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2007/04/25

福島から山形まで

070425
4月25日、水曜日、雨

昨日、埼玉を出て、福島までやってきた。

途中休憩した、ある道の駅の売店で、何か地元の珍しいものないかなと思って、店員に聞いた。「ここでしか買えないものないですか?」すると、店のおじさんは「ありますよ」といって、俺を案内してくれた。なんとそこにあったのは、東国原氏のイラストが入った宮崎の物産だった。

たしかに、宮崎でしか手に入らないはずのものが、ここで買えるのは珍しいのだろう。たぶん、自慢なのだ。だからニコニコして案内したんだね。

「そうじゃなくて、地元の食材を使ったものなんかですが・・・」と俺。

おじさんは、「ここにはありません」といった。結局、特別興味が引かれるものはなかった。

西那須野から西に進み、山越えして、福島県南会津町の道の駅たじまに。売店を覗いたら、「じゅうねんゆべし」というのがあった。530円。一つ買う。「じゅうねん」とはエゴマのことらしい。それをすりつぶして、もち米といっしょに搗いたもの。

今日はここで泊まる。

☆☆

夜中、雨が降り始めた。雨だれが車の屋根を打つ音で、何度か目が覚めた。朝も降ったり止んだりの天気。息が白く見えるが、それほど寒いわけではなかった。

道の駅たじまを出て、日光街道、国道121号線を2kmほど北上し、352号線を西に折れる。会津高原駅を過ぎて、中山峠の中山トンネルを抜けて旧舘岩村へ。前沢曲家集落は、道の南側にあった。山には雨雲がかかり、茅葺民家の集落は幻想的だった。駐車場に車を停めて、歩いて集落の中に入っていく。

一番奥に、神社があり、古い鳥居をくぐって階段を上っていくと、そこから集落が見渡せた。ここには、茅葺の曲家がたくさん残っている。曲家は、母屋と馬屋がカギ型につながっているもので、豪雪地帯の生活に合わせて、長年かけて工夫された南会津の民家の形だという。

傘をさしながら、写真を撮っていると、突然大音量の演歌が聞こえてきた。山あいの静寂が失われた。何かな?と思ったら、移動スーパーマーケットの車だった。集落の人たちは、車のそばに集まってきて、買い物をしているのが見えた。これがないと山あいの生活は大変なんだなぁ。大音量の演歌も、しかたないね。

前沢集落を出て、さらに北西方向へ走ると、401号線に出る。それを北へ。401号線から、289号線をさらに北へ走る。奥会津を走る沼田街道だ。

只見町から、県道に入り、山越えの狭い道を行く。雨と雲の中、松坂峠を越えて、北を東西に走っている国道252号線に出た。

その後、沼沢湖の沼沢湖山荘を通る。この山荘は、昔の木造校舎を改造して宿泊施設にしている。以前、中に入って写真を撮らせてもらったことがあった。雨が激しくなり、集落の写真は諦め、もう一度国道252号線に出て、49号線、県道21号線を通り、喜多方へ。このあたり、桜が満開。

そこからまた山越えして米沢、そして山形、寒河江、河北町の実家まで。

今日は、ずっと雨が降っていた。明日も降るらしい。山際でも雪も、などと天気予報では言っているが。


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コメント

mikiさん
コメント、ありがとうございます。
ただいま、秋田から、山形を素通りし、新潟へ向かっています。

投稿: あおやぎ | 2007/04/29 14:05

うわ~とてもいい写真ですね。こころがほっこりしました。どうもありがとう!

投稿: miki | 2007/04/28 21:06

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