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2007/02/05

氷見、能登半島

070205
2月5日、月曜日。

新湊市の道の駅を6時に出た。国道415号線を行き、氷見まで。ちょうど日が昇り始めた。今朝も天気がいい。

氷見市内は、消雪道路らしく、水びたし。うっかりしていたが、その下が凍っているところもあって、滑る。危ない。

地図にはなかったが、氷見港も道の駅になっていた。車を停め、周辺の写真を撮る。海に注ぐ川沿いは、古い家並みも残っている。ちょうど月も出ている。いつも外国と比べてしまうのだが、この雰囲気は、ベトナム中部、世界遺産にもなっているホイアンと似ている。あそこでも、町並みといっしょに川と月の写真を撮った。

橋の反対側は、海だ。堤防と、灯台。朝靄の中で釣りをする人や、漁船の姿。30分間、行き来する漁船や釣り人や海鳥の写真を撮っているうち、手はかじかんで動かなくなってしまった。まだ氷点下らしい。だから靄も立ち上るのだろう。

車に戻り、暖をとっていると、道の駅の売店がオープンした。まだ8時だが、ずいぶん早いなと思ったら、観光バスが2、3台やってきて、観光客がわんさと降りた。俺も中に入ってみた。すると、水揚げされたばかりの魚などが売られている。魚には値段はもちろんだが、名前も書いてあるので、魚を覚えるのにいい。カメラと財布を取りに戻った。造ったばかりだという「甘エビ寿司」を買った。1パック600円。

氷見を出て、国道160号線を北へ向かう。右手にはずっと富山湾が見えている。いくつもの、趣のある漁村を通過する。道の駅いおりは七尾市だが、このあたりは、定置網で有名だ。

しばらく行ったり来たりしながら、定置網を見下ろせる場所を探した。道路工事でガードマンしていたおじさんに聞いたら、佐々波というところには大きなものがあると教えられていったが、よくわからなかった。道からは見えないのかもしれない。

ガソリンを入れたついでに、店員の青年に定置網の見える場所を聞いたら、詳しく教えてくれた。それで、そこへ行ってみた。道は断崖になっていて、定置網の浮きが見えた。作業中らしい船も遠くに浮かんでいる。

写真を撮った後、海を見ながら、さっき買った「甘エビ寿司」を食べた。とろろ昆布と甘エビを使った押し寿司だ。店員のおじさんに「これはここで水揚げされたエビ?」と聞いたら「今朝作ったばかりの寿司」と、ちょっとズレた答えが気になった。中国産エビなんてことはないよね。ない、ない。もっと人を信じることにしよう。最近、食べ物に関していろんな偽装があるので、どうも人を疑ってばかりいる。ここで水揚げされたものだから、ここで食べるのが美味しいんだ。おじさん、ごめんなさい。

七尾市を通過。国道249号線で、ふたたび北上。能登半島の先端を目指す。珠洲市から県道28号線に入り、禄剛埼灯台まで。このあたり、木造の民家が多くなる。珠洲市自体もそうだった。雰囲気のある町だった。

ここ禄剛埼灯台が能登半島の北端だ。これは、日本唯一「菊の御紋章」がある灯台だそうだ。確かにあった。ただ、説明の看板を見ても、どうして「菊の御紋章」があるのか、その由来はなかった。

それとは別に、「東京302km、上海1598km、釜山783km、ウラジオストック772km」の標識が立っていた。地図がないから釜山とウラジオストックがほぼ同じ距離というのは意外だった。北朝鮮にも近いのではなかったか。前来たとき、夜になると、ラジオはハングルだらけだった。

灯台から、輪島のほうへ10kmほど走ると、きのうら荘という国民宿舎の看板を見つけた。フロントで尋ねると、風呂に入れますという。ここは温泉ではなかったが、見晴らしが良かったのでここで風呂に入った。300円。

通年営業しているらしいが、今日は誰もいないようだった。こじんまりした円形の湯船。ひとりじめしてゆったり湯につかる。こういう、あまり人が来ないような温泉(ここは温泉じゃないと言っていたが。今は、「温泉」と言えなくなった?)、いいね。看板を見て、ふらっと入る温泉が好きだなぁ。

揚げ浜塩田に寄る。塩田は1598年に始まったという。最近では、また塩田の塩の価値が見直されてきたらしく、道の駅もできていた。塩田での塩作りの体験もできるようだ。そういえば、さっき風呂に入ったきのうら荘でも、この塩田で作ったらしい塩をお土産に売っていた。

日が沈む直前、白米千枚田に到着。さすがこの時期、だれも写真撮っていない。もしかしたらと、少しは期待してきたのだが、雪はまったく残っていなかった。残念。


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