宇宙とSF小説
(↑ これは、中国雲南省タイ族の仏塔の写真です。後ろが明るいのは、月です)
この何日間の太陽系惑星騒動で、あらためて星や宇宙に関心を持ったのでしたが、そういえば中学生のころ、天体望遠鏡のキットを買ってもらって組み立ててまで星空の観察に夢中になった時期があったなぁと突然思い出しました。
もちろん冥王星など観察できる高性能の望遠鏡ではなかったので、主に見るのは月だったような気がします。それでも、子供心に、宇宙のロマンや神秘を感じていたようです。
初めて自分のお金で文庫本を買ったのもこのころだったでしょうか。SF小説でした。なんという本だったか忘れましたが、「創元SF文庫」とか「早川SF文庫」のシリーズだったような。宇宙旅行の話です。そのあとも、アイザック・アシモフとか、アーサー・C・クラークとか、レイ・ブラッドベリとか、外国もののSF小説にはまりました。
ところで、こんな小説がありました。(作者もタイトルも詳しい内容も覚えていません)
光の速度が遅い世界の話です。目の前にあるものにぶつかるんですよね。普通の光は秒速30万kmだっけ? つまり、日常生活で光は一瞬に届きます。ところがこの世界では、光は秒速10cmとしておきます。(小説ではどのくらいだったか忘れたので、仮にです)
すると、もし1m先に人が見えたとしても、それは10秒前の姿であって、今実際どこにいるか分からないんです。もしかしたら、俺とぶつかっているかもしれません。でも、その人は1m先に見えるんです。
また例えば、ご飯の茶碗が口についているのに、まだ茶碗は、テーブルの上に見えるということです。
頭がこんがらがってきます。考えれば考えるほど気持ち悪くなってしまいます。でも、こんな感覚、嫌いではありません。視覚と触覚がずれている、視覚があとでついてくるという不思議な感覚を疑似体験できる小説、だったような、なかったような。ちょっとあいまいですが、すみません。
もし誰か知っていたら、タイトルを教えてもらえないでしょうか。
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