カテゴリー「書籍・雑誌」の146件の記事

2018/01/11

ニッポン放送 上柳昌彦 あさぼらけ 『あけの語りびと』で紹介されました

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ニッポン放送 上柳昌彦 あさぼらけ 『あけの語りびと』で、「数奇な縁から犬と家族になり犬像の本を出版した写真家」として紹介されました。

HPはこちらです。(音声も聴くことができます)

http://www.1242.com/lf/articles/86262/?cat=entertainment,life&pg=asaborake&feat=akenokataribito

https://soundcloud.com/shovel_jolf/asw1pkzmqr8j


中国で犬に咬まれてから犬恐怖症になりましたが、妻の実家のビーグル犬で恐怖症をリハビリし、ヴィーノといっしょに暮らすようになり、そして日本一周の車中泊の旅に出たこと。

戌年生まれだったことを先日のインタビューまで忘れていましたが、俺は、意外と犬に縁のある人生を送っているんだなぁとあらためて思います。

犬恐怖症の人間が犬と日本一周し、犬の本まで作ってしまいました。「数奇な縁」と言われるのも、なんとなくわかる気がします。

ヴィーノが網走市 で行方不明になり、2時間後見つかった話。自分の話なのに感動してしまうのは、上柳昌彦 さんの語りのおかげですね。

この写真は、網走郊外の能取岬で撮ったもの。この夜、ヴィーノが行方不明になりました。本当にいまも、この時ヴィーノが見つからなかったらどうなっていたんだろうと思います。
 
 
 
 
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2018/01/03

2018年1月3日、日経新聞文化欄に「オンリーワン!犬像の旅」が載りました

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今日1月3日の日本経済新聞 文化欄に「オンリーワン!犬像の旅」が載りました。

こちらWEB版です。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25138130X21C17A2BC8000/

中国で何度か野犬に咬まれて、一時期犬恐怖症になっていた俺が、ヴィーノという犬のおかげでリハビリし、犬連れ日本一周をして、全国の犬像に出会ったこと。

その経緯や、各地の犬像の特徴などの話を記者さんがまとめてくれたものです。

犬像は、南富良野の忠犬ハチ公、消防犬ぶん公、こんぴら狗、須賀川市の代参犬シロ、高野山への案内犬ゴン、ガイド犬平治、羽犬、盲導犬サーブなどです。

そして明日から始まる、浦和のギャラリー楽風での写真展の情報も。
 
 
 
 
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2018/01/01

2018年戌年、今年もよろしくお願いいたします。

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2018年戌年の始まりです。今年もよろしくおねがいいたします。

戌年ということもあってか、年末、新聞・雑誌などで『全国の犬像をめぐる』を紹介してもらいましたが、年始も新聞・ラジオなどで写真展『全国の犬像をめぐる』情報といっしょに紹介される予定です。これほど盛り上がることは後にも先にも今だけでしょう。

殺伐としたニュースが多い中、戌年でもあるし、こういった話題は「箸休め」にはぴったりな話題ではないでしょうか。

全国にこんなにもたくさんの犬像があるんだとびっくりしたことが、犬像の本を作る動機でもあったので、犬像と同時に、それを撮り続ける写真家がいるという驚き、そこを面白がってもらえるのは、俺も嬉しいのです。 

これからの予定は、

 ● 1月3日 新聞の文化欄で紹介される予定です。 
 ● 1月4日 毎日小学生新聞で犬像の特集の予定です。  
 ● 1月5日 東京FMに電話で出演予定です。  
 ● 1月5日 NHKラジオに出演予定です。  
 ● 1月10日 ニッポン放送で紹介される予定です。


そしてこれは戌年だからというわけではなく、偶然なのでしょうが、雑誌comcomに「旅するヴィーノ」という見開きグラビアで今年1年間連載することになりました。まさか「ヴィーノ」が主役で、タイトルにまで使ってもらえるとは。飼い主にとっては嬉しくもありますが少し驚きです。

内容は日本一周犬ヴィーノが案内する日本の風景という感じですね。犬連れ旅行ならではの写真です。基本は日本一周したころの写真が多くなると思うので、ヴィーノはさすがに若いですね。

当時は、試行錯誤の最中でした。犬と日本の風景とのコラボとはいっても、あまりにもプライベート過ぎるのではないか、そして、「日本」と言えば柴犬など「日本犬」というイメージが強く、俺自身、ビーグル犬と日本の風景には無理があるんだろうかと、少し弱気になることもありました。

Kindleで、『写真絵本:日本一周犬ヴィーノが見た風景』を出したりもしました。

でも、こうして認めてもらえたことで、少しは新しい風景写真にチャレンジしたかいがあったかなと思います。


 ■ 1月号は、沖縄県那覇市、金城町石畳道で石垣の角から覗くヴィーノです。
 
 ■ 2月号は、雪が残る高野山、金剛峯寺の根本大塔の前のヴィーノです。

 ■ 3月号は、水と空気が温む棚田を眺めるヴィーノです。どこの? それは出てからのお楽しみです。

と、いうふうに続きますので、ご期待ください。
 
 
 
 
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2017/12/31

ビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』は神隠しの映画

171229(異界への入り口、水に映る満月)


ビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』は、昔2度ほど、映画館で観ました。

主人公アナが、フランケンシュタインと遭遇したときの表情には、ぞくぞくっとしますね。これ、芝居でしょうか。

見るのは20年ぶりですが、なぜもう一度観ようと思ったかというと、「物語」を調べている中で、赤坂憲雄編『物語という回路』の中の「龍潭譚考 神隠しをめぐる精神史的考察」に、こう書いてあったからでした。

「神隠しは天狗・鬼・山男など隠し神にバリエーションはあれ、ある超自然」的なモノによってどこか異世界へと子どもや女が連れ去られる、不思議な現象として体験されてきた。」「鏡花の「「龍潭譚」という短編小説は、神隠しを主題とした傑作として知られる。小さな、しかし、まさに傑作である。すくなくとも、これほどに生きられた神隠し体験をみごとに描き切った小説を、私は知らない。映像の世界における、ビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』に匹敵するとでもいえようか。ジャンルこそ異なれ、この『ミツバチのささやき』と「龍潭譚」は神隠しを描いた傑作として、双璧をなすはず」

そうか、『ミツバチのささやき』は、「神隠しの話」という観方もあったのかと。

映画では子どもたちの遊びの様子が描かれています。

焚火の火の上を飛び越したり、線路に耳を当てて列車が来るのを待ったり、危険なことをやるのが子供たち。

俺も小学生のころ、放課後、小川に笹舟を浮かべて流し、それを追って、遠くまで行ってしまい、気が付いたら真っ暗になって怖かったことを思い出します。

もちろん、この時、遅くなってから家に帰りついているのですが、こういう状態を「プチ神隠し」と言ってもいいかもしれません。子どもの頃こんな体験は、みんなあるのではないでしょうか。

同じような感覚はTVドラマ『北の国から』にもあります。覚えているのはこのシーンです。

夜の森で純、蛍、正吉の3人がUFOと遭遇し、分校の先生が「365歩のマーチ」を歌いながら現れ、先生は宇宙人かもと疑い、暗い森を逃げ帰るシーンがあります。子どもの目線で語られるそのエピソードが好きです。不思議な話のままで終わるのがまたいいですね。怖いけど魅かれる感じが良く出ているシーンだと思います。

「危険」と思うのは、やっぱり経験や知恵がついて大人になってしまったからで、子供にとって、危なさや、危なさに通じる向こう側の世界は、こっち側とはつながっている世界であるのでしょう。

大人になるとそのふたつの世界が断絶してしまうのかもしれません。

子どもはフランケンシュタインが現れても、それなりに受け入れてしまう。異界のものに無防備です。だから『ミツバチのささやき』でも、主人公アナは逃亡者に対しても、恐れることもなく近づき、親切にします。それはお母さんの教えでもありました。

精霊は、良い人には良いもので、悪い人には悪いものと、お母さんはアナに教えるのです。逃亡者はアナにとっては異界から訪れた精霊なのでしょう。そして精霊は、自分自身の心のありようでもあるのですね。「良いもの」であろうとするところに、子どもの純真さを感じます。
 
 
 
 
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2017/12/27

2017年12月26日発売の「週刊朝日 2018年1月5-12日合併号」グラビアで、犬像の写真が掲載

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今週発売中の「週刊朝日 2018年1月5-12日合併号」のグラビアに「犬像をめぐる冒険」として犬像の写真が掲載されています。Kinki Kidsのグラビアの次です。

トビラは東京大学農学部の「ハチ公と上野英三郎博士像」。書籍で使用している写真とは違ったものですが、実は、どっちを使うか迷った写真で、今回、ようやくお披露目できたのでよかったなと。

あとは新しい茨城県石岡市の「みんなのタロー像」や、来年のNHK大河ドラマに関係してくる上野の「西郷隆盛と愛犬の像」や鹿児島県の「西郷どんのツンの像」、磐田市のゆるきゃら「しっぺいの像」などです。

まだまだ犬像・狼像の魅力は知られていないんだなぁと最近は感じています。でも、面白いと思う俺自身の感覚は信じてみようかな。

「なんで犬像狼像ばっかり?」と聞かれるけど、20年前、棚田を撮り始めた時も、「なんで棚田ばっかり?」と聞かれたことを思い出すと、少しは勇気が出ます。

今まで素通りしていたものに新しい価値を見つけること。それは「新しい物語を見つけること」と言い直してもいいかもしれませんが、それが俺の仕事でもあります。

「犬の像」と聞いて、渋谷駅前の忠犬ハチ公の像くらいしか思い浮かばないのは、俺も同じでしたが、こうして一覧で見ると、犬像といってもバリエーションがあることがわかってもらえるでしょう。こういう点が犬像の魅力でもあるわけです。
 
 
 
 
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2017/12/26

朝日新聞(2017/12/25)夕刊1面にヴィーノといっしょに掲載されました

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先日、稲荷山公園で『全国の犬像をめぐる:忠犬物語45話』の取材を受けた記事が、2017年12月25日の夕刊1面にトップ記事として載りました。

写真は全国の犬像が数点と、ヴィーノといっしょに2パターン撮っていただいた記念写真のうち、妻も入った家族写真が掲載されました。

こちらは、朝日デジタルや朝日新聞のsippoにも載りました。

「犬の像」撮り続ける 愛犬と一緒に全国各地へ

「忠犬」と人の物語に魅せられて…全国の犬像を撮影する写真家

『全国の犬像をめぐる:忠犬物語45話』ができたのは、もともと犬を飼おうと提案した妻と、いっしょに暮らすことになったビーグル犬ヴィーノのおかげとも言えます。

何度も書いていることですが、俺は中国でチベット犬に複数回咬まれてから一時期、犬恐怖症に陥りました。それがリハビリによって回復しましたが、妻の実家で飼っていたのもビーグル犬だったこともあって、ビーグル犬だったら、何とか触れるまでには回復していたのでした。

それでも、実際自分で飼うとなったら、世話もしなければならないし、面倒なことが増えてしまって、旅ができなくなってしまうのではないかと心配したのも事実です。

ところが、ヴィーノと出会ってからは、ヴィーノといっしょに旅をする幸せに目覚めてしまい、犬恐怖症も克服したし(100パーセントとはいかないですが)、ヴィーノがいない生活はもう考えられないくらいになってきました。

それで前から憧れだった遊牧民のような移動生活をやってみようという話になった時、遊牧民も同じように番犬を伴っていることから、「旅行」というより、より「生活」に近いことがわかりました。

そうして日本一周してみると、ヴィーノ連れということもあって、「犬の像」とか「犬の地名」とか、「犬」に関係するものが目につきました。

ヴィーノを入れて日本の風景写真を撮ってみたり、いろいろと試行錯誤をしてたどり着いたのが、じゃぁ、全国の犬像を集めてみたら面白いんじゃないか、これほど犬像がある国も珍しいんじゃないかと思い、ここ何年かかけて全国の犬像を捜し歩いたということです。

そして今年『全国の犬像をめぐる:忠犬物語45話』を出すことができました。ヴィーノのおかげというのは、こういう理由があったからでした。

記事には、棚田と犬像を写真に撮る理由に共通したところがある、ということにも触れてもらい、嬉しかったです。「棚田」と「犬像」という見た目がかなり違っているので、「どうして犬像なんか?」といわれることもあるからです。

やっぱり俺は、人とのかかわりで作られるものに興味があり、そこから「日本文化」を知りたいということのようです。

だから「棚田」も「犬像」も、それほど違ったものを撮っているという意識はありません。

ところで記事に「全国には計600体の犬像」とありますが、「600体」というのは、正確には「今のところ俺が調べた範囲内での犬像・狼像の合計」です。狼像も含んでいる数です。全国にはまだ数多くの犬像・狼像があるようです。説明不足でした。
 
 
 
 
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2017/12/24

日経新聞土曜版 NIKKEIプラス1で「犬像ランキング」が掲載されました

日本経済新聞」(2017年12月23日)の日経プラス1(土曜日朝刊に挟まっている別刷りの新聞)のフロント企画「何でもランキング」で今回は「戌年 感動の忠犬に会いに行こう」というタイトルで全国の犬像ランキングが掲載されました。

結果は次の通りです。(犬像名をクリックすると各犬像を訪ねたときの記事に飛びます)

日経の電子版はこちらです。→ 「来年は戌年 感動の忠犬像に会いに行こう」 (2017/12/24)

調査の方法は、青柳が最初犬の像を20体選出しました。編集部で日経生活モニターの協力者80人に逸話と像の写真を送り、像の魅力や話の面白さ、人に伝えたくなる、などの観点でベスト10を選んでもらい集計しました。有効回答数は75でした。


第1位: 樺太犬タロジロ

第2位: 消防犬ぶん公

第3位: 名犬チロリ

第4位: 盲導犬サーブ

第5位: 忠犬ハチ公

第6位: 忠犬タマ公

第7位: 代参犬シロ

第8位: 高野山の案内犬ゴン

第9位: 老犬神社のシロ

第10位: 救命犬


今回のランキングは、日経生活モニターの方々が投票して得られた結果です。なので、青柳がひとりで決めたランキングではなく、より客観的なランキングになっています。

まぁまぁ、順当なランキングかなぁと思いますね。

第1位となった、樺太犬タロ・ジロには奇跡のドラマがあるので、第1位はうなづけます。

第2位になった消防犬ぶん公は、予想以上に上位で、健闘したなぁと思います。ホースをくわえて走り回るぶん公を想像すると楽しくなります。好きなエピソードです。

忠犬ハチ公が第5位でした。もう少し上位に行くかなと予想していましたが、忠犬ハチ公以外にもたくさんの犬像が分かると、意外と「駅で待っていた犬」という物語が物足りなく感じるのかもしれません。ただ世界的にも有名犬であることに変わりありませんが。

その点、第4位の盲導犬サーブは、交通事故から主人を守って自分は左前足を失った犬だし、第6位の忠犬タマ公は2度の雪崩から主人を救い出した、言うならば、本当の「忠犬」かもしれません。

あと、第7位と第8位の、代参犬シロと高野山の案内犬ゴンは、共通したものがあると思っています。「人といっしょに歩く犬」という視点で見ると。

犬の習性でもあるのですが、何かのタイミングで人といっしょに歩き始めることがあります。人も楽しいし、犬も楽しい。WIN-WINの関係です。アジアの犬はいまだに多くの地域犬がいるので、それがよくわかります。

ところが日本ではもう自由勝手に歩く犬は見られません。「人といっしょに歩く犬」は基本、地域犬や野良犬でした。自由に歩けたここと、地域の人たちに愛されて、地域犬冥利につきたのではないでしょうか。

Inuzou_01(第1位: 樺太犬タロジロ)

Inuzou_02(第2位: 消防犬ぶん公)

Inuzou_03(第3位: セラピードッグ チロリ)

Inuzou_04(第4位: 盲導犬サーブ)

Inuzou_05(第5位: 忠犬ハチ公)

Inuzou_06(第6位: 忠犬タマ公)

Inuzou_07(第7位: 市原家の代参犬シロ)

Inuzou_08(第8位: 案内犬ゴン)

Inuzou_09(第9位: 老犬神社の忠犬シロ)

Inuzou_10(第10位: 救命犬)
 
 
  
日本全国の犬像を約60体訪ね歩いた『全国の犬像をめぐる:忠犬物語45話』が2017年4月下旬に出版されました。よければ、読んでみてください。今回の日経新聞の「犬像ランキング10選」以外の犬像もたくさん載っています。

全国の犬像をめぐる

 
 
 
 
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2017/12/10

日本経済新聞の記事「樺太犬タロ・ジロの像、なぜ大阪に?(もっと関西)」

161106_4(大阪府堺市 大浜公園の「樺太犬の慰霊碑」)

161106_5(大阪府堺市 大浜公園の「樺太犬の慰霊碑」)

161106_6(大阪府堺市 大浜公園の「樺太犬の慰霊碑」)

161130_2(東京都立川市 国立極地研究所の樺太犬の群像)

161130_3(東京都立川市 国立極地研究所の樺太犬の群像)


先日、コメントを求められた日本経済新聞の記事が出ました。

「樺太犬タロ・ジロの像、なぜ大阪に?(もっと関西) とことんサーチ」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24365300X01C17A2AA2P00/


大阪府堺市の大浜公園に置かれている「樺太犬の慰霊碑」について、深堀した記事で、俺も知らない事実が書いてあり、へぇ~と感心しました。

その中で、慰霊像の作者、岩田千虎さんのお孫さんの自宅にはタロ、ジロらの像の原型が残っているそうです。そのうち見せていただきたいですね。岩田さんの思いがもっとわかるかもしれません。

岩田さんは獣医でしたが、彫刻は長崎の平和祈念像の北村西望さんに師事したそうです。そして多くの動物像を製作しました。各地に岩田さんの作品は残っています。

「樺太犬の慰霊碑」は、南極に置き去りにされた犬たちを慰霊するために建てられたものです。岩田さんは動物が人間に不当に扱われることに心を痛めていたようで、この慰霊像を作った動機も、そこらへんにあるようです。

15頭の群像ですが、第一印象は、悲しい群像だなと思いました。犬たちの姿は「別れを惜しみながら立去って行く越冬隊員に向かって遠吠えを続けている姿」だそうです。とくに後姿には悲しさがあふれています。

だから「犬像の中でも、これだけ人々の胸にぐっと迫ってくるものは他にないのでは」とコメントしました。

昭和33年に設置されたときはコンクリート像でしたが、昭和62年、ブロンズ像に作り代えられました。

「このカラフト犬慰霊像は昭和33年7月に南極地域観測隊の第一次越冬隊(S 32.2.15~S 33.2.11)に協力した15頭のカラフト犬の霊を慰めるため堺市在住の獣医で彫刻家岩田千虎氏が別れを惜しみながら立去って行く越冬隊員に向かって遠吠えを続けている姿をコンクリートの像に仕上げ 市に寄贈され 当時水族館の南側遊園地に設置されたものですが 像の風化が著しくなったので このたび原型像に忠実にブロンズの像に復元制作したものです 昭和62年3月31日 堺市公園部」

第3次南極観測隊がタロ、ジロと再会するのは昭和34年なので、まだタロ、ジロが生きていることはわからなかった時です。だから、全頭亡くなったと思って、この慰霊碑は作られました。

「どうして犬たちを置き去りにしたんだ?!」と、日本中から大バッシングを受けていた、その抗議の嵐の真っただ中で建てられた慰霊碑であったようです。岩田さんはその時代の雰囲気も表現したのではないでしょうか。

それと対照的なのが、東京都立川市の国立極地研究所の樺太犬の群像で、こちらは、タロ、ジロが生きていたということがわかった後で製作された像です。

こちらは犬係だった北村泰一さんの次の言葉を参考にして配置されています。

「残されたカラフト犬たちの脳裏に故郷北海道の懐かしい風景が浮かんだと思うのです」

やはり、こちらは「悲しさ」ではないんですね。
 
 
 
 
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2017/12/08

ヴィーノと取材を受けました

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来年は戌年ということで、『全国の犬像をめぐる:忠犬物語45話』についての取材依頼が立て続けにありました。

1紙は、ヴィーノもいっしょに、というリクエストがあったので、近くの公園で待ち合せました。

癲癇持ちと軽い認知症のヴィーノですが、体的にはまったく問題がないので、元気に走るし、見た目、普通の犬と変わりません。だから新聞に載っても、この事情を知らなければ、普通のビーグル犬と映るでしょう。

まぁ、俺としても、「病気」を隠すわけではないですが、なるべくならヴィーノの天真爛漫で陽気な犬、といったイメージは大切にしたいなぁと思っているので、普通の犬でいいのですが。

ちょうど紅葉のきれいな木があったので、それをバックにしての写真。俺とヴィーノのツーショットか、妻も入ったスリーショットが使われるか。


それぞれ、どうして犬像を撮るようになったのか、犬像の魅力とは何なのか、そのあたりを話しました。全国にこれだけたくさんの犬像があることの驚き、犬像の背景にあるエピソードが面白いなどです。

嫌なニュースが多い中、年末年始で、楽しい話題でいいかもしれません。

それと記者さんに指摘されて、あらためて思ったことですが、「棚田」と「犬像」は見た目は違いますが、根底にある興味の持ち所は同じかなぁと。どちらも日本を知るための切り口の違い、というだけです。そんなことにも気付きました。

記事掲載日が決まったらお知らせします。
 
 
 
 
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2017/11/18

戌年イベントのDM。写真展『全国の犬像をめぐる』とスライドトークショー

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来年2018年は戌年です。なので、正月開け1月4日から30日まで戌年イベントをやります(DMには16日までとありますが延長されました)。

写真展『全国の犬像をめぐる』とスライドトークショー『全国の犬像をめぐったお話』です。

そのDMとチラシができました。

上に掲載したのがDMです。

チラシは、ギャラリー 楽風(らふ)のHP内にあります。こちらからpdfファイルをダウンロードできます。

まだ少し先の話なので、プリント作業には入っていません。もっと具体的になったら詳しく告知ページを作ります。

なお、このDMを置いてもいい、配ってもいいというギャラリーや施設関係者などいらっしゃいましたら、お送りしますので、メールください。

【企画】 日本茶喫茶・ギャラリー 楽風(らふ)
      さいたま市浦和区岸町4-25-12 電話048-825-3910
      http://rafu-urawa.com/pdf/s_aoyagi.pdf
 
 
 
 
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