明日から「宇宙」が変わるかも
国際天文学連合の総会で、「惑星」の新しい定義を検討中。それが通れば、ケレス、カロン、2003UB313の3つが新しい惑星として追加されるようです。採決は明日24日らしい。
学校では「水金地火木土天海冥」と覚えたからね。これに3つも増えたら、これからの子どもたちはますます覚えるのがたいへんになるなあ。日本では、この3惑星に漢字をあてるんだろうか。
3惑星の追加とともに、冥王星が惑星の地位にとどまったことも注目されているそうです。知らなかったけど、一部学者の間からは、「冥王星は惑星ではない」と言われてきたらしいのです。
まあ、どの星も、べつに人間の定義のために存在するわけでもないし、定義が変わって星自体が変わるわけではありません。あくまでも人間の頭の中の話です。だからこそというか、この定義しだいで、俺たちの「宇宙」というものが大きく変わってしまうことでもあります。もしかしたら、天動説から地動説へ変わったくらい大きな変化なのかもしれません。
冥王星は9惑星のうち、唯一アメリカ人が発見した惑星だそうです。ここで俺は意地悪な見方をしてしまいます。強いアメリカの影響力が働いた、冥王星を惑星の地位にとどめて置くための新定義、なんてことはないよね。その結果として3つ追加せざるをえなくなったような・・・。
まあ、学者の先生方には、学問的良心に従って、きちんとした定義をしてください、としか言えません。この前のボクシングの判定みたいに、「疑惑の定義」などと言われないように。明日から「宇宙」が変わってしまうんだから。
このブログの記事を書いてアップしたあと、昼のニュースを見たら、なんと一転して、「3つ増える」が「1つ減る」になりそうだとのこと。冥王星が惑星ではなくなるかもしれません。
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