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2006/12/09

「麗江」 NHK探検ロマン世界遺産

061209
NHKの「探検ロマン 世界遺産」で、茶の交易で栄えた街、中国雲南省麗江が放映されていましたね。4年ほど訪ねていないので、ずいぶん変わったなぁというのが感想です。

昔麗江を支配していた木氏の宮殿「木府」の門壁が汚れていました。これが再建されたのは、1996、7年ころだったと思いますが、工事中も訪ねました。当時は真新しい白い門壁が、あまりにも新しくて不自然で、まるで映画のセットのようでしたが、でも、今は、数年の歳月を経て、雨風に晒され、いい感じに汚れて、まるで、昔からの建築物のように見えます。

そして街中を走っている用水路の水がきれいになっていたことにも驚きました。

もともとこの街は、きれいな水が流れるところから「麗江」と呼ばれるようになりました。今は用水路に金魚なんかも泳いでいるんですね。80年代、初めてたずねたときは、食堂や民家から生活排水をバサーッと直接捨てていて、あまりきれいではなかったのですが。

水は、「三眼井」といい、一番上流は飲み水、二番目が野菜を洗う水、そして三番目が洗濯用の水と、3段階で使われています。おばあさんは言いました。「母親から水場をきれいに使うことを厳しく教えられました。水場でつばを吐いたりしたら、乳首が腫れるといわれました」

俺が子供のころも、家の前に用水路があって、そこで野菜を洗ったり米を研いだりしていました。(水道もあったはずなのですが) まだきれいな水が流れていた時代でした。だから大人たちからは、「用水におしっこなんかしたら、チンポ曲がっぞ」と脅かされていましたが、ナシ族も似たようなことを言われていたんですね。どちらも、罰が性に関するものに及ぶというのが偶然にしても面白いと思いました。

トンパ文字についても触れていました。博物館もりっぱになりました。大トンパの和学文さんも元気そうです。

ところで2007年の干支「亥」のトンパ文字のイラストは明日載せるつもりです。毎年恒例ですが、年賀状を書く時期なので、そのサンプルをいくつか考えてみました。

Ya_2「20年前の中国(6) 暗くて重々しい麗江」(2007/10/25)

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