« 2007初夏、車中泊の撮影旅(1)埼玉から山形へ | トップページ | 2007初夏、車中泊の撮影旅(3) 仙北、胆沢の散居集落と、骨寺荘園遺跡 »

2007/05/21

2007初夏、車中泊の撮影旅(2) 庄内平野と八郎潟再び

070521
5月21日、月曜日、晴れ

8時半に河北町出発。国道347号線を北へ。

大石田の大浦集落に寄る。何度も季節を変えて来ている大浦。田植え時期は初めてだ。

大浦から舟形町、大蔵村を経由して、国道47号線に出る。それを酒田の方へ。国道345号線を右折して松山町の眺海の森公園に。3週間前来たときは、まだ田んぼに水が入っているのは少なかったが、もう田植えも終わりかけ。ほとんどの田んぼには水が入っていて、水の国に変わっている。

国道345号線に戻り、遊佐へ。ここに鳥海山が真正面に見える田植え直後の田んぼがあったので写真に撮る。整然と並んだ苗。すがすがしい。だんだんと、鳥海山の雲が取れてきて、雪をいただいた頂上が見えた。

国道7号線に出た。道の駅象潟でトイレ休憩。そこに怪しげな自転車。ダンボール箱のような荷物をたくさんくくりつけている。そしてプラカード。それには、「日本橋スタート。日本一周 12週目。移動費や食費のカンパお願いします」とあった。

意味がわからないのが「食事をとってないので注意」と書いてあったことだ。何を注意するんだろう。食事をしてないから凶暴になってますよ、という意味だろうか。カンパしようかなと思って休憩室を覗いたら、ベンチに横になって寝ていた男がいた。たぶん、この人だろう。起すまでもないと判断。カンパ無し。

ふたたび自転車に戻り、これで日本12週? すごい。半分感心してながめていると、夫婦がやってきて、その自転車を珍しそうに見てから、俺のことも見た。「いや、違います。俺じゃぁありません」

彼らが勘違いするのもしかたないか。俺も色は黒くて汚い格好をしているし。

出発して20分、突然眠気が襲ってきたので、次の道の駅で車を停めて30分だけ寝た。

秋田市を抜けたとき、ヒッチハイカーが立っていた。でも、車が止まれないところ。あそこでは駄目だな。経験者は語る。

前回同様、五城目町までやってきた。こんどは大丈夫。ちゃんと田んぼには水が入っている。あちこちで田植えをしている。

スーパーで食料を買って、森山公園に上る。地元のカメラマンがひとり先に来ていた。八郎潟は水が入って、まるで海のようだ。遠くには、寒風山。薄く雲がかかっていたが、夕方日が出た。紅くなった水田は美しい。

地元のカメラマンはここに3回来たことがあるという。夜景もいいよとのことだったので、暗くなるまで待った。それと、旧太田町に、散居集落があることを教えてもらった。かなりいいところらしい。明日寄ってみることにする。いろいろ教えてもらったので、雲南の棚田のポストカードをあげた。彼は今晩ここに泊まるのだという。

暗くなってくると、町に灯がともり始める。秋田市の明かりも見える。なかなか幻想的な風景だ。わざわざ埼玉からやってきたかいがあった。

八郎潟の写真は、こちらでどうぞ。「2007初夏、車中泊の撮影旅(付録1) 秋田県八郎潟」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ランキング参加中。クリックして1票お願いします。
Banner_01にほんブログ村 写真ブログへF_02人気ブログランキング【ブログの殿堂】

|

« 2007初夏、車中泊の撮影旅(1)埼玉から山形へ | トップページ | 2007初夏、車中泊の撮影旅(3) 仙北、胆沢の散居集落と、骨寺荘園遺跡 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2007初夏、車中泊の撮影旅(1)埼玉から山形へ | トップページ | 2007初夏、車中泊の撮影旅(3) 仙北、胆沢の散居集落と、骨寺荘園遺跡 »