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2007/01/31

昨日の夜、西武線で警視庁警部が痴漢容疑

070131
昼、テレビでニュースを見てびっくりしました。昨日の夜、11時過ぎの本川越行きの西武新宿線で、痴漢事件がありました。

ニュースでは新宿発23時と言っていたようなので、そうならばたぶん俺が乗った電車だと思いました。ただ、あとでインターネットにも記事が出始め、「11時10分ごろから25分」とあり、違うんだなとわかりました。

警視庁警部を逮捕、西武新宿線車内で痴漢容疑
YOMIURI ON LINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070131i404.htm 参照
警視庁交機隊警部を痴漢容疑で逮捕 埼玉県警
asahi.com http://www.asahi.com/national/update/0131/TKY200701310117.html 参照

痴漢は、酒に酔った42歳の警視庁警部だそうで、逮捕されたのは南大塚だったようです。容疑者は「触っていない」と否定しているようですが。南大塚は、俺が降りた駅から3つ先です。

なぜニュースを聞いてそんなに驚いたかというと、それなりに理由はあるんです。

実は、所沢だったか、その手前の東村山だったか、ひとりの酔っ払いのおじさんが乗り込んできて、向かいの女性の隣に座ったのに気がつきました。混んでいた車内も、このあたりになるとガラガラ(長イスに2、3人くらい)で、にもかかわらず、おじさんは、女性の隣に(ぴったり横ではありませんが)座ったので、ちょっと気になりました。コートを着ていましたが、かばんを持っていなかったし、普通のサラリーマンふうではなかったです。

周防正行監督の映画『それでもボクはやってない』は痴漢えん罪の映画で、そのうち観ようか、観まいか(怖そうなので)と迷っていたところなので、このおじさん、痴漢と誤解されないだろうか?と、チラッと頭をよぎりました。だからよく覚えているんです。

ただ、俺はそれ以上の興味はなかったので、ずっと本を読んでいました。女性は、その後10分くらいしてから突然立ち上がり、6mほど離れた別な席に移動しました。それで再びふたりに目をやりました。おじさんは、今まで彼女が座っていた隣の席(イスの一番端で、手すりがあるところ)に移動して、手すりにもたれて斜めになって寝始めました。ああ、やっぱりおじさんは、女性から嫌がられたんだな、でも、痴漢じゃなかったなと思い、また少し本を読みましたが、まもなく駅に着いたので、俺は電車を降りました。

このおじさんがその逮捕された痴漢ではないかと思ってしまったのです。だからニュースを聞いたとき驚きました。でも、少なくとも、彼は痴漢と誤解されるような態度であったことは間違いありません。

ただ、あらためて、ふたりのことを思い出したら、そういえば、途中、本から一瞬目を上げたとき、彼女と目があったのでした。俺の本に興味があるんだろうか?と、チラッと頭をよぎったことを思い出したんですが、もしかしたら、彼女の「助けてください」というサインだったと考えられなくもありません。もしそうだとすると、悪いことしたなぁと思いますが、でも、それならもっと嫌な顔をするとか、目で合図を送るとかしてもらわないと、ちょっとわからなかったですね。

おじさんは、42歳よりは上、50歳くらいには見えたし、女性の年齢も、もっと上だったような気がするし(人の記憶はあいまいです)、違うようです。ただ、YOMIURI ON LINEの記事には「左隣に座っていた同県川越市、女性会社員」とあって、俺が見たふたりの位置関係と同じです。

問題のふたりではないとは思います。でも、もしそうだとしても、俺は決定的な場面は見ていないので、どちらにとっても証言できる立場ではありません。反対に、もし、このふたりではないとしたら、こんな似たような状況が起こったことに驚いてしまうのですが、それと同時に、こんなきわどい行動が電車内で日常的に行われているんだなぁと知って、あらためて酔っ払いの醜態について考えさせられてしまうのです。俺が見たおじさんも、一歩間違えば、痴漢で逮捕されていたかもしれません。


ところで、映画『それでもボクはやってない』では、どんなふうにして痴漢に間違われたのかわかりませんが、「この人、痴漢です」と言われたらアウトです。誤解された時点で、もう、潔白を証明するのは至難の業だなと思います。混雑する電車に乗る機会は、あまり多くはありませんが、いつからでしょうか、誤解されないように、つり革を両手でつかむようになりました。こうやっている男性は多いと思います。なんだかこれも情けないと思いながら、でも、自己防衛しないといけない世の中なんだなと諦めています。

電車が混んでいて、女性の後ろに立つ羽目になったとき、ちょっと動いただけで、女性が後ろを振り返ったりします。いかにも、「痴漢するなよ」と言われているようで嫌な気分になります。もちろん、痴漢は卑劣な犯罪で、痴漢をする人がいるのが悪いわけで、みんな自己防衛するしかないし、過剰反応するしかないのははわかるんですが・・・。

ちなみに、俺も20代の美青年のとき、痴漢されたことはあります。(「した」ではありませんよ。あくまでも「された」ですよ。その件については、またあらためて書くこともあるかもしれません)


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2007/01/30

中国青海湖の鳥インフルエンザ

070130
鳥インフルエンザの問題がまた起こりました。

ちょうど、そのまんま東あらため東国原(ひがしこくばる)英夫氏が宮崎県知事に当選したニュースと重なってたいへん大きく報道されました。

東国原知事の最初の大きな仕事は、現場の視察。車で行ったのですが、あとで、防災用のヘリコプターがあったことが判明。どうして教えてくれなかったのか?という知事の質問に、修理中ですから、と言い訳をした担当者。このやり取りからだけでも、「敵陣」に飛び込んで仕事をしなければならない知事の難しい立場を垣間見たようです。

東国原知事のことは、またあらためて書くことにして、鳥インフルエンザに戻りますが、その後、岡山県にも飛び火しました。

「カモが犯人」説浮上 糞から鳥インフルのウイルス
asahi.com http://www.asahi.com/health/news/SEB200701260015.html 参照

中国の青海省にある青海湖は、渡り鳥で有名で、「鳥島」があります。真ん丸い、お椀を伏せたような島です。この島を中心に、何千羽という渡り鳥がやってきます。鳥インフルエンザなど聞いたこともなかったころですが、3回ほど行ったことがあります。

ここからアジア各地に渡り鳥が飛んでいっているらしいのです。なので、アジア各地に感染した渡り鳥がインフルエンザを伝える危険性が指摘されています。2005年には渡り鳥が大量に死亡し、H5N1型鳥インフルエンザウィルスが検出されました。

青海湖はいいところなんですがねぇ。中国最大の塩湖です。俺はメコン河源流を目指す前、高度に慣れるために、湖畔の村に3泊して、近くの山にハイキングにいったりしました。湖面がすでに海抜約3200mなので、周りのちょっとした山に登るだけで4000mの「登山」になってしまうのですが。

湖には、ここにしかいないという「煌魚」という鱗のない魚もいて、けっこうおいしかったですね。干物を売っていました。

今はどうなんでしょうか。この件で、観光客が少なくなっているのかもしれません。


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2007/01/28

ブックギャラリー「ポポタム」

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先日、池袋から徒歩10分の、ブックギャラリー・ポポタムを訪ねました。この前、印刷が終わったばかりの単行本『棚田を歩けば』に合わせて写真展示できるスペースを探していたところ、ある人から紹介してもらいました。

今回本は、写真絵本ということもあり、絵本を扱っているギャラリーなので、ちょうどぴったりだったようで、オーナーさんからも気に入っていただいたようです。

ポポタムは、閑静な住宅街にあります。入ったところは、絵本などの書籍が置いてありますが、奥が、展示スペースになっています。(掲載の写真の奥に見えるのは、「to-kichi展」で、to-kichiさんの展示物です)

ここで、6月写真展をすることになりました。まだどんな展示にするか決めてませんが、写真パネル展示と、壁面に映像を流しておくこともできそうです。それと期間中、スライド&トークショーもすることにしました。たぶん、そのときは、「五感」を刺激するものとして、「食べ物」も考えることになるでしょう。

それと、まだ具体的には書けませんが、今回の展示に間に合うように、ある「物」を準備しようと思います。その「物」は棚田をテーマにしたものですが、今まで発表したことのない、俺にとっては新しい「物」です。さて、なんでしょうか? もったいぶるなって言われそうですが、まぁそう言わないで。

また時期が近づいてきたら、お知らせします。

ポポタムのホームページは、こちら


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2007/01/26

写真絵本『棚田を歩けば』 印刷立会い

070126
今日は、写真絵本『棚田を歩けば』の印刷日です。編集者、デザイナーといっしょに、印刷立会いのために、埼玉県鶴ヶ島市にきています。

色の出方を見て最終的なOKを出すと、印刷オペレーターの人たちは、本刷りを始めます。このオペレーターの指先ひとつで色が微妙に変わってくるので、印刷立会い(とくに写真集の場合)は重要です。

色に対する感性は、人それぞれなので、長年経験のあるオペレーターでも、写真家やデザイナーの意見は必要になってきます。「平均的」な色の出し方を、必ずしも好むわけではないと、いや、むしろ、写真家やデザイナーなどというのは、「平均的」ではないところにこだわることが多いことを、オペレーターの人もわかっていると思うので、これは写真絵本を作るうえでの、重要な共同作業のひとつであるといえるでしょう。これが失敗すると、とんでもないことになってしまいます。

以前、ある本の印刷で、香港にある日系の印刷所で試しに印刷してもらったことがありますが、あまりにも色の感覚が違って、結局そこではやめることにして、日本の印刷所に変更になったことがありました。

香港の印刷オペレーターの名誉のために言っておくと、彼らの技術は劣っているわけではないのですが、色に対する感覚が違うと、どうしようもないことがわかったのです。それはおおげさに言えば、文化の違いといえるかもしれません。

オペレーターを信用しないわけではありませんが、自分の目で確かめてOKを出せば、双方にとってトラブルも回避できるということでもあります。あとでクレームつけてもしかたないですからね。

Ya_2写真絵本『棚田を歩けば』できました(2007/2/16)


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2007/01/25

カンボジアで19年ぶりで発見された行方不明の少女

070125_2
ロチョム・プニンという少女が、19年前、水牛の世話をしている最中に行方不明になり、最近ジャングルから出てきたところを発見されたというニュースがありました。

19年ぶり発見の娘…半分野生化 カンボジア
Yahoo!ニュース - 産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070119-00000015-san-int 参照

狼や猿に育てられたということではなさそうです。女性が発見されたのは、首都プノンペンの北東350kmにあるラタナキリ州です。でも、カンボジアのジャングルは深く、こういうこともあるだろうなと思わせる場所ではあります。食料は自分でとっていたのでしょうか。

こういう「狼少女」とは違いますが、直立歩行するが人間ではない霊長類、いわゆる「雪男」「野人」の話があります。ネパールの「イエティ (yeti)」、中国の「野人」は有名ですよね。

俺は、今から10年以上前ですが、雲南省昆明で『野人展』というものを見たことがあります。入場料5角か1元払って展示室の中に入ると、いろんな写真パネルや、新聞記事のパネルや、地図などが展示してありました。

それと、神農架(野人のメッカ、湖北省の深山)で発見されたという足型の石膏(長さ40cmくらい)、長い赤い髪の毛なども展示してありました。

そして、次の展示室に入って驚いてしまいました。ビデオが流されていたのですが、なんと、それが「川口浩探検隊」の番組だったのです。例の「隊長!」という番組です。これを「報道番組」としてまじめに紹介している中国って、すごいなと思いました。(後日、中国の科学番組でも、この「川口浩探検隊」を引用していて、ますますすごい!と思ったのでした)

パネル展示に戻って詳しく見ていると、雲南省でも「野人」発見の報告があり、とくに、ミャンマーとの国境、雲南西部で遭遇したというワ族のおじさんの写真とインタビュー記事に興味を持ちました。

二足歩行し、背が高い人間のようだけど、人間ではない動物「野人」と遭遇し、おじさんは驚いて逃げたらしい。でも、「待てよ」と俺はそのとき思ったのです。もしかしたら白人バックパッカーではなかったのでしょうか? 彼らは上半身裸になりますからね。それと髪の毛が赤い人たちもいるし、体格も大きいし、ジャングルで、彼らと出会いがしらで遭遇したら、俺だって、びっくりして逃げたかもしれません。

まぁ、それは冗談としても、とにかく、東南アジアのジャングルには、まだ何があるかわからないと思わせるような雰囲気があります。人間を生かしてくれる包容力と、人間を畏れさせる厳しさと、同時に持っているような気がしますね。


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2007/01/24

ビルの窓拭きしながら英語をしゃべるコマーシャル (2)

070124
昨日、パイロットのサインペン「ボードマスター」のコマーシャルについて書きました。

でも、ひっかかるところもあります。このコマーシャルは、最初「なんで、ビルの窓拭きの人がそんなに流暢に英語を話すの?」という疑問から、「なぁんだ、書かれた英語を読んでいただけだ」とわかり、安心するのです。つまり、窓拭きする人は、英語が流暢にしゃべれるはずがないという前提、というか思い込みがあるから成立するコマーシャルです。この意外性が面白いと思わせるのでしょう?

でも、これって、失礼かもね。俺がバイトしていた当時(今もそうでしょうが)、意外と英語をしゃべる人もいたんです。お金をためて外国を旅する人(俺もそうですが)、登山家、ミュージシャンや俳優や作家や漫画家のたまご。

中でもRさん(名前、忘れてしまいました)は、国際色豊かなJ大学を出ていて(在学中だったかな)、もちろん外国にも行っていたし英語はぺらぺら。お金のためにバイトしているわけではなくて、体を鍛えるためにバイトしていると言っていました。空手かなんか武術も得意だったと思います。かっこよかったですね。あこがれました。

でも、そういう人に限ってというか、天は二物を与えずというのか、ちょっと危ういところもある人でした。ある日、ビルの屋上に結びつけたはずだったロープが、ほんとは結び付けられていなくて、彼が、ブランコに乗って、ビルから降りようとしたとき、そのロープが外れて、落下してしまったのです。

もう一本の命綱を必死でつかんで助かりましたが、手は綱との摩擦でやけどをし、地面に着く直前ブランコが止まったので、その衝撃で腰を打って大きな怪我をしてしまいました。普通の人なら死んでいたような状況で助かったのは、日ごろから体を鍛えていたからだろうと、俺たちはうわさしていました。

結局、自分の不注意で招いた事故で、バイトは辞めてしまいました。当然ですよね。さすがのRさんも、もう怖くてできなかったんじゃないですかね。

何日かあと、病院に見舞いに行ったとき、Rさんは意外と元気でした。笑いながら話をしたことを覚えています。その病室にはRさんの彼女が来て世話をしていましたが、それがまた美しい人で、まったくRさんにはかなわないなと思ったのでした。

ビルの窓拭きの職場は、かなり個性的な人たちが多く、おもしろいところでした。いろんな人から刺激を受け、今、こうやって写真を撮るようになったのも、このバイトで出会った人たちの影響も間接的にあったのではないかなと思っています。


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2007/01/23

ビルの窓拭きしながら英語をしゃべるコマーシャル (1)

070123
パイロットのサインペン「ボードマスター」のコマーシャル。(パイロットTV-CF http://www.pilot.co.jp/tvcm/tvcm9.html#TOP 参照

高層ビルから吊るされたゴンドラに乗って窓拭きの作業をしているふたりの男。突然、男たちが、シャンプーとスクイジーを動かして窓拭きをしながら、けっこう流暢な英語をしゃべるというもの。なんだろうな?という驚きがあります。窓の中は、ある塾(英語塾?)で、ボードに書かれた英語を読んでた、というオチなのですが。このペンで書いた文字は「遠くからでも良く見える」というコマーシャルとしても、なかなかよくできていると思います。

俺は昔、ビルの窓拭きのバイトをしていた話は前に書きましたが(「手で触れられるボクの居場所 」 06/9/24)、こういう場面はよくあって、リアリティーを感じました。だから特に「おもしろい」と思わせるのでしょうか。

有楽町にある帝国ホテルも現場のひとつでした。コマーシャルのようなゴンドラで下りていると、いろんな場面に出くわすんですよね。

たぶん、「今日、窓拭きの作業が入ります」と、事前に各部屋にお知らせしているのでしょうが、すっかり忘れているお客さんもいて、突然降りてきたゴンドラにびっくりしてカーテンを閉めたり、欧米人カップルが●●●●の最中だったり、イスラム教徒が西を向いてお祈りの最中だったり、「Wait !(待って)」と言われて止まると、カメラを出して記念写真を撮られたりしました。

ところで、最上階にはレストランがありますが、ここを下りるときは、注文がありました。失礼に当たるので、「お客さんにお尻を向けないこと」かつ「お客さんを見てはいけない」という注文なのでした。中を向いても駄目、外を向いても駄目。どうすりゃいいんだ?と俺たちは悩んだ末、ある結論に達したのでした。それは横を向きながらゴンドラで下りるということでした。これでクレームはきませんでしたので、これが正解だったのでしょう。

ホテルに宿泊しているお客さんたちの人生が垣間見えて、面白かったですね、窓拭きは。


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2007/01/22

「発掘!あるある大事典」 納豆ダイエットの嘘 (2)

070122
昨日、「あるある大事典」の納豆ダイエットの嘘について書きましたが、なんだか気持ちの中に、妙な腹だたしさが残ります。

Ya_2「発掘!あるある大事典」 納豆ダイエットの嘘 (1)(2007/1/21)

なんででしょうか? データをねつ造した関西テレビに対してでしょうか? 普通に納豆を好きで食べていた人たちが、このブームのおかげで納豆を食べられなくなって迷惑をこうむりました。それはそう。でも、そのことに対してではありません。こういうことに踊らされてしまう人たちに対して、というのともちょっと違うけど、近いかな。それよりは、みんなといっしょに「踊れない自分」に対してかもしれません。

それにしても、ブームに乗っかる人って幸せですよ。いろんなブログでは、今回ブームに乗った人たちをバカにしたり、同情するような記事もありますが、俺は、ちょっと違った見方をしています。

例えば、この納豆の件にしても、真面目にこれを実践するような人だったら、結果的に体を壊していたかもしれないでしょ? (納豆などに含まれるイソフラボンは、過剰摂取すると健康被害をもたらす可能性があるそうです)

ところが、ブームに乗るだけの人たちは、すぐに飽きてやめてたじゃないですか。どうせ効果はないんだし、長くとも、2週間でやめてたはずです。そうやって、1年間にいくつものブームに乗っていろんな食材を摂っていたら(しかも普段は嫌いで食べないものも、ブームだといって食べるわけだから、ますますいろんなものを体内に入れていることになるし)、それこそ健康になりますよね。

いろんなものを、適量食べる、これこそが健康の秘訣です。だから、ブームに流される人の方が、丈夫で長生きしてしまうかもしれません。

例えば、ミジンコたちは、わずかな餌を「感じて」、そっちの方に集団で寄っていくわけです。生き残るために。これに乗り遅れることは、「死」を意味します。これが今回のブームと重なって見えてしまいます。

今回の納豆は「自然発生的なブーム」ではなくて、業者やテレビ局が「意図的に作ったブーム」のようだし、生き残るどころか、逆に危ないところへ導くブームだったのですが。「生」か「死」か。どちらへ導くブームなのかを見極めるためには、やっぱり自分の生き物としての勘を働かせるしかないようです。


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2007/01/21

「発掘!あるある大事典」 納豆ダイエットの嘘 (1)

070121
やっぱり嘘でしたね。納豆をかき混ぜたはずなのに、逆に、日本人が納豆にかき回されてしまいました。

フジ系列 「発掘!あるある大事典II」を製作した関西テレビが、納豆ダイエットのデータをねつ造したと認め、謝罪しました。

毎日納豆2パック食べてダイエットなんて、あやしいと思ったのです。少なくとも千年以上も納豆を食べ続けてきて、ダイエットの効果が、今までわからなかったなんて、不自然です。ご先祖たちをバカにしちゃぁいけません。

Ya_2「発掘!あるある大事典」が引き起こした納豆パニック(2007/01/12)

TV製作者と、製造業者と、流通業者が結託し、大げさな情報を流して、まんまと儲けたのか?と疑われかねない話です。俺も情報に踊らされることはあるし、今回、納豆を買いに走った人たちを笑ってばかりもいれないのですが。

続・フジ『発掘!あるある大事典II』の納豆特集でねつ造
livedoorNEWS http://news.livedoor.com/article/detail/2988217/ 参照
放映前に内容が大手に漏洩
livedoorNEWS http://news.livedoor.com/article/detail/2977621/ 参照

それにしても、おかしいと普通は思うでしょ? 「食べる」ことだけで「減量」できるなんて。冷静に考えればすぐわかるのに、それでも、納豆に走ってしまうところには、何か、理屈ではない他の力が働いているとしか考えられません。

そこで考えてみました。その力とは「信仰心」と呼んでもいいような、今の日本人に染み付いている思い込みではないでしょうか。

5つあると思います。

まず、ひとつ目は、「ダイエットは良い」という信仰です。前にも書きましたが「ダイエット脅迫教」です。

これも程度問題だと思うんですが。たしかに体に負担をかける肥満は、解消すべきでしょうが、最近ダイエット、ダイエットと言っている中には、見かけ重視だなと思うものもあります。とくに女性は、痩せてるのが良いという信仰が、なぜか強いですよね。男性は、それが、それほどいいとは思ってないんですが。ということは、つまり、女性が女性の目を気にしているということなんでしょうか? 不思議です。女性のみなさん、教えてください。

ふたつ目は、「テレビでやることは正しい」という信仰です。

たしかに、インタ-ネットにあふれる、どうでもいいような情報と比べれば、ちゃんとお金もかけているし、複数の人間の目を通過しているし、匿名ではないし、間違ったときには責任を取らされるし、情報の信憑性という面ではまだ信頼がおけます。

でも、最近のテレビを見ていて気がついたんですよね。たとえば、タレントが出てきて「私はこれでダイエットしました」といって紹介された器具や食品。あとでしっかりと、お問い合わせ先が出ていました。また、たとえば、ある温泉はいいといって、女優お勧めの温泉宿が紹介されて、それもしっかりお問い合わせ先が出てきます。(ほんとに泊まったのかな?と疑うときもあります)

報道番組・情報番組なのか、テレビショッピングなのか、その境があいまいになっています。宣伝をまったく含まない番組はない、といってもいいくらいかもしれません。だからこちらは混乱してしまうんです。ただこれは、「情報」の性質上、「宣伝」にもなってしまうのは避けられないでしょうが。

そして、みっつ目は、「みんながやることは、やらなければ」という信仰です。

これは日本人的な信仰心と言えるかもしれません。人と同じことをやる安心感。みんなとワーッとやる楽しさ。ブームに乗っている私が好き、みたいな。裏を返せば、人と違うことをやっている不安感。「えーっ? まだ納豆食べてないんだぁ~」と軽蔑の目で見られるつらさ。はみ出し者は、目立つし、いじめられるし、とにかくいっしょでさえあれば、なんとか生き残れるという信仰心。

非難しているのではないですよ。俺も日本人なんだから、当然、この3つを持っています。ただ、「信仰心」とまではいっていないかな?とは思いますけど。

何でも疑ってしまうのも、つまらない人生ですが、ここまで悪人や悪情報が巷にあふれるようになってくると、自己防衛に走ってもしかたないかもしれませんね。悲しいことですが。

そして、4つ目、これは信仰心と言うよりも日本人の共同幻想とでも言うんですか、日本の文化です。意外と大きな理由かもしれません。納豆という、見慣れた日常食品で、しかも、栄養的に優れているというイメージを日本人はみんなで共有しているからです。(だから、このダイエット法、アメリカ人にはウケないはずです)

5つ目、「安あがり」。これ、大切です。大きな理由じゃないですか。だって、これがたとえば、毎日2回金箔を食べると痩せるなどというダイエット法を紹介しても、みんな飛びつかないでしょ? 

でも、お金持ちは、金箔に走ってしまうんですかねぇ。人間の欲望にはキリがありませんから。


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2007/01/20

ケイタイが気になる

070120
この前電車に乗っていたら、おばさんが携帯と口を隠すように手で囲って電話していましたが、大声で話をしていたので、声はあたりに響いていました。俺は「手は意味ないよ」とは思いましたが、「うるさい」とは思いませんでした。

でも、こういう時も現れるんですねぇ。道徳的な人が。おばさんの方を見て、「みんなに、迷惑だから」とたしなめるサラリーマンふうのオヤジ。おばさんは、ばつが悪そうに、「また電話するから」と小声で言うと、携帯を切りました。それをみたオヤジは、満足そうでした。

どうして携帯で話す声が気になってしまうのでしょうか。

同じ音量でも、ふたりで「会話」しているならそれほど気にはなりません。

ひとりでブツブツつぶやいていても、声はあまり気になりません。(つぶやくそのこと自体は、気になりますが)

「ひとりで会話する姿(しかも片方の声は聞こえない)」が不自然で、慣れないからでしょうか。その違和感はあるでしょう。ただ、これはそのうち慣れていくのではないかと思うし、大きな理由ではなさそうです。

一番の理由はこうかな?と思います。注意したオヤジは「みんなに、迷惑だから」と言いました。でも、本当は、「俺が使ってないのに(我慢しているのに)、お前だけ使っているのは気にくわない」ということかもしれません。

それならそれで俺はいいと思うのですが、このオヤジが気に入らないのは、「みんなに」と言うことで、オヤジの要求は「社会的な道徳・正義」ふうに偽装されたので、おばさんはぐうの音も出ず、それがオヤジには二重の快感をもたらしたということです。本音はオヤジの個人的な好き嫌いでしょう。「みんなに」と言っても、俺は違いましたから。かってに俺を「みんな」の中にいれないでほしいよね。

俺はそもそも、電車内(飛行機内とは違う)で、人が携帯使っていてもそれほど気になりません。もちろん、身動きもできないほど混雑しているとき使われたら気にするでしょうけど。

それなら、「次は、○○○駅です」とか「携帯電話はマナーモードに設定し、通話はご遠慮ください」とか、うるさいくらいに車内放送があるけれど、俺にはこっちの方がよっぽど気になるんですが。でも、この放送には抗議しない。どうして? お金を払って「乗せてもらっている」という意識が、文句を言うことさえ思いつかない、ということなのでしょうか。

というか、もう慣れっこになっているんでしょうね。俺もそうですけど。町中、どうでもいいような放送だらけです。


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2007/01/15

荻町合掌造り集落 白川郷 (4)

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2007/01/14

荻町合掌造り集落 白川郷 (3)

070114
白川郷の全景を見渡せる展望所があります。

車で来た人は、そのまま上れますが、バスで来た人は、駐車場から出ている展望所行きのシャトルバスを使うことができます。

歩けない距離ではないので、1時間ほどかけてのんびり上っていくのもいいのではないでしょうか。途中にも雰囲気のある民家が点在しています。

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2007/01/13

荻町合掌造り集落 白川郷 (2)

070113
先週土曜日、爆弾低気圧による大雪の前日に撮った白川郷です。


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2007/01/12

「発掘!あるある大事典」が引き起こした納豆パニック

070112
昨日あるスーパーに行ったら、納豆が消えていました。それで、別なスーパーへ行ったら1種類だけ、かろうじて置いてありました。

これはテレビ番組「発掘!あるある大事典II」で、「朝晩1パックの納豆を食べると2週間で体重が減る」などという納豆ダイエットが紹介されたからだそうです。あまりにも極端だと感じてしまうのは、俺だけでしょうか。

納豆、品薄状態 テレビ番組でダイエット効果紹介後
asahi.com http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200701110377.html 参照

一種の宗教ですね。ダイエット脅迫教。ご神体は「納豆様」か。

「納豆は体に良い」と昔からいわれてきました。俺も大好きです。でも、「体に悪い食べ物」ってあるんでしょうか。悪いなら、人間は食べていません。納豆が体に良いのはあたりまえ。でも、食べ物は、なんでもほどほどが良いんです。万能食なんてありません。

番組を見ていないので、正確にはわかりませんが、たまたまその人だったからということもあるし、他の要素をあえて見ないようにして、納豆だけがダイエットの原因と結論付けたのかもしれません。(よくある手ですよね) だいたいにして、納豆を毎日2パックも食べていたら気持ち悪くなって食欲がなくなり、結果として減量できるかもしれませんがね。

生き物としての自分の勘をもっと信じてもいいのではないでしょうか。情報に頼りすぎで行動が極端です。もっとも、日本人はすぐに飽きる民族でもあるので、納豆はすぐに店頭に戻るでしょうが。

やっぱりこのダイエット嘘でしたね。最新記事は、こちら。
Ya_2「発掘!あるある大事典」 納豆ダイエットの嘘 (2007/1/21)


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2007/01/10

NHKの番組 『青海チベット鉄道』

070110
この前の月曜日、NHKで『青海チベット鉄道~世界の屋根2000キロをゆく~』(内容についてはNHK http://www.nhk.or.jp/winter/gtv/gtv_61.html 参照)という番組(再放送)をやっていましたね。西寧からゴルムド経由でラサまでの鉄道の旅。俺は昔、このルートをバスで旅をしました。

たまたま年末『ココシリ』という映画について3日間にわたりブログで書いたこともあって、興味を持って観ました。鉄道はココシリ自然保護区も通ります。映画で密猟されたチルー(チベットカモシカ)もいましたね。動物の移動を妨げないように、線路は地面から高く、橋のようになっていました。

Ya_2チベット高原を舞台にした映画 『ココシリ』 (1)

鉄道でラサへ巡礼に行くというチベット人家族も登場。一方、鉄道と並んで走っている道では、五体投地で進む敬虔な巡礼者たち。この方法だと1日5kmしか進まないのだそうです。

彼らのわきを列車が通り過ぎていきました。「あれを見てどう思いますか?」と聞いたら、彼らの中のひとりが「よくわかりません」「変な感じがします」と答えました。

たぶん、この巡礼者の「変な感じ」というのは実感でしょう。違和感です。それまでなかったものができた風景として、列車が視界に飛び込んでくる、どことなく居心地の悪さというものを感じているのではないでしょうか。でも、この違和感も、慣れとともに、日常の風景へと変わっていくのでしょうか。日本でも、車で四国八十八ヶ所巡礼する人たちに、最初は違和感を持っていただろうということは想像できますからね。


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2007/01/09

荻町合掌造り集落 白川郷 (1)

070109
今回の10年ぶりという爆弾低気圧によって降り続いた雪は、荻町合掌造り集落の白川郷を一気に白色に変えてしまいました。


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2007/01/02

初詣の雰囲気

070102
この前、インターネットでバーチャル参拝では物足りない、などと書いたのでしたが、まぁ、バーチャル参拝も悪くないかも、と思ってしまいました。

というのも、元旦初詣にいったのは、西東京市の、とある神社でしたが、境内に鳴り響くアナウンスの声がうるさくて、まったく興ざめだったからです。

「横7、8人で並んでください」「うしろを詰めてください」「次の人たちに続いてください」「右によって」「左が開いています」だの、「お賽銭は出しておいてください」「財布のチャックは閉めてください」だのと、とにかくうるさくて、厳粛な気分になるなどほど遠く、ほんとにがっかりしてしまいました。

しかも、おみくじさえも、巫女さん(バイトだとしても)ではなくて、警備員のおっさんが仕切っていて、お金を渡すと、木の筒を渡されました。出てきた棒には「26」の番号。札を見てみると「吉凶何とかかんとか」。吉と凶とが両方現れるらしい。「人に疑われるが、それを晴らさないと災いが起こる」とも書いてありました。なんでしょうか? 何を疑われるのでしょうか? まったく幸先が悪い。せっかく気持ちを一新して、写真活動をやろうとしていたのに。

もちろん、警備の仕事を依頼されたこの警備会社に個人的恨みはないし、文句を言ってもしかたないですが、神社側には、初詣というものの雰囲気作りにもう少し気配りが欲しかったですね。「行けばいい」というだけではないように思うので。行ってもしかたないなどと思い始めたら、みんなネット参拝者になってしまいますよ。


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