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2007/05/25

2007初夏、車中泊の撮影旅(6) 福島県沼沢湖、新潟県から富山県に

070525
5月25日、金曜日、曇りのち雨と風

昨日の午後の続き。

福島県の喜多方から金山町の沼沢湖へ向かう。今年4月も寄ったが、あのときは大雨で車を降りたくなくなって、パスしてしまった。今日は、いい天気。いい天気どころか、暑すぎる。30度くらいか?

沼沢湖山荘という多目的研修センターがある。「金山町立沼沢小学校」の廃校を利用した宿泊施設だ。中を見せてもらった。誰でも見学可。オリジナルの校舎と、新築の校舎、2棟ある。教室を部屋に改造したレトロな雰囲気。廊下はそのまま。背の低い、ステンレスの流しが残っている。

予約無しでも、部屋が空いていれば泊まることができるが、どうしても食事が必要な人は、予約したほうが確実とのこと。「食材がすぐにそろうようなところじゃないんですよ」と奥さんは言った。たしかに、コンビにがあるでも、スーパーがあるでもない。でも、そんなものないから観光客がやってくるんだろうけど。

とにかく、校舎もいいが、ここの集落の雰囲気が好きだ。廃校の宿に泊まりながら、周辺を散策するにはいいところ。ところで、校舎の周辺には、黒猫が10匹くらいうろうろしている。たぶん、みんな兄弟? 顔がよく似ている。手を差し出すと、おずおずと逃げていくかっこうもそっくり。俺は犬だけじゃなくて、猫にも好かれないのか。

沼沢湖から国道252号線に戻り、西へ向かう。新潟県への山越えルートだ。只見から山道に入る。ガソリンを入れたとき、店のおじさんに峠道の様子を聞いたら、そんなに狭くはないとのこと。1時間で小出に着くと教えてくれた。

たしかに、道は地図で見るほど大変ではなかった。これは「六十里越え」の道。峠の手前はダムが立ちはだかって、不気味な感じだった。このダムは、不安感をあおる。色だろうか、大きさだろうか。迫りくる夕闇の中では、いっそう不安。車も少なく、寂しい峠越え。

とくに電気の付いてない真っ暗で狭いトンネルは怖い。「乗せてください」などと手を挙げる、きれいな女の人が突然車の前に現れたらどうしよう? なぜか、そういう女の人は、髪の毛が濡れているんだよなぁ。

乗せたあと「どこまで?」と訊いて振り向くと、女の子はいない。ただシートが濡れているだけ・・・。ぎゃーッ! こんな怪談、昔、山形県のトンネルであったなぁ。

トンネルは「死」をイメージさせる。抜けるのは「生」かな? ということは「死と再生」の儀式なんだ。だから、ここに幽霊がいるのも自然(?)なことなのかも。

峠からは、ダム湖が薄暗がりの中で見えた。雄大な風景。新潟県に下り、やっと民家が見えたときは、ホッとした。やっぱり人の気配があると、安心する。小出の町で、さんざん道を迷ったが、ようやくたどり着いた道の駅ゆのたにに泊まる。

そして今日、25日。天気悪そう。移動日になる。富山県までの予定。

小出から柏崎に出て、国道8号線に乗る。ときどき雨が降り、風が吹いてきた。上越市のマックで朝食、兼、原稿書きの仕事。

国道8号線を西へ進み、富山県に入る。雨がだんだん強くなってきた。午後1時半ころ、黒部市で大雨だ。午後2時ころ、ラジオを聴いていたら、黒部市周辺で地震があったらしい。震度2。気がつかなかった。これから富山市を経由して、礪波市へ向かう。

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