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2005/10/25

京都

10月24日、晴れ

今日は午前11時に埼玉県の自宅を出て、八王子から高速に乗った。途中3回の休憩をして、きれいに色付き始めている紅葉も横目で見て、暗くなってから滋賀県彦根のインターを下りて、国道8号線沿いの道の駅(名前忘れた)に到着。午後7時。今日の走行距離は、470km。さすがに軽自動車では疲れるな。

隣に止まった地元のおじさんが、俺の「所沢」ナンバーを見て、俺の顔を見て、またナンバーを見た。そんなに珍しいかい? 所沢ナンバー。軽では驚くかも。「よく来たねえ」という同情というよりも、哀れみに近い表情が気になった。近くの食堂で食事して、午後9時には寝る準備。

国道に面しているが、奥まで入ると静かでいい。インドネシアのバティック布を窓につるして外光を遮断するから、家で寝ているのとあまり変わらない快適さ。外から見たら怪しいぞ。へんな車がいるなんて通報されたりして。
予想以上に寒い。でも大丈夫、そこは抜かりなく、布団も持ってきたので快適。


10月25日、晴れ時々雲

nagarebasi

午前5時に起きてしまった。どうも寝付かれなかった。まだ慣れないせいだろう。

出発。8号線を京都までいって、そこから1号線で大阪方面へ。まず今日の目的は、八幡市の木津川にかかる流れ橋。よく時代劇のロケとしても使われる有名な橋。ちょっと道に迷ってしまい、橋の休憩所とは反対側の土手に出てしまった。

車は通れないが、人や自転車やバイクは通る。生活道路なのだ。ちょうど学生が学校へ行く時間らしく、何人かこの橋を通っていった。なかなかいいね。単なる観光の橋ではなくて、地元でちゃんと使っているものというのは。だからこの景観を残そうというリストにも入ったわけである。
この木の橋は両側に欄干のようなものはない。バイクがスピードを上げて通るのでけっこう怖い。

写真を撮っていると声をかけられた。65歳くらいの地元のおじいさん。おじいさんも写真が趣味らしい。だから、どこから撮影すればいいか教えてくれた。いろいろ話していたら、俺が「プロ」らしいということがばれたので、雲南の棚田のポストカードをあげた。裏には写真集の宣伝が書いてあるが、気がついてくれるかな。

おじいさんの話では、2ヶ月ほど前、子どもたち(といっても、中学生か高校生らしいが)が橋で花火をして燃やしてしまったという。そこは焼け焦げていて、バリケード張られていた。ちょうどこのバリケードが、写真的には目立つ場所にあり、ちょっと困った。全体ではなくて、部分を切り取ることにする。

木津川をあとにして、また京都に戻った。そこから国道162号線で北山へ向かう。北山杉の林業景観である。
京都から北へしばらく走ると、道は狭くなり、カーブが多くなる。それでもダンプが猛スピードをあげてやってくるので、危ない道だ。「危ない道」と看板も出ていた。高山寺あたりから周りの山には杉林が多くなる。なかなか美しい。ほんとなら、冬景色なんかもいいのだろうが、とりあえず、今回は秋の風景を撮影しておく。まだ紅葉の盛りには早いようだ。あと1週間くらいだろうか。
kitayamasugi

北山杉の資料館によってみた。川端康成の「古都」の一章を刻んだ碑が立っている。「北山杉資料館」という。レストランにもなっている。もともと材木屋さんだった個人が経営しているという。北山杉のことを知るにはいい場所だ。昔の写真もある。

奥さんが丸太を30cmくらい切ったやつを10個ほど並べていたので、なんですか?と聞くと、学生さんたちの杉の皮はぎ体験の準備中とのこと。

そのもっと先、京北までいってみた。帰りながら、北山杉の写真を撮る。そしてまた京都市内に帰ってきた。スパーの駐車場で、この日記を書いて、アップした。

これからどうするか? 明日は四国を目指す。昨日の長距離運転。そして今日は早朝からの撮影だったので、今晩は近くの道の駅でとまることにする。

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