カテゴリー「ニュース」の373件の記事

2018/01/06

ラジオ2局で写真展『全国の犬像をめぐる』を紹介

Dsc_0320(渋谷駅前 忠犬ハチ公像)

Dsc_0322(NHK入り口 「せごどん」のポスター)


昨日は、ラジオ2局で写真展『全国の犬像をめぐる』を紹介していただきました。

TOKYOFM/JFN「クロノス」は、8時から生電話出演でしたが、直前に家電が調子悪くて、2回切れてしまいました。そして予備のスマホがつながったのが本番10秒前でした。

あせりました。つながったとたんしゃべり始めたかっこうなので、声が上ずってしまいました。

そして、夕方5時20分からは、NHKラジオの夕方トピックで、こちらはスタジオから生出演でした。渋谷駅前では、忠犬ハチ公に新年のご挨拶を。

夕方トピックでは、消防犬ぶん公から始まって、高野山への案内犬ゴン、そしてユニークな姿の羽犬、こんぴら狗やおかげ犬の代参犬、最後は、西郷さんの愛犬ツンの話。

今年のNHK大河は『せごどん』なので、愛犬のシーンが出てくるのか注目です。


昨日のNHKラジオに出演したときの様子はしばらくこちらで聴くことができます。
夕方トピック 「全国忠犬物語」
放送2018年3月5日(月)

http://www4.nhk.or.jp/hitokoto/365/
 
 
 
 
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2018/01/03

2018年1月3日、日経新聞文化欄に「オンリーワン!犬像の旅」が載りました

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今日1月3日の日本経済新聞 文化欄に「オンリーワン!犬像の旅」が載りました。

こちらWEB版です。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25138130X21C17A2BC8000/

中国で何度か野犬に咬まれて、一時期犬恐怖症になっていた俺が、ヴィーノという犬のおかげでリハビリし、犬連れ日本一周をして、全国の犬像に出会ったこと。

その経緯や、各地の犬像の特徴などの話を記者さんがまとめてくれたものです。

犬像は、南富良野の忠犬ハチ公、消防犬ぶん公、こんぴら狗、須賀川市の代参犬シロ、高野山への案内犬ゴン、ガイド犬平治、羽犬、盲導犬サーブなどです。

そして明日から始まる、浦和のギャラリー楽風での写真展の情報も。
 
 
 
 
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2017/12/05

「警察犬イルミナ号が、銃器を発見」というニュース

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警察犬イルミナ号が、銃器を発見したとニュースになりました。

イルミナ号は雌のラブラドルレトリバーで9歳。違法薬物と銃器の両方を識別できる「ハイブリッド犬」です。柱の中に隠してあった暴力団の拳銃を嗅覚で見つけたとのことです。(毎日新聞参照)

以前、イルミナ号はミュージシャンの覚せい剤も発見したという優秀な警察犬です。ミュージシャンとは誰でしょうか? あの方かな?

犬の嗅覚には俺も一目置いています。実際ヴィーノと暮らしていると、ヴィーノの嗅覚のすばらしさを実感します。

とくにヴィーノが得意なのは、野生動物の発見です。山を走っていて、そわそわしだし、そして薮や林に向かって吠える。俺には何なのかわかりません。そのうち猿や鹿や狐や狸などが目の前に現れます。北海道のヒグマにだけは知らんぷりを貫いていましたが。

北海道で、前方にキタキツネを見つけたりして、俺も視覚では勝てることがありますが、嗅覚では無理です。ヴィーノはそれほど視覚がいいというふうには見えません。

ヴィーノは匂いで世界を認識しているような気がします。ただ、遠くのものは発見できるのですが、逆に近いところのものを発見できない、ということもあります。たとえば、目の前にある小さなおやつを探せずにうろうろすることがあるのです。

これはどうしてでしょうか。

想像ですが、視覚に「近視・遠視」があるように、嗅覚にも「遠嗅・近嗅」というものがあるのではないかな。

たとえば人間も、急に目の前10cmに何か出されても、すぐには見えない(ボケて見える)といったような感じです。だからヴィーノはこのとき「遠嗅」モードになっていて「近嗅」モードにはなっていないからではないかと。


ところで、オリヴァー・サックス著の『妻を帽子とまちがえた男』に、ある医学生が夜、犬になった夢を見て、目覚めたら、犬のような鋭い嗅覚になっていた、という話については、前も触れました。。

カフカの『変身』みたいなこともあるんだなぁとびっくりです。もしかしたらカフカもそういう感覚の体験があったのかもしれませんが。

それでも最近はヴィーノの影響もあって、俺も匂いに敏感にはなっています。通路の角を曲がった時、何秒か前にそこを通ったであろう、人間の匂いに気が付くことがあります。

それと、匂いで過去の出来事を思い出したり。「あっ、この匂い、雲南省だ」とか。嗅覚は、より本能に近い感覚ともいわれています。

ただ、俺はまだ電柱のオシッコの匂いで、近くにかわいい雌犬がいることもわからないし、ヴィーノの肛門の匂いを嗅いでも、ウンチ臭いだけですが。

世界を匂いで感じたら、どう見えるんだろう。ヴィーノが見ている世界を俺も見て(嗅いで)みたい。
 
 
 
 
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2017/09/02

麻生副総理「ヒトラーの動機は正しかった」発言とフランク・パブロフ著『茶色の朝』

170902


nifty NEWS 「麻生副総理「ヒトラーの動機は正しかった」発言」というニュースがありました。

「高須クリニックの高須克弥院長によるナチス礼賛ツイートが問題となっているが、今回はよりにもよって副総理の発言。国際的な非難を浴びるのは必至だ。」(nifty NEWSより)

フランク・パブロフ著『茶色の朝』という、約20年前、フランスでベストセラーになった物語があります。西ヨーロッパ全体に広がっていた極右運動への危機意識から書かれた物語でした。

「茶色以外のペットは処分するように」という法律を皮切りに、少しづつ周りが茶色に変わっていくのですが、主人公は、半分は疑いながらも、「茶色に守られた安心、それも悪くない」と思い、まぁいいかとやり過ごしていると、突然、自分がその茶色にとらえられそうになって、初めて危機を理解するというもの。

「茶色」とは、フランス人にとっては、ナチスをイメージさせる色だそうです。

心理学には、「チェンジ・ブラインドネス(変化盲)」というのがあります。たまにテレビの「脳トレ」などでも行われるテスト、いわゆる「アハ体験」で、静止画の一部がだんだん色や形が変わっていくものですが、意外とそれに気が付くのは難しいというテストです。

ゆっくりした変化は気が付きにくい。でも、気が付いたときには取り返しがつかない状態になっているという怖さもあります。『茶色い朝』もその怖さの物語です。

ナチスがなぜ支持されたのか?

ナチズムは大量虐殺で「極悪」のイメージですが、当初ナチズムは、人間の理想形を求める思想でもありました。理想形を隠れ蓑にしているからやっかいなのです。

タバコやアルコールの害について啓蒙し、健康増進運動を展開、菜食主義や自然に親しむこと、子供を母乳で育てることの勧めなど、これだけ聞けば、なんて理想的な社会を目指しているんだろうと思ってしまいます。

だったら、これは良いことなのではないかと思うようになります。徐々に、徐々に。でも、それとセットになっているのが理想形から外れたものの排除です。

ところで、アメリカのトランプを筆頭に、世界的に、排外主義、民族主義、差別主義などが台頭しています。

何か不満があるときは、悪いのは「あいつのせいだ」とか「あいつらが悪かったからだ」と言って、責任は自分にあるのではなくて、外部に原因を作って攻撃し、留飲を下げるということは俺もあります。ちょっと気を抜くと、楽な方へ流されやすいというのが俺たちなんでしょう。

だからこそ、今周りが茶色になっていることに気が付き、流されないように、ふんばらないといけないのかもしれません。「茶色の朝」を迎えないために。

これらの思想に共通するのは、行きつく先は、自分が抹殺されるということなのでしょう。なぜなら、みんな、誰ひとりとして「理想形」ではないからです。そもそも人間の「理想形」などというものはないのです。
 
 
 
 
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2017/08/20

大混乱のアメリカ

170820


アメリカは大混乱です。

大統領によって、こんなにも国が変わるのか、と驚きます。

「人は見かけが大事」というのを、負の面から示しているのがトランプと言えるでしょう。白人至上主義、人種差別はまさにこれです。

必ずしも見かけで判断することが悪いことではないし、いや、これがあるからこそ、瞬時に敵か味方かを判断することができる、動物が生き残るために獲得した術だったということでもあります。

日常的に、俺たちは人を見かけで判断します。「男か女か」とか「白人か有色人か」とか、または「ハゲか、ハゲでないか」などなど。見かけが似ている者同士は親近感・安心感を覚えます。反対に見かけが違うと恐怖感・不信感が生まれます。

見かけは目立つのです。わかりやすいのです。たとえば、「思想」や「思考」などは、その人の行動をしばらく見てみないと、外見から判断するのは難しい。時間がかかります。

にもかかわらず、見かけによってその「思想」や「思考」も推理して判断してしまおうとします。まぁ、ぼやぼやしてたら、こちらの身に危険が及ぶかもしれないので、しかたない面もあります。そのとき、その人が持っている判断の偏りが差別につながります。

この偏りがない子供は、だから、差別はしません。差別は、学習です。あとで大人から学びます。大人がその判断の偏りを教えているのです。とくに悪い方への偏りが問題です。

でも、人類はもっと賢くなりました。同じ見かけの人間が必ずしも同じ思想・思考を持っているわけではないのは当然だし、見かけだけではなく、いろんな種類の人間がいた方が、人類が生き残れるのだということを学んできたはずなのです。

なぜアメリカが世界一番になれたのか。それはいろんな人間たちがいたからということではなかったのでしょうか。アメリカがアメリカである一番大切な部分を否定しているトランプです。

白人至上主義的、人種・宗教差別的発言をずっと繰り返してきたトランプですが、今回のことは決定的かなと思います。経済界からも匙を投げられたことは、雇用を守ると言ってきたトランプには致命的でしょう。「弾劾」の可能性が高まってきました。

トランプは、支持者さえつなぎとめておけばいいと考えているんでしょうが、雇用がうまくいかなくなったら、その支持者さえも反旗を翻すでしょう。たぶん、それは「倍返し」です。恐ろしいことが起こるかもしれません。

ただ、支持者のなかでも、コアな支持者は、トランプを非難することはなく、むしろ逆で、ますます団結し、白人至上主義、人種・宗教差別主義などの正当化を進めるのかもしれません。

トランプ支持者をカルト集団と比べるのはどうかと思いますが、こんな研究があります。

それは、オウム真理教でもそうでしたが、カルトなどの集団は、外側からの圧力が強まるほど、内側の団結力が強まるという心理学的研究です。

トップがだめだとわかっても、コアな支持者は、トップを否定することは自分のすべてを否定することになってしまうので、かえってトップをほめたたえ、熱狂するということがあるようなのです。

この研究は、新興宗教内部に潜入し調査したレオン・フェスティンガーらによる『予言がはずれるとき』というもので、「認知的不協和理論」を唱えました。現実は変わらない、なら、自分の認知の方を変えてしまって、心の安定を求めるという理論です。
 
 
 
 
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2017/08/09

「中国 四川省 九寨溝でM7.0の地震」のニュース

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中国 四川省 九寨溝でM7.0の地震のニュースがありました。

日本時間の8日午後10時19分ごろ、中国内陸部・四川省の九寨溝を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生しました。

九寨溝と言えば、まだ観光地になる前に訪れたところです。渓谷沿いに点在する湖は神秘的な色をしています。また周辺にはチベット人が住んでいるので、独特の雰囲気があります。

1992年にはユネスコの世界遺産に登録され、今は、多くの観光客でにぎわっているところです。

四川省の省都・成都から北におよそ450キロの場所にありますが、このあたりは地震多発地帯でもあり、2008年には、今回の震源地の近く、■川県(■:さんずいに文)で地震が発生し、日本人観光客も被害に遭ったことがありました。

「日本人けがの情報なし」と、 重慶の日本総領事館は発表しているようですが、個人旅行は全部把握できるとは思いません。あれだけの有名観光地に、しかも夏の観光シーズンに日本人がいなかったということはないでしょう。

地元民と観光客の犠牲者がこれ以上増えないことを祈ります。
 
 
 
 
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2017/07/27

赤ちゃんパンダの名前を公募、7月28日から募集開始

080510(写真は、中国四川省成都動物園で撮影した大熊猫、パンダです)


上野動物園ですくすくと育っているパンダ赤ちゃんの名前公募が始まります。募集は28日からだそうです。俺も応募するつもりです。

上野動物園公式サイト

歴代のパンダは「カンカン」とか「ランラン」とか、1文字の繰り返しが多い(すべて?)ようですが。

まず、上に掲載したパンダは中国で撮影し、少し薄汚れていますが、パンダの白にこだわってみました。

「バイバイ(白白)」 → 悪くないとは思いましたが、別れのあいさつ「バイバイ」と同じ発音だし、中国語では「むなしい」という意味になってしまいます。

「バイゴン(白宮)」 → これも悪くないとは思いますが、中国語で「ホワイトハウス」になってしまいます。

「メイバイ(美白)」あるいは「バイメイ(白美)} → 「バイメイ」は「売名」に通じてよくないかも。

「バイリー(白麗)」あるいは「リーバイツ(麗白子)」 → 「リーバイツ」はどこかのブランド名のようになってしまいますが、「子」を付けて可愛らしさを表現。

「ヘイバイ(黒白)」あるいは「ベイヘイ(白黒)」→ どことなく「白黒はっきりさせる」とかいったニュアンスを感じてしまうし、音の響きがなんとなく可愛らしさに欠けます。

「チーグバイ(七割白)」あるいは「パーグバイ(八割白)」 → 白い部分が何割かで決めたらどうでしょうか。白い部分は約7、8割と判断して付けた名前です。ただ、呼びづらいかな。

なんとなく、ピンときません。

やっぱり1文字の繰り返しになるかな。ちなみに前回の募集で一番多かったのが「メイメイ」だそうです。たぶん、「美美」だと思います。

また、季節にこだわった名前を考えてみます。

パンダが生まれたのは6月12日。旧暦で皐月十八日、二十四節気は「芒種(ぼうしゅ)」、前後の七十二候は「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」と「梅子黄(うめのみきばむ)」などがあるので、このあたりを参考にしてみます。

「インイン(蛍蛍)」

「シァシァ(夏夏)」

あまり意味にこだわると、だめかもしれません。しょせんここは中国ではないし。意味ではなく、あくまでも音。募集は「カタカナで」ということなので。

「ウェィウェィ」

「イェンイェン」

「ピョムピョム」

「ピャムピャム」
 
 
 
 
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2017/07/22

台湾のヒアリ(紅火蟻)探知犬。ビーグル犬が救世主になるか

170722


台湾にはすでにヒアリが上陸しています。ヒアリは「紅火蟻(入侵紅火蟻)」と呼ばれているらしい。

その駆除に、ビーグル犬が活躍しています。

ヒアリの巣を嗅覚で見つける探知犬は、ほとんどビーグル犬だそうです。

さすが鼻がいいビーグル。それはヴィーノと暮らしている中で、俺も日々実感しています。視覚ではヴィーノに負けない自信がありますが、嗅覚では無理です。

TVで見ましたが、台湾からこの探知犬のレンタルが可能だそうです。2匹を8日間レンタルすると280万円(作業員4名ふくむ)だそうです。高いのかどうなのか。

子犬の部屋」というHPには、犬の嗅覚について書いてあります。

犬の嗅覚能力は、夏場、4割ほど落ちるといわれているそうです。それは「パンティング」と呼ばれる口呼吸によって絶えず体温を下げ続けていなければ、熱中症にかかってしまうからだそうです。

そういえば、最近のヴィーノはいつも口呼吸していますね。人だけじゃない、この暑さには耐えられません。

またこのHPには、嗅覚を生かした犬の仕事のリストが載っていました。

麻薬探知犬、警察犬、ガン(癌)探知犬、遺体探知犬、放火探知犬、トリュフ探知犬、シロアリ探知犬、ハブ探知犬。このあたりはまぁまぁ想像できる範囲です。

面白いと思ったのは、DVD探知犬? 「主として違法コピーで大量に複製された海賊版DVDを、空港などで探知します。DVDに含まれるポリカーボネイト樹脂の臭いを嗅ぎ取ります。」とあります。

トコジラミ探知犬? 「2010年、ニューヨークでトコジラミが大発生した折は、トコジラミ探知犬という特殊な能力をもつ犬が発見に貢献しました。」だそうです。

考古学犬? 「オーストラリアのドッグトレーニング協会に所属する「ミガルー」という名の雑種犬が、肉片のついていない人骨をかぎ当てることができる、世界初の「考古学犬」として活躍しています。」とのことです。

いろいろありますね。

そして今、「紅火蟻探知犬」が台湾で活躍中ということです。沖縄ではすでにレンタルしたことがあるようです。気候風土が近いので、それだけヒアリに対する危機感が大きいということでしょう。

農家は深刻です。棚田や畑などの耕作地にヒアリが住み始めたらたいへんです。なんとかヒアリの侵入と定着を防がなければ。でも、それが可能なのかどうか。日本の運命はビーグル犬にかかっている?
 
 
 
 
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2017/05/24

中国で日本人が多数拘束されているというニュース

170824(雲南省西部 リス族)


中国で拘束されている日本人のニュースです。

俺も軟禁されたことがあるので、他人事ではありません。怖さがジワーッと蘇ります。

天安門事件の翌年1990年、雲南省でのことでした。今とは事情が違っているでしょうが(インターネット、コンピュータも導入されている)、ただ、同じ部分もあるのではないかと想像します。

中国では、「身分外活動」でも捕まってしまいます。たとえば、観光ビザで入った観光客が、市場で物の値段を聞いたりしたとき、「取材活動」とみなされるようなときです。観光ビザで入って取材や仕事をしてはいけないのは日本も同じことなので、この点では、中国独特とはいえないかもしれません。

何が中国独特なのかというと、問題は、その「取材活動」の範囲があいまいなことです。あいまいで、堺がないから、逆に誰でも拘束されてしまうという恐ろしさがあります。要するに、捕まえようと思ったら、どんな理由でもできてしまうということなのです。

しかも最近は反スパイ法もできて、密告制度もあるということなので、じゅうぶん注意しないとだめでしょう。反スパイ法の中には、「その他のスパイ活動」という項目があります。つまり「何でも」ということなのです。

軍事施設などを撮影するのは論外ですが、独龍江に行ったとき、ガイドを付けていたのですが、貧しい村や村人の写真は問題なかったのに、地層などが含まれる風景はダメだと、注意されたことがありました。

自分では単なる独龍江の風景写真のつもりで向けたカメラを制止されたのは、河岸に地層が見えていたからでした。あと特別な植物もダメだったように記憶しています。

そういう体験から想像すると、今回拘束されている日本人の中で、温泉探査に関わる仕事をしていた日本人がいるので、そこはかなり神経質になる部分かなと思います。これをスパイ活動とみなされると危ない。拘束された日本人は、どんなビザで中国へ行っていたのでしょうか。

そして俺が軟禁されたのは、こんな状況でした。

たしかにミャンマーの国境にも近かったので、祭りの写真を撮りに行ったことがスパイ活動ではないかと疑われたようでした。パスポートを取り上げられて、2日間、公安局の隣の旅社に軟禁されました。

実は、神経質になっていたのは、前年の天安門事件に関係した学生が雲南からミャンマーに逃げるルートでもあったらしいのです。

だから俺の日記を見て、あるページに「学生」とあり、どこか別なページに「民主化」という漢字を見つけて、公安はむりやり2単語をくっつけて「お前は、民主化の学生と関係しているんだろう?」というのです。

取り調べでは、「正直に言わないと、日本に帰れないぞ」と脅されたことが、一番の恐怖でした。あとで冷静に考えれば、そんなことはないと分かるのですが、取調では厳しい公安Aと、優しい公安Bが、交互に質問してくるのです。厳しい方のAが席を外した時、すかさずBが優しく自白を強要するのです。

まるで刑事ドラマと同じだなと思いましたが、優しいBから、「あの人(A)だって、悪い人じゃない。正直に言えばすぐ日本に帰れるんだから」と言われると、思わず、「関係ある」と認めてしまいそうにもなりました。

よく日本でも自白して冤罪を生むことがありますが、よくわかります。情報を遮断され、厳しいAから「帰れなくなるぞ」と脅され、優しいBに「早く帰りたいでしょう?」と(偽りであっても)同情される、これが永遠に続くのではないか、本当に帰れなくなるのではないか、と思い込むようになっていくのです。そして、ついBの優しさにホロッとしてしまう。これは心理学的にも、今なら俺も理解できます。

助かりそうだと思ったのは、こんなことを言われたからでした。

「お前の日記を読めるコンピュータが中国にはあるんだ。嘘をついてもわかるんだ」と脅された時、「あぁこれははったりだな」と確信しました。汚く崩した俺の日記の文字を読めるコンピュータなんて、どこににもないからです。たぶん、いまだにないでしょう。

公安は攻める部分がなくなってきたので(学生と関係あるという証拠が出てこないので)、こんな苦し紛れのことを言い始めたんだろうと、俺は内心、安心したのでした。

実際、スパイ容疑は晴れたのか、3日目には開放されました。ただ中国を出国するようにビザの期間を短縮されました。雲南の奥地だったので2週間の猶予期間をくれたのは、当時の中国だからでしょう。今なら、2日で出国できます。

こんなふうに、「スパイ活動」かどうかは、現地の公安の判断次第ということなのです。どんなことでも「スパイ活動」にされてしまうという怖さが中国にはあります。

観光客だからと言って安心できません。とくに「観光ビザ」だけの場合は。「スパイ活動」ではなくても「身分外活動」で捕まる可能性もあるからです。
 
 
 
 
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2017/05/05

「日本遺産」の新たに認定された17件

170505_1(北海道 江差)

170505_2(北海道 江差)

170505_3(岡山県 備前)

170505_4(山口県 下関)


「日本遺産」の認定地が増えたというニュースです。

「文化庁は28日、地域の有形、無形の文化財をテーマでまとめる「日本遺産」に、北海道から福井の7道県にまたがる「北前船寄港地・船主集落」や三重、滋賀両県の「忍びの里 伊賀・甲賀」など23道府県の17件を新たに認定した。」(毎日新聞WEBより)

新たに認定された日本遺産の中で、行ったことのあるところは、

(1)北海道江差町: 江差の五月は江戸にもない-ニシンの繁栄が息づく町
(3)山形県鶴岡市: サムライゆかりのシルク 日本近代化の原風景に出会うまち鶴岡へ
(5)三重県伊賀市、滋賀県甲賀市: 忍びの里 伊賀・甲賀-リアル忍者を求めて
(10)和歌山県湯浅町: 「最初の一滴」醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅
(11)島根県出雲市: 日が沈む聖地出雲~神が創り出した地の夕日を巡る
(13)福井県越前町、愛知県瀬戸市、常滑市、滋賀県甲賀市、兵庫県篠山市、岡山県備前市: きっと恋する六古窯-日本生まれ日本育ちのやきもの産地
(14)高知県安田町、奈半利町、田野町、北川村、馬路村: 森林鉄道から日本一のゆずロードへ-ゆずが香り彩る南国土佐・中芸地域の景観と食文化
(15)山口県下関市、北九州市: 関門“ノスタルジック”海峡~時の停車場、近代化の記憶

だいたいは犬連れ日本一周したときで、どこも面白い。バリエーションがあっていいですよ。


「日本遺産」については、文化庁のHPに掲載されています。

「日本遺産(Japan Heritage)」は,地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し,国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより,地域の活性化を図ることを目的としています。」とあります。(文化庁「日本遺産(Japan Heritage)」について

2020年に開催予定のオリンピック・パラリンピックに向け、訪日外国人旅行者数が増加しつづけることが見込まれるので、日本全国に旅行者を導いて、地域の活性化に結びつけたいという目的のようです。だから一カ所に集中させず、全国にちらばるような形で観光地を作りたいということなのでしょう。

リピーターにとっては、次の観光地が欲しいのです。あまりまだ知られていないところ。しかも、「ストーリー(物語)」があるところ。

文化庁では、日本遺産を2020年までに100件程度認定していく予定だそうですが、第1弾には18件、そして今回は17件が選ばれています。

外国人がそのストーリーに興味を持ってくれるか、というところがカギになるかもしれません。意外なものがうけたりします。外国人の意見も参考にしたほうがいいかもしれません。
 
 
 
 
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