イタリア映画 「苦い米」 1
最近、人から聞いて知ったのですが「苦い米」というイタリア映画があるそうです。インターネットで調べたら、次のようなことがわかりました。
「苦い米(Riso Amaro)」
1949年度作品。
監督ジュゼッペ・デ・サンテス。
出演シルヴァーナ・マンガーノ。
イタリア北部ポー川流域の水田地帯が舞台で、季節労働者たちの映画らしい。ホームページではみなさん「いい映画だった」と書いているので、たぶんそうだと期待します。
イタリアはヨーロッパでの米どころ。FAOの資料(2004年)によると、コメ生産量は世界で27番目です。ちなみに、第1位は中国ですが、日本は11位、イランは19位です。最近はエジプトあたりから安いコメが入ってくるようになって、水田が減っているようです。棚田は本当にあるんでしょうか?
また、棚田か?と、あきれないでください。ベトナム北部サパの棚田にいたとき、ゲストハウスで知り合ったドイツ人女性が、俺がアジアの棚田を撮っていることを知って、「そういうライステラスなら、イタリアでも見た気がしますよ」と教えてくれたのでした。それからいろいろ調べてみると、たしかに北部イタリアでは稲作をやっていることがわかりました。
イタリア人が棚田でカンツォーネなど歌いながら田植えをしているんだろうか?と、想像だけは膨らんでいます。そんなとき、この「苦い米」という名作の話を聞いたので、ぜひ観てみたいと思っています。
だれか、どのかのレンタルビデオ屋で見かけた人はいないでしょうか? 古い映画なので、大手のレンタルビデオ屋では置いていないとは思うんですが。VHS中古ビデオが売られているのは、インターネットで見つけました。
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ようやくビデオを探して観ることができました。その記事はこちらで。(2006/10/16)
イタリア映画 「苦い米」 2
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コメント
アルガツトムさん
コメント、ありがとうございます。
映画を観たのはだいぶ前のことになってしまいますが、あまりにも日本と似ている田植え風景に、驚いたのを覚えています。
棚田がなくて残念でしたが。
今、このイタリアの水田はどうなっているのでしょうかねぇ。アフリカからの安いコメが入っていると聞いていたので、まだこの水田はあるのかな。
投稿: あおやぎ | 2022/02/21 08:46
1949年のイタリアは同じ敗戦国の日本同様まだまだ貧しかったようだ。ここで生きている陽気で生活力あふれるイタリア女性が描かれている。田植えの単調さ、辛さを吹き飛ばす田植え歌がこれも日本と同様に歌われていたのだろうか。イタリアの男女関係も日本と同様で、男に惹かれる女、女を口説く男、世界のどこでも同じ情景が繰り広げられてきた。スマホが不可欠になった現代の生活の以前に有った素朴な、のどかな、原始的と言えばいえる、良かった昔が描かれている。なつかしい昔あった絵だ。
投稿: アルガツトム | 2022/02/11 18:20