カテゴリー「ニュース」の370件の記事

2017/09/02

麻生副総理「ヒトラーの動機は正しかった」発言とフランク・パブロフ著『茶色の朝』

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nifty NEWS 「麻生副総理「ヒトラーの動機は正しかった」発言」というニュースがありました。

「高須クリニックの高須克弥院長によるナチス礼賛ツイートが問題となっているが、今回はよりにもよって副総理の発言。国際的な非難を浴びるのは必至だ。」(nifty NEWSより)

フランク・パブロフ著『茶色の朝』という、約20年前、フランスでベストセラーになった物語があります。西ヨーロッパ全体に広がっていた極右運動への危機意識から書かれた物語でした。

「茶色以外のペットは処分するように」という法律を皮切りに、少しづつ周りが茶色に変わっていくのですが、主人公は、半分は疑いながらも、「茶色に守られた安心、それも悪くない」と思い、まぁいいかとやり過ごしていると、突然、自分がその茶色にとらえられそうになって、初めて危機を理解するというもの。

「茶色」とは、フランス人にとっては、ナチスをイメージさせる色だそうです。

心理学には、「チェンジ・ブラインドネス(変化盲)」というのがあります。たまにテレビの「脳トレ」などでも行われるテスト、いわゆる「アハ体験」で、静止画の一部がだんだん色や形が変わっていくものですが、意外とそれに気が付くのは難しいというテストです。

ゆっくりした変化は気が付きにくい。でも、気が付いたときには取り返しがつかない状態になっているという怖さもあります。『茶色い朝』もその怖さの物語です。

ナチスがなぜ支持されたのか?

ナチズムは大量虐殺で「極悪」のイメージですが、当初ナチズムは、人間の理想形を求める思想でもありました。理想形を隠れ蓑にしているからやっかいなのです。

タバコやアルコールの害について啓蒙し、健康増進運動を展開、菜食主義や自然に親しむこと、子供を母乳で育てることの勧めなど、これだけ聞けば、なんて理想的な社会を目指しているんだろうと思ってしまいます。

だったら、これは良いことなのではないかと思うようになります。徐々に、徐々に。でも、それとセットになっているのが理想形から外れたものの排除です。

ところで、アメリカのトランプを筆頭に、世界的に、排外主義、民族主義、差別主義などが台頭しています。

何か不満があるときは、悪いのは「あいつのせいだ」とか「あいつらが悪かったからだ」と言って、責任は自分にあるのではなくて、外部に原因を作って攻撃し、留飲を下げるということは俺もあります。ちょっと気を抜くと、楽な方へ流されやすいというのが俺たちなんでしょう。

だからこそ、今周りが茶色になっていることに気が付き、流されないように、ふんばらないといけないのかもしれません。「茶色の朝」を迎えないために。

これらの思想に共通するのは、行きつく先は、自分が抹殺されるということなのでしょう。なぜなら、みんな、誰ひとりとして「理想形」ではないからです。そもそも人間の「理想形」などというものはないのです。
 
 
 
 
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2017/08/20

大混乱のアメリカ

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アメリカは大混乱です。

大統領によって、こんなにも国が変わるのか、と驚きます。

「人は見かけが大事」というのを、負の面から示しているのがトランプと言えるでしょう。白人至上主義、人種差別はまさにこれです。

必ずしも見かけで判断することが悪いことではないし、いや、これがあるからこそ、瞬時に敵か味方かを判断することができる、動物が生き残るために獲得した術だったということでもあります。

日常的に、俺たちは人を見かけで判断します。「男か女か」とか「白人か有色人か」とか、または「ハゲか、ハゲでないか」などなど。見かけが似ている者同士は親近感・安心感を覚えます。反対に見かけが違うと恐怖感・不信感が生まれます。

見かけは目立つのです。わかりやすいのです。たとえば、「思想」や「思考」などは、その人の行動をしばらく見てみないと、外見から判断するのは難しい。時間がかかります。

にもかかわらず、見かけによってその「思想」や「思考」も推理して判断してしまおうとします。まぁ、ぼやぼやしてたら、こちらの身に危険が及ぶかもしれないので、しかたない面もあります。そのとき、その人が持っている判断の偏りが差別につながります。

この偏りがない子供は、だから、差別はしません。差別は、学習です。あとで大人から学びます。大人がその判断の偏りを教えているのです。とくに悪い方への偏りが問題です。

でも、人類はもっと賢くなりました。同じ見かけの人間が必ずしも同じ思想・思考を持っているわけではないのは当然だし、見かけだけではなく、いろんな種類の人間がいた方が、人類が生き残れるのだということを学んできたはずなのです。

なぜアメリカが世界一番になれたのか。それはいろんな人間たちがいたからということではなかったのでしょうか。アメリカがアメリカである一番大切な部分を否定しているトランプです。

白人至上主義的、人種・宗教差別的発言をずっと繰り返してきたトランプですが、今回のことは決定的かなと思います。経済界からも匙を投げられたことは、雇用を守ると言ってきたトランプには致命的でしょう。「弾劾」の可能性が高まってきました。

トランプは、支持者さえつなぎとめておけばいいと考えているんでしょうが、雇用がうまくいかなくなったら、その支持者さえも反旗を翻すでしょう。たぶん、それは「倍返し」です。恐ろしいことが起こるかもしれません。

ただ、支持者のなかでも、コアな支持者は、トランプを非難することはなく、むしろ逆で、ますます団結し、白人至上主義、人種・宗教差別主義などの正当化を進めるのかもしれません。

トランプ支持者をカルト集団と比べるのはどうかと思いますが、こんな研究があります。

それは、オウム真理教でもそうでしたが、カルトなどの集団は、外側からの圧力が強まるほど、内側の団結力が強まるという心理学的研究です。

トップがだめだとわかっても、コアな支持者は、トップを否定することは自分のすべてを否定することになってしまうので、かえってトップをほめたたえ、熱狂するということがあるようなのです。

この研究は、新興宗教内部に潜入し調査したレオン・フェスティンガーらによる『予言がはずれるとき』というもので、「認知的不協和理論」を唱えました。現実は変わらない、なら、自分の認知の方を変えてしまって、心の安定を求めるという理論です。
 
 
 
 
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2017/08/09

「中国 四川省 九寨溝でM7.0の地震」のニュース

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中国 四川省 九寨溝でM7.0の地震のニュースがありました。

日本時間の8日午後10時19分ごろ、中国内陸部・四川省の九寨溝を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生しました。

九寨溝と言えば、まだ観光地になる前に訪れたところです。渓谷沿いに点在する湖は神秘的な色をしています。また周辺にはチベット人が住んでいるので、独特の雰囲気があります。

1992年にはユネスコの世界遺産に登録され、今は、多くの観光客でにぎわっているところです。

四川省の省都・成都から北におよそ450キロの場所にありますが、このあたりは地震多発地帯でもあり、2008年には、今回の震源地の近く、■川県(■:さんずいに文)で地震が発生し、日本人観光客も被害に遭ったことがありました。

「日本人けがの情報なし」と、 重慶の日本総領事館は発表しているようですが、個人旅行は全部把握できるとは思いません。あれだけの有名観光地に、しかも夏の観光シーズンに日本人がいなかったということはないでしょう。

地元民と観光客の犠牲者がこれ以上増えないことを祈ります。
 
 
 
 
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2017/07/27

赤ちゃんパンダの名前を公募、7月28日から募集開始

080510(写真は、中国四川省成都動物園で撮影した大熊猫、パンダです)


上野動物園ですくすくと育っているパンダ赤ちゃんの名前公募が始まります。募集は28日からだそうです。俺も応募するつもりです。

上野動物園公式サイト

歴代のパンダは「カンカン」とか「ランラン」とか、1文字の繰り返しが多い(すべて?)ようですが。

まず、上に掲載したパンダは中国で撮影し、少し薄汚れていますが、パンダの白にこだわってみました。

「バイバイ(白白)」 → 悪くないとは思いましたが、別れのあいさつ「バイバイ」と同じ発音だし、中国語では「むなしい」という意味になってしまいます。

「バイゴン(白宮)」 → これも悪くないとは思いますが、中国語で「ホワイトハウス」になってしまいます。

「メイバイ(美白)」あるいは「バイメイ(白美)} → 「バイメイ」は「売名」に通じてよくないかも。

「バイリー(白麗)」あるいは「リーバイツ(麗白子)」 → 「リーバイツ」はどこかのブランド名のようになってしまいますが、「子」を付けて可愛らしさを表現。

「ヘイバイ(黒白)」あるいは「ベイヘイ(白黒)」→ どことなく「白黒はっきりさせる」とかいったニュアンスを感じてしまうし、音の響きがなんとなく可愛らしさに欠けます。

「チーグバイ(七割白)」あるいは「パーグバイ(八割白)」 → 白い部分が何割かで決めたらどうでしょうか。白い部分は約7、8割と判断して付けた名前です。ただ、呼びづらいかな。

なんとなく、ピンときません。

やっぱり1文字の繰り返しになるかな。ちなみに前回の募集で一番多かったのが「メイメイ」だそうです。たぶん、「美美」だと思います。

また、季節にこだわった名前を考えてみます。

パンダが生まれたのは6月12日。旧暦で皐月十八日、二十四節気は「芒種(ぼうしゅ)」、前後の七十二候は「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」と「梅子黄(うめのみきばむ)」などがあるので、このあたりを参考にしてみます。

「インイン(蛍蛍)」

「シァシァ(夏夏)」

あまり意味にこだわると、だめかもしれません。しょせんここは中国ではないし。意味ではなく、あくまでも音。募集は「カタカナで」ということなので。

「ウェィウェィ」

「イェンイェン」

「ピョムピョム」

「ピャムピャム」
 
 
 
 
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2017/07/22

台湾のヒアリ(紅火蟻)探知犬。ビーグル犬が救世主になるか

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台湾にはすでにヒアリが上陸しています。ヒアリは「紅火蟻(入侵紅火蟻)」と呼ばれているらしい。

その駆除に、ビーグル犬が活躍しています。

ヒアリの巣を嗅覚で見つける探知犬は、ほとんどビーグル犬だそうです。

さすが鼻がいいビーグル。それはヴィーノと暮らしている中で、俺も日々実感しています。視覚ではヴィーノに負けない自信がありますが、嗅覚では無理です。

TVで見ましたが、台湾からこの探知犬のレンタルが可能だそうです。2匹を8日間レンタルすると280万円(作業員4名ふくむ)だそうです。高いのかどうなのか。

子犬の部屋」というHPには、犬の嗅覚について書いてあります。

犬の嗅覚能力は、夏場、4割ほど落ちるといわれているそうです。それは「パンティング」と呼ばれる口呼吸によって絶えず体温を下げ続けていなければ、熱中症にかかってしまうからだそうです。

そういえば、最近のヴィーノはいつも口呼吸していますね。人だけじゃない、この暑さには耐えられません。

またこのHPには、嗅覚を生かした犬の仕事のリストが載っていました。

麻薬探知犬、警察犬、ガン(癌)探知犬、遺体探知犬、放火探知犬、トリュフ探知犬、シロアリ探知犬、ハブ探知犬。このあたりはまぁまぁ想像できる範囲です。

面白いと思ったのは、DVD探知犬? 「主として違法コピーで大量に複製された海賊版DVDを、空港などで探知します。DVDに含まれるポリカーボネイト樹脂の臭いを嗅ぎ取ります。」とあります。

トコジラミ探知犬? 「2010年、ニューヨークでトコジラミが大発生した折は、トコジラミ探知犬という特殊な能力をもつ犬が発見に貢献しました。」だそうです。

考古学犬? 「オーストラリアのドッグトレーニング協会に所属する「ミガルー」という名の雑種犬が、肉片のついていない人骨をかぎ当てることができる、世界初の「考古学犬」として活躍しています。」とのことです。

いろいろありますね。

そして今、「紅火蟻探知犬」が台湾で活躍中ということです。沖縄ではすでにレンタルしたことがあるようです。気候風土が近いので、それだけヒアリに対する危機感が大きいということでしょう。

農家は深刻です。棚田や畑などの耕作地にヒアリが住み始めたらたいへんです。なんとかヒアリの侵入と定着を防がなければ。でも、それが可能なのかどうか。日本の運命はビーグル犬にかかっている?
 
 
 
 
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2017/05/24

中国で日本人が多数拘束されているというニュース

170824(雲南省西部 リス族)


中国で拘束されている日本人のニュースです。

俺も軟禁されたことがあるので、他人事ではありません。怖さがジワーッと蘇ります。

天安門事件の翌年1990年、雲南省でのことでした。今とは事情が違っているでしょうが(インターネット、コンピュータも導入されている)、ただ、同じ部分もあるのではないかと想像します。

中国では、「身分外活動」でも捕まってしまいます。たとえば、観光ビザで入った観光客が、市場で物の値段を聞いたりしたとき、「取材活動」とみなされるようなときです。観光ビザで入って取材や仕事をしてはいけないのは日本も同じことなので、この点では、中国独特とはいえないかもしれません。

何が中国独特なのかというと、問題は、その「取材活動」の範囲があいまいなことです。あいまいで、堺がないから、逆に誰でも拘束されてしまうという恐ろしさがあります。要するに、捕まえようと思ったら、どんな理由でもできてしまうということなのです。

しかも最近は反スパイ法もできて、密告制度もあるということなので、じゅうぶん注意しないとだめでしょう。反スパイ法の中には、「その他のスパイ活動」という項目があります。つまり「何でも」ということなのです。

軍事施設などを撮影するのは論外ですが、独龍江に行ったとき、ガイドを付けていたのですが、貧しい村や村人の写真は問題なかったのに、地層などが含まれる風景はダメだと、注意されたことがありました。

自分では単なる独龍江の風景写真のつもりで向けたカメラを制止されたのは、河岸に地層が見えていたからでした。あと特別な植物もダメだったように記憶しています。

そういう体験から想像すると、今回拘束されている日本人の中で、温泉探査に関わる仕事をしていた日本人がいるので、そこはかなり神経質になる部分かなと思います。これをスパイ活動とみなされると危ない。拘束された日本人は、どんなビザで中国へ行っていたのでしょうか。

そして俺が軟禁されたのは、こんな状況でした。

たしかにミャンマーの国境にも近かったので、祭りの写真を撮りに行ったことがスパイ活動ではないかと疑われたようでした。パスポートを取り上げられて、2日間、公安局の隣の旅社に軟禁されました。

実は、神経質になっていたのは、前年の天安門事件に関係した学生が雲南からミャンマーに逃げるルートでもあったらしいのです。

だから俺の日記を見て、あるページに「学生」とあり、どこか別なページに「民主化」という漢字を見つけて、公安はむりやり2単語をくっつけて「お前は、民主化の学生と関係しているんだろう?」というのです。

取り調べでは、「正直に言わないと、日本に帰れないぞ」と脅されたことが、一番の恐怖でした。あとで冷静に考えれば、そんなことはないと分かるのですが、取調では厳しい公安Aと、優しい公安Bが、交互に質問してくるのです。厳しい方のAが席を外した時、すかさずBが優しく自白を強要するのです。

まるで刑事ドラマと同じだなと思いましたが、優しいBから、「あの人(A)だって、悪い人じゃない。正直に言えばすぐ日本に帰れるんだから」と言われると、思わず、「関係ある」と認めてしまいそうにもなりました。

よく日本でも自白して冤罪を生むことがありますが、よくわかります。情報を遮断され、厳しいAから「帰れなくなるぞ」と脅され、優しいBに「早く帰りたいでしょう?」と(偽りであっても)同情される、これが永遠に続くのではないか、本当に帰れなくなるのではないか、と思い込むようになっていくのです。そして、ついBの優しさにホロッとしてしまう。これは心理学的にも、今なら俺も理解できます。

助かりそうだと思ったのは、こんなことを言われたからでした。

「お前の日記を読めるコンピュータが中国にはあるんだ。嘘をついてもわかるんだ」と脅された時、「あぁこれははったりだな」と確信しました。汚く崩した俺の日記の文字を読めるコンピュータなんて、どこににもないからです。たぶん、いまだにないでしょう。

公安は攻める部分がなくなってきたので(学生と関係あるという証拠が出てこないので)、こんな苦し紛れのことを言い始めたんだろうと、俺は内心、安心したのでした。

実際、スパイ容疑は晴れたのか、3日目には開放されました。ただ中国を出国するようにビザの期間を短縮されました。雲南の奥地だったので2週間の猶予期間をくれたのは、当時の中国だからでしょう。今なら、2日で出国できます。

こんなふうに、「スパイ活動」かどうかは、現地の公安の判断次第ということなのです。どんなことでも「スパイ活動」にされてしまうという怖さが中国にはあります。

観光客だからと言って安心できません。とくに「観光ビザ」だけの場合は。「スパイ活動」ではなくても「身分外活動」で捕まる可能性もあるからです。
 
 
 
 
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2017/05/05

「日本遺産」の新たに認定された17件

170505_1(北海道 江差)

170505_2(北海道 江差)

170505_3(岡山県 備前)

170505_4(山口県 下関)


「日本遺産」の認定地が増えたというニュースです。

「文化庁は28日、地域の有形、無形の文化財をテーマでまとめる「日本遺産」に、北海道から福井の7道県にまたがる「北前船寄港地・船主集落」や三重、滋賀両県の「忍びの里 伊賀・甲賀」など23道府県の17件を新たに認定した。」(毎日新聞WEBより)

新たに認定された日本遺産の中で、行ったことのあるところは、

(1)北海道江差町: 江差の五月は江戸にもない-ニシンの繁栄が息づく町
(3)山形県鶴岡市: サムライゆかりのシルク 日本近代化の原風景に出会うまち鶴岡へ
(5)三重県伊賀市、滋賀県甲賀市: 忍びの里 伊賀・甲賀-リアル忍者を求めて
(10)和歌山県湯浅町: 「最初の一滴」醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅
(11)島根県出雲市: 日が沈む聖地出雲~神が創り出した地の夕日を巡る
(13)福井県越前町、愛知県瀬戸市、常滑市、滋賀県甲賀市、兵庫県篠山市、岡山県備前市: きっと恋する六古窯-日本生まれ日本育ちのやきもの産地
(14)高知県安田町、奈半利町、田野町、北川村、馬路村: 森林鉄道から日本一のゆずロードへ-ゆずが香り彩る南国土佐・中芸地域の景観と食文化
(15)山口県下関市、北九州市: 関門“ノスタルジック”海峡~時の停車場、近代化の記憶

だいたいは犬連れ日本一周したときで、どこも面白い。バリエーションがあっていいですよ。


「日本遺産」については、文化庁のHPに掲載されています。

「日本遺産(Japan Heritage)」は,地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し,国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより,地域の活性化を図ることを目的としています。」とあります。(文化庁「日本遺産(Japan Heritage)」について

2020年に開催予定のオリンピック・パラリンピックに向け、訪日外国人旅行者数が増加しつづけることが見込まれるので、日本全国に旅行者を導いて、地域の活性化に結びつけたいという目的のようです。だから一カ所に集中させず、全国にちらばるような形で観光地を作りたいということなのでしょう。

リピーターにとっては、次の観光地が欲しいのです。あまりまだ知られていないところ。しかも、「ストーリー(物語)」があるところ。

文化庁では、日本遺産を2020年までに100件程度認定していく予定だそうですが、第1弾には18件、そして今回は17件が選ばれています。

外国人がそのストーリーに興味を持ってくれるか、というところがカギになるかもしれません。意外なものがうけたりします。外国人の意見も参考にしたほうがいいかもしれません。
 
 
 
 
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2017/04/24

森津太子/星薫著『危機の心理学』

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ここ1ヶ月で、急に「戦争」が身近になった感じがします。

日本はてっきり戦争を放棄した国だと思ってました。学校でもそう習ってきたし、だから、一生もう戦争は起こらないんだろうと漠然と考えて生きてきました。

少なくとも、先制攻撃するなどということはありえない話だと思っていたら、安倍総理はそれをやろうとする同盟国アメリカを支持するという。もっとも、「先制攻撃しない」と言ってしまったら、抑止力がなくなってしまうわけですが。

誰も戦争は望んでないはずなのに、こうして戦争というのが始まる(かもしれない)んだなぁと、あらためて、どうしようもない、ふがいなさのようなものを感じます。

戦争をしたくないのは北朝鮮だって同じでしょう。キムジョンウンがまるで極悪非道な独裁者になっていますが、当人に会ったことはなく、どういう人間なのかは、本当は知らないのです。知らないから、極悪非道な独裁者のイメージが勝手に作られていくとも言えます。ジョンウンだって、彼自身の考えだけではなく、北朝鮮人民の何千万人の考え方の総意は多少でも、彼の行動に影響は与えているはずです。内外に向けて、極悪非道な独裁者を演じざるを得ない部分もあるのかもしれません。

相手の「わからなさ」と「脅威」と「不確かさ」が、戦争へ向かう原因になっています。北朝鮮、韓国、日本、アメリカ、中国、ロシアなど主な国々の何億人の人間の利害の調整は並大抵ではできません。人間の脳が大きくなったのは、この複雑な人間関係をさばくためという「「社会脳仮説」」があります。

3人でさえ喧嘩するのに、何億人となれば、もう個人の考えかどうかなんてどうでもいいのでは?と悲しくなってきます。その戦争へ向かううねりのようなものは、クジラが大量に海岸に突進して「自殺」するようなものなのかもしれません。

物理学者のアインシュタインと、精神分析学者のフロイトの『ヒトはなぜ戦争をするのか?』(花風社刊、浅見昇吾編訳)の中で、「人間は闘争本能を持っている」ということでふたりの意見は一致しています。

戦争は避けられないということでしょうか。「知性が高まり、攻撃本能が内に向けられれば、戦争をなくす方向に動いていくことはできる」と、表現は弱々しい。天才たちでさえ、戦争に対しては無力であるようです。戦争不可避の信念は、天才でさえ持っていたということなのでしょう。

とは言え、希望がないわけではありません。

最近では、個人の闘争本能と、戦争とは違うという研究結果もあるそうです。戦争を完全になくす方法は、今のところないかもしれませんが、遠い将来は、「しないで済む」ようになるかもしれません。

『危機の心理学』は、こんな時代だからこそ役に立つ学問かなと思います。今年4月新しく開講した科目です。

この中に「平和心理学」というものがでてきます。戦争不可避の信念に、なんとかくさびを打ち込もうとするのは、人類の多少の進歩とは言えるのかもしれません。

戦争にならない状況をいかに維持するか、ということに尽きるんでしょうが。

平和構築に貢献する2つの心理的要素があります。

ひとつは、外集団(相手)への共感と理解を増加させる。(一般論ではそうなのかもしれないですが、北朝鮮の今の閉鎖的環境では、これは難しい)

もうひとつは、「積極的傍観者」という存在があるそうです。

内集団(味方)を批判的に評価できる人のことで、たとえば、第2次大戦中リトアニアでビザを発給し続けて多くのユダヤ人を救った杉原千畝とか、ドイツのシンドラー、ベトナム戦争のソンミ村虐殺事件、イラク戦争でアブグレイブ収容所での虐待を告発した人たちのような存在です。それが「積極的傍観者」。

それをいかに増やしていくかが、戦争を回避するための課題だそうです。

自分の足をちゃんとふんばって、戦争へという流れに流されない、批判的な目で見ていないとダメなんでしょう。
 
 
 
 
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2017/03/23

【愛犬物語 其の百二十】2017年3月23日、横須賀市 衣笠山公園で「忠犬タマ公之像」除幕式

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今日の時点で、「忠犬タマ公像」は、全部で5体になりました。

横須賀市の衣笠山公園で、新潟県五泉市から横須賀市に寄贈された「忠犬タマ公像」の除幕式が行われました。

五泉市長と横須賀市長をはじめ、五泉市の小学生、地元衣笠の小学生も参加して、盛大な除幕式でした。

犬像写真家としても、犬像の除幕式に参列するなど、めったにできるものではないので、いい経験になりました。

ところで、どうして新潟の忠犬像が、ここ横須賀に寄贈されたのか、というと、もう何度も書いていますが、小泉純一郎元総理大臣、と、いうより、小泉家が関係しています。そのことについては、以前のブログを御覧ください。

衣笠山公園は、JR衣笠駅から徒歩30分ほどです。公園の入口から約50mほどのところにちょっとした広場があって、ここに小泉元総理のおじいさんが揮毫した「忠犬タマ公之碑」が建っていましたが、同じところに今回寄贈された像も設置されました。

今回「忠犬タマ公之像」と揮毫したのは小泉進次郎議員です。これで、3代にわたってタマ公碑・像に揮毫したということになります。

昨日は国会で代表質問があるということで進次郎議員は除幕式に来られませんでしたが、代理人の秘書が祝辞を代読しました。

除幕式では、タマ公の故郷、旧河内村出身者も大勢参列していて、その中のひとり、旧川内小学校に通っていた奥さんとたまたま知り合い、面白い話を聞きました。

奥さんによると、忠犬タマ公像のモデルになった犬が実在するというのです。それは、タマ公像を造った彫刻家の羽下修三氏の娘である内子さんが育てていた捨て犬だそうです。内子さんとこの奥さんは知り合いです。

奥さんは、「どうぞ」と言って、昭和13年に撮られた内子さんと愛犬のモノクロ写真を見せてくれました。立ち姿の内子さんの傍にちょこんと座っている細身の犬でした。たしかにタマ公像と似ているかもしれません。

除幕式のあとは、慰霊祭も行われました。坊さん2人の読経の中、タマ公の位牌を前に参列者が焼香しました。

なお、引き出物としてタオルをいただきましたが、衣笠小学校の生徒がデザインした「タマ公侍」で、そのうちこれは横須賀市のイメージ・キャラクターになるかもしれないとのことでした。
 
 
 
 
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2017/03/21

石原慎太郎氏、証人喚問での「科学信仰」

160322(東京都庁展望台から西側の街並を望む)


百条委員会で、石原慎太郎元都知事の証人喚問が行われました。

「侍」とか「闘う」とか言っている割には、弱弱しい発言の連発でした。

最後に、文明論を持ち出すところは、さすが「作家」ですね。

科学は「安全」を担保すると盛んに言っているのですが、科学が万能かと言えば、科学も一種の信仰ではないのかと思うんですよね。

いろんな例がありますが、たとえば、19世紀前半、「骨相学」というのが欧米で大いに流行しました。頭蓋骨(アタマの形)で、人間の気質や精神といったものが判断できるという説です。

いまでは、何を馬鹿なと思うでしょうが、たぶんみんなまじめに信じていたんだと思います。「骨相学」は当時は最先端の「科学」だったのだから。

今もてはやされているDNAも、今は最先端の科学ですが、これだって将来どうかはわかりません。

人間は何かを信じないと生きていけません。「神」が死んだ現代では、代わりに「科学」を信じるしかないのかもしれません。

でも、豊洲の問題が難しいのは、この科学信仰さえ越えてしまっていることです。「安心」は、心の問題です。いくら科学を信じて「安全」だと言われても。

最近、豊洲の地下水問題だけがクローズアップされると、まるで「豊洲だけ」地下水に問題あるように感じる、というのも、科学信仰の弊害(錯覚)ではないかなとも思います。

たとえば、地下水が汚れてるのが、豊洲だけではなく、築地も汚れているし、さらに、都内すべての土地が汚れているとわかったならば、じゃぁ豊洲でもいいかとなるでしょう。もしかしたら、本当にそうなのかもしれないし。(「科学的」というなら、都内すべての土地の地下水との比較が必要なのでは?)

ところで、石原さんがさかんに言っていた「記憶にない」という表現は、作家としてはどうかなと思います。不正確ではないのでしょうか? 科学がそんなに大事ならば。

記憶に「ある」のか「ない」のかは石原さんにはわからないはず。(本人が「わからない」と言っていることを信じるならば) 正確に言うなら「思い出せない」でしょう。
 
 
 
 
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