右脳を刺激する選手、村主章枝。
いよいよ始まりました。トリノ・オリンピック。いろんな競技が楽しみです。
その中のひとつ、フィギュアスケート、村主章枝(すぐりふみえ)選手のファンの一人としては、今回村主選手がオリンピックに出れたことはほんとに良かったです。
彼女は1980年12月31日千葉市生まれですが、父親が日本航空国際線パイロットの仕事の関係で、3歳から5歳まで米国アラスカ州アンカレジに住んでいました。そこでスケートを始めたといいます。
村主選手の演技には独特の世界を感じます。俺は「競技」というよりも「演技」として見ているからでしょうか。彼女の表現力はすばらしいですね。2005年12月のNHK杯、全日本選手権のときは、観客を総立ちにさせるすばらしい演技を披露して会場を村主ワールドに染めました。
彼女はあるインタビューで答えています。
「技術にとらわれすぎると、逆にハートが入らなくてお客さんに伝わらない。その技術とハートのバランスがとても難しいところです。」
「フィギュアスケートのよさは、演技を通して自分のメッセージを人々に伝えられること。しかもスポーツですから、競技という部分もあります。」
「ジャンプやターンに固執していなかった昔というのは、いかに美しく滑るかをみな考えていたわけです。」
(「力の意志」2002年6月号より)
彼女は、技術よりも表現にこだわっているようです。選手それぞれにいろんな持ち味がありますが、彼女の持ち味は、やはり「美しさ」を追求する表現のすばらしさでしょう。スポーツ選手というよりも、芸術家とかアーティストと呼びたくなります。もちろん、表現を支える技術がなければだめなことは言うまでもないですが。
もともと俺は写真も本格的に勉強したことはなくて、ただ、「旅」を表現したいという思いだけで続けてきたので、写真家と名乗ってはいますが、正直言うとカメラそのものやテクニックのことはあんまり詳しくはありません。(それで恥をかくことも多いです)
テクニックに興味がないと言ったら極端ですが、「撮りたい」という気持ちの方が先行し、テクニックはあとで付いてくるなどと考えて、努力を怠ってきたといえるかもしれませんが。まあ、こんな俺でも、20年も続けてきたら、人並みの技術はいつのまにか付くものです。
だからと言って、それは村主選手とは違う点でもあるでしょう。あのやさしい表情の裏には、血の滲むような努力があったことは想像できます。
とにかく、村主選手の目指す方向性が、俺の感性と合うんでしょうね。だから応援したくなる。ジャンプなどの技を追求する選手を「左脳を刺激する選手」だとすれば、彼女は「右脳を刺激する選手」なのです。みんなの魂を揺さぶるような印象に残る演技を期待しています。
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コメント
なかなかメダル取れませんねえ。
テレビを見ていると、どんな選手も「メダルに近い」と紹介されるので、予備知識のない俺なんか、それを信じて期待してしまうんですが、試合が始まってみると、「強い人いっぱいいるじゃないか」ということになってしまい、がっかりしてしまいます。
なんだかマスコミに「メダル、メダル」とあおられているようです。まあ、盛り上げないと、視聴率も上がらないからなのかもしれませんが。
投稿: あおやぎ | 2006/02/16 07:34
Buenas noches. サミィです☆
岡崎選手、さんねんでしたぁ(´・ω・`)
日本、どうにもあと一歩が遠いです…( ´_ゝ`)
投稿: Sammy | 2006/02/16 03:31
名犬★らっち〜 さん
サミィさん
メダル争いとは関係なく演技を楽しめるのが、村主選手のような気がします。
来週が待ち遠しいですね。
投稿: あおやぎ | 2006/02/15 00:20
TBありがとうございました(^▽^) サミィです☆
村主選手の表現力ゎ素晴らしいですね。
トリハダもんです(≧∀≦)
あの憂いを帯びた表情。
彼女は世界を持っていますね(^ω^)
投稿: Sammy | 2006/02/14 23:00
どうも、はじめまして。村主選手の演技って、本当に繊細で芸術性の高いモノだとワタシも感じます。本日現在、日本ではメダル獲得選手は出ていませんが、選手たちが言っているように、「自分なりの演技、結果が出せたらいい」というように、あまり「メダル、メダル〜」と期待しすぎないほうがいいのでは?と思います。プログ拝見させて頂きました。“バックパッカー”…ワタシも一度はしてみたかったです…。今は歳をとったせいか、時間がとれないせいか、なかなか難しいのです。小林紀晴さんの作品は何本か持っています。読むたびに、「ワタシもこんな生活捨てて、一度は行きたい〜」と思います。昨年、フィリピン・セブ島に行きましたが、すごく悲しかったのひと言。貧富の差が激しく、いたたまれない気持ちになりました。
投稿: 名犬★らっち〜 | 2006/02/14 14:16