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2005/06/12

イランから 3

午前中、エスファハン郊外のゾロアスター教の廃墟へバスでいったんですが、観光客もいなくて俺一人、そこに制服を着た警官が現れ、ずっとついてきました。カメラを貸せというので、仕方なく貸すと、勝手に撮り始めるし、これはまいったなぁという感じでした。
たまたま近くには水田があって、廃墟から降りていってみました。エスファハーン郊外でも稲作が行われることは知っていましたが、まさか今日見れるとは思いませんでした、
田植えの作業している4人の青年たちは、農家ではなくて、100kmも離れたところからバイクでやってきて、1日15ドルで田植えを請け負ってやっているということです。それと米の収量なんかを、片言のペルシャ語と英語で根堀葉堀聞きました。
さて帰ろうとしたとき、パトカーがやってきて、ずっといっしょだった例の警官が何か俺のことをパトカーの3人に説明したら、車に乗れといわれました。お偉いさんらしき人物が、本部と無線のやり取りを始めました。
しつこく田んぼのことを聞いたのがまずかったかなとか思いこんでしまい、これは、車に乗ったらやばいと思い、「近くの観光地に寄って帰るからいいです」と、断わりました。でも、後ろの座席には銃を持った警官もいて、4人から乗れ乗れといわれて仕方なく乗ってしまいました。
結局、そのもうひとつの観光地まで乗せてくれただけだったが、冷や汗ものでした。別に悪いことをしたわけではないのですが、警察署でいろいろ聞かれるのは覚悟したので、ほっとして、しばらくチャイハネで呆然としていまいた。田んぼの写真撮ってスパイにされるわけないのにね。偽警官から金品騙し取られたという話を聞いたので、なおさら妄想が広がったようです。


ペルセポリス遺跡&シーラーズ&ヤズド(aoyagi)

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