2007初夏、車中泊の撮影旅(5) 白鷹のやな場、飯豊の散居集落
5月24日、木曜日、晴れ
山形県河北町の実家を出て、国道287号線で、寒河江、朝日町、白鷹を経由して、飯豊町に。(朝日町のくぬぎ平の棚田には寄らなかった)
白鷹町には、最上川には大きなヤナ場がある。パンフレットによると、川の流れを利用して、「座敷」(なるほどそんなイメージ)と呼ばれる骨組みに簾を敷き、そこに流れ込む魚を獲るのが「やな漁」。
伝統的な漁法だった。でも昭和36年、下流にダムができて、あゆの遡上が減って、やな漁も廃れていったが、昭和60年、「白鷹の観光ヤナ」として復活を遂げた。レストラン「あゆ茶屋」では、「あゆ定食」などが食べられる。
やな場では、ちょうど係りの人が、やなの掃除をしているところだった。(↑の写真) かなりの水量があり、足にぶつかった水がしぶきになる。足元が滑るらしく、慎重に移動していた。
白鷹から、飯豊の散居集落に。今回の旅は、東北では、散居集落を中心に見て回った。秋田県の仙北平野、岩手県の胆沢、そして山形県の飯豊。ここの散居集落は、「第1回日本のむら景観コンテスト」で、平成5年、農林水産大臣賞を受賞。「第10回農村アメニティコンクール」で、平成7年、最優秀賞受賞している。
集落を見渡すことができる展望所は、役場から車で5分くらいのところにある「ゆり園」の上にある。「ゆり園」は、まだオープンしていないが、その脇を通り、登っていくことができる。
展望所では、なぜか蟻の群に襲われた。カメラのファインダーを覗いてしばらく立っていると、下に蟻がたくさん。サンダルを履いていたので、蟻に噛まれて痛い。移動して、そこで撮り始めると、また蟻が集まってきて、足を噛む。俺の足からは、蟻の好きな匂いでも発散しているのだろうか。
あさってあたり、富山県の砺波平野にも寄るつもりだ。そこも散居集落で有名だ。ただ明日、あさっては雨らしい。展望台からはよく見えないかもしれない。
飯豊から、川西町を通り、国道121号線に出て、喜多方市。そこから南へ下り、国道49号線、252号線で、沼沢湖へ向かう。
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