スリランカ 中央山地の棚田

120127_1 120218_2 120218_3
Img_2308 Img_2879 Img_2932
Img_3075 Img_3179 120218_1
120224_2 120225_1

スリランカの中央山地の町、ハプタレ、エッラを中心に周辺の棚田を歩いてみた。

この棚田地帯では、数年前まで1年で2回コメを作っていたが、ミャンマーなど外国産米が輸入されるようになって米価が下がり、現在は、1回目はコメ、2回目はジャガイモ、キャベツ、ナスなどの野菜を作る農家が増えてきているとのこと。

コメは自分たちが食べる分、野菜は現金収入を得るためだ。

村で出会った男は言った。

「田んぼは、この数年で劇的に変化しました」

この辺りの棚田は水田と畑が混在し、半年ごとに「棚田風景」と「段畑風景」を見ることになる。野菜を運びやすい大きな道路の近くではとくに段畑が多いようである。

「あなた日本人? 野菜の中で、ニンジンやキャベツは、日本人が教えてくれたものですよ」

意外なところで日本の農業支援活動を知ることにもなった。

スリランカのコメを使った食品で興味を引かれたのは、「アーッパ」 (別名ホッパー)と呼ぶもので、米粉を水で溶いたものにココナツミルク、塩、砂糖を少々入れて、発酵させたものを小さな手鍋で焼く、見た目は鍋の形をしたクレープ状のコメ食品だ。

ご飯の代わりにカレーや和え物「サンボル」を付けて食べる。また、バターやジャムを塗って、パンのような食べ方もする。飲み物は、もちろんお茶だ。砂糖とミルクがたっぷり入った地元産の紅茶である。