カテゴリー「文化と芸術について」の121件の記事

2023/05/09

福井昭夫絵画展 ギャラリー楽風にて

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今回は日本の四季を描いた福井昭夫絵画展が、さいたま市浦和の「ギャラリー楽風」で始まります。

5/11(木)~23(火)  17(水)休
10時~7時  最終日5時

日本茶喫茶・ギャラリー 楽風(らふ)
さいたま市浦和区岸町4-25-12
電話048-825-3910
http://rafu-urawa.com/

福井昭夫WEB画廊
http://www.hidekiyo.sakura.ne.jp/akio/

 

 

 

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2023/04/15

武蔵御嶽神社宝物殿展示予定のお犬(狼)さまのお札

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武蔵御嶽神社の大口真神式年祭に合わせ、神楽殿では写真展『おいぬさまの肖像』が開催中ですが、宝物殿では15日から、日本各地のお犬(狼)さまのお札が展示される予定です。

一気に全部、ではなく、何度かに分けて、来年まで展示されるそうです。

それで、お札の一覧と地図を作りました。もちろんこれですべて(現在授与中)のお札ではなく、俺が今まで実際に参拝していただいたものだけです。

お祭りにしか授与していないものとか、氏子だけに授与しているお札もあるので、全部そろえるには、まだまだ時間がかかります。

それでも、こうして地図にしてみると、お札も日本各地に点在しているのがわかります。北海道と九州のお札はまだいただいていませんが、狼信仰にかかわる狼のお札が東日本だけではなく、ある程度全国的なものだとわかります。もちろん現在、お札の密度が一番濃いのは埼玉県を中心にした関東地方ではあるのは言うまでもないですが。

 人の想像力って面白いなあと思います。狼をモチーフにした意匠のバリエーションの豊富さには驚ろきます。

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2023/03/05

岩槻の雛祭り

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岩槻の雛祭りに行ってきました。

愛宕神社の「大ひな壇飾り」は圧巻です。上から見るのも面白いです。

街のいろんなところにいろんな人形が飾られていて、それを巡る街歩きは楽しいものです。吊るし雛とか、舌切り雀をモチーフにした人形などもありました。

そして個人的には、産育の民俗を知る貴重な資料も見ることが出来ました。

雛人形のルーツともいわれる ものが岩槻人形博物館に展示されています。

「天児(あまがつ)」、「這子(ほうこ)」は平安時代からある、形代から進歩したもので、幼児の祓いに用いられました。

T字型のかかしのような姿をした天児には、魔除けとして幼児の新しい着物を着せました。天児も這子も江戸時代のものです。

一番下の写真が、江戸時代の「次郎左衛門頭立雛」です。ここまでくると見慣れた雛人形と近い感じがします。

 

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2023/02/09

【犬狼物語 其の六百五十一】武蔵御嶽神社 大口真神式年祭写真展『お狗さまの肖像-日本の狼信仰と狼像』

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企画 武蔵御嶽神社
大口真神式年祭写真展

お狗(いぬ)さまの肖像-日本の狼信仰と狼像
2023.4.1~5.31 8:30~16:00 武蔵御嶽神社神楽殿にて

今回の写真展では、東北地方から九州地方まで、日本各地に点在する個性的な狼像の写真を展示いたします。

明治時代に絶滅したとされるニホンオオカミですが、西洋とは違って、牧畜の発達しなかった日本では、猪鹿から農作物を守ってくれる益獣でもありました。ニホンオオカミは、農事の守神として崇められてきました。

もちろんニホンオオカミは、人を襲う怖い動物でもあり、被害記録もたくさん残っています。

益獣である面と怖い動物という面、二つを併せ持つからこそニホンオオカミは信仰の対象になったのでしょう。

ニホンオオカミは絶滅しても、今でも狼信仰の寺社は全国にあります。また山の中には、山の神の眷属としての狼像が立っている祠もあります。狼信仰は脈々と続いています。

 

これはハガキ大の写真展DMです。

DMを置いていただけるギャラリーなどありましたら、ご連絡ください。

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2022/12/21

広島県 世界遺産・厳島神社

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広島県の世界遺産・厳島神社は、いつか参拝しようと思ってきた神社です。

神社のある宮島の対岸(本州)は何度も通過していたのですが、機会がなくて、今回になりました。

フェリーで宮島に渡ると、さっそく鹿のお出迎え。

「ス・キ・・・」

2頭でいちゃつく鹿たちを横目に、厳島神社の境内へ。

海に立つ真っ赤な鳥居もすばらしかったですが、本殿のおごそかな雰囲気や、回廊の美しさも格別です。

 

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2022/11/30

上下逆のモンドリアンの絵画

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先日、オランダの抽象画家、モンドリアンの絵画が、75年以上も逆さまに展示され続けていたことで話題になってましたね。

モンドリアンの絵画は、不規則な黒い格子の線と、赤、青、黄の原色の面が特徴的です。この特徴は一度見たらわすれません。

そんなモンドリアンの絵画「New York City I」が上下逆になっていても気がつかれなかったというのはよくわかります。そもそも、こういう絵画に「正しい上下」というものがあるのかどうか。あったとしたら主張できるのは作者だけでしょう。

なぜ逆だとわかったのかというと、モンドリアン自身のアトリエにこの作品が置かれた昔の写真があって、それが上下逆の状態になっていたというのです。

俺だったら、ちゃめっけだして、わざと上下逆にして飾ったりするし(実際学生のころ風景画を逆にして飾ったことがある)、本当のところは分からないんじゃないでしょうか。世間を右往左往させるのも、また芸術作品の役割なのかもしれないし。

ところで上に掲載の写真を見て、違和感を覚えた人がいたなら、鋭い人です。写真の加工はしていません。何が違和感なのか、よく見てみてください。

「Aoyagi Kenji」はわざと入れています。この情報が、この場合、人をだます大きな要素です。

そういえば、ある写真家の先生が、こんなことを言っていました。逆にして見てもいい写真はいい写真だと。コンテストの審査では、逆にして見て判断したこともあったそうです。

つまり、「常識」の中で写真を見続けていると、いいのか悪いのか、わからなくなる。だから逆にするのは「常識」から逃れるひとつの方法ではないかと思いました。逆にすることで、写真を抽象絵画のような感覚で選ぶ、ということです。 

 

 

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2022/11/08

2023年干支「卯」のトンパ文字バリエーション01

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 砂の上に紐を置いたトンパ文字「兎」ふうにしてみました。

縦は2000pixcelあるので、コピーしてもらえば、このままハガキ印刷が可能です。

下の方にスペースを空けておいたので、ここに文字を入れることもできると思います。


 

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2022/10/24

2023年の干支は「卯」

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最近「卯」「兎」の東巴(トンパ)文字のページが検索されているなと思ったら、来年の干支は「卯」なんですね。

これは12年前、年賀状で準備した「兎」のトンパ文字。あれから12年も経ってしまいました。

年末にかけて、トンパ文字の新作デザインでも考えてみます。

ナシ族は千年あまり前、表意象形文字を作り出しました。この象形文字で、民間故事伝説、宗教経典などを著しました。とくに、この文字は、トンパ(東巴)教の経典を書写 するのに用いたところから「東巴文(トンパ文字)」と呼ばれます。ナシ語では「ソチォ・ルチォ」(樹の記録・石の記録)と呼び、千数百種類(1200~1300とも言われる)の文字があります。

トンパ(東巴)教は、ナシ族の原始宗教で、太陽、月、星、山、水、風、火などの自然物を崇拝し、万物に霊魂がやどると信じられていました。 唐の時代から、ナシ族とチベット高原の吐蕃とは頻繁に接触があり、トンパ教は、チベットのボン教の影響、および仏教、道教の影響も受けているといわれます。冠婚葬祭や、病気の時や、邪気払いの時は、トンパを呼んで儀式を行ってもらっていました。トンパは、宗教儀式を司る祭司のことで「智者」を意味します。しかしこの宗教も、1950年代からだんだん廃れていきましたが、観光業や民族意識の高まりによって、復活しています。

トンパ文字で著したトンパ経典は現在でも、中国内外に2万冊ほどが残っています。経典の内容は、宗教、民俗、歴史、文学、天文歴法、哲学など多岐にわたっています。古代ナシ族の「百科全書」と呼ばれるゆえんです。

 

 

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2022/10/23

令和5年(2023年)版「旧暦棚田ごよみ」

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2023年(令和5年) 旧暦棚田ごよみについて

昨年「旧暦棚田ごよみ」は10周年目を迎えることができましたが、旧暦正月の直後、2月14日、ポスト「棚田百選」とも言える「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」が認定されました。

「棚田百選」は1999年7月に選定され、私はそのリストを頼りに翌2000年にかけて、すべての棚田を周りました。「百選」とは言っても、134カ所あったのですが、今回の「つなぐ棚田遺産」は、全部で271棚田です。数としては約2倍に増えました。中には後継者がいなくなった、耕作放棄地になったという理由でリスト落ちした棚田もあります。

1999年当時は、「タナダってなんですか?」と聞かれたり、自分の棚田が「百選」に選ばれたことを知らない耕作者がいたり、「今さらそんなもの選んでも遅いよ」という声もありました。ただその後「棚田」が一般の人たちにも知られるようになり、各地で棚田が復田されたり、オーナー制度で活気づいたり、都市と農村との交流ができたり、「棚田米」がおいしい米として人気になるなど、棚田と、棚田文化が消えるどころか、ますます勢いを増しているようにも思います。

「つなぐ棚田遺産」の全棚田を周ってみたいという気持ちも芽生えたので、数が多いので時間はかかるでしょうが、この20数年でどれだけ棚田の状況が変わったのか、この目で確かめたいと思っているところです。

ところで、昔の人は、毎日変化する月の満ち欠けに規則性を見出し、暦を生み出しました。ただ、月の満ち欠けだけでは、季節がずれていくので、太陽の動きも考慮したのが太陰太陽暦です。

日本では中国由来の太陰太陽暦を日本風に改良して使ってきましたが、明治6年から太陽暦(新暦/グレゴリオ暦)に変更され、それまで使っていた暦は「旧暦」と呼ばれることになりました。

月の満ち欠けは心理的にも物理的にも、人間の生活に影響を与えるものでした。だから時の為政者たちは暦作りにいっしょうけんめいになりました。暦は世の中の安定を保証するものだったからです。

世界標準となった太陽暦によって科学技術が発展し、豊かになったのも事実なので、否定するものではありませんが、旧暦と新暦の併用を提案したいと思います。中国、台湾、ベトナム、韓国などの国々では旧暦を併用していますが混乱はありません。むしろ旧暦も併用すると生活に潤いが増すような気さえします。

私たちもこの10年旧暦を使ってきて、確実に月を見上げる機会が増えたし、田んぼの稲の様子の移り変わり、周辺の草花、気温の変化などに敏感になったのは確かです。これは旧暦を意識しているからにほかなりません。

新暦に慣れているので、旧暦ごよみは初め使いづらいかもしれません。でも、「使いづらさ」とか「微妙なずれ」が、普段は何気なく、気にも留めないことに意識を向けさせてくれます。それは私たちがこの10年で実感してきたことです。

 

「旧暦棚田ごよみ」令和5年(2023年)版
「旧暦棚田ごよみ」のご注文は、棚田ネットワークのHPでどうぞ。

 

 

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2022/08/07

MidjourneyでAIに絵を描かせてみました

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Midjourneyでは言葉を入力してAIに絵を描かせることができます。

最初の2点は、「wolf statue in the forest」で描かせたものです。とくに2点目の二尾の狼像は気に入りました。森の中でこんな狼像を出会ったら、泣いてしまいそうです。

そして3点目は、日本語で「お犬さま」と入力して描かせたものです。予想通り、こんなかわいいワンちゃんの絵になりました。AIは、まだ「お犬さま」が「オオカミ」の可能性もあることは学習していないようです。

ところでこの絵は誰に著作権があるんでしょうか。

 

 

 

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