる必要もないでしょう。お犬さまに宿るおじいさんと人々の思いは消えることはないのだし。少なくともおじいさんの管理下にあるので粗末にされることもないでしょう。

 

 

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2021/06/15

『オオカミは大神 弐』書店に並び始める

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『オオカミは大神 弐』は、書店に並び始めています。

これは、吉祥寺のジュンク堂の人文コーナー。

たまたま先週土曜の朝、twitterで池袋ジュンク堂で新刊がアップされているのを見ました。

撮影の仕事が吉祥寺であったので、仕事が終わってから吉祥寺のジュンク堂はどうだろう?と立ち寄ったら、並べてありました。

「著者です」と断って写真を撮らせてもらい、ついでに狼像のDMとお札を店員さんに渡しました。しっかり営業しました。

 

 

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2021/06/05

『オオカミは大神 弐』の見本

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出版社から『オオカミは大神 弐』の見本が届きました。


新刊本の匂い、インクの匂い、いいですね。あと、ちょっとざらついた紙の手触り。このテーマには合っている紙質だと思います。


書店に並ぶのは6月14日ころからとのことです。6月20日には読売新聞に広告が出る予定です。


amazonでは予約ページができていますが、まだ発売されていないのに、なぜか、☆5の評価が付きました。今までにはないケースです。


カバーのデザインが良かったのか、カバー写真、武甲山御嶽神社のお犬さまの姿が良かったのか、どっちにしろ☆5は嬉しいです。


 


 


 


 

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2021/05/28

【犬狼物語 其の五百六十】 山梨県大月市&上野原市 王勢籠神社の狼のお札

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読売新聞オンライン(2021年5月25日)には、

 「疫病の退散願い、江戸時代に配られた「かわいいお札」…根付いていたオオカミ信仰」という記事が出ました。(https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210524-OYT1T50077/)

こんな御札があったんですね(一番上の図)。知りませんでした。「文化十三年」(1816年)と制作年が墨書きされていたそうです。なので、かなり古いものです。逆に、今のお札よりも、デザイン性が高い感じがするくらいです。

このお札のシルエットを見て、あるお犬さまを思い出しました。

それが、上の写真、青梅市の軍畑の近くに鎮座する山の祠のお犬さま、そしてもう一か所は、あきる野市の御嶽神社のお犬さまです。

どちらも「大口」を強調したものでしょうか。意図したのかどうかわかりませんが、じゃっかんデフォルメし過ぎなのか、可愛らしくなってしまっているところが、また味があって良いかなと思います。 

日本では、名前から、狼の特徴として「口」に注目しているようですが(「大口真神」、「大咬」とか)、西洋では「目」の輝きらしい。

「狼をさす呼称は光ないし輝くことを意味する語根leuk-(そこからギリシア語のlykosやラテン語のlupusが派生)、あるいはwulk(そこからゲルマン語のwulf、のちにwolfが派生)と結びついている」(『ヨーロッパから見た狼の文化史』から)

県立博物館で学芸員を務めていた帝京大学文化財研究所の植月学・准教授(動物考古学)によると、

「王勢籠権現には『神犬』と呼ばれるオオカミをまつる信仰があり、神犬にはコレラを引き起こす悪霊を退散させる霊力があると信じられていた」と解説しています。

狼がコレラの原因になっている悪狐をやっつけてくれるという信仰が流行ったのが、安政5年のコレラパンデミックのとき。江戸だけではなく、このあたりでも、お犬さまに頼ったということのようです。

もし、この版木のことをもっと前に知っていたなら、今回の『オオカミは大神 弐』にも書いていたと思います。残念です。

本には、上野原市の王勢籠神社(王勢籠権現)についても書いてはいて、今授与されているお札の写真も載せています。通常なら5月上旬の例大祭で授与されているお札ですが、コロナ禍で、例大祭は、去年、今年となくなったと聞いています。なので、神社が鎮座する集落の民家の入り口に貼ってあるものを撮影させてもらったのでした。

記事には「この図柄を描いた絵はがきなどを作製し、広めていくことができないか検討している。」 とあります。アマビエのように有名になるのか、注目です。

 

 

 

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