カテゴリー「写真」の101件の記事

2009/10/30

第4回 東京棚田フェスティバル

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今年も、東京棚田フェスティバルが開かれます。

2009年11月14日(土曜日)
12:00~18:00
入場料:500円/入退場自由(小学生以下は無料)
会場:スタジアムプレイス青山 7FホールB

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青柳は、16:30~17:00 『世界の棚田』のテーマで、スライド&トークショーを行います。今回は、インドネシア・スラウェシ島、イラン・カスピ海沿岸、マダガスカル・中央高地を中心に話をする予定です。


詳細は、棚田ネットワークのホームページデどうぞ。
Ya_2東京棚田フェスティバル


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2009/09/05

11月の写真展

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11月の写真展の打ち合わせに行ってきました。まだ先ですが、今週からまた「犬連れ日本一周車中泊の旅」を再開し、帰りは10月末ころになってしまうので、帰ってからでは間に合わないので、DM用の写真や資料などを預けてきました。

タイトルは、雑誌連載と同じ『秩父桃源 2008-2009』。

場所は、さいたま市浦和の楽風(らふ)。お茶屋さん(旧中仙道に面した青山茶舗)の敷地内にある土蔵を改造した和風ギャラリー。1Fは喫茶店で、2Fが写真展会場です。壁面は土壁の展示スペースになっています。

こちらでは過去、「雲南」「メコン河」「棚田」のテーマで3回やらせてもらっているので、今回で4回目です。

会期は11月19日から12月1日まで。会期中の11月27日(金曜日)にはスライド&トークショーもあります。

詳細は、次のホームページでどうぞ。
Ya_2FLASH
Ya_2HTML

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2009/08/14

『地方競馬の黄金時代―廃競馬場に消えた伝説の名馬たち』

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『地方競馬の黄金時代―廃競馬場に消えた伝説の名馬たち』という本が発売中ですが、写真を担当しています。

監修:斎藤修 写真:青柳健二
戎光祥出版
価格:¥1,680

今回、「犬連れ旅」で北海道へいったとき、帯広競馬場、門別競馬場に立ち寄ったことはすでに書きました。

この本の話が来てから、競馬に興味を持ったというのが正直なところ。でなかったら、競馬場など素通りだったでしょう。

Ya_2門別競馬場
Ya_2帯広競馬場

でも、いったん興味を持って競馬を見てみると、なかなか面白いのです。とくに、「ばんえい競馬」はおもしろかったですね。

全国には、かつての「黄金時代」を彷彿とさせる廃競馬場があります。それもいずれ取り壊されるところも多いと聞きます。これを「競馬文化の遺産」と捉え、写真に撮りました。


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2009/07/22

「デジタルカメラマガジン」 8月号

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「デジタルカメラマガジン」8月号の「先駆者の現場」に棚田の写真が掲載されています。

新潟県十日町市星峠の写真は、今年の5月下旬、「犬連れ旅」の合間に撮影したものです。

カメラ機材にはまったくこだわらない(と、いうより興味がない)写真家です。なので、機材の写真を撮られるのは恥ずかしいですね。

と、言って、「写真は機材なんか関係ない。感性だ」などと言いたいわけでは、もちろんありませんが。機材は、大いに関係あります。

それと、読者プレゼントがあります。詳しくは雑誌でどうぞ。


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2009/06/05

雑誌『デジタルカメラマガジン』の取材で、新潟県の棚田地帯へ

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『デジタルカメラマガジン』の取材で、先週3日間、新潟県の棚田地帯、松代、松之山、高柳、津南をまわってきました。雑誌には(たぶん)8月号で登場すると思います。

NHK大河の『天地人』のタイトルバックでも使われている十日町市星峠の棚田。

今回も、ここの朝日は見ることが出来ませんでした。何度行っても、ここだけは朝、晴れたためしがありません。この日の朝も雨が降っていましたが、それでも10人ほどのカメラマンが熱心に写真を撮っていました(上)。〈下〉は蒲生の棚田。

星峠(昔は、「峠」でした)は、有名な棚田だけあって(でも申請しなかったので、「棚田百選」にはなっていませんが)、車のナンバーを見ると、全国から来ているのがわかります。高速代1000円というのも、棚田撮影に影響しているのでしょうか。

     ☆

なお「犬連れ車中泊の旅」の続きは、今度の日曜日から再開します。


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2009/04/01

武甲山と月

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中央、ちょっと右よりの山が、秩父のシンボル武甲山。

その下に見えるのは、秩父市街地の明りです。


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2009/03/12

雪の山寺

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昨日の夕方、札幌から仙台に飛び、仙台駅前に1泊し、今朝は、仙山線で山形上山まで移動しました。

朝はまだ吹雪いていたようですが、午前9時半ころ、山寺を通過したときにはすっかり晴れていました。

ちょうど運良く、対向列車待ちで山寺の駅に4分ほど止まりました。

すかさず、ホームに出て、雪化粧した山寺立石寺の写真を撮ります。

さすがにみんな「きれい」と思ったのか、他の乗客数人もホームに出て写真撮影。


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2009/03/05

雑誌「サライ」に、旧学舎(廃校)の写真掲載

090305(写真は、「三代校舎」の明治時代の校舎)

今日(3月5日)発売の雑誌「サライ」(小学館)に、『桜満開の「学舎」に泊まる』が、18ページで載っています。ぜひ見てください。

Ya_2「サライ」公式ホームページ 最新号

旧学舎(廃校)の中で、宿として使われているものを、全国から7ヶ所選んで紹介しています。

宮城県の「さんさん館」、茨城県の「大子おやき学校」、栃木県の「星ふる学校 くまの木」、群馬県の「はるひの山荘」、山梨県の「三代校舎 おいしい学校」、静岡県の「やまびこ荘」、京都府の「風蘭の館」。

のんびりしたロケーションのところが多く、温泉だけ、食事だけでもOKのところがほとんどだし、もし、近くまで行くようなことがあれば、ぜひ立ち寄ってみてください。校舎の中に入れば、タイムスリップできます。

秋田県横手市にあった旧学舎(廃校)を訪ねたとき、「壊すのは寂しいですよ」と地元の人が話す言葉が印象的でした。学校の行事が村の行事でした。学校は村の中心でした。校舎がなくなるのは、自分と村の歴史をなくしてしまうような気がするのかもしれないなぁと思いました。だから、なんとか校舎を残して活用しようと努力する人たちの気持ちは分かります。それを応援したいと思います。

今回紹介した以外にも、全国には、旧学舎(廃校)がたくさんあるので、そのうち、1冊にまとめたいと思います。みなさん、いい旧学舎(廃校)を知っていたら、ぜひ教えてください。今年、全国をまわる予定ですので、撮影できるかもしれません。


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2009/02/10

宝登山の「ロウバイ園」と「梅百花園」

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蝋梅(ロウバイ)は、英語で、“Winter Sweet”だそうです。甘い香りが、まさにぴったりな名前。

隣の「梅百花園」は、日本一品種の多い梅園です。秩父盆地のパノラマを背景に、数多くの梅ノ木が植えられています。木には名前の書かれた札が下げられているので品種が分かります。

3月下旬まで見ごろだそうです。


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2008/12/02

茨城県大子町 (2) 赤い丸型ポスト

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大子町を歩いていると、郵便ポストが目に付きます。駅前、商店街など、3ヶ所で見ました。(あとで調べたら、大子には、7つの丸型ポストが健在だそうです)

今では珍しくなった丸型ポスト。正式名称は「郵便差出箱1号丸型」。

レトロなデザインのポストは、大子の町並みによく合っていました。


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2008/12/01

茨城県大子町 (1) 袋田の滝

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栃木と茨城に取材で行ってきました。

茨城県大子町には有名な袋田の滝があります。日本三名瀑のひとつで、高さ120m、幅73mの大きさを誇ります。

日中は混雑するだろうからと、編集者とふたり、午前8時ころ駅前の旅館を出て、、袋田の滝に向かいましたが、すでにたくさんの観光客が歩いていました。観瀑トンネル通行料(個人客)は300円です。

周りの木々の葉はほとんど落ちていますが、まだ若干紅葉を見ることができました。

4年ほど前、ここに来たことがあります。そのときはなかったエレベーターで昇る新観瀑台ができていました。これができたおかげで、観光客はますます増えたようです。

新観瀑台に立ったとき、霧で滝が見えなかったのですが、1、2分して、突然霧が晴れて、4段に流れる滝の全体が姿を現しました。


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2008/11/21

奥多摩湖の紅葉

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山梨県甲州市への途中、青梅市から奥多摩湖を通りました。

葉が落ちて、盛りを過ぎていますが、なんとなくさびしい紅葉も捨てがたいですね。

平日なので、車も少なく、のんびりしてよかったです。


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2008/11/19

エジプトの写真をアップ

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エジプトの写真を『シルクロード館』にアップしました。1982年撮影の昔の写真です。

Ya_2「シナイ半島&カイロ&ルクソール&アスワン」

イスラエルのエラートから国境を越え、当時エジプトに返還されたばかりのシナイ半島を、南部の町、シャルム・エル・シェイクまで行き、翌日は、スエズ運河を渡って首都カイロに入りました。

郊外にあるピラミッドを見たあとは、列車でルクソールに移動し、ナイル河畔の遺跡群をまわりましたが、詳しいことを日記に書いてなかったので、掲載した写真の遺跡の名前は不明です。

ルクソールからは、アスワンまで行きました。アスワンダムに湛えられた水が、めちゃくちゃ青かったのが印象に残っています。

ここからもっと南へ(スーダンへ)行こうか少し迷いましたが、けっきょくアテネから飛行機でパキスタンへと飛びました。今となっては、やっぱりアフリカ大陸を周っておけば良かったかなと、ちょっと後悔。

やらずに後悔するより、やって失敗した方がマシだと思っていながら・・・・。


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2008/11/14

晴れた日は・・・

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2008/11/12

写真ギャラリー『やまがたの棚田20選』

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以前、『やまがたの棚田20選』をやっていて、中途半端で終わりましたが、「オリザ館」に、あらためて写真ギャラリー『やまがたの棚田20選』を作りましたので、こちらでご覧ください。(「蔵王上野 」 「蔵王駒鳴」「大網」の3ヶ所は、まだ工事中です)

Ya_2山形の棚田20選

「日本の棚田百選」に選ばれた棚田は3ヶ所あるので、正確に言うと、「やまがたの棚田20選+日本の棚田百選3選」の「23選」になります。

こうして山形を周ってみると、まだまだ知られていない、美しい棚田がたくさんあることに驚きます。山形でさえこんなにあるんだから、日本全国を考えたら、その数はどれくらいになるか・・・。想像もできません。


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2008/11/10

第3回東京棚田フェスティバル (2008年11月22日開催)

081110
今年で3回目になる東京棚田フェスティバル。11月22日(土曜)に開催です。

今年は「わ」がキーワード。「輪」になって「お話し」したり、おにぎりを食べて「和ん」だり「wa!」と驚いたり
「waっはっは」と笑ったり・・・。

俺は今年も写真を20点ほど展示します。カフェで棚田米のおにぎりも食べることができるので、ぜひおいでください。

【開催日】
2008年11月22日(土) 11:00~17:00 入場無料/入退出自由
【会場】
EVENT SPACE SPAZIO 1 ( 恵比寿駅下車徒歩約7 分)


詳細は、棚田ネットワークのページで。

http://www.tanada.or.jp/tanafes/

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2008/09/18

モンゴル写真をアップ

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モンゴルの写真を『シルクロード館』にアップしました。1年前の旅でしたが、まるで、昨日のことのようです。そしてモンゴルといえば、朝青龍、相撲を思い出します。

俺たちがモンゴルに行く直前に発覚した朝青龍のズル休み疑惑を発端にして、相撲界では、とんでもないことが、これでもか、これでもかと続き、相撲そのものよりも、これらのスキャンダルが世間を騒がせ、相撲に注目が集るというおかしな現象がおきています。

親方たちは、お金を稼いでくれる外国人力士に強いことは言えず、日本の習慣や相撲文化を教えることをしなかったツケがまわってきたということでしょうか。

今も場所中にもかかわらず、大麻問題でゆれています。大麻の場合、吸っただけでは罪に問われないそうですが、もし、仮に法律的に問題がなくても、もう力士に復帰するのは難しいことはわかっているはず。本人たちは、吸ったことさえ認めていないのですが。


Ya_2ウギー湖&突厥帝国の遺跡

Ya_2ツェツェルレグ&ツェンケル温泉

Ya_2ウランバートル

Ya_2ハラホリン&トゥホン寺院&オルホン滝


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2008/07/14

写真ギャラリー『イスラエル』ができました

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写真ギャラリー『イスラエル』ができました。

Ya_2『イスラエル』(a-Gallery)

首都エルサレム、「岩のドーム」や「嘆きの壁」、アコという港町、そして死海。

アコと死海の湖畔では、野宿しました。イスラエルでは、ヒッチハイクと野宿で周っている若者たちにたくさん会いましたが、たいていは、兵士の休日を利用しての小旅行だったようです。

ヒッチハイクの若者を乗せるのは当たり前の国なので、それに便乗したというわけです。

ユダヤ人から載せてもらったときは、日本赤軍の乱射事件の話に恐縮し、パレスチナ人から乗せてもらったときは、日本赤軍をほめられ、どういう顔をすればいいのか困ってしまいました。

ところで、死海湖畔で野宿した翌朝、アメリカ人が運転するレンタカーに乗せてもらったのですが、彼は、かなり酔っていて、結局俺が運転することになってしまったという話は、前に書いていますね。

Ya_2「飲酒運転について」(2006/09/10)


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2008/07/05

1982年 トルコとヨルダンの写真

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今、時間を見ながら、「シルクロード館」の写真を増やしています。とりあえず、トルコとヨルダンが完成しました。

Ya_2『トルコ・イスタンブール』
Ya_2『トルコ・カッパドキア&アンカラ』
Ya_2『ヨルダン・アンマン&ジェラシ&ぺトラ遺跡』

これは、1982年の、2回目の海外旅行のときに撮った写真です。初めて一眼レフカメラで撮った写真でもあります。

この時期は、まだ「写真家」になることは考えていませんでした。ただ、1回目のヨーロッパ旅行のとき、パリで出あった写真集に感銘を受けて(詳しくはこちらで。「記憶は作られる」2007/03/28)、漠然と「写真はおもしろいなぁ」と思っていました。だから、一眼レフカメラを買って旅に出たのでした。

とにかく、旅がしたかった。それだけです。アルバイト先の焼肉屋の旦那さんと奥さんからは、「若いときにしかできないことだから、思い切りやったほうがいい」と言われました。就職もしないで旅をすることに、賛成してくれたのは彼ら夫婦だけでした。

25年も前に撮った写真で、その後、何度か見たのでしょうが(それさえも覚えてない)、ここ20年は見ていなかったはずなので、自分が撮った写真であるにもかかわらず、客観的に見ることができて、けっこうおもしろい。ただ、どこを撮ったものかわからない写真もあります。それが残念。

それとぺトラ遺跡のメインの建物の写真は、本格的には撮っていない。撮っていないのか、無くしたのか。写真を撮る目的ではなかったので、気が向いたときだけシャッターを押していました。今なら、絶対外すことがない大切な写真ですが、当時の日記を読んだら、ここへは歩いてやってきて、暗くなる前に泊まるところを探すのに必死になっていたようです。だから、写真を撮っているひまがなかった?のかな・・・。

日記によると、その日、野宿するのはやめて、声をかけてきた地元の遊牧民のテント民宿に泊まったようです。どうして野宿をやめたかというと、寝るはずだった洞窟には、どこも、たくさんのヤギの糞が散乱していた・・・。

この最初の古い写真を載せることにしたのは、自分の「旅の記録」として残しておこうと思ったからです。今までの旅全体が、「表現」のような気がしてきたからです。いつ死ぬかもわからないので、こつこつと、写真はウェブ上に増やしていくつもりです。


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2008/06/17

写真展『アジアの棚田 日本の棚田』の搬入、飾り付けをやりました

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今日、写真展『アジアの棚田 日本の棚田』の搬入、飾り付けをやりました。

写真パネルは、全部で35点になりました。

もう一度、写真展情報を書いておきます。

2008年6月19日(木)~6月24日(火)
入場無料(カフェとは別です)
OPEN: 10:30~19:30
(金・土: 10:30~22:30 定休日:水曜日)

GALLERY CAFE 亀福
〒186-0002 東京都国立市東1-14-21 グリーンライフ国立1F
TEL/FAX: 042-573-3580
URL: http://www.kamefuku.info/
※JR 国立駅南口より徒歩5分

スライド&トークショー『オリザを巡る旅』
6月21日(土)
19:30~(開場19:00)
料金: 2000円 (お茶・コーヒーまたはアルコールのワンドリンク付き。南部中国の風景・少数民族の写真を使った小冊子プレゼント)
お問い合わせ・予約は亀福まで

写真展告知(FLASH版)はこちらで。
『アジアの棚田 日本の棚田』写真展


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2008/06/03

お知らせです。『アジアの棚田 日本の棚田』写真展/6月19日から

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写真展のお知らせです。3月に『トンパ展』をやった東京都国立市の「ギャラリーカフェ亀福」で、今度は、棚田の写真展をやります。

今回はアジアと日本の棚田の写真、約35点をパネル展示します。なお、21日(土)には、スライド&トークショー『オリザを巡る旅』があります。(「オリザ」とは、「稲」のラテン名です)
ゆったりと、お酒でも飲みながら、棚田の写真をお楽しみください。
日本、中国、フィリピン、インドネシア、イラン、マダガスカルの棚田はもちろんですが、中国のトン族の「ナレズシ」、マレーシアの「青いご飯」、ベトナムの「緑餅」など、アジア各地のめずらしいコメ食品も紹介します。サイクロンで大被害を受けたミャンマー・エーヤワディー・デルタの稲作地帯にも触れる予定です。申し込みは、亀福までどうぞ。

『アジアの棚田 日本の棚田』写真展

2008年6月19日(木)~6月24日(火)
入場無料(カフェとは別です)
OPEN: 10:30~19:30
(金・土: 10:30~22:30 定休日:水曜日)

GALLERY CAFE 亀福
〒186-0002 東京都国立市東1-14-21 グリーンライフ国立1F
TEL/FAX: 042-573-3580
URL: http://www.kamefuku.info/
※JR 国立駅南口より徒歩5分

スライド&トークショー『オリザを巡る旅』
6月21日(土)
19:30~(開場19:00)
料金: 2000円 (お茶・コーヒーまたはアルコールのワンドリンク付き。南部中国の風景・少数民族の写真を使った小冊子をプレゼントします)
お問い合わせ・予約は亀福まで

写真展告知(FLASH版)はこちらで。
Ya_2『アジアの棚田 日本の棚田』写真展


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2008/05/29

第4回アフリカ開発会議 (2) マダガスカルのバオバブ

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第4回アフリカ開発会議(TICAD)が開かれている話は、昨日書きましたが、今日もアフリカの話。

俺は、アフリカといっても、モロッコ、エジプト、マダガスカルにしか行ったことはありません。参加国の名前を聞いても、ぴんとこない国があります。

カーボヴェルデ、ブルキナファソ・・・。どこにあるか知りませんでした。

マダガスカルは、大陸の東に浮かぶ島国で、アフリカといっても、昔、東南アジアから移住してきた人たちと、アフリカ系の人が混血した人たちなので、いまだに、アジアの方を向いています。だから、典型的なアフリカとは言えないかもしれませんが。

マダガスカルの西海岸、ムルンダヴァにある、バオバブの写真ギャラリーを作りました。

Ya_2『バオバブの木 Bao-babu』(a-Gallery)

サン・テクジュベリの『星の王子さま』で有名なバオバブの木。でも、この印象的な景観は、農業と深い関係があります。バオバブの周りは水田や畑です。ジャングルの中にあるバオバブは、目立ちません。ですが、水田や畑を拓くためにジャングルを焼くと、太い幹に水分を多く含むバオバブだけ焼け残ったという事情があるようです。

そして、耕作地を増やすために、今もバオバブを切っているので、年々少なくなっているそうです。バオバブの木も、貧困の問題と無関係ではありません。貧しい事情を考えると、「ジャングルをつぶすな」「バオバブを切るな」と単純に非難できるものではありませんが。


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2008/05/03

山里にひっそりとたたずむ満開の桜

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(写真は宮城県志津川の桜)

4月は、桜を追って京都、静岡、栃木、宮城などへ撮影に行きました。

こんなに暖かくなった(暑くなった)のに、まだ、桜が満開になっていないところがあるんです。日本は広い。連休明けは、群馬県の山間部に行ってきます。

来年用の雑誌の撮影ですが、これだけ桜を追いかけたことは今までになく、貴重な体験をさせてもらったと思っています。

桜の満開時期は、ほんと、あっという間なんですよね。写真を撮るということを考えれば、なおさら時期は短い。一番いい状態で撮影できるのは、1日か、長くて2日間だけ。とにかく、花は早く散ってしまうし、春の天気は長持ちしません。

にもかかわらず、たぶん、「一番好きな花は桜」と答える日本人は多いと思うし、外国人も、日本の桜を見たいと言うし、1年のうちに短時間しか見てないのに、これだけ印象的な花は桜をおいて他にないかもしれません。

有名な桜である必要はありません。山里に、ひっそりとたたずむ満開の桜を発見したりすると、なぜか心が揺さぶられます。


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2008/04/23

ついでに、モンゴルの写真 2

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ハラホリンの北、約70kmのところにあるウギー湖。

写真を撮っていると、都会から遊びに来たらしいモンゴル人の家族が現われて、桟橋の先まで歩いていきました。彼らもウギー湖の夕日に感動していました。

ここはモンゴル人にとってもリゾート地であるようです。


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2008/04/22

ついでに、モンゴルの写真 1

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雑誌「山と渓谷」のモンゴル写真掲載については、先日書きましたが、ついでに、モンゴルの写真を載せておきます。

ツェンケル温泉の夕方、大粒のヒョウが降ってきました。地面は白くなり、まるで雪が降ったようでした。

ふと見上げると、空には虹。

そういえば、高砂親方も、モンゴルへいったとき虹を見たんじゃなかったかなぁ。親方もモンゴルの草原の虹と温泉に癒されて、満足して帰国したっけ。


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2008/04/21

『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』 秋津の喫茶店で

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『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』

国立の「ギャラリー亀福」で展示した雲南省の写真(17点)と桑野奈保さんのトンパ文字をモチーフにしたジュエリーを引き続き、こちらで展示しています。

「ゴマプリン」がおいしい喫茶店です。お近くの方はどうぞ。

2008年5月2日(金)まで
OPEN: 11:30~18:00
(月曜日と4月20日は休み)

談話室 日向
〒204-0004 東京都清瀬市野塩1-173
TEL: 0424-93-8707
※秋津駅北口より徒歩4分

なお、日向ミニコンサートがあるそうです。
『一絃琴の調べ』4月26日(土) 13:00~
¥1,000円 (飲み物+お菓子付き)


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2008/04/19

スライド&トークショー 『世界の棚田を旅しよう』 4月23日(水) 18:30~

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昨日、JR有楽町駅前の「丸の内さえずり館」で、『棚田~知ろう、食べよう、行ってみよう!』のトークイベントがありました。

棚田ネットワーク代表の中島先生からは棚田の現状や棚田オーナーになる方法などのお話、そして最後は、棚田米の食べ比べクイズでした。4品種(4産地)の棚田米が、どれか当てるものです。

参加者約30人中、結果、4つ全部当たった人はいませんでした。2種類当たった人は12人。俺は、1つだけ。けっこう難しい。

4つとも「おいしい棚田米」という最低限のレベルをクリアーした米なので、その中での違いを見極めるのは難しいものです。もちろん、初めて食べる品種は、比べようもないわけですが。

4月23日(水)、今度は、俺のスライド&トークショーがあります。日本、中国、インドネシア、ベトナム、フィリピン、イラン、マダガスカルの写真と話です。

申し込みは、丸の内さえずり館までお願いします。参加費無料。23日も、棚田米を試食できるそうです。もし時間がある方はどうぞ。棚田米は食べたいけど、「お前の話なんか聞きたくない」という人も大歓迎です。棚田米も販売しています。

 4月23日(水) 18:30~20:30
 「写真家・青柳健二と世界の棚田を旅しよう」


なお、棚田写真(37点)、棚田ネットワークのパネル、農作業の道具などの展示は、引き続き月末までやっています。

期間: 2008年4月30日(水)まで

開館時間: 月~土 11:00~19:00
(日・祝・4月28日は休館。最終日4月30日は13:00まで)

丸の内さえずり館
千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル1F
TEL/FAX: 03-3283-3536
(JR有楽町駅 日比谷口 ビックカメラの道を挟んだ向かいのビル)
http://www.m-nature.info/


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2008/04/14

チベット・ラサ ポタラ宮の写真

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2008/03/31

棚田のイベントです。 『棚田~知ろう、食べよう、行ってみよう!』

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『棚田~知ろう、食べよう、行ってみよう!』
青柳の棚田写真(37点)、棚田ネットワークのパネル、農作業の道具などの展示です。また、会場では、DVDで、棚田のスライドショーを上映しています。長さは15分。このイベントのために特別に編集したオリジナルです。

期間: 2008年4月1日(木)~4月30日(水)

開館時間: 月~土 11:00~19:00
(日・祝・4月28日は休館。最終日4月30日は13:00まで)

丸の内さえずり館
千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル1F
TEL/FAX: 03-3283-3536
(JR有楽町駅 日比谷口 ビックカメラの隣のビル)
http://www.m-nature.info/


期間中トークイベントがあります(18日、23日ともに、棚田米の試食付き。先着40名 参加費無料。申し込みは、丸の内さえずり館まで)

 4月18日(金) 18:30~20:30
 棚田ネットワーク
 「棚田~知ろう、食べよう、行ってみよう!」

 4月23日(水) 18:30~20:30
 「写真家・青柳健二と世界の棚田を旅しよう」
 (スライド&トークショーです。日本、中国、インドネシア、ベトナム、フィリピン、イラン、マダガスカルの写真と話です)


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2008/03/28

「撮らされた写真」

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そのとき雲南省のアイニ(ハニ)族の民家のベランダで、女の人たちが裁縫の仕事をしているところを撮っていました。

たぶん、この少年は、そのとき現れたのでしょう。少年がいたことは覚えています。ただ、この写真を撮った記憶がありませんでした。

そんなバカなと思われるかもしれません。でも、あとでフィルムを現像して、はじめてこういう写真を撮っていたことを知ったのです。

もちろん、前後のコマも俺が撮影した写真なので、他人が勝手にシャッターを切ったということはありえません。

俺が無意識で撮ったのは間違いなさそうです。あのときは、女の人たちの撮影に気を取られていたので、藍染の布の間から顔を出した少年に、一瞬で「いい」と反応しシャッターを切り、すぐ元の体勢に戻ってしまったので、忘れたのかもしれません。

たまにこういうことがあります。それを「撮らされた写真」と呼んでいますが。みなさんはないでしょうか?


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2008/03/27

国立は桜の季節 『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』へどうぞ

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今日から東京都国立のギャラリーカフェ亀福で、『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』をやっています。

昨日飾り付けをしましたが、「トンパ教」の祭壇のようになりました。青柳の写真は22点展示しています。

以前もお知らせしましたが、時間・場所など、詳しくは、こちらのページでどうぞ。

Ya_2『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』

亀福は、おいしい台湾茶の専門店です。国立はちょうど桜も満開です。お近くにおでかけの際は、亀福にもぜひお立ち寄りください。


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2008/03/19

『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』

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東京都国立駅から徒歩5分の、「GALLERY CAFE 亀福」で、『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』をやります。

写真は青柳、ジュエリーは桑野奈保さんとの合同展です。

トンパ文字は、雲南省西北部、世界遺産にも登録されている古都、麗江を中心に、少数民族ナシ族に伝わる象形文字ですが、桑野さんは文字をモチーフにジュエリーを作り続けている作家です。

今回、写真は雲南省の風景と少数民j族を約22点展示します。今日掲載の写真は、その中の2点。上は、麗江の街並。下は、文化大革命で壊された小さな寺を修復していたチベット僧。

今、チベットの暴動がニュースになっていますが、雲南省北西部にも、チベット族が住んでいます。チベット族のデモが雲南にまで広がる可能性は低いと思いますが、同じ民族なので、これから影響が出てくるかもしれません。

展示会の最終日、4月6日(日)には、音楽家・劉宏軍さん出演のサロンコンサート『心を表現する少数民族の音色』もあります。


『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』
入場無料(カフェとは別です)
2008年3月27日(木)~4月6日(日)
OPEN: 10:30~19:30
(木・金・土 10:30~23:00 定休日:水曜日)

GALLERY CAFE 亀福
〒186-0002 東京都国立市東1-14-21 グリーンライフ国立1F,
TEL/FAX: 042-573-3580
URL: http://www.kamefuku.info/
※JR 国立駅南口より徒歩5分
地図はGALLERY CAFE 亀福のページで

サロンコンサート『心を表現する少数民族の音色』

4月6日(日)
14:00~(開場13:30)
出演:劉宏軍さん
入場料3000円(台湾茶・お菓子付き)
お問い合わせ・予約は亀福まで


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2008/03/15

山形県村山市 眠る雪

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2008/03/12

新潟県十日町市雪景色

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2008/03/11

新潟県十日町市雪景色

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2008/03/10

新潟県十日町市雪景色

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2008/03/04

新潟県夏井のハサ木

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新潟市夏井のハサ木に寄ってみました。1ヶ月ぶりです。

雪はありませんでしたが、ハサ木が折れていました。(写真)強風によるものでしょうか。倒れていた方向は、風の方向と一致しているので、そうだと思います。前回はなかったので、この1ヶ月内に倒れたのでしょう。

幹の中が空洞になっていました。近くの別なハサ木を注意してみてみると、半分空洞になりかけているものや、コルク状に、ぼろぼろになっているものもありました。

寿命なのでしょうか。それとも、環境悪化と関係あるのでしょうか。いずれにしても、ハサ木の何本かは危機的な状況にあるのかもしれません。前回は、気がつきませんでした。

強風に逆らって立つハサ木。とうとう力尽きて倒れてしまったようです。


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2008/03/01

山形県白鷹町「深山和紙」

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山形県白鷹町に深山(みやま)和紙の伝統を受け継いでいるTさん夫婦がいます。

Tさんが、俺の棚田の写真を試しにプリントしてくれました。いずれ、こういうふうなプリントを作りたいと考えていたので、これはいけるかなと思いました。

まるで浮世絵のような落ち着いた色になります。和紙独特の表面の荒さがまたいい味を出しています。(写真ではよくわからないかもしれませんが)

たぶん、俺の写真の「質」というか「性格」が、和紙には合うんでしょうね。(つまり土臭いということか?)

以前、浦和市の「ギャラリー楽風」で写真展をやったとき、土壁に写真がはまり込んで、まるで写真が壁の一部になったようだと、以前書きましたが、この和紙との相性も同じような、俺の写真の「質」と関係しているのでしょう。

機会を見て、和紙へのプリントで展示してみようと思います。

この深山和紙は、400年前に始まったといいます。農家の冬の仕事でした。でも、だんだんやる人がいなくなったとき、Tさんたちは、技術を教えてもらいながらも、試行錯誤でその伝統を引き継いでいます。

深山和紙センターでは和紙漉き体験もできます。


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2008/02/29

やまがたの景観づくりシンポジウム

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今日、「やまがたの景観づくりシンポジウム」に呼ばれて、『棚田の見方・歩き方』というタイトルで、スライド&トークショーをやりました。棚田以外にも、越前海岸の水仙畑や渡良瀬遊水地のヨシ焼きや砺波平野の散居集落や最上川などの「文化的景観」の写真も使いました。

どういった経緯で、農村景観(とくに棚田)を撮るようになったのか。田舎が嫌いで飛び出したはずなのに、いつの間にか田舎の写真を撮っていたことの不思議(因縁と言ってもいいような・・・)。

棚田との出会いがなかったら、日本の、しかも山形を撮るということもなかった、という話をしました。

世界を回ったことで、旅人の目になり、田舎を客観的に見ることができるようになったことが大きいのかもしれません。日本も捨てたもんじゃないと。

日本は世界的には、いろんな意味で、美しく、また不思議な国です。言ってみれば、最後の「秘境」かもしれません。

今回のシンポジウムでは、京都府旧美山町の「観光カリスマ」小馬勝美さんも講演されましたが、考えさせられることがたくさんありました。景観を観光とどう結びつけていくのか。そのためには何が大切なのか。

美山町には茅葺民家が残り、前からいいところだと聞いていたので、行こう行こうと思っていましたが、なかなかタイミングが合わずに、まだ行っていません。今年こそは訪ねようと、小馬さんの講演をお聞きして、あらためて思いました。

そしてシンポジウムでは、「やまがたの棚田20選」の認定書交付式もありました。「棚田百選」以外にも、山形には美しい棚田がたくさんあるんですね。そのうち全部周ってみようと思います。

こうなると、全国には、まだまだ知られざる棚田がたくさんあるだろうと想像できますが、ますます棚田探しの旅は終わりそうもありません。日本だけでもこれだけあると、外国にはどれくらいあるんだろうか。気の遠くなるような話です。一生をかけても周りきれません。

「南米にも棚田があるようです」などという情報、ありがたくもあり、迷惑でもあり、というのが、正直なところです。「ある」と聞けば、俺の性格上、絶対行くことになるんですから。これをいわゆる「棚田病」と呼んでいます。


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2008/02/08

中国正月「春節」二日目

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今日は中国正月「春節」二日目。

80年代は、ほぼ毎年のように、春節には中国にいましたが、最近は、中国に行く機会も減りました。

この時期の雲南は寒いですが、空気が澄んでいて、好きな季節です。


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2008/01/01

謹賀新年 今年もよろしく

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謹賀新年

今年も『一心一写』をよろしくお願いいたします。


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2007/12/27

テレビ番組 『ibuki~四季の瞬間~』

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(写真は新潟県十日町市峠の棚田)

日本各地の風景・動物を撮る写真家が出演する『ibuki~四季の瞬間~』の番組放映予定表はこちらでどうぞ。

Ya_2『ibuki~四季の瞬間~』(オリザ館)


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2007/12/23

静雪

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山形県村山市の雪の棚田。

ところで、最近何かと話題のUFO発言。

国会議員がこぞってしゃべりたがるのは、今のところ、UFOが存在するにしろしないにしろ、深刻な問題はまったくないので、お気楽にしゃべれる話題だからでしょう。しかもUFOを語れるということで、親近感を持たれる(ホンとかなぁ?)からかもしれません。

ミサイル防衛システムは、UFO対策のためにも必要だなどと言い始めたりして・・・。

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2007/12/17

山形県朝日町椹平の棚田写真コンテスト表彰式

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夜から降り始めた雪で、昨日、朝起きてみたら銀世界。一日中雪が降り続きました。

収穫感謝祭と、スライドショーと写真コンテストの表彰式。感謝祭では、餅をついてみんなで会食。奥さんたちが作った餅入りのキノコ汁はうまくて、3杯もお代わりしてしまいました。

写真コンテスト受賞者には、賞状といっしょに朝日町のリンゴや椹平の棚田米などが授与されました。

それにしても驚きましたぁ。コンテスト受賞者のひとりが、なんと小学から大学1年までいっしょだったO君。審査中は、名前を見なかったので、まさか知人がいるとは思いませんでした。

O君は地元の小学校の先生になっていました。30年ぶりです。子供のころを知っている人の前では、なんだかしゃべりづらいものですね。

今回は、短期間の募集にもかかわらず、ちゃんと写真も集まったことに、地元の人たちも驚いていたようです。それだけ椹平棚田は、人から注目されているという証拠でもあるのでしょう。椹平の持っている「棚田力」です。

ただその「棚田力」も、タダで(自然に)できているわけではありません。地元の人たちの、普段の農作業や、こういった活動を続ける努力によって「棚田力」を維持しているということです。でも、俺たち「棚田を見る側」は、「風景はタダ」というふうに思いがちです。

かと言って、ベトナム・サパの棚田のように、入り口で入場料を払うという方法は、今のところ、日本ではなじまないですしねぇ。何か地元の人に棚田の風景を維持してもらえるような還元のしかたはないものでしょうか。


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2007/12/16

山形県朝日町椹平(くぬぎだいら)の写真コンテスト

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「トンネルを抜けると、そこは雪国だった」

昨日、福島県から県境のトンネルを抜けたとたん、山形県側は雪が降っていました。

山形駅で、朝日町のAさんの出迎えを受け、会場となる椹平(くぬぎだいら)棚田の、能中公民館へ行きました。

ここで、写真コンテストの審査。(写真)

写真家が選ぶと当然ながら「写真的にいいもの」が選ばれるのですが、それだとどこにでもある普通の写真コンテストです。でも、今回はちょっと違います。

地元の耕作者が「いい」と思う写真を選ぶのが今回の写真コンテストのユニークなところ。こういう写真コンテスト、あまり聞いたことがないのではないでしょうか。

みんなの投票の結果、十数点に絞り込み、そこから各賞を選びました。バリエーションもあり、いい結果になったのではないでしょうか。

そのあと飾り付けをしました。わいわいがやがやしながら、初めてのことなので、時間はかかりましたが、会場が出来上がってみると、みんな、達成感は感じたようです。文字通り手作りのコンテストと写真展です。


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2007/12/08

山形県朝日町 椹平(くぬぎだいら)の棚田でイベント

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(↑の写真は椹平の棚田)

山形県朝日町で、12月16日(日)青柳健二写真談話「棚田を歩けば」及び「椹平の写真コンテスト」が行われます。

詳しくは、下記ホームページでどうぞ。
http://www.pref.yamagata.jp/business/farm/8301045kunugidairaphotocon.html


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2007/11/21

映画 『ビッグ・フィッシュ』を観て (2) 写真家もホラ吹き

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昨日、『ビッグ・フィッシュ』について書きましたが、今日も続き。

「嘘」を書いている小説で、「真実」を伝えると書きましたが、写真もそうですね。ある意味、写真家は「嘘つき」「ホラ吹き」です。

写真は、カメラという機械を使って事実を写しているんだから、真実を伝えるのは簡単でしょ?と言われるかもしれませんが、そうでしょうか。むしろ、その思い込みがある分、難しいかもしれません。

最近ではデジカメが普及し、パソコンでどんな画像も「事実」らしく作ることができるようになりました。だから、かえって、写真は「作られたものかもしれない」という疑いを持って見られるようになったので、むしろ、いい傾向だと思います。写真がすべて「事実」だという思い込みから開放されるという意味で。

まぁ、その問題は別な機会にということで、写真家は、たしかに「あること」「見えること」を写し撮ります。でも、写真家は「写さないこと」も意識してやっています。周りに「都合の悪いもの」があったら、それを「写さない」のです。「都合の悪いもの」などと書くと、ちょっと犯罪的なので、「表現したいことを伝えるためには、ない方がいいもの」と言い直すことにしましょうか。「写さないこと」で隠します。

まぁ、大げさに言うと、「嘘をつく」「ホラを吹く」のです。(言いすぎなら「誇張」≒「表現」です) そこに「都合の悪いもの」があったことは、写真家は知っているはずですが、その事実は隠されることになります。

写真家は意識して、何かを写し、何かを写さないのです。むしろ「何を写さないか」の方が重要なのでは?と、思うくらいです。それが写真家の「感性」とか「個性」とかに関わっていますが、「嘘」「ホラ」によって、写真家の内なる「真実」に迫るのです。


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2007/11/01

2007秋、車中泊の撮影旅 (付録01) 撮影旅行から帰りました

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撮影旅行から帰りました。

約3週間の旅。集中力もそろそろ途切れてくる時期。後半、ちょっと疲れました。

今日から期間中アップできなかった写真や、小さく扱った写真を「付録」としてもう一度アップしていきます。

今日の写真は、伊豆半島の天城湯ヶ島「荒原の棚田」です。サッと射し込んだ夕日が棚田を照らしました。その一瞬の写真です。


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2007/09/19

遊びについて

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昔、こんな話を本で読んだ記憶があります。

雨が降ったあとの水溜り。ふたりの子どもが来ました。ひとりは、水溜りに入ると、泥の中に手を突っ込んで、「魚」を捕まえるようなかっこうをしながら、楽しく遊び始めました。

もうひとりも、楽しそうだと思って、水溜りに入りました。そして、先に入った子どもから、「魚」を手渡されたのでした。でも、その子どもは、その「魚」を見て、がっかりしました。それは単なる石ころだったのです。「なぁんだ、ただの石じゃないか」と、子どもは怒ってしまい、水溜りから上がると、家に帰ってしまいました。

でも、先の子どもは、泥の中で、「魚」を捕まえる遊びを続けました。

こういう話です。何の本に書いてある話だったのか、今となっては忘れてしまいました。でも、これを読んだとき、この泥の中で、「石」を「魚」にして遊んでいる子どもの気持ちがわかりました。

俺はここで、「石」を「魚」にして遊べる子どもの方が、想像力があっていい、などと単純に言うつもりはありません。ある意味、この子どもは、「石」を「魚」と言い張る頑固者で、自分の快感を優先させる、ちょっと困ったちゃん、という面もあるし。(こういう人間の家族は迷惑してると思うよー。こういう人間て、俺のこと?)

ただ、「遊び」の本質を表している話だなぁとは思いました。道具がないと遊べない、なんていうのは嘘です。(道具がありすぎて、本当の遊びではないというのも、嘘です。テレビゲームでも、遊びは、遊びです) 道具の問題ではなくて、想像力の問題ですね。

そして、「遊び」だから不真面目で質が悪く、「仕事」だから真面目で質が高いとは、必ずしも言えないし。(例えば、写真のことです)

かと言って、俺もいつでも「石」で遊べるか?というとそうでもないです。バカバカしいと思って帰るときもあります。いつも好奇心を全開にするなんて、疲れてしまいます。遊びの持つ余裕さえなくなってしまうのでは、本末転倒でしょう。


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2007/09/17

ブログは俺のウンコだ!

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「書く」という行為にも、何か精神的な安定化作用はあるんでしょう。写真を撮ること、絵を描くこと、音楽を作ることと同じように・・・。と、昨日書きました。

以前、友人(詩を書いていた)とこんな話になったことがありました。

写真を撮ることや文章を書くことは、心に溜まったものを外に出す感覚で、言ってみれば排泄物と同じかもしれない、などと。じゃぁ、人に写真を見せるのは、ウンコを見せていることになるの? 失礼な話じゃないか、アハハ・・・みたいなことだったと思います。

このときは、勢いで言ったことでもあり、冗談ふうに笑われて終わったのでしたが、昨日ブログを書いていて、ふと、このことを思い出し、その考えはあまり変わっていないなぁとあらためて思ったのです。

そう、このブログも、毎日排泄し続ける俺の「ウンコ」です。

ここで、「あっ、ウンコだ。汚い」と思って拒否してしまう人と、「おもしろいウンコだなぁ」と思って、もっとくわしく観察する人の2種類に分かれるでしょう。

後者が、たぶん、この1週間書き続けてきた「代理旅行家」に対して「おもしろい」と興味を持ってくれるような人たちなんでしょう。ウンコを最初から「汚いものだ」と決め付けずに、ウンコにも何かおもしろさがあるはずだと考える種類の人たち。(違ってたらスミマセン)

そう言えば、今から20年前、初めて中国へ行って厠所(トイレ)で見たウンコの種類の多さに驚き、人間のウンコはこんなにも千差万別なんだぁと感激したこともありましたね。太さ、長さ、色、堅さ、匂い。日本では、あまり他人の(家族のでさえ)ウンコは見る機会がなかったので、それは衝撃でした。

もちろん、俺が言っている「ウンコ」とは、「精神的な澱」みたいなもので、比ゆ的に使っているだけで(あたりまえです!)、この「本物のウンコ」の強烈なアンモニア臭に、「いい匂いだ」と言う人はいないと信じますが。

ほんとに中国の厠所(トイレ)はすごかったんだから。何度泣いたことか。「アタックNo.1」の鮎原こずえふうに言うと、「だけど、涙が出ちゃう、男の子でも・・・」


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2007/09/10

「代理旅行家」という新しい仕事 (1)

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おとといの話の続きです。

高座に上がっているだけで認められる落語家のように、話と話の間の空白の時間の「間」にこそ、俺のやりたいことがあるのではないか、などという、たわごとを書きました。

これを一歩進めれば(つながりが無いようにも思えますが)、俺の理想はこうです。ただ、旅をして写真を撮っているだけで、みんなを幸せにして、しかもお金ももらえるような人になれたらなぁ。

「旅人」という職業は残念ながらありません。旅をして収入を得るには、旅で撮った写真を売る「写真家」や、体験を文章で売る「文筆家」になるしかない。あるいは、旅行の添乗員としてという手もあるけど、でも、純粋に自分の旅だけしていて、そのことだけで収入を得ることはできません。

そこで俺は考えました。「代理旅行家」という職業です。(いわゆる、航空チケットやホテルを手配してくれる旅行代理業ではないですよ。これは免許か何かいるし・・・)

「代理旅行家」とは何か? 「何か?」と言っても、3年ほど前、思いつきで考えただけなので、はっきりしたものではないですが、旅をしたいけどできない人に代わって旅してあげる仕事です。(ここからは話半分で聞いてください)

3年前、この話をしたら、友人から、「なんで、わざわざ金を払ってまで他人に旅をしてもらわなくてはならないの? ありえないでしょ」と言われました。その通りですねぇ。俺でさえ、そう思います。

ただ、世の中は広い。「いるかもしれない」と考えるのが、俺のいいところでもあるし、バカなところでもある。それは自覚してます。

どうでしょうか? だれかいませんか? お安くしておきます。どんな旅をするかによって料金は変わりますが、基本、「旅行費用全部と旅行に関わる必要経費」プラス「俺のギャラ」となります。

あなたのためにだけ、俺がすばらしい旅をしてあげます。そして、その体験は、あなただけに話します。いや、本来なら、話もしてあげません。厳密に言うならば、体験を話して収入を得るのは、「代理旅行家」とは言えなくなるからです。お客さん(依頼者)には、俺が旅を楽しむことで、満足してほしいのです。

でも、今はキャンペーン中なので(ホントか?)、「ブログを見たよ」という人に限り、体験談を話してあげてもいいですよ。


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2007/09/08

落語家の「間」、写真家の「間」

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落語家、柳家小三治の「間」はすごいなぁと思いました。名人と呼ばれる人の「間」は、母性本能をくすぐります。

あれ、どうしたのかなぁ?と思って心配になるほど、無言の「間」は続き、これ以上長いと客が困惑してしまうという、その絶妙のタイミングで次の言葉を発する。こんな長い「間」を、堂々とやれるから名人と言われるわけで、俺には怖くて耐えられません。つい、言葉を次から次へと発して、「間」を埋めようとします。

それにしてもなんですねぇ。落語家でも、名人といわれる人は、話をしなくても、いやそれどころか、高座で眠っていても、客は喜んで見ているらしく、そこまでくると、存在そのもので認められるということなのです。(柳家小三治は全身落語家と言われているようです)

こんな名人になってみたいものです。俺は時々、「カメラを持たないで写真を撮りたい」「写真を撮らない写真家になりたい」などと、冗談で言っています。もちろん、「カメラを持たないで写真を撮ること」も「写真を撮らない写真家」も、矛盾していて、ありえないことなのですが、ただ、言いたいのはこういうことです。

写真も旅も、もちろん好きだし、やめるつもりはないですが、でも、これだけやっていてもなぁ・・・。何かが違うんですよね。別のことをやりたいということではないんですが。「いい写真」は撮りたいですが、少なくとも「じょうずな(つまり技術的にですが)写真」を撮る気はなくなりました。

それで、もしかしたら、こういうことかなと気がついたんです。この小三治の「間」を見て。つまり、落語家の「間」とは、空白であって、「言葉」の、それこそ間にあるものです。本来落語家がやるべき仕事と仕事の間の「間」。この「間」があるからこそ、その前後にある「言葉」が生きてくる。ここに実は、俺が求めるものがあるのではないかということ。

だから、言葉の表現としては「カメラを持たないで写真を撮る」とか「写真を撮らない写真家」とか言うしかないみたいな気がしますけど。写真家にとっての「間」、ですね。どうでしょうか。

なんだかわからない?

バカだなぁと思われるでしょうね。俺も自分でそうだと思ってます。


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2007/09/03

モンゴル国に行ってきました (8) モンゴル、ウギー湖の幽霊?

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ハラホリンの北、約70kmのところに、ウギー湖があります。湖畔の草原にはいくつか、観光客用のゲル・キャンプが点在しています。

ここです。(Googleマップ http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=&ie=UTF8&ll=47.769791,102.762337&spn=0.099223,0.197067&t=h&z=12&om=1

明るい日差しが湖面にキラキラと反射し、遊牧民のゲルがなければ、地中海かどこかのリゾート地に来たようです。

せっかく湖に宿泊するので、夕食は湖から獲れた魚を注文しました。ところが、ドライバーのTさんは食が進みません。「肉が無ければ、食事ではない」といわれるくらい、モンゴル人にとって肉は半主食といってもいいものだそうです。羊肉が出たときの、Tさんの食欲は、あっぱれでした。魚はあまり好きではなかったようです。

でも俺たちは、もちろん魚のフライに満足しました。淡白な白身の魚。醤油でもかければ日本食と同じです。

食後、レストランの表へ出たら、外はすっかり暗くなっていました。そして湖面に映る月と、満天の星空を見上げました。「天の河」というのは、ほんとに「河」に見えるんですね。こんな星空を見たのは、去年のマダガスカル以来です。どっちも、空気が澄んでいて、空がきれいなところです。ここウギー湖は海抜1300mほどで、高原にあるのでなおさらです。

宿泊施設のゲルの写真を撮ったら、三本足の幽霊が映っていました。(↑の写真)

もちろん、嘘です。これは誰でも撮れるトリック(というほど大そうなものでもないですが)です。ちょっと遊んでみました。「心霊写真もどき」を撮るのは、いとも簡単、という例です。騙されないように。

三脚にカメラを立てて、約30秒間、バルブでシャッターを開けておきました。レストランの明かりがゲルを照らします。だから「幽霊さん」には、その間、体を揺らしてくれるように頼みました。そうするとこういう写真が撮れます。「幽霊さん」はガイドさんです。俺も自分が幽霊になった写真を撮りましたが、美しく撮れなかったので、残念ながら公開は断念します。ご了承ください。

ゲルの中では、作家のSさんと編集者のKさんはウオッカを楽しんでいました。薪ストーブが嬉しい、ウギー湖の夜でした。

Ya_2「モンゴル国に行ってきました (9) 「ノホェホル(番犬をつないで)」」

Ya_2「モンゴル国に行ってきました (7) 映画『ウルガ』について」


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2007/08/09

今、何かと話題のモンゴル(4) モンゴル相撲と日本軍

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モンゴル相撲のことを「ブフ」と呼ぶことは、昨日、一昨日も書きましたが、漢字では「博克」と書いていました。

中国内蒙古自治区ハイラルのナダム祭の「ブフ」会場には、パネルが展示されていて、その中に、興味を引かれた写真がありました。

昔、ハイラル郊外に「甘珠廟」という廟がありました。これは文化革命時代に壊されてしまいましたが、それまでは、この廟が「ブフ」大会の会場だったそうです。

その「甘珠廟」での「ブフ」大会は、1936年から始まりました。第一回目の優勝者は、ダムティン・ワンジルさんという名前だそうです。彼の写真も展示されていました。

その隣に展示してあったのは(↑に掲載の写真ですが)、1938年大会のとき、日本軍が撮った写真だそうです。当時、出場した力士が映ってます。「ドゾク」と呼ばれるベスト、「ゴダル」と呼ばれるブーツも、ちゃんと着用しています。軍人らしき人間は映ってないようですが。

この写真の時代背景を調べてみたら、こんな感じでした。
Wiki 「日中戦争」を参照

1937年(昭和12年)、7月7日、盧溝橋事件が勃発し、日中戦争が始まりました。写真の1938年は、その翌年にあたります。7月から8月にかけて、張鼓峰で発生したソ連との国境紛争、張鼓峰事件というのがありましたが、この写真が撮られたのはその頃らしい。さらにその翌年、1939年(昭和14年)、5月~8月には、ノモンハン事件で日ソ武力衝突がありました。

この写真を撮った日本軍人は、翌年のノモンハン事件に遭遇したのではないでしょうか。

Ya_2「今、何かと話題のモンゴル(3) 相撲と朝青龍について」

Ya_2「今、何かと話題のモンゴル(5) 大草原のモンゴル族 1」


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2007/07/22

雑誌『BRUTUS(ブルータス)』に棚田の写真

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雑誌『BRUTUS(ブルータス)』の8/1号の特集は、日本の旅「ニッポン観光 2007」ですが、その中に、見開きで棚田が取り上げられています。

インタビューとともに、和歌山県あらぎ島、宮崎県徳別当、長崎県土谷などの棚田が掲載されています。

先月、車中泊の旅で撮影した、長崎県雲仙市(旧千々石町)の棚田の写真(↑の写真)もあります。そのときの記事は、次のページでどうぞ。

Ya_2「2007初夏、車中泊の撮影旅(19) 嬉野、川棚、大瀬戸、愛野のジャガイモ畑、千々石の棚田」(2007/06/07)

雑誌には、棚田の他、ダムや産業遺産なども紹介されていて、まだまだ日本は、探せばいろんなテーマが見つかるという、旅のおもしろさを感じさせてくれる誌面になっているのではないでしょうか。


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2007/07/17

テレビ東京 『ibuki(いぶき)』で棚田の写真

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テレビの情報です。

テレビ東京系列局の、自然をテーマにした番組『ibuki(いぶき)』で棚田をやります。棚田のスチール写真とムービーのコラボレーションです。

テレビ東京(関東)では、
7月21日(土) 17:15~17:20

各都道府県で、放送局・時間が違います。

ちなみに、山形県は、
山形放送 7月28日(土) 11:45~11:50

番組内容は、旭化成建材のホームページでどうぞ
http://www.asahikasei-kenzai.com/akk/neo/

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2007/07/09

写真展『棚田を歩けば』 終わりました。

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(写真は宮崎県高千穂町の棚田)

昨日で、写真展が終わりました。

みなさん、ありがとうございました。(このブログを見て写真展に来てくれた人もいましたね) 「棚田病」に罹って帰ってもらえたなら嬉しいです。「棚田病」の感染力は強力で、潜伏期間は短いです。発病したら最後、特効薬はありませんが、当ブログと、電網写真館「オリザ館」が薬のような効果はあるかもしれません。

ところで、来てくれた人から、また新しい棚田の情報を聞いてしまいました。「あそこにある」と聞いてしまうと、行かないと気のすまない性格なので、たぶん、行ってしまうでしょう。棚田を探す旅は、今後もしばらく続きそうです。


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2007/06/26

展示写真から 今日の一枚 (1) カンボジアの子どもたち

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今日から写真展『棚田を歩けば』が始まっていますが、当ブログでは、展示写真から毎日1点づつ取り上げて、掲載したいと思います。

初日の今日は、水田で遊ぶカンボジアの少年たち。アンコール遺跡群のあるシエムリアプから郊外に出ると、一面水田が広がっています。子どもたちは、水田の水路に飛び込んだり、魚採りをしたり、日が暮れるまで遊んでいました。

幸い、このあたりに地雷は埋まっていないということでした。

写真展『棚田を歩けば』


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2007/06/25

写真展の搬入

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今日、写真展の搬入を無事に終わりました。こんな感じです。

写真パネル点数は40点になりました。それと、DVDによるスライドショーで写真を映写しています。

近くにお出かけのときは、お立ち寄りください。

写真展『棚田を歩けば』についての詳細は、こちらをどうぞ。


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2007/06/24

写真展『棚田を歩けば』 6月26日から

070624
写真展のお知らせです。

写真展 『棚田を歩けば』
2007年6月26日(火)~7月8日(日)
 (7月1日、2日は休み)
12:00~18:00
ブックギャラリー ポポタム
入場無料

アジア・日本の棚田の写真パネル展示と、スライドの映写で、"たなだ"を感じる空間をお贈りします。

それと、もうひとつ、写真展期間中(今度の金曜日ですが)、スライド&トークショー 『棚田を探して旅をする』をやります。1週間前まで当ブログで連載していた「2007初夏、車中泊の撮影旅」で撮影したばかりの水田や棚田、他に、中国・インドネシア・フィリピン・ベトナム・イラン・マダガスカルの棚田や人々の生活、食べ物の写真を映写しながら、エピソードなどを話す予定です。こちらは有料ですが、佐賀県蕨野棚田米を使ったおにぎりとお茶が付きます。棚田好きな人はもちろん、旅好きな人もどうぞ。

2007年6月29日(金) 18:30~ 
料金 \1000
ブックギャラリー ポポタム
(お茶・棚田米のおにぎり付き)
予約が必要ですので、ポポタムまで、メールか電話で申し込んでください。
 mail: popotame@kiwi.ne.jp
 tel/fax: 03-5952-0114)

ポポタムの地図は、こちらで

ポポタムのホームページは、こちら

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2007/06/21

東京MXテレビの番組 「よみがえる棚田~美しき日本の原風景~」

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先月、東京MXテレビで、棚田の番組をやる話は書きましたが、放送日が近づいてきたので、もう一度お知らせします。

Tokyo MXテレビ(地上デジタル9ch/UHF14CH)

ガリレオチャンネル

「よみがえる棚田~美しき日本の原風景~」

6月24日(日)朝8:00~8:30
7月 1日(日)朝8:00~8:30(再放送)

日本の棚田の現状や、棚田の活動を紹介する30分番組ですが、俺も棚田の写真(↑に掲載の写真は、三重県丸山千枚田です。この写真も登場するかもしれません)とともに、少しだけ出演します。どうぞご覧ください。

番組内容については、こちらでどうぞ。

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2007/05/17

東京MXテレビ 棚田の番組

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(写真は長崎県の土谷棚田)

今日、東京MXテレビ「ガリレオチャンネル」のインタビューを受けました。6月24日(日)放送予定だそうです。

棚田ネットワークの人たちが中心となり、都市部と棚田地域とを結び、棚田の保全活動が盛んになっている現状を紹介する番組内容です。今度の週末は、伊豆半島の松崎町の棚田を取材するそうです。

俺も少しだけ登場しますが、今日の、有楽町国際フォーラム・ごはんミュージアムでのインタビューとともに、撮影した全国の棚田の写真や写真集の紹介もしてくれるとのこと。↑に掲載の土谷棚田の写真も出てくると思います。

終わってから、スタッフの人たちと、中にある「ごはんCafé」で昼食をとりましたが、満席でした。我々が出るときは、10人くらいが椅子に座って待ってました。人気があるんですね。おこげの混ざったおいしいごはん。ごちそうさま。

情報は、また日時が近づいたら、あらためてお知らせします。

Tokyo MXテレビ(地上デジタル9ch/UHF14CH)
毎月第2・4日曜日 朝8:00~8:30放送(再放送:本放送翌週の朝8:00~8:30)

番組ホームページ


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2007/05/14

長倉洋海写真展 『シルクロード』

070514
(写真は、トルファン交河故城の夜明け)

先日、新宿コニカミノルタプラザのギャラリーで開かれている長倉洋海氏の写真展に寄ってみました。

テーマは、「シルクロード」。

長倉氏は、「自分の心も体もシルクロードのたくさんの遺伝子でできあがっている。その遺伝子は、ヨーロッパにまでつながることができるものと気がついた」といっています。長倉氏の写真展にしては、ちょっと力がなかったような気もしますが(俺も長倉氏の写真は好きなので、あえてレベルの高さを期待するのですが)、それなりにいい写真もあったし、ヨーロッパにつかがる遺伝子を感じることができるし、見ごたえはありました。

機会があったら、いってみてください。5月18日までやっています。

コニカミノルタプラザのホームページ


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2007/04/20

『地球冒険13周半の旅』 中川隆さんの本

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(写真はエジプト・アスワン)

写真家の中川隆さんが本を出しました。今回は、写真集ではなくて、旅行記です。

『夫婦で30年間 地球冒険13周半の旅』
講談社
定価:本体 1500円

中川さんとは少なからぬ因縁があります。というのは、今から20数年前、俺がまだ写真を撮り始めて間もないころ、エジプトのアスワンで会いました。中川さんと奥さんが、アスワンのオートキャンプ場に泊まっていて、ぶらぶら歩いていた俺に声をかけてくれたのでした。

夕食の焼肉をご馳走になりながら、中川さんは、ペンタックス6×7の中盤カメラで、ピラミッドの稜線を平行に移動する太陽の写真を撮ったときのエピソードを、熱く語ったのでした。

彼らはその後、車でアフリカをまわったのでした。そのときはそれだけで終わったのです。住所交換もしたかどうか、忘れてしまいました。

ところが、今から15年ほど前(中川さんと会って10年後)、俺は2度目の写真展を新宿のペンタックスフォーラムで開くことになったのですが、そのとき、担当者と話をしていると、「あおやぎさんのように世界中行っている人が写真展開くんですよ」と教えてくれたのです。そして名前を聞いたら「中川隆さん」というではないですか。あれっ?聞いたことある名前だなぁと思ったのですが、もしかしたら、10年前、エジプトで会ったあの人ではないかと思い、確かめたら、やっぱりそうだったのです。

そんな偶然があって、再会を果たしました。それからは、お互いの写真展で会ったりするようになりました。

そんな中川夫婦の旅の本が出版されたのです。興味のある方は読んでみて下さい。

ただ、日本人離れした、並外れた行動力と、体を張った体験に、ちょっと息苦しさを感じるほどですが。一歩間違ったら、死んでいたような危険な体験がたくさん書いてあります。これだけの冒険旅行をしている人たちは、なかなかいるもんじゃありません。俺なんか、足元にも及びません。中川さんの旅行記を読むにもそれなりの「覚悟」と「体力」が必要かもしれません。

今、イメージだけが肥大していく俺たちに「体を張った体験」が衝撃を与えてくれるに違いありません。まるで原始人を見ているようです。「生きてるなぁ」と感じさせる中川夫婦の旅人生です。


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2007/04/17

映画 『ホテル・ルワンダ』

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(ルワンダは行ったことないので、写真はマダガスカルの草原です)

『ホテル・ルワンダ』を観ました。

衝撃的な内容ですが、映画としてもよくできた作品だと思います。ルワンダのツチ族、フツ族の問題は、正直、遠い話でしかありませんでした。(言い訳すると、当時の俺にはメコン川しか頭になかったし)

「虐殺」を「客観的」にではなく、主人公ポールの目を通した話になっているところと、虐殺のシーンが少ないことに共感を覚えるし、だからかえってより「虐殺」の問題が、身近に感じられました。(虐殺シーンが多すぎると、たぶん、とくに日本人は拒絶してしまうでしょ)

主人公のポールは、1994年、ベルギー系の高級ホテル、ミル・コリンで働く有能な支配人です。ホテルに避難民をかくまい、なんとか虐殺の悲劇から逃れるため、時には嘘をつき、ワイロを払うなど、いろんな手を使って、家族や避難民を守り通します。今まで、政治には関心を示さなかったホテルマンが、だんだんと、混乱を生きぬく「戦士」になってゆきます。

虐殺が始まったとき、その虐殺シーンの報道を見れば世界の人が助けに来てくれるはずですよね、とポールは、外人記者に同意を求めます。でも、外人記者は言います。「世界の人たちは、『怖いね』とは思うが、ディナーを続けるんだ」というのです。

滞在していた外国人はみんなルワンダを後にしますが、別れ際、外人記者は、ドアボーイが差し出す傘に対して「傘などいい。恥ずかしいから」と言いました。「世界の人たちは、『怖いね』とは思うが、ディナーを続けるんだ」と言ったとおりになってしまったのです。何も力になれなかった外人記者の気持ちが痛いほどわかりました。世界の人たちは、ルワンダを見捨てたのです。こうして、100日間で100万人(少なくとも50万人とも言われる)の大虐殺が行われてしまいました。

「虐殺はいけない」と、言葉では簡単に言えますが、いつ俺たちもそんな狂気に走らないという保障はありません。ルワンダのような悲劇は日本では起こらないなどと言い切ることはできません。

心の闇は、みんなが抱えているものです。だからこの悲劇も人ごとはありません。俺自身が、どうしようもなく暴力をふるいたくなってしまうような、危ない瞬間を何度か経験しているので、そう思います。その一線を越してしまったら、100万人まではすぐです。だから、この一線はなんとしてでも越えてはいけないのです。

『ホテル・ルワンダ』公式サイトはこちら


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2007/03/31

桜に浮かぶ絵

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昨日は、埼玉県さいたま市浦和のギャラリー楽風で、旅する絵描き福井昭夫氏のお話会に行きました。

俺は今回進行役を勤めましたが、ちょっと難しかったですね。自分のことならぺらぺらしゃべることができるのに、人の話を聞き出すことの難しさを初めて知りました。でも、福井氏の生活の素朴さと絵に対する誠実さは伝わったのではないでしょうか。

休憩時間で出したイランのお茶や、なつめの砂糖菓子、何とかいうナッツは好評だったようです。(売ってる店をみんなに聞かれました。御茶ノ水にあるイラン商店「ダルヤー」です。「ダルヤー」とは「海」を意味するペルシャ語です。丸の内線出入口のある大通りを秋葉原方向にいった、神田川沿いにある店です。店主は日本語OK)

お話会が始まる直前、窓から見た光景が↑に掲載の写真です。福井氏の絵が、桜の中に浮かんで見えました。外と内の明るさのバランスがちょうどいいとき、窓ガラス越しに、これが見えるのですが、考えてみれば、この数分間、しかも桜は昨日が満開のようで、1年でこの日しか、この光景には出会えないということなのでしょう。


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2007/03/29

佐賀県唐津市相知町の蕨野棚田 (1)

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昨日は、雑誌の取材で佐賀県唐津市相知町の蕨野棚田まで、編集者といっしょにいってきました。

蕨野棚田保存会顧問の百武さんにインタビューです。

百武さんには、写真絵本『棚田を歩けば』でもお世話になりました。コンバインで稲刈りをしている写真を使わせてもらいましたが、それが息子さんたちです。

天気も良くて、気温は20度くらいまで上がったのではないでしょうか。棚田は菜の花が咲いてきれいでした。今が見ごろのピークで、あと1週間ほどで、菜の花は土に鋤き込まれ、なくなるそうです。

「みんなから「すごいですね」と言われるので、棚田は、なんとか守っていかねばならないと思います」

百武さんは言いました。今は「蕨野棚田米」の評判も良くて売れています。米作りをやってきた農家の人たちですから、米がおいしいと言われるのは嬉しいことで、保存活動にも励みになっているようです。

話を伺っていると、ここはいろんな好条件が重なり合って成功しているんだなと思いました。

昭和40年代には、青年クラブという若者の会があって、そこですでに「棚田保存」について話題になっていたといいます。当時としては、先進的な話だったのではないでしょうか。比較的都市に近かったので、都市の人の目に触れていて、「ここはすごい」と言われていたからだそうです。

蕨野集落では若者も同居しています。唐津や伊万里に仕事があるので兼業できるからです。

そして集落の中には親戚が多く、何かやろうとするとき、まとまりやすかったということもあるようです。ここにはまた「手間講」と呼ぶ相互扶助のシステム(ユイ)があって、りっぱな石垣や、ため池を作ってきました。集落のみんなが力を合わせて、ひとつのことをやり遂げるという意識は、蕨野の人たちにはもともと伝統的にあったようです。

いろんな好条件が揃って、今の蕨野棚田があるんですね。


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2007/03/18

ヨシ焼きの中のゴルフ

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昨日、渡良瀬遊水地で行われたヨシ焼きについて書きました。

ヨシ焼きの最中、火の中でゴルフをしている人たち。


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2007/03/17

渡良瀬遊水地のヨシ焼き

070317
3月17日、土曜日、曇りのち晴れ

今日は、栃木県・群馬県・埼玉県・茨城県にまたがる渡良瀬遊水地のヨシ焼きの日。昨日の夜に自宅を出て遊水地のそばで車中泊し、朝5時に起きて場所を探した。

ヨシ焼きの日は、人が遊水地の中に入ることはできず、車の駐車場も3ヶ所だけ指定される。6時ころ土手に着くと、もう30人ほどのカメラマンが集まっていたが、ヨシ焼き開始時間になると、土手の400mほどの区間がカメラマンで埋め尽くされた。何人いるだろうか? ざっと1000人は集まったかもしれない。壮観な眺め。

以前このブログで「恋人たちの等間隔の法則」という記事を書いたが、今日も、その法則にのっとって、カメラマンが等間隔に並ぶ。(今日の条件は「隣の人がぶつからない距離」だ) 

これだけのカメラマンが集まるイベントに参加したのは初めてのこと。ヨシ焼きよりも、この集まったカメラマンの多さに驚く。それがほとんど中高年。これから団塊の世代の大量定年を迎え、このカメラマンたちに仲間入りする人たちも多いのではないだろうか。来年は、1500人、再来年は3000人?

セスナ飛行機が飛んできて、ヨシ焼きの日であることを告げた。洗濯物を表に出さないように、窓を開けないように注意していた。

なぜヨシ焼きをするかというと、土手でもらったパンフレット『ヨシ焼き Q&A』(渡良瀬遊水地利用組合連合会主催)によれば、「ヨシを焼くことにより、害虫を駆除したり、落ち葉等も焼くことによってヨシを育ちやすくしたり、飛散するヤナギの種等を焼くことによって林のようになるのを防いだり、ヨシが成長する前に成長する春植物の発芽を促進する等の効果がある」とのこと。

午前8時半。棒の先に火を付けた係りの人たちがヨシ原の中に歩いて入っていく。遠くのほうから煙が立ち昇った。紅い炎も見えた。ようやく始まったようだった。まるで戦場のようだ。でも、こちらに近いところはなかなか燃えない。池があるので湿っているからだろうか。

もうもうと立ち昇る煙の中を、トンビとカラスが喧嘩しながら飛んでいる。どこかに避難しなくていいのだろうかと、人事ながら心配になる。

トンビとカラスの心配もさることながら、こんな日にも、ゴルフ場は営業している。黒煙と炎を背景にしてゴルフを楽しむ人たちを見て驚いた。こちらから見ると近いと感じるだけで、実際、火は遠いのかもしれない。でも、それにしても・・・。

今日は立ち入り禁止だが、ゴルフだけは例外的に許されているらしい。「ゴルフをやる」といって、中に入って写真を撮ったら、たぶん、誰も撮っていないアングルになるので、目を引くことになるだろう。少なくとも、この1000人の写真とは違うものが撮れる可能性が出てくる。

ようやく土手に近いところも燃え出した。炎は渦を巻き、パチパチと、ヨシが燃えてはじける音が聞こえる。炎を見ると興奮する。心に力がみなぎってくる。イラン・ヤズドでは拝火教の寺院へいった。聖なる炎が燃え続けていた。炎に神秘性を感じるのはイラン(ペルシャ)人だけではなかった。日本でもそうだった。心の奥深いところの何かが刺激される感じがする。

炎の熱で顔が温かくなった。冷えた体に、炎の熱はありがたい。煙が天まで延びて、ようやく顔を出した太陽を再び隠す。

ところで、今日の教訓として、場所は充分にあるので、わざわざ早起きして三脚用の場所取りする必要はなかった。1時間前に着けば充分。

11時ころ、ひと段落つき、カメラマンたちも帰りだした。焼けたヨシ原の匂い。これが渡良瀬遊水地の春を告げる匂いなのだろう。


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2007/03/05

土星とリングの写真

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(写真は、中国トルファン・交河故城)

去年の「冥王星騒動」以来の宇宙の話です。

土星とリングの写真、美しいですね。(↓のホームページ参照) こういう角度で撮影されたのは初めてだそうです。カッシーニ土星探査機が撮影しました。こんな写真を撮ってみたい。

NASA http://www.nasa.gov/mission_pages/cassini/media/20070301.html 参照
目が眩むほどの美しい土星
宇宙(そら)へのポータルサイト http://www.sorae.jp/031005/1735.html 参照

それにしても、宇宙で撮られた写真は、美しいものばかりですが、「美しくない宇宙の写真て、見たことないなぁ」と、突然思ってしまいました。

蜂の巣に美しさを感じるのと同じに、自然界にあるもののうち、「そうならざるを得ない」形をしているときが、美しいと感じるのでしょうか。自然の、宇宙の法則に則っている、その必然性に美を感じるのかもしれません。

そして人間のスケールと比べると、圧倒的に「巨大」であったり「遠方」であったりします。肉眼で見れる範囲を越えています。手で触れる大きさを越えています。スケールの違いが、「そうならざるを得ない」形の美しさを増幅しているようで、人間の目には新鮮に映るのではないでしょうか。

そういう意味で、ミクロの世界も同じですね。顕微鏡で見た世界は美しいものです。ピントがずれていたらなんですが、「美しくない顕微鏡写真」というのも、見たことないです。


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2007/03/02

J-WAVEの番組放送は、明日(土曜日)です

070302
(写真はベトナム・ハノイ)

忘れている人に、もう一度お知らせです。(しつこい?)

ラジオ番組、J-WAVEの「ANA WORLD AIR CURRENT」は明日放送です。3月3日(土曜日)、19:00~です。旅の話、写真の話、棚田の話をしています。聴いてみてください。

J-WAVE ANA WORLD AIR CURRENTのホームページはこちら

ところで、昨日NHKの番組、ドキュメント72時間 「バックパッカーたちの東京」の話を書きました。その中で「自分探し」についても触れました。

どうも、俺はこの言葉がひっかるんですよね。どちらかというと、こそばゆいというか、気恥ずかしいというか、そんな感じ。というのは、「旅」そのものが、そういう意味を含んでいるのはわかるんですが、だとしてもそれを「自分探し」という言葉でヌケヌケと言ってしまうのが、とても気恥ずかしいんですよね。どうしてなのか、俺もはっきりわかりませんが。

自分は何であるか?という大きな問題に悩むのは人間の特権です。(若者だけの特権ではありません。中年であっても、老年であっても、おそらく死ぬまで、悩みは解決しません) 一番やりたいことを探すのも必要です。あまりにも多くの情報があふれている社会では、なおさら自分が何者で、何をやりたいのかが見えにくくなるということがあるからです。

ただ、そういう心の迷いを「自分探し」という言葉で、しかも、かっこいい(かっこよくもないか?)言葉で、言い換えてしまうのは、どうなんだろうか?と思っているからでしょうか。

自分が何者なのか、何をやりたいかなんて、そう簡単に分からないし、たいていの人は、一生わからないんです。わかったつもりになって、生活しているだけです。俺もそうです。「自分探し」などという言葉で言えるほど、サラッとしたものではない、と思うんですが。

ただ、前に何かのインタビューを受け、まだ写真家になっていない頃の話をしたとき、「それはあおやぎさんにとって、自分探しの旅だったんですね?」と聞かれて「そうですね」などと、平気で答えていたようにも思います。他人から言われるときは、俺も拒まないようです。(なんていい加減な!)


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2007/02/26

ミャンマー・インレー湖の写真

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(写真はミャンマー・インレー湖の祭)

今日は写真だけです。


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2007/02/20

J-WAVE 葉加瀬太郎さんの番組に出演します

070220
(この写真は雲南元陽の棚田)

今日、ラジオ番組の収録がありました。J-WAVEの、「ANA WORLD AIR CURRENT」という番組です。放送日は、3月3日(土曜日)、19:00~です。ぜひ聴いてみてください。

J-WAVE ANA WORLD AIR CURRENTのホームページはこちら

この番組のナビゲーターは、世界的なヴァイオリニストである葉加瀬太郎さんです。毎回、いろんなゲストを招いて旅の話を聴くという番組です。

この初対面の葉加瀬さんに、なんと俺は大胆にも、自分で作った『ASIAGE』の音楽CDを持って行ったのです。しかも、3つ(3種類)もです。趣味で作っている音楽ですが、葉加瀬さんの音楽にも影響を受けていたので、この出演依頼の話が来たとき、自分の立場を忘れて、すっかり舞い上がってしまいました。

もちろん、今回番組に呼んでもらったのは、旅する「写真家」としてであって、決して「音楽家」としてではありません。何を勘違いしているのでしょうか、俺は。今さらながら恥ずかしくなり、そして、葉加瀬さんも、どうしたらいいのか戸惑ったことでしょう。

まぁ、音楽CDの件は若気の至り(?)ということで許してもらうことにして、本題の「写真」や「旅」のインタビューでは、ちゃんと、いろんなことをしゃべりました。そして最近なんでも棚田に見えてしまう「棚田病」であることなど。

葉加瀬さんは、音楽にとどまらず、絵も描く芸術家なので、俺が言うのもなんですが、考え方が柔軟で話をしやすかったですね。うまく乗せられて、俺は饒舌になり、言わなくてもいいことまで言ってしまったので、そこはカットしてもらうことにしました。

以前から葉加瀬さんの音楽は好きでしたが、ますますファンになりました。そして、葉加瀬さんも、めでたく「棚田病」に感染したかもしれません。

Ya_2音楽CD『ASIAGE』のページ(電網写真館 アジアフォトネット)


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2007/02/16

写真絵本『棚田を歩けば』できました

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写真絵本『棚田を歩けば』ができました。今日、編集者から2冊もらいました。新しい写真集の紙とインクの匂い、好きだなぁ。

本というものの魅力というのは、こういうことも含むんですよね。インクの匂い、持った感触、重さ、ページをめくったときの紙の音などなど。決してネットでは感じられない肌触り。

印刷立会いした話は以前書きましたが、納得できるものに仕上がっていたので一安心しました。これが書店に並ぶのは、21日だそうです。

内容について知りたい方は、ホームページでどうぞ。
Ya_2写真絵本『棚田を歩けば』


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2007/01/28

ブックギャラリー「ポポタム」

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先日、池袋から徒歩10分の、ブックギャラリー・ポポタムを訪ねました。この前、印刷が終わったばかりの単行本『棚田を歩けば』に合わせて写真展示できるスペースを探していたところ、ある人から紹介してもらいました。

今回本は、写真絵本ということもあり、絵本を扱っているギャラリーなので、ちょうどぴったりだったようで、オーナーさんからも気に入っていただいたようです。

ポポタムは、閑静な住宅街にあります。入ったところは、絵本などの書籍が置いてありますが、奥が、展示スペースになっています。(掲載の写真の奥に見えるのは、「to-kichi展」で、to-kichiさんの展示物です)

ここで、6月写真展をすることになりました。まだどんな展示にするか決めてませんが、写真パネル展示と、壁面に映像を流しておくこともできそうです。それと期間中、スライド&トークショーもすることにしました。たぶん、そのときは、「五感」を刺激するものとして、「食べ物」も考えることになるでしょう。

それと、まだ具体的には書けませんが、今回の展示に間に合うように、ある「物」を準備しようと思います。その「物」は棚田をテーマにしたものですが、今まで発表したことのない、俺にとっては新しい「物」です。さて、なんでしょうか? もったいぶるなって言われそうですが、まぁそう言わないで。

また時期が近づいてきたら、お知らせします。

ポポタムのホームページは、こちら


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2007/01/26

写真絵本『棚田を歩けば』 印刷立会い

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今日は、写真絵本『棚田を歩けば』の印刷日です。編集者、デザイナーといっしょに、印刷立会いのために、埼玉県鶴ヶ島市にきています。

色の出方を見て最終的なOKを出すと、印刷オペレーターの人たちは、本刷りを始めます。このオペレーターの指先ひとつで色が微妙に変わってくるので、印刷立会い(とくに写真集の場合)は重要です。

色に対する感性は、人それぞれなので、長年経験のあるオペレーターでも、写真家やデザイナーの意見は必要になってきます。「平均的」な色の出し方を、必ずしも好むわけではないと、いや、むしろ、写真家やデザイナーなどというのは、「平均的」ではないところにこだわることが多いことを、オペレーターの人もわかっていると思うので、これは写真絵本を作るうえでの、重要な共同作業のひとつであるといえるでしょう。これが失敗すると、とんでもないことになってしまいます。

以前、ある本の印刷で、香港にある日系の印刷所で試しに印刷してもらったことがありますが、あまりにも色の感覚が違って、結局そこではやめることにして、日本の印刷所に変更になったことがありました。

香港の印刷オペレーターの名誉のために言っておくと、彼らの技術は劣っているわけではないのですが、色に対する感覚が違うと、どうしようもないことがわかったのです。それはおおげさに言えば、文化の違いといえるかもしれません。

オペレーターを信用しないわけではありませんが、自分の目で確かめてOKを出せば、双方にとってトラブルも回避できるということでもあります。あとでクレームつけてもしかたないですからね。

Ya_2写真絵本『棚田を歩けば』できました(2007/2/16)


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2006/12/14

写真を勝手に使ったJTBが著作権法違反?

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旅行パンフレットに無断で写真を使っていたとして、大手旅行会社JTBが家宅捜索を受けたというニュースを聞いたとき「えっ?」と耳を疑ってしまいました。あまりにも唐突な感じがしたからです。

ニッケイネット http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061213AT1G1301Y13122006.html 参照

写真を勝手に使うとはけしからん。著作権法違反だと怒るのは、当然のことです。ただ、写真が無断使用されたことで、刑事事件にまで発展したことはなかったのではないでしょうか? よほど何か事情があるのかもしれません。もしかしたら俺が知らないだけで(ニュースにならないだけで)、過去に、家宅捜索を受けた事件があったのかもしれませんが。

写真家が無断で写真を使われるというのは、たまにあることです。いや、よくあることと言ってもいいでしょう。しかも今はデータになってきたので、ネット上では100パーセントの完全コピーが可能です。無断で使った出版社やプロダクションとは、だいたいは話し合いで決着し、最悪裁判にもなっているようですが、賠償金を払ってもらって収まっているようです。

俺も無断使用さたことはあります。それと、貸し出した写真(スライド)をなくされたことが、6回ほどあります。幸い、なくした人たちは、わざとなくしたのではなかったし、誠意を見せてくれたので、それほどもめずに、賠償金を払ってもらってすみました。ただ、写真家にとっての写真は、体の一部(あるいは排泄物)のようなもので、いくらお金を払ってもらっても、永久に失われてしまった悲しさはいつまでも残るものなのですが。

記事によると、まったく知らない写真家の写真を使ったわけではなくて、「契約期間が切れた後も写真を掲載していた」といいます。しかも2点だけです。この程度のことなら、両者の話し合いで決着つくはずだし、刑事事件にまで発展してしまうのは、現場の感覚として、どうしても解せません。何かもっとニュースでは明かされていない事情があるとしか考えられません。

賠償金の金額でもめて、こじれてしまったとか、なぜだか写真家は、JTBではなくて、直接警察に相談に行ったらしいので、警察としては、聞いた以上やらざるをえなくなったとか、今回の件だけではなくて、無断使用が日常茶飯で行われていたとか(つまり、悪質だったとか)、そういう事情でしょうか。

最近、著作権については、厳しくなっているようです。それまで著作権に対してそれほど日本人の意識が高かったとはいえませんでした。だから厳しい姿勢を見せる、ある意味、見せしめ的な効果を狙うという、警察側の事情もあるのかもしれません。大手旅行会社JTBだし、世間の注目は引くわけですからね。


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2006/11/10

『東京棚田フェスティバル』 (4) マダガスカルの写真

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情報です。

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今発売中の「栄養と料理」12月号に、マダガスカルの写真と記事が掲載されています。今年3月に撮影したものです。

マダガスカルの棚田については、明日の「東京棚田フェスティバル」のスライド&トークショーでも紹介するつもりです。

マダガスカルは、世界4番目の大きな島ですが、その中央高地が棚田地帯です。南半球にあるので、季節は日本と反対で、マダガスカルの3月は、収穫の「秋」なのです。(詳細は、以前の記事「マダガスカルの旅」(2006/4/7)をご覧ください)

上に掲載の写真は、収穫間近の棚田で雑草を取っている女性です。


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2006/10/01

写真は出会い頭の面白さ

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(写真は中国鄭州)

旅と写真について昨日書きましたが、写真の面白さは、俺にとって「出会い頭の面白さ」「偶然の面白さ」です。

パソコンが普及して、画像処理は当たり前になってきました。空に映った電線やゴミを消すのはさほど難しくはありません。きれいな写真を作る環境は発展してきました。でも、写真は、絵と違って、その場にいないと撮れないものです。 

ただし、実際現場に来ると、必ず予想していないことが起き、予想していない物に出会います。その出会い頭の面白さ、偶然の面白さは、写真ならではの素材です。

パソコン上で「きれいに」作り上げた写真や、演出をして「完璧な」写真に作り上げても、出会い頭や偶然の、圧倒的な力と面白さに比べたら、鼻クソほどにもなりません。それこそ予想できない「旅」の面白さと重なります。

俺が理想とするのは、「体で撮る写真」です。カメラがどうのとか、レンズがどうのとか、絞りがどうのとか、極端に言えば機材やテクニックはどうでもよく、それよりも、その現場に「わーッ!」と飛び込んで、頭で考える余裕を与えず、体で撮っていく。そんな感覚で撮る写真が好きだなぁ。(もちろん、ある程度の基礎があってのことですが)

だから失敗も多いです。収穫ゼロのときもあります。雲南元陽では、霧で何も見えなくて、1週間ゲストハウスで寝てたことがあります。でも、それも偶然の一部なんですよね。いいことだけじゃなくて、悪いことも受け入れなくては。

最初から俺はカメラやフィルムにはあまり興味がありませんでした。できればカメラを使わずに写真を撮れたらいいなと思っていたくらいです。その考えは今でも変わっていません。


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2006/09/18

野町和嘉氏の写真展

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(この写真は、雲南省元陽多依樹棚田)

情報です。

野町和嘉氏の写真展が開かれます。


『野町和嘉写真展 イスラーム巡礼』
2006年9月16日(土)~10月29日(日)
午前10時~午後7時30分
武蔵野市立吉祥寺美術館
休館日:9月27日(水)、10月25日(水)
入館料100円(小学生以下・65歳以上・障害者は無料)

学生のときヨーロッパを8ヶ月旅した話は前にも書きましたが、後半の4ヶ月は、お金が尽きたので、パリでギャルソンのアルバイトをしながら暮らしていました。ギャルソンとは、英語で言うとウェイターですね。韓国系フランス人が経営する韓国・日本料理レストランでした。(フランスでのアルバイトについては、過去の記事を見てください

フランスのレストランは、午後3時くらいから5時半くらいまで休みなので、俺は、近くの本屋で立ち読みすることもありました。ただ、フランス語はほとんど分からないので、自然に、画集とか写真集を見ることが多くなりました。

ある日、シナイ半島の写真集を手に取りました。それがすごく良かったのです。それで後ろの奥付を見たんですよね。そしたら、この写真を撮ったのは日本人だったんです。「Kazuyoshi Nomachi」とありました。でも、俺は写真については素人で、このKazuyoshi Nomachi氏については何も知りませんでした。

ただこのとき「写真というのは、言葉がわからなくても、世界共通語になるんだ」と気がつき、漠然とですが、写真はいいなと思ったのでした。その後、日本に帰国した俺は、だんだんと写真に興味を持っていったのですが、この経験がきっかけだったのは間違いありません。

ただ、俺は「写真家」という職業を目指したわけではなかったように思います。ただ、当時は旅をして写真を撮るのが面白かったのです。結果として「写真家」になったのは、運が良かったとか、不安定な生活を気にしない俺の性格とか、他にやることがない、やれることがない(これ、大切)とか、いろんな要素が合わさってのことだと思います。

俺が写真家として活動を始めたころ、野町氏に会う機会がありましたが、ドキュメンタリー写真家としては、世界的にも有名な人になっていました。

ある意味、俺の人生を狂わせてくれた「恩人」でもあるし、今でも日本人のなかでは一番好きな写真家のひとりです。

Ya_2野町和嘉氏のホームページ


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2006/08/27

謎の円盤UFO

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(これも昨日と同じ中国雲南省のタイ族仏塔と星の軌跡の写真です)

今日も「空」関連の話です。夏だから、話題としてはいいでしょ?

『謎の円盤UFO』というテレビドラマについては、以前の記事『サイン(兆候)』(06/08/20)でも触れましたが、この影響だったのか、当時は「UFO」という雑誌も発行されていたと思います。(月刊誌だったかなぁ)

その雑誌の中に、「UFO発見器」なるものの作り方が紹介されていて、実際作ってみました。名前ほど大げさな機械ではなく、その雑誌によると、近くにUFOが近づくと磁場が乱れる、だから、磁石が揺れる、その磁石が、電線に触れて、それがスイッチになりブザーが鳴る、という簡単なものでした。もちろん、そのブザーが鳴ったことはありませんでした。(映画『サイン』でも、エイリアンが近づくとトランシーバが雑音出してましたね。なんか似てなくない?)

ところが・・・。

高校時代、部活動が終わって暗くなりかけた道を、学校のあった寒河江市から8kmはなれたウチまで、親友といっしょに帰っていましたが、ある晴れた夕方、太陽が山に沈み、空はぐんじょう色に変わって、1等星が瞬き始めるころです。
 「あれ、なんだべ?」(あれ、なんだろう?)
親友が突然いうので、彼が指差す東南の空を見ると、山の稜線の上を光がひとつ、スーッと水平方向に飛んでいました。初めは飛行機か人工衛星かなと思いました。しかし人工衛星にしては、高度が低すぎる。そしたら飛行機だろうか? でも光が点滅していない。

すると、今度は反対の方から同じような光がやってきて、ふたつが擦れ違いざま、光がひとつにくっついたのです。そしてまたふたつに分かれて飛び去りました。
 「なんだべね?」(なんだろう?)
 「UFOだべが?」(UFOだろうか?)
 「んだがもすんね」(そうかもしれない)
俺たちは自転車を止め、東の空を眺めながら、ボーッと立っていました。なにかとんでもないものを見てしまったような気がしました。いつのまにか、山の稜線はぼんやりとわかりますが、空はすっかり暗くなっていました。

俺は宇宙や円盤には興味はあったし、もし宇宙人の円盤がほんとにいるなら見てみたいと思ってもいました。でも、このとき見たものを宇宙人の円盤だというふうに思っているわけではありません。

今でも、これはなんだったのだろう?と思っています。まぁ、不思議なことはあるものなので、無理やり「宇宙人の円盤」だとか「霊」だとかに結論付けることはしなくてもいいことではないでしょうか。もちろん「UFO(未確認飛行物体)」であるには違いありませんが。

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2006/08/07

棚田の魅力って?

060807
昨日の日曜日、日本橋三越で棚田学会大会がありました。

前に、ブログでも書きましたが、俺は「棚田学会賞」をいただきました。昨日授賞式でした。今までやってきたことが評価されるのは、やっぱり嬉しいもんです。

棚田の魅力に取り付かれてしまい、棚田を巡る旅を続け、写真を撮っています。ただ、俺は「棚田保全」に積極的に取り組んでいるわけでもないし、実際棚田を作っているわけでも、手伝っているわけでもありません。「なにか社会のためになることをやろう」などと思って写真を撮っているわけでもありません。個人的興味からやっているだけです。

でも、その写真が少しでも棚田耕作者のためになっているなら嬉しく思います。受賞理由のひとつとして、棚田を一般の人たちに広めている活動だそうで、そうか、俺のやってきたことはそういうことなんだろうなと再認識しました。

なぜか理由はわからなくても、ひとりの人間が長い期間棚田にのめりこむということは、それだけ棚田には「なんらかの力」があるということでしょう。逆に言うと、最初から理由が分かったら、写真なんか撮る必要もないかもしれません。心が欲するから、それをやり続ける。水が飲みたくなったら、「なぜ?」なんて考えずに、水を飲むことと同じなのかもしれません。

ただ、俺が棚田に惹かれるのは、「まったくの自然の風景」ではなく、「人間が作った風景」というところにあるのは間違いありません。単なる自然の造形なら写真に撮りたいとも思わなかったし、今でも、いわゆる「自然写真」というものにはそれほど興味がわきません。

そう考えると棚田の魅力は、やっぱり人の魅力であるように感じます。たぶん、そうです。はっきりはわからないけど。

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2006/06/28

「写真」と「音楽」 手作り音楽CD第三弾完成

手作り音楽CD「ASIAGE MARCH」が完成しました。インディーズCDの第3弾です。

5人の架空の人格が、'95に音楽ユニットを結成しました。メンバーは次の通りです。

 Mastukane Shun (日本)
 Goi Cuon (ベトナム)
 Bawsuk (タイ)
 Mi Xian (中国)
 Nasi Goreng (インドネシア)

その架空ユニット名が「ASIAGE」です。「アジャージ」と発音してください。「ASIA」と「AGE」をくっつけた造語です。アジア各地で俺が録音してきた音と、パソコンで作った曲をミックスしたもので、アジアをイメージした曲集です 。

実は高校、大学時代、ちょっとだけ音楽をやっていました。ブラスバンドとロックバンドです。いずれもパーカッション、ドラムと、リズム担当です。だからリズムについてはある程度知識がありました。

ただ、バンドを組んでもしっくりいかず、人といっしょにやることがあまり得意ではないなと気が付きました。当時からグループ行動がだめだったんですね。でも、ひとりで音楽をやる方法があることを知りました。

ギター、ベース、ドラムなどをひとりで録音してひとつの曲にすることを「多重録音」と言っていましたが、本格的にやろうとすると、大きな4チャンネル、8チャンネルトラックのテープデッキが必要でした。でもそれを買うだけのお金はなかったので、一番簡単にやれるカセットデッキをふたつ使ってやる多重録音にトライしました。

一方のカセットデッキにドラムの音を録音し、それを再生しながら、ミキサーを通してギターの音といっしょにもう一方のカセットデッキに録音するのです。次にそれをまた再生しながら、次の楽器の音をミキサーを通して入れていく。こんなやり方を「ピンポン録音」といっていました。理論的には、これで何十人分の楽器を多重録音できそうですが、そうは問屋がおろしません。テープ再生の時のノイズがだんだん増幅していくので、ぎりぎり4回くらいしかできませんでした。

その音質はお世辞にも良いとはいえなくて、だんだん音楽に対する熱も冷めていきました。そしてちょうど外国に興味が出た時期でもあって、旅に出るようになってから、音楽は聴くだけになっていきました。

1994年「メコン河」の写真集を出すことになり、そのデザインをしてくれるデザイナーが、パソコンでレイアウトをしているのを知りました。デザイン業界もデジタル化が始まっている時期でした。なんどかそのデザイナーの所に行くようになりましたが、そのとき彼からこんな言葉を聞いたのでした。「最近のパソコンは何でもできる、作曲もできるらしい」と。

それを聞いたとき、心の中で何かが、むくっ!と起き上がりました。それが音楽をまたやりたいと思うきっかけになったのです。さっそくデザイナーにアドバイスしてもらい、パソコン(Mac LC630)と音楽ソフト(ミュージ郎)、音源(Roland Sound Canvas)などを買いました。だから俺がパソコンを始めたきっかけは「写真(画像)」ではなくて「音楽」だったんです。

封印されたものが表に出たのでしょう、パソコンの曲作りに、一気にはまってしまいました。今まで15年来あきらめていたことが、こんなにも簡単に安くできてしまうことの驚き。すぐに何曲かできました。たまたま俺はドラムをやっていたので、リズムについてはある程度知識はありますが、和音についてはほとんど無知です。でも、パソコンでの作曲というのは、その無知を補ってくれます。特別俺が作曲の才能があるわけではありません。

「そうだ、メコン河の写真展では、これをBGMで流そう」と思い立ちました。それでASIAGEという架空のユニットを作ったのでした。

どうせ架空なら、メンバーも作ってしまえと思って、5人作りました。日本人の松金俊。初めて買ったパソコンは「Mac」でした。だからこの「まつきんとし」にしたのでした。「マッキントッシュ」にかけて。くだらない? そうですね、確かにくだらないね。「中年」なんで許してください。

ベトナム人のGoi Cuon(ゴイ・クォン)は、ベトナム料理「生春巻き」のこと。中国人のMi Xian(ミーシェン)は、雲南省など南部中国では一般的な米から作った麺のことです。インドネシア人のNasi Goreng (ナシゴレン)は、インドネシアの一般的な料理、チャーハンのナシゴレンのこと。そして、タイ人のBawsuk(バウスク)とは、俺の友人でタイによく行っていて、タイ語もできる絵描きの福井の、「福」と「井戸」をタイ語で言うとこうなります。

前に書いたようにもともとは、写真展「メコン河」のBGMとして作ったものでしたが、意外(?) にも評判が良かったので、いい気になって、その後も「棚田水景」などのアルバムを作ってしまいました。初めはテープでしたが、そのうちCDにしました。

写真集よりもこのCDの方がよく売れた写真展もありました。複雑な気持ちでしたが、でも、俺にとって、写真展の「音」は大切な要素であると考えているので、その写真展の一部である音が評価されるのは嬉しいことです。

一昨年の棚田のイベントでも、CDを販売していましたが、ある日、レジのおばさんから、俺に会いたいっていう人が来てると言われて会ってみたら、前日CDを買ってくれた女性のお客さんで、感動したので会いに来ましたと言われました。そこまで言われるとなんだか嘘っぽいのですが。でも嘘でも、そう言われると嫌な気はしません。まあ、これ以上言うと、自慢話になってしまうので、もうやめます。

もちろん、せいいっぱい作ってはいますが、あくまでも音楽は趣味であって、自分のレベルはある程度知っているつもりです。でもこれも写真と同じなんですかねえ。ひとりでも「いい」と言ってくれる人がいれば、その「写真」や「曲」の存在する意味はあるのかもしれません。

よく、乗り物に乗っているときなど、エンジン音や周りの雑音をボーッと聴いていると、いつのまにかあるメロディやリズムになっていることがあります。「幻聴」とは違うと思います。このあたり、やっぱり写真を撮ることと似ているんですが、漫然とした周囲の風景からある「部分」を切り取って見せることが写真ですよね? 意外と人は同じ風景の中にいても、見ている「部分」が違います。それは「その人が、その風景をどの様に意識しているか」に関わってきます。人それぞれ意識の仕方、つまり見方の違いがあるので、そこに「個性」というものもできるわけです。

音楽の場合も、もちろんあくまでも俺の場合ですが、漫然とした周りの音から、ある音のかたまりを切り取ったら「曲」になった、という感じなのです。だから、「写真」と「音楽」とでは一見違うことをやっているようですが、俺の中では同じ心的作業にすぎません。

CDは、すべて手作りです。作曲はもちろんですが、ジャケットのデザインも自分でやりました。ぜひ、アジアの雰囲気に浸りたい人は聴いてみてください。音質をちょっとだけ下げていますが、1分間のサンプルソングを用意してあります。

気に入ってくれたら、ご購入お願いします。メールで受け付けています。

Ya_2ASIAGE音楽のページ


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2006/04/28

マダガスカルの旅(18) モノクロ写真

マダガスカルのモノクロ写真ギャラリーを作りました。電網写真館 a-Galleryの中にあります。

Ya_060428マダガスカル(a-Gallery)

060428

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2006/04/01

マダガスカルの旅(2) バオバブ

「マダガスカル」といえば「バオバブ」というくらい、バオバブの木は人気です。特に日本人には。

こちらにバオバブの木の写真ギャラリーを作りました。

Ya_2a-Gallery 『バオバブの木』

060401_1060401_4

ムルンダヴァの地元のガイドは言ってました。「日本人は、バオバブの木だけ見て帰ってしまう」と。彼の言い方には、「どうしてだろう?」と不思議がっているところが感じられました。

それはサン・テクジュベリの「星の王子さま」が人気だからでしょう。俺はまだ読んだことはないですが、この中に星を破壊してしまう巨樹としてバオバブが登場します。

でも、バオバブのたくさん見られるムルンダヴァですが、マングローブや漁村や、昨日書いた珍しい動物がいるキリンディー公園など見所も多いのです。バオバブがそれほど珍しくないガイドからすれば、高い航空運賃を払ってバオバブだけ見にくる日本人は、「レムール」以上に不思議そのものの生き物なのでしょう。

バオバブは、アオイ目パンヤ(キワタ)科バオバブ属の植物で、アフリカ大陸、マダガスカル、オーストラリアに9種類確認されていますが、そのうち6~7種類はマダガスカル固有のものらしい。幹はスポンジ状で、多くの水分を含みます。なので、地元の人間はマダガスカルで飼育されているゼブ牛(背にこぶがある牛)に、水がないとき、この幹をかじらせてしまうので、木が倒れてしまうという話を聞きました。

それと、耕作地を増やすために森を焼き、バオバブを切っているという事情もあり、バオバブは年々少なくなっているそうです。バオバブがポツリポツリと立っている風景は印象的ですが、もともと森の中にあるものなので、不自然な風景(人工的な風景)とも言えるようです。

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ところで、バオバブの花(若い木にしか咲きませんが)は、下から見上げると赤い鳥か金魚のように見えました。

実もなります。実は直径10cmほどの球形で、ムルンダヴァの市場でも売られています。最初、ヤシの実かなと思いました。1個500~1000アリアリくらい。(1000アリアリは、約56円) ガイドから「食べられますよ」と聞いたので、試さないと気がすまない俺は、さっそく買ってみました。

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堅い殻を割ると、中は、1cmほどの種がたくさん入っていますが、その種のまわりには灰色の果肉がこびりついています。殻を割った瞬間、「まるで脳味噌だ」と、ちょっとショックを受けたのですが、その果肉は、タマリンドのような甘酸っぱい味がしました。乾し梅みたいにしゃぶりましたが、見た目とは違う上品な味です。

大木を引っこ抜いて、大地に逆さに突き刺したような不思議な形。アフリカを強烈に感じさせる木であることは確かです。


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2006/03/31

マダガスカルの旅(1) シファカ

「柿の実がなり、コスモスが咲いて、田んぼでは稲刈りの真っ最中・・・」

この文章だけ読んで、マダガスカルをイメージする人は、たぶんいないでしょう。もちろん、これは日本と似ている部分だけを描写したので、当然と言えば当然ですが。でも、嘘ではないんです。

マダガスカルの旅から戻りました。

ブログは1ヶ月留守にしてました。現地のインターネット環境は噂通りよくありませんでした。1回だけ、アンチラベから更新しましたが、日本語を打てませんでした。ローマ字の文章なんて読む気がしないでしょう? だから現地から更新するのをあきらめました。

しばらくは日本ですので、当面は、このマダガスカルの旅について書いていきたいと思います。よろしく。

最初に書いた文章の通り、ちょうど今稲刈りの最中でした。日本で言う「秋」ですね。赤道の南側で、季節は日本と逆になります。雨季(の終わり)ですが、標高が1500m前後の中央高地は、爽やかで、湿気と蚊に悩まされることもありませんでした。(ただ、蚊の話はまた後日やります。まったく問題が無かったとも、今のところ言えないので)

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「マダガスカル」と聞いて思い浮かべる言葉はなんでしょうか?

珍しい動物たち、レムール(キツネザル)、バオバブの木、貧困、病気などなど。

今日はマダガスカル旅行記第1回目なので、期待に答えて、マダガスカルのイメージ通り、レムールの写真を掲載します。これはマダガスカル西部、キリンディー公園の野生の「シファカ」。ジャングルを2時間歩いて(歩かされて)、ようやく出会った「シファカ」でした。突然目の前に現れるのでびっくりしてしまいます。急いでカメラを出して構えました。

「シファカ」君は、木に寄りかかって楽しそう。こっちは汗だらだらで撮影に必死なのに。涼しい顔して、人間様(俺と妻、現地ガイドと、フランス人旅行者)を観察しておりました。


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2006/01/17

心霊写真

「TVのチカラ」という番組を見ていたら、「心霊写真」が出てきました。ある少女が行方不明になっている事件を、外国の何とかいう女性超能力者が「透視」して手がかりを探すというものでした。(この件は、ここ何週か続いています) その中で、番組スタッフ(あるいは、家族)が、「透視」されて、ここではないかと見当つけられた現場の写真を撮影したら、光やら、影やらが映っていて、それを超能力者は、「少女の霊」だといっていました。

別にこの番組だけではなく、心霊写真が登場する番組は今までもたくさんあり、そのたびに不思議に思っていたのは、写真に何か光やら影が映っていたら、まず、専門家の写真家、あるいは写真関係者(カメラメーカー、フィルムメーカー)に見て貰おうと考えないのだろうか?ということです。

写真関係者が見たらすぐわかるでしょう。超能力者の手を煩わせることはありません。今回の写真の一枚は、空中に漂っていたゴミにフラッシュの光が当たって、それがぼけた感じで映っているように見えました。(詳しく鑑定させてくれればもっとはっきりしますが。まあ、絶対やらせてくれないでしょうが)

また、林の中で撮影した写真に写っていた「人」のように見える影については、風が吹けば木の枝なども移動するし、それほどふしぎな写真ではありません。現に、そのくらいの「心霊写真」もどきは、俺は日常茶飯に撮っています。ロールシャッハテストのようなもので、「人」に見たい人には「人」に見えるし、「木の枝」に見たい人には「木の枝」に見える、あいまいさを持った写真です。

買ったばかりのデジカメで撮影したら、影のようなものが映りこみ、それがセンサーに付着したゴミだとわかったのは、つい先日のことです。ゴミ対策に写真家たちは頭を悩ませているというのに、ゴミが写りこんだものを「少女の霊」と言い切るのに、なにか根拠があるんでしょうか。

ひとつこういう理由が考えられます。「手がかりがまったくない」とは言わず、「霊がいる」と言ってあげることで、家族も癒されるのかもしれない、ということです。そういうことなら俺もわかります。

たかだか「心霊写真」に、こんなにむきになることもないのかもしれません。テレビ局にも、超能力者にも、俺は利害関係ないし、たんなる番組として見ていればいいのでしょう。でも、少女がいなくなっているのは事実です。家族にしたら、何にでもすがりたい気持ちでしょう。だからこそ番組にも出演したはずです。そんなとき「少女の霊」だと言っていることに、どうしても違和感を覚えます。俺が写真家だからでしょうか。

もしかしたら、みんな番組の娯楽性を了解済みで、「心霊写真」など、ほんとは信じてないのでしょうか? むきになっているのは俺ばかりでしょうか。それならそれでかまわないのですが。

俺は、すべての「心霊写真」や超能力、超常現象を信じないわけではありません。現段階の科学なんて、宇宙の真理からみれば、ミジンコが餌をあさっている程度にもなっていないでしょう。だからむしろ、俺は、超能力や超常現象も、あると信じています。ただし、「本物」をです。

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2006/01/15

「オリンパスフォトグラフィ」のインタビュー

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「オリンパスフォトグラフィ」2006年1月1日発行の「冬」号に、俺の棚田の写真とインタビューが掲載されています。

インタビュアーは、写真家・東京造形大学教授の柳本尚規氏。柳本氏は冒頭このように書いています。「風景は好きだが風景写真の多くが好きではない私はそんなにへそ曲がりではないと思う。何がといって、美しいと思うだろうといった雰囲気のありきたりの美しい写真、日本人の心を歌うといった感じの意味ありげな風景写真ほど鼻白むものはない。」と書いておられます。俺もまったく同感です。

ところで、自分が思い描いている「自分」と、他人が見ている「自分」とは、必ずしも同じではありません。「本当の自分」とはいったいどういうものか。たぶん、両方であり、また、どちらでもないのかもしれません。

「自分のことは自分が一番良く知っている」とも言いますが、俺は、そうとばかりも言えないなと考えています。世界中に俺一人しかいないんだったら、俺が自分で考えている「自分像」が正しいのでしょうが、実際問題、他人との関わりのなかで生きている(生かされている)俺なので、他人が見ている「自分像」の方が客観性があるような気もします。

柳本氏はこう書いてくれました。「・・・青柳さんには農業技師、土地や品種の改良に携わりいつも畦道を歩いて見回っている人、のような沈着と合理性を尊ぶ生き方を思わせる雰囲気が漂っている。・・・」

宮沢賢治を彷彿とさせないですか? ちょっとこの表現は「ほめすぎ」「かっこ良すぎ」という感じですが、他人が思い描く俺の「自分像」を知る上で、とても参考になります。俺は、もっと感情的で場当たり的な人間だというふうに「自分」を考えていますが、他人からはそうは思われていないのかも知れません。

そういえば、「まじめですね」と言われることもあります。俺自身は「俺の何がまじめなんだろう」といつも思っていますが、そう思わせる雰囲気はあるのかもしれません。だいたいにして、山形弁をしゃべっているだけで「素朴」「まじめ」「誠実」と勘違いされることはよくあります。そんなことないのにね。山形でも凶悪犯罪は起こっています。思い込みは良くありません。

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2005/12/11

栄養と料理 「砂漠の国イランに棚田を求めて」

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「料理と栄養」1月号にイランの棚田についての写真と記事が掲載されています。
機会があったら見てみてください。

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2005/10/20

「桃源郷」と「写真」

「桃源郷」とは、晋代の陶淵明作『桃花源記』が元になった「理想郷」といった意味の言葉です。中国湖南省が舞台になっていますが、実際「桃源」という町があります。

町の名前としては実在しますが、「理想郷」といった意味の「桃源郷」は、ほんとにどこかにあるんでしょうか?

俺は「ある」と信じています。そして「ない」とも思っています。まったく矛盾することを同時に信じているわけですね。どういうこと? つまり、俺はこう感じています。「桃源郷」を「ある」と信じて「探している状態」が「桃源郷」なのだと。
myanmar02

実際どこかの「桃源郷」にたどり着いたとしても、たどり着いた瞬間、「桃源郷」ではなくなってしまいます。どこの国、地域も旅行者にとっては理想郷でも、住んでいる人には生活の場であり、嫌なこともたくさんあって、決して理想的な「桃源郷」とは言えません。どこも一長一短あって、完璧な桃源郷はないのかもしれません。それもわかるんですが、「ない」と言ってしまうのも、なんか寂しすぎます。やっぱり俺は「ある」と思いたい。

それで写真を撮る行為なんですが、その理想とする「桃源郷」を探すことなんだろうなと思うんです。ただ「場所」ばかりではなく、精神的な「状態」も含みます。

この写真は「週刊朝日」に載せているミャンマーの親子の写真ですが、俺はこの親子の姿を借りて、俺の「桃源郷」を現しているんです。彼女たちの姿を見たとき「いいなあ」と感じました。もちろん俺はそれほど仏教を信じていませんので、仏教徒の理想としてではなくて、もっと根源的なこと、たとえば「生きることへのひたむきさ」とか「信じることの純粋さ」とかですね。そういった人間としての「理想」を目に見える形で表したもの、それが写真であったり、絵であったりすると俺は思っています。


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2005/10/16

「週刊朝日」ミャンマーの写真掲載

myanmar

10月18日発売の「週刊朝日」のグラビアにミャンマーの写真が掲載されます。

ミャンマー東北部シャン州にインレー湖がありますが、ここで行われる「ファウンドーウー祭り」の写真と、インレー湖から車で2時間のところにある「カックー」遺跡の写真です。

インレー湖上にある仏教寺院「ファウンドーウー」から仏像を乗せて、伝説の鳥カラウェイ船で村々を巡る祭りです。毎年10月ころ行われますが、写真はちょうど1年前撮影したものです。

また「カックー」は、外国人に開放されてまだ5年しかたたない遺跡ですが、ここには2000基を越すシャン、パオ、ビルマ様式の仏塔が林立する、凄みを感じさせる遺跡です。

ミャンマーは、アウンサン・スーチ氏の軟禁状態が続き、民主化の流れも滞り、先の見えない状態ですが、一般の人々の暮らしは仏教とともにあり、金箔が厚く貼られた仏像の前で一心不乱に祈りをささげている姿に、胸を打たれる思いがしたのでした。

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2005/08/23

「週刊新潮」にイランの写真

8月25日発売(東京近辺。地方は遅れるかもしれません)の「週刊新潮」9月1日号のグラビアに、イランの棚田の写真が掲載されます。今までこのブログで書いてきたのですが、イランの棚田が新潟、山形の棚田と似ていることを、写真を見ればわかってもらえるでしょう。

iran_03

これは、とびらで使っている写真です。田植えをしているおばさんですね。本当は、10代の女の子もいたのですが、どうしても写真は嫌だというので、おばさんだけの写真になってしまいました。

それと、「朝日新聞」の「ひと」欄に載るかもしれません。明日か明後日、と記者のS氏は言っていましたが。「かもしれません」とはあいまいですが。

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2005/08/04

モロッコ

久しぶりにモロッコのネガを見つけて懐かしくなり、どんな写真を撮っていたっけ?と、画像化(昔、暗室でやっていたころは、プリントと言ったわけですが。)してみました。
1984年ころ、約1ヶ月間モロッコ国内を旅して、スナップ写真を撮ったときのものです。まだ写真を撮り始めて間もないころで、どう撮るかもわからず、ただやりたいようにやっていた時期です。もちろん写真家になるなんて思ってもいませんでした。(漠然と希望はあったかもしれませんが)

mo_35
自分でいうのもなんですが、なかなかいい写真もありますね。売れるとか売れないとか、構図がどうのとかシャッタースピードがどうのとか、まったく無知で、だからかえって写真そのものに対しては純粋です。それが表れているように感じます。

写真を始めたころはけっこうモノクロもやっていましたが、ここ何年も撮っていません。でも、最近はモノクロがかえって好きになりつつあります。これだけ「色」が氾濫してしまうと、逆にモノクロが新鮮に映ります。そして、個人的にも初心に帰るという意味で、モノクロをまたやってみようかなと思ってます。どうも最近は、仕方のないこととは言え、「写真家」としていろんな知恵が付き過ぎましたからね。

モロッコ(a-Gallery)

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2005/07/17

イランの水田

ir_09

イランの水田で雑草取りをしている女性です。どこか懐かしい農作業風景ですね。ことさら日本と似ているといいたくないのですが(イラン人からすると、日本が似ているのですが)、なにしろ今まで俺が持っていた乾燥した砂漠のイメージ「イラン」とのギャップがものすごかったもので、つい棚田の風景が「日本とそっくり」といってしまいたくなるわけです。とくに新潟や山形と。

昨日から、新潟県十日町市松代の「農舞台」で写真展が始まっています。詳しくは、次のページを見てください。

写真展情報

10月上旬までやってますので、近くまでお越しの際は、どうぞのぞいてみてください。イランの棚田の写真パネルも展示します。上の写真も展示予定です。(イランのパネルだけは、プリントが間に合わなかったので、7月22日以降になります) 今回は、民族衣装の展示や、スライドショーをスクリーンで映すなどして、「空間」を作り上げました。松代駅のプラットホームからも、ちょっとだけ見えますよ。

8月20日には、スライドショー(レクチャー)も開きます。そのときも、イランの話をするつもりです。

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2005/07/13

どこでしょう?

さて、この写真はどこでしょう?
でも、さんざん今まで「イラン」のことを書いてきてるんだから、すぐわかってしまいますね。
そうです。これがイランの棚田です。
イランだといわれなければ、新潟県とか山形県とかいっても通じるでしょう。昔日本に出稼ぎに来ていたというイラン人のタクシードライバーは、カスピ海沿岸地方を走りながら「山形と似てるでしょう?」といったのです。(俺が山形出身だとは知りませんでした) 彼は日本滞在中、いろんなところを旅行したそうですが、山形へドライブしたとき、自分の故郷(つまり、カスピ海沿岸地方)とそっくりで驚いたらしいのです。

ir_02

カスピ海を日本海だと考えれば、新潟県山形県あたりと地形的・気候的条件が似ていても不思議ではありませんよね。

今、「オリザ館」の方で、イランの棚田のページを準備中です。7月23日ころ公開できると思います。

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2005/05/20

雲南棚田の写真 6

qingkou

すがすがしい朝の、チンコウ棚田。

半分は田植えが済んでいて、淡い緑色が美しい。

棚田については、「オリザ館」でどうぞ。

オリザ館

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2005/05/19

雲南棚田の写真 5

monpin05

棚田学会見学会のツアーで1週間、中国雲南省元陽にいってきました。

今回は、ルートを決める案内役だったので、あまり写真を撮っていませんが、この時期、元陽を訪ねたのは初めてだったし、いろんな専門家の方々といっしょだったので、興味深い旅になりました。

雨季の始まりなので、雨の心配をしていたのですが、まったく雨はなく、それどころか、毎日晴れて暑かったです。

なるべく地元の食事をと、普通のツアーでは行かない食堂でも食事を取りました。俺が個人で行くときは、普通に食べている食堂ですが、日本から突然いって大丈夫だろうかと、ちょっと心配もありましたが、だいたい「おいしい」と言ってもらえて一安心。

でも、今回食事にこだわったのは、単なる観光ツアーではなかったし、棚田学会のツアーなんだから、やっぱり地元の人たちがどんなものを食べているか知ることは、大切だと思ったからでした。

参加者のみなさん、かなり、俺の趣味を押し付けるかっこうになったかもしれないなと、少し反省してます。自分は食べられるから、みんなも食べられるとは限らないんですよね。

さて、この上写真ですが、モンピン棚田(老虎嘴棚田)です。田植え後の青々とした田んぼは美しかったです。


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2005/03/23

雲南棚田の写真 4

Duoyishu_04
今日は、元陽県多依樹の写真です。

この下の方に棚田が広がっているんですが、この日、結局雲海が晴れなかったので、棚田撮影はあきらめて、村の写真だけ撮りました。

逆光ぎみの光が、霧に当たって、幻想的な雰囲気になっています。刻々と変化する霧。ずっと見ていても飽きません。

棚田の写真は「オリザ館」でどうぞ。日本、アジア各地の棚田の写真を掲載しています。

yaオリザ館


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2005/03/13

雲南棚田の写真 3

mengpin07これは、元陽県モンピンの棚田です。

モンピンは、元陽新街鎮から約20kmのところにあるイ族の村ですが、ここに今は展望台もできて、毎日観光客でにぎわっています。みやげ物売りの屋台や、民族衣装の女の子たちが、歌や踊りを見せる商売をやっています。

棚田は、崖の下に広がっています。最近は、写真のようにビニールハウスが多くなってきました。苗を育てている苗床です。

そのビニールハウスが、夕日を受けて光っていますが、不気味な感じです。細胞に巣くった寄生虫のようにも見えます。

でも、これは棚田の現代的光景と言えるでしょう。

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2005/03/09

雲南棚田の写真 2

bada_01
昨日に引き続いて、元陽県バーダーの棚田です。

空撮のように見えるかもしれませんが、これは300mほどの高さの崖のふちから下を見下ろして撮った写真です。

このしわしわ模様。気持ち悪くないですか?
俺は、こういうのを「吐き気がするほど美しい」といっているんですが、実際その場に立った人は同意してくれます。

崖のふちに立っているせいもあるんでしょうね。つい谷に引き込まれそうになって、頭がくらくらします。
その瞬間、異様な感覚になります。吐き気がします。でも棚田は圧倒的に胸に迫ってくるんです。「美しい」と表現する以外ないんです。

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2005/03/08

雲南棚田の写真

quanfu_02

ようやく今回2月の雲南で撮ってきた写真の整理を始めたところです。

これは、元陽県全福庄という村の近くで朝9時半ころ撮った写真ですが、この15分前まで、霧で何も見えませんでした。

「今日は何も見えないなぁ」とあきらめかけていると、突然、霧が晴れだし、スーッと谷の下のほうに引いていきました。あわててカメラを出して撮ったものです。

このあと、5分ほどで霧は見えなくなってしまいました。ほんとに、元陽の天気はわからない。山の天気です。

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