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2005/02/01

スローライフの過激派

昔の旅の思い出話(自慢話?)は、3月になってからはじめます。今度の日曜日から、また雲南省へいってしまうので、中途半端になってしまうからです。
そこで、今日は、一週間前に行った山形行きの話をします。新宿から出ている高速バスに乗ったのですが、なんと、その便の乗客は俺一人だけでした。路線バスなので、一人でも出発します。昔の中国だったら、「今日は出ないから、明日また来い」と言われていたでしょう。なるべく早く着きたいので途中の休憩もいらなかったのですが、ちゃんと休憩前はアナウンスのテープが流れ、パーキングに3度止まりました。たぶん、会社の規定で休憩を取らなくちゃならないのかなと俺も思ったので、何も言わずにドライバーに従いました。
ところが最後の休憩が終わったとき「お客さん、早く着いてもいいですか?」とドライバーから聞かれました。「早く? 早く着くのにこしたことないでしょう」と俺が言うと、「早く着くとクレーム出すお客さんがいるので」と言いました。「早く着いて文句を言う人がいるんですか?」と聞くと、俺がそういう人間ではないと安心したらしく「いやあ、最近はいろんな人がいるんですよ。遅く着いて文句を言う人ならわかりますがね、早く着いて怒鳴られるのはわかりませんねえ」
俺は今回忙しくなかったし、だから新幹線と比べると運賃が安いバスにしたので、急いでいたわけではありませんが、それでも「なるべく早く着きたい」とは思っていました。でもどんな事情かわかりませんが、早く着いて文句を言う人がいるということに、面白いなあと思いました。「スローライフ」の過激派でしょうか?

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