2026/10/11
2026/10/09
2026/10/08
2026/10/07
人といっしょに歩く犬
BRUTUS「犬と、暮らせば。」のWEB版はこちらです。
https://brutus.jp/post-528361/
数ある犬像の中でも、人といっしょに歩いた犬には思い入れがあります。例えば、和歌山県九度山町の高野山への案内犬ゴンです。
ゴンは、昭和60年代、九度山駅と慈尊院を結ぶ途中にある、丹生橋の近くに住みついた白い雄の野良犬でした。慈尊院の鐘の音に反応したので「ゴン」と呼ばれるようになりました。
ゴンは「弘法大師の案内犬の生まれ変わり」「お大師さんの犬」とも呼ばれました。約1200年前、弘法大師が、狩場明神に連れられた2匹の犬に道案内されて高野山を開いたという伝説があります。だからゴンが高野山まで人を案内していることで、そう呼ばれたことは自然だったのでしょう。
「ゴンが、本当に高野山まで人を案内しているのか、疑う人もいました」と住職は言いました。
そうなんでしょうね。片道24kmというから往復48km。本当だろうか?という疑問が生まれるのも当然かと思います。
でも、俺のフィリピンを初めとして、まだ地域犬がうろうろしているアジアの国々の体験から、ゴンが高野山と慈尊院を行き来していたというのは本当ではないかと直観的に思いました。
ルソン島の世界文化遺産、イフガオ族の棚田が広がるバダッド村へ行った時のことです。
バダッド村に滞在していた俺はバナウエの町に戻るために、峠越えをして車道まで出ることになりました。その間直線距離では5kmくらいだと思います。ただ、荷物を背負っているし、途中峠を登らなければならない山道なので、3時間はかかりました。
バダッド村を出発した時、俺の後になったり先になったりしながら付いてくる1匹の子犬に気がつきました。たしか泊まっていたサイモンズ・ゲストハウスにいた子犬かなと思いましたが、そのうち、ゲストハウスに戻っていくだろうと思っていました。
ところがその子犬は峠までいっしょに付いてきてしまったのです。だいじょうぶか?帰れるか?と心配になってしまいました。
その後も峠どころか、結局車道まで付いてきてしまいました。特別その子犬を可愛がったりもしていなかったので、どうして俺がこの子犬に好かれるのか理解できませんでした。まるで俺を車道まで案内してくれたように感じました。
ちなみに、ルソン島北部には、長者が犬を連れて狩りに出た帰り、犬が突然悲しげに鳴いて走り出したので、あとを追って行くと死者たちの村に案内されたという昔話があるそうです。(大木卓著『犬のフォークロア』)
俺に付いてきた子犬が村に帰ったのかどうかは確かめていないのでわかりませんが、どうも、これは犬の一種の習性ではないかなと、今は思います。
人間が歩いていると、何かのタイミングでいっしょに付いていくようなところがあるのではないかと。(たしか仁科邦男著 『犬の伊勢参り』にもそんなことが書いてあったような)
フィリピン以外でも、たとえば、インドネシア・バリ島、スリランカ、ネパールなどでも、犬が人に付いてくることがままあったからです。
だから犬の習性としても、人間といっしょに歩くのが、ゴンにとっては嬉しいこと、気持ちの良いこと、幸せに感じることであったから続けていたのではないかと思うのです。人間に強制されたわけではないのは確かだし、ゴンの自発的な意思として。
住職はこうも言っています。
「ゴンは、繋がれるのが嫌いな犬でした。私の姿を見ると、繋がれるのでは?と、こそこそして逃げることもありましたねぇ」
ゴンの地域犬(里犬)としての感覚として、人間に管理されてしまう窮屈は理解していたのではないかな。ゴンは特別に自由に歩きたい犬。歩くことが好きだった犬のような気がします。
2026/10/06
BRUTUS最新号「犬と、暮らせば。」で、全国の犬像
日本には津々浦々に驚くほど多くの犬の像がある。
写真家・青柳健二さんに、「像」になったレジェンド犬を聞きました。
①聖徳太子の雪丸 / 奈良・達磨寺
聖徳太子の愛犬、雪丸の石像。人の言葉を理解して経を読んだと伝わる。
BRUTUS最新号は「犬と、暮らせば。」 https://t.co/rFmOiSx5kP
— BRUTUS (@BRUTUS_mag) October 4, 2026
BRUTUS最新号は「犬と、暮らせば。」で、【伝説】として日本各地の犬像が紹介されています。
そのなかで、奈良県王寺町の達磨寺の聖徳太子の愛犬だったといわれる「雪丸塚」があります。
石造の雪丸像は、丸っこくてかわいい姿で愛嬌があります。デフォルメされた像ですが、けっこう現代的なデザイン。古さを感じさせないので、初め、最近作ったのでは?と疑ったくらいだが、江戸時代に作られたとされるものです。
寺の門の前におしゃれな烏帽子を被った雪丸のキャラクター像が立っています。
平成23年2月、王寺町商工会がキャラクターデザインを一般公募して、現在の「雪丸」が生まれました。
平成25年6月には「雪丸」が「王寺町公式マスコット」に認定され、同年8月、ゆるキャラ「雪丸」がデビューし「王寺町観光広報大使」に任命されました。
平成26年11月、「ゆるキャラグランプリ2014」では、401189票を獲得している人気のゆるキャラです。
2026/10/04
2026/10/03
2026/09/30
八王子市 塩野倉之助屋敷跡の御嶽神社
八王子市川口町の御嶽神社を参拝しました。
神社は川口川に架かる唐犬橋の近く、住宅街の中にあります。「困民党指導者 塩野倉之助屋敷跡」の石碑が立っていて、お地蔵様と供養塔なども置かれています。
明治時代に起きた農民運動「川口困民党(多摩北部困民党)」の拠点となった歴史的な史跡だそうです。
塩野倉之助屋敷跡保存会が建てた解説看板によると、以下のような運動でした。
「明治14年(1881年)からの松方財政によってインフレからデフレに急変し、くわえて関東の養蚕地帯は、生糸価格の暴落で激しい打撃をうけた。17年、困窮した農民は、困民党を結成して立ち上がった。多摩の北部の農民は、下川口村唐松の豪農塩野倉之助に助けを求めた。(中略)9月5日、塩野を先頭とする約210名の農民は西中野村の明神山に集結、八王子警察署へ押しかけて解決を迫った。だが全員が逮捕され、塩野ら指導者は裁判にかけられ、獄窓につながれた。」
2026/09/29
【犬狼物語 其の八百六十一】あきる野市 小和田の御嶽神社
何度か紹介済ですが、あきる野市と言えば、小和田の御嶽神社です。
神社の扁額「御嶽神社」には見覚えのある一対の黒い狼像が向かい合うように配されていて、社殿の前に置かれている像も、お犬さま(狼)像なのでしょうが、どうも犬像のように見えてしまいます。台座を確かめると昭和49年4月に奉納されたものでした。全般に新しい狼像は「犬」に寄っていく傾向があるように思います。
それともう一対、お犬さま(狼)像があります。社殿の右奥の祠の両脇に控えている像です。
こちらは古そうで左側のは胴体に修復の跡が残り、右側のは前足が折れてしまい針金で固定されています。
ネットで調べると、以前、この古い方のお犬さま像は社殿の中に置かれていたようです。
姿も面白い。まるでアヒルのくちばしのように出ています。「大口真神」の「大口」を誇張した像なのでしょうか。





























































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