関東地方晩秋の旅(3) 宍塚大池と霞ヶ浦
茨城県土浦市の宍塚大池。(上の写真がそうです)
ここにはカモなどの水鳥がたくさんいます。バードウォッチングしている人がいました。NPO法人「宍塚の自然と歴史の会」のパンフレットによると、日本に来る淡水カモのほとんどがここで見られ、またここはオニバスの自生地で、太平洋側では北限にあたり、貴重な自生地だそうです。この景観をなんとか残そうと活動しているようです。池の周りを散策すると、羽を休めていたカモたちが、俺の足音に反応して、バタバタと飛び立ちました。散策にはいいところです。
土浦市内に戻り、今度はハス田に向かいました。ちょうど収穫している夫婦がいたので、写真を撮らせてもらいました。ただ、田の中から引き抜く作業は終わり、根を切り、水の噴射機を使った泥落としの作業をしていました。水に洗われたハスの白さは、妙になまめかしく、女の人の足のようにも見えます。
ハスの最盛期ですか?と聞きましたが、一年中収穫できるらしい。とんちんかんな質問をしてしまったようです。ハスについては何も知りません。食べたときの、あのシャキシャキ感がいい、というくらい。
国道354号線をさらに東に進むと、霞ヶ浦大橋があります。さらに500mほど東へ行くと、国道355号線と交差します。それを右折。20分ほど走ると天王崎に着きました。ここは、霞ヶ浦の夕景のポイントです。広々としすぎて、写真に撮るのは難しい場所でしたが。
夕日まで待ちました。夕方になると、さすがに寒くなりました。ただ、あまりにも天気がいいので、太陽は対岸に沈む直前まで強烈でした。鵜らしい鳥が、水の中に潜って魚を取っていました。ずいぶん長く潜っていられるもんだと感心します。鵜から出る同心円状の波紋が、柔らかな夕日を浴びて、静かに広がっていく様子を見ていると、気持ちが安らいできました。
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