35年前の偽札事件
写真撮影するつもりで山形に来たのでしたが、腰を痛めてしまって、それどころではなくなってしまいました。10年ほど前にぎっくり腰をやりましたが、それ以来の腰痛。立てないほどではないので、そのうち埼玉に戻れると思いますが。いや、仕事もあるので、週末には戻らなければ。
ところで、実家の俺の部屋をあさっていると、面白いものをみつけました。これは中学生のとき印刷した500円札と1000円札。ようするに「偽札」。(写真右上の一枚は当時使われていた本物の500円札)
中学校のガリ版で印刷して、校内にばら撒いた偽札です。単独犯です。ちゃんと裏も印刷してあります。当時の俺の「技術」と「美意識」では、かなり精巧で完璧なできだと思っていましたが、今見ると「子供銀行券」ですね。こんなにちゃちだったんだ。これじゃあ「偽札」ともいえませんねぇ。北朝鮮のスーパーKとは比較になりません。
でも、これを学校でばら撒いたとき、先生と親に知られ「こんなことすると、警察に逮捕されっぞ」と脅かされ、あわてて自主回収した覚えがあります。「体制批判」としては中途半端でした。いや、これは「表現」だったのではないでしょうか。確かにそのときの俺は、「よくできた」とは思いましたが、これを実際に店で使えると思うほど幼稚ではなく、あくまでもジョークとしてやったようです。でも、こういうブラックジョークは、なかなかウケませんね。大人には「不謹慎」に映り、同級生たちには「ひま人」に映ったようです。
これはそれほどの成果はありませんでしたが、高校では、クラスのみんなの噂話や先生の悪口を書いた「毎夜新聞」という壁新聞を作っていました。これはウケたような気がします。残っていないか、あとで探してみたいと思います。
どうしてこんなことをしたのか。よくわかりません。覚えていません。ただ、驚かせたかったんでしょうね。わくわくさせたいんです。いや、俺自身わくわくしたいんです。たぶん、今、写真を撮っていますが、何か関係あるのかもしれません。
懐かしい精巧な偽札を見つけて、「よし、初心に帰るぞ」と思いました。(どんな初心なんでしょうか)
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コメント
コメント、ありがとうございます。acormさんの言葉に励まされます。
ピストルですか? 危ないですねぇ。でも、なんででしょうか。こういうの、面白いです。
こんなこと書くと、「良識ある人」からは非難されるかもしれませんが、「犯罪」と「表現」は紙一重のところがあるんですよね。
投稿: あおやぎ | 2006/10/31 23:07
大笑いしました。素晴らしい腕前です。
実は私も・・・
小学生の頃、糸ノコというものを手に入れ
板を切り抜き、紙やすりで磨き
『ピストル』を作り上げ、女スパイとして活躍しておりました。
これは、明らかに「銃刀法違反」です。
わくわくします。
お互い初心に戻り、がんばりましょう。
投稿: acorm | 2006/10/31 21:29