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2005/08/31

朝日新聞「ひと」

8月26日、朝日新聞「ひと」欄に載っていましたね。

小泉さん、岡田さんと並んで、同じような大きさで載っていたので、どこか新党の党首か? あるいは、刺客か?と一瞬思った人もいたようです。「棚田党」とかですかね。

それにしても、ホームページでは「反米」的なことを書いている俺なのに、写真は、しっかりとアメリカ製の「Wrangler」のTシャツを着ているんだから、いいかげんというか、間が悪いというか。自分ながら苦笑してしまいます。

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2005/08/25

イランの棚田

今日、大雨の中、本屋へ行って「週刊新潮」を4冊買ってきました。

棚田の緑が爽やかで、すがすがしい感じに仕上がっていたので一安心です。夏のグラビアにはぴったりだったかも。涼しげです。水着の女の子もいいけど、イランの棚田もいいよ。(自画自賛していますが、いつものことなので気にせんでください)

ところで、もうひとつ「朝日新聞」の方は、明日26日の朝刊だと、さっき記者のSさんから連絡が来ました。よほど大きな事件、事故がないかぎり、「ひと」欄に掲載されるそうです。先に断っておく方が楽なのでそうしますが、俺はかっこいい中年バックパッカーではありませんので、顔写真には期待しないでください。

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2005/08/23

「週刊新潮」にイランの写真

8月25日発売(東京近辺。地方は遅れるかもしれません)の「週刊新潮」9月1日号のグラビアに、イランの棚田の写真が掲載されます。今までこのブログで書いてきたのですが、イランの棚田が新潟、山形の棚田と似ていることを、写真を見ればわかってもらえるでしょう。

iran_03

これは、とびらで使っている写真です。田植えをしているおばさんですね。本当は、10代の女の子もいたのですが、どうしても写真は嫌だというので、おばさんだけの写真になってしまいました。

それと、「朝日新聞」の「ひと」欄に載るかもしれません。明日か明後日、と記者のS氏は言っていましたが。「かもしれません」とはあいまいですが。

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2005/08/22

新潟から戻りました

新潟県十日町松代の写真展会場でスライドショーをやってきました。

そのとき、15年ほど前、中国の新疆で会ったカメラマンKさんが来てくれて、再会しました。あれ以来、会っていなかったので、びっくりです。Kさんは松之山の古民家を買って(借りて)、東京から移住してきたそうです。もう3年以上経ったとのこと。

翌日(昨日)、Kさんのお宅に寄りました。ちょうど棚田の畦の草刈をやっていたので、終わるまで待っていました。

茅葺の民家はかなり古かったらしく、壁と床を自分で修理したそうです。居間には囲炉裏があって、薪でお湯を沸かしコーヒーをいれてくれました。

Kさんは、あるときたまたまこの集落のそばを通り、一目で気に入ったといいます。それから3年ほどここに通ったそうですが、とうとう住むことを決心しました。

村は、松之山でも一番過疎が進んだところだそうです。現在村の人口は8人。Kさんは47歳ですが、もちろん一番若い住人です。このままでは、村は死んでしまう。その危機感に、Kさんはなんとかしたいと考えているようです。

俺にさかんに、ここに移住しませんか?と勧めます。空き家はあるそうです。俺も遠い将来、こういう生活をやるかもしれませんが、まだ具体的には考えられません。今のところは街に住んでいたいですね。

だれか若い人で、住みたいという人がいれば、紹介しますよ。面倒見がいい人なので、たぶん田舎暮らしのイロハを手取り足取り教えてくれるでしょう。景色は最高です。雪も4m降ります。いいところです。

ただし、「自然が好き」とかいう理由では、田舎暮らしは長続きしません。結局、人間関係に尽きます。人間関係がわずらわしいと思う人は駄目でしょうね。(これはKさんも認めるところです)

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2005/08/13

小泉さん

最初に断っておきますが、俺は政治のことは詳しくありません。ただ、小泉純一郎という人間に興味を持っているだけです。(自民党に投票するとか、しないとかいう話ではありませんので、念のため)

一連の衆院解散劇。面白いですねえ。
郵政民営化法案に賛成しなかった議員は自民党の公認を得られず、それどころか、対立候補まで出されて右往左往しています。

彼らは小泉さんがそこまでやらないだろうと、高をくくっていたところが、はっきり見えるような気がします。小泉さんのことを甘くみていたようです。というか、それまでは、そこまでやらないという暗黙の了解のようなものがあったらしい。現に、議員の中には、今回の小泉さんの仕打ちに「非常識」だと言っている人たちもいます。今までのなれ合い行動を見事に裏切ってくれて、俺は爽快感さえ覚えます。

小泉さんが政治家として立派なのかどうか、郵政民営化法案が今の時点で可決された方がいいのか、正直俺はわかりません。でもただひとつ、政治音痴の俺でさえ拍手を送りたくなったのは、小泉さんが「自民党をぶっ壊す」と言った言葉通りに実行している点においてです。

もちろん彼も政治家ですから、いろんな計算やら駆け引きはあるのでしょう。言葉、スローガン作りに長けた小泉さんの、「改革者小泉」の演出に、俺もまんまと乗せられているのかもしれません。だとしても、小泉さんが古い体質のなれ合い政治家たちに動揺を与えたのは事実だし、この点だけは気にいっているんです。俺もどちらかというと、人と群れを作るのは苦手で、小泉さんは、だから生理的に受け入れやすいのかもしれません。

既得権を持った人間が、才能があっても下から出ようとする芽を押しつぶし、あくまでも、既得権を持つ者同士でなれ合いの付き合いで、利権を維持しようとする社会。橋建設の談合事件が明るみになりましたが、これなんかも、今の社会を象徴するような出来事です。公平じゃありません。貧乏人は、ますます貧乏人に、金持ちはますます金持ちに、そんな不公平な閉塞感いっぱいの社会を打ち破ってくれるのではないか、そんな期待感があります。ぜひ、ぶっ壊してほしいと思います。

ただ、彼は「ぶっ壊す」のは得意であっても、新しい社会を作ることは不得意かもしれません。まあ、そうなったら今度は別な才能を持った政治家を選べばいいわけですが。あくまでも、選ぶのは俺たち有権者です。鋭い勘を働かせて。

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2005/08/09

原爆を落とされた国民

イランへいったとき、よく「ヒロシマ、ナガサキ」のことが話題に出ました。俺から触れたわけではありません。イラン人の方から原爆の話をしてくるんです。そして、一様に、原爆を落とされた側の人間(つまり俺、日本人)なんだから、落とした側のアメリカは当然嫌いだろう、という感じで「反米」への同意を求める雰囲気がありました。

「原爆が落とされた」という理由で、「アメリカが嫌いだ」という日本人は、広島、長崎で実際被爆された人たちやその家族たち、それから沖縄の人たちを除いて、ほとんどいないんではないでしょうか? 俺は、こういう日本人の事情をイラン人の前では言えませんでした。なぜか恥ずかしかったからです。原爆でたくさんの人間が殺されたんだから、怒って当然だ、というのが世界の常識でしょう。戦争をしかけた方、負けた方は、一般の市民が無残に殺されても、怒るのは筋違いだとでも言うんでしょうか?それはあんまりでしょう。

「原爆を落とされて、戦争が速く終わって良かった」とか言う日本人までいるんだから、ますますイラン人には、こんな国民は理解できないかもしれません。日本人は、ほんとにアメリカによって、骨抜きにされてしまったのでしょうか。無批判にアメリカ文化を受け入れてしまう一部の日本人たち、恥ずかしいです。

この前、原爆関連の番組で、原爆の研究者だっけ?アメリカ人のおっさんが出ていました。広島の被爆者の前で、「私は正しかった。だから謝るつもりはない」というような発言があって、愕然としました。よくもそんなことが言えるもんだと。あらためて、傲慢なアメリカ人に腹が立ちました。

俺は今まで「反米」というほど強い考えを持ってはいませんでしたが、最近のアメリカを見ていると、だんだん嫌いになっていきます。ただ、悲しいかな、アメリカ文化を完全には拒否できない自分がいます。東京に出ると、ついついマックで、ハンバーガーを食べてしまうんです。俺も恥ずかしい日本人のひとりです。

「反米」といいながら、なかなかアメリカを拒否できない複雑な感情は、イラン人といっしょかもしれません。どうすりゃいいんでしょう。

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2005/08/04

モロッコ

久しぶりにモロッコのネガを見つけて懐かしくなり、どんな写真を撮っていたっけ?と、画像化(昔、暗室でやっていたころは、プリントと言ったわけですが。)してみました。
1984年ころ、約1ヶ月間モロッコ国内を旅して、スナップ写真を撮ったときのものです。まだ写真を撮り始めて間もないころで、どう撮るかもわからず、ただやりたいようにやっていた時期です。もちろん写真家になるなんて思ってもいませんでした。(漠然と希望はあったかもしれませんが)

mo_35
自分でいうのもなんですが、なかなかいい写真もありますね。売れるとか売れないとか、構図がどうのとかシャッタースピードがどうのとか、まったく無知で、だからかえって写真そのものに対しては純粋です。それが表れているように感じます。

写真を始めたころはけっこうモノクロもやっていましたが、ここ何年も撮っていません。でも、最近はモノクロがかえって好きになりつつあります。これだけ「色」が氾濫してしまうと、逆にモノクロが新鮮に映ります。そして、個人的にも初心に帰るという意味で、モノクロをまたやってみようかなと思ってます。どうも最近は、仕方のないこととは言え、「写真家」としていろんな知恵が付き過ぎましたからね。

モロッコ(a-Gallery)

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2005/08/03

今度の日曜日、棚田学会大会

今、スライドショーのファイルを作っているところです。

今度の日曜日、8月7日、棚田学会大会があります。
いろんなプログラムがありますが、その中のシンポジウム「棚田からアジアが見えるⅡ」(14:00~)パネルディスカッションで、俺は20分間、スライドショーによる発表を行います。発表は、だいたい16時ころになりそうです。
「雲南省元陽県の棚田とイラン・カスピ海沿岸地方の棚田」です。もちろんイランの棚田は、この前行ったときのもの。ホームページ以外で公開するのは今回が初めてといってもいいでしょう。どんな反応があるのか楽しみです。

会場、時間などは、次のページを参考にしてください。

棚田学会大会について

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