島根県の「石見銀山遺跡とその文化的景観」、世界遺産になるか?
(写真は、石見銀山の神社跡に残る階段)
島根県大田市の石見銀山を訪ねたのは、5月31日のことでした。
商店の89歳になる店主に、お茶をごちそうになりながら聞いた世界遺産の話。あのとき、「世界遺産が延期になる」とかいうことも聞いた気がします。そのときは、聞き流してしまったのですが、それがこういう話だったのかと、昨日のニュースを聞いてわかりました。
どうも、ユネスコは「顕著な普遍的価値の証明が足りない」として「登録延期」を勧告しているらしい。それで、日本側は、当時は銀生産の世界の3分の1を日本が占めていたなど、世界的歴史的価値をアピールし、評価格上を目指して、ユネスコ側を説得しなければならないらしいのです。
石見銀山の登録審査へ 23日から世界遺産委員会
(中国新聞 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200706210445.html 参照)
商店の店主が言っていた通り、地元では賛成する人もいるし、反対する人もいます。しかも俺は石見銀山について詳しいことは、訪ねてから知ったようなものなので、世界的価値がどれくらいあって、そして登録されたほうがいいのかどうかはわかりません。
ただ、実際見た感触として、あそこに当時は大きな町があって、大量の銀を採掘し、それが日本経済を支え、アジアや世界の経済にも影響を与えていたという事実は、やっぱりすごいことなんだと思います。でも、・・・。
このことを、日本人のどれだけが知っているのでしょうか? 俺は訪ねるまで知らなかったし。一般的な日本人があまりよく知らないことを、一気に世界の人に認めてもらうというのは、かなりの説得力が必要ではないかと思います。
結果は、27日か28日にわかるようです。
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