『LOST シーズン2』を観て (1)
(写真はタイ・プーケット島のジャングルの青い湖)
『LOST シーズン2』の4巻まで見ました。飛行機が墜落し、南海の孤島で生活することになった人たちのサバイバル・サスペンスドラマです。
ああいう状況の中で、どういう人がリーダーになっていくのか、どういう人がどういう役割を担っていくようになるのか、という興味を持って観ているのも面白いですね。その人の過去が生かされるんです。
俺なんか、「写真を撮れる」という技術を持っていても、こういうサバイバル状態の、生きるか死ぬかの場面ではさっぱり役に立たないようです。医者とか、警官とか、魚釣の技術とか、農業技術とかが重宝されます。
しいてできると言えるのは、ブタの解体ですかね。ただ、実際はやったことはないですよ。でも、アジアを旅していて、冠婚葬祭で解体されるブタは何度も見ています。見たからできるというものではないかもしれませんが、でも、まったく知らない人よりはできるでしょう。まぁ、その前に、獲物を獲る技術がないとだめですが。
獲物(いのししなど)の頚動脈にナイフを入れて、血を抜きます。この血はバケツなどの器に取っておきます。血もりっぱな食糧になるので無駄にできません。周りに燃えやすい藁や小枝を集めて火をつけて表面を焼きます。毛を焼くわけです。そのあと熱湯をかけながら、包丁(鉈の方がベター)で毛を剃り落とし、表面をつるつるにします。そして喉から腹の方を切っていきます。開きのようにして各内臓を切り取り、取り出します・・・。
10年以上前ですが、中国で知り合った旅行者たち数人が、東京で再会したことがありました。店で食事をしながら話は盛り上がっていき、なぜかブタの解体の話になって、こんな解体の仕方を得意になってしゃべっていたら、隣のテーブルにいたおばさんから、「あんたたち、そんな話、ここでしないでちょうだい」と怒られてしまいました。
「あっ、そうか」と俺たちは気がつきました。そこはトンカツ屋だったのです。「すみません」と俺たちは恐縮し、別な話題にしましたが、数分後、今度は中国の汚いトイレの話で盛り上がったのは、言うまでもありません。
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