雲南省元陽の棚田を舞台にした映画 『雲南の少女 ルオマの初恋』 (2)
昨日に続いて、映画『雲南の少女 ルオマの初恋』についてです。
主人公のルオマは、毎日元陽の町(新街鎮)に出て、トウモロコシを焼いて売っている女の子です。
元陽県の新街鎮は、昔、行政の中心地でしたが、今は、紅河沿いの南沙鎮に移っています。ただ90年代半ばから元陽県が棚田で有名になったので、新街鎮はすたれるどころか、いっそう発展しています。広場から続く坂道は、マーケット日になると、たくさんの人でごったがえします。
ルオマは、「こんなハニ族の女の子がいるなぁ」という感じで、リアリティがありました。映画では、外国人観光客が、かわいい彼女を写真に撮りたがりますが、彼女はそっぽを向いてあまり気安く写真を撮らせてくれません。
そんな様子を見ていた一人の青年がいました。昆明から来たアミンです。彼は新街鎮に写真館を開業していますが、お金がなく、大家さんから立ち退きを迫られている青年です。
アミンは、ルオマを見て、ある商売を思いつきます。観光客に彼女といっしょに写真を撮らせる商売です。よく中国の観光地に行くと、こういう人たちがいます。元陽にも登場しました。写真だけでなくて、歌まで歌います。映画では、ルオマと写真を撮る日本人観光客たちも登場します。
ルオマは、このアミンという都会から来た青年に恋をするのです。彼女の恋は、「都会」というものに対するあこがれ、という面もあったようですが。
さて、ふたりの恋の行方は・・・。
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