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2007/06/11

2007初夏、車中泊の撮影旅(23) 大分県緒方、久住山、別府、豊後高田

070611
6月11日、月曜日、晴れ

昨日、棚田で夕日まで待った。ここも、川が湾曲しているところに造られているので、和歌山県あらぎ島の棚田と同じような形になっている。牛の声が聞こえた。どこかで飼っているのだろう。
暗くなったあと、道の駅に戻って泊まった。

そして、今朝、6時に出発。緒方町から竹田市へ。ここで、国道442号線に入るのを忘れ、国道57号線を熊本方向にしばらく走ってしまった。間違いに気がつき、山の中をぐるぐ走り、久住高原に出た。

さわやかな高原の朝。久住山と青々とした牧場。牛さんが数頭、草を食んでいた。遠くには阿蘇山も見える。雲ひとつない。雄大な高原地帯。ようやく国道442号線に出た。

県道11号線、やまなみハイウェイに入る。上りがきつい。上ったところは絶景。阿蘇山遠望。バイクのライダーもここで停まり、携帯で写真。

この県道11号線は、湯布院を経由して、別府まで続いている。途中、草原と、絶景の繰り返し。停まって写真を撮り始めたらきりがない。今度は、山の写真を撮りながら日本を周ることもあるだろう。今回は、田んぼ、畑、集落といった農業と関係あるものだけに絞る。(テーマといえるほどしっかりしたものでもないが)

別府で、国道500号線に入った。湯煙と硫黄の匂いの中、3,4km上って行くと、別府全景を見渡せる展望台がある。ここで写真。夜景のスポットらしい。あいにく霞がかかったようにぼんやりしていた。

院内町で、国道387号を右折、北上。宇佐市から国道10号で東へ進み、国道213号に入り、豊後高田市まで。ここに、田染荘荘園遺跡がある。800年の歴史がある。豊後高田市観光協会が出しているパンフレットによると、「田染荘は、宇佐八幡宮の「本御荘十八箇所」と呼ばれる根本荘園の一つで、もっとも重要視された荘園でした。荘園の里では、このすばらしい遺産を後世に残すため、人と自然と歴史が融合する田園空間博物館として人々に「やすらぎ」と「いやし」を与える未来への架け橋づくりを行っています。」とのこと。

豊後高田市内から、県道34号線を南東方向へ15分ほど走ると、看板が出ていてすぐわかった。この道は農道らしいが2車線の立派な道路を行くと、そこが田染荘。盆地になっているので、この空間は、パンフレットにもあるように、見所が点在していて、博物館のようだ。

夕日観音というのが山の上にあって、そこから俯瞰できる。田植作業をしていたおばあさんは、「昨日は田植祭りでにぎやかだったですよ。残念でしたね」というので「いや、静かでいいですよ」「写真撮るにはいいですかね」夕日観音の場所を聞くと、「あの道が曲がってるところです。看板も出ています」と教えてくれた。

林の中に上に続く階段があった。木陰はひやりとして気持ちがいい。上の岩からは、荘園を見渡せた。田んぼは、棚田とは言えないかもしれないが、丸みを持った田んぼが連なっている。岩手県一関の骨寺村荘園遺跡と雰囲気は、どことなく似ている。

岩の突端に恐る恐る出て、写真を撮った。下まで、50mはあるだろうか。俺は文字通りの「がけっぷち写真家」だ。


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