山形は、もっとも進んだ環境県民
(写真は山形県大石田町)
山形県出身者の俺には、耳ざわりのいいニュースがありました。山形県の一人一日当たりのごみ排出量が2004年度、884グラムで、全国で一番少ないそうです。こちらのブログで知りました。
昔は、紙などの燃えるゴミは、庭のドラム缶で燃やしていましたね。今はどうでしょうか。いろいろと問題があるので、禁止されているかもしれないですが。
ごみが少ない要因について、
(1)集団回収の徹底やマイバッグ運動の推進など地道な取り組みの成果
(2)モノを大事にする県民性
(3)ごみを土に還元しやすい農村部が多いこと
をあげています。俺がうなずけるのは、(2)ですね。モノを大切にする、つまり、なんでも「もったいない」と思ってしまうのです。もともと貧しいところだったからかもしれません。
少し前まで、これは「ケチ」と言われた性質です。実際今でも「もったいないなぁ」と内心思っても「ケチって言われると嫌だなぁ」と考えてしまい、黙っていることも多いですよ。
でも、ますますこれが「トレンド」になっていけば、大いばりで「もったいない」と言えるわけです。世の中変われば変わるもんです。
そういえば、最近「もったいない」運動がトレンドになりつつあります。ケニア出身の環境保護活動家であり、ノーベル平和賞受賞経験者のワンガリ・マータイさんが、日本人の「もったいない」の考え方こそ、環境問題を考えるにふさわしい精神として、世界へこの言葉「MOTTAINAI」を広めようとしているらしい。みなさんも聞いたことあるのではないでしょうか。
(ウィキペディア参照)
ということはですよ、この「もったいない」精神を一番理解して実践しているのが山形県民だと言っても過言ではないでしょう。そして山形県民の中でも貧乏な我が家(物の消費が少ない)が、さらに「進んだ」家族だと・・・。
ただ、俺はひねくれ者なので、みんなが「もったいない」と言い始めたら、言わなくなるかもしれません。さんざん消費文化を謳歌しておいて、何を今さら・・・、と思う気持ちもあるしね。そして、田舎が嫌いで飛び出したはずの俺が、今さら山形県民と名乗るのも、なんだかヘンだよなぁ。
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コメント
荒川執事さん
まもるさん
コメント、ありがとうございます。
アジアの市場へ行ったとき、品物をバナナの葉っぱで包んでくれるのが好きでした。使ったあとの葉っぱは腐ってなくなります。ただ、バナナで包んだ品物をさらにレジ袋に入れるので、結局ゴミは出るのですが。レジ袋をたくさん使うのが、「進んだ」生活だと思っているようなふしもあります。
出たゴミをどうするかというよりも、やっぱり、出ないような商品でもいいという、みんなの意識、感覚が変わっていかないと、大きな減量にはつながっていかないのでしょうね。ちょっとだけ「便利さ」を犠牲にしても、気持ちいい場所で暮らそうよ、といったような感覚でしょうか。
ただ、私もあまりえらそうなことは言えず、なかなかこの便利さから抜け出すのは難しいですね。「難しい」なんて言ってる場合じゃないのかもしれませんが。
投稿: あおやぎ | 2006/09/15 10:50
取り上げて頂いてありがとうございます。おかげさまでアクセス数が増えました。(笑)
プラスチックのごみは環境ホルモンの問題もあるので、製造を減らす方向で考えたほうがいいと思うんですが・・・それにはまず、需要を減らす事が肝心ですよね。
そういえば江戸時代は、完全なリサイクル社会だったとして、最近注目を浴びているという話も聞きました。「もったいない」や「ケチ」がトレンドとして「カッコいい」になる・・・そう考えると、肩肘張らず楽しめるかもですね。大量消費のあげく地球をゴミだらけにするより、実際カッコいいんじゃないでしょうか。(^O^)
投稿: まもる | 2006/09/14 21:08
食材トレーなどの少し使っておしまい的なゴミを減らすとかなり違ってくると思うのです。
あれはよくよく考えるとすごくもったいないんですよね。
かといって再利用するには限りがあるし・・・。
というわけでマイトレーとかマイケース持参の方向に向かえばイイなと思います。
まあ衛生方面でいろいろ難題は多いと思うのですけれどもね。
投稿: 荒川執事 | 2006/09/14 16:56